情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
― 街中 ―
そーなのよ。連続夜勤。
観光客も増えるこの時期にリタイアしてくれた人がいてねえ。
[いつもの店で珈琲を飲みながら馴染みの店員に愚痴っていた]
早いとこ新規採用来てくれるといいんだけど。
ウチの給料、所詮は中小規模だからなあ。
[肩を竦めながらフルーツサンドを三口で食べて、残っていた珈琲を一気飲み。ご馳走様とトレーを返した]
ま、ぼやいてても仕方ないんだけどネ。
いってきまーす。
[ヒラリ、手を振って店を出て歩き始めた]
[レッグとパトラッシュが今度はお話する様子に、嬉しそうに見ていたり。
そしてパトラッシュの仕草以上にその返答の様子などをうけとっていた]
うん、迷子になってたところをパトラッシュが声かけてくれたの。
[その表現も子供のものととられるだろうか]
パトラッシュとレッグおにーちゃんはお知り合いなんだね。
[そして二人の様子に嬉しそうな笑顔でにこって]
[言いよどむ様子にこれ以上聞いちゃいけないんだってこと感じて、そんな様子も気づかれたときには勘のいい子と思われたか、それともませてると思われたか]
れっぐおにーちゃんはお仕事帰りなの?
[首をかしげて次に問いかけるのは、パトラッシュが聞いたから。
パトラッシュのものだったとは思われもしないだろうが]
[鮮やかな青系で纏められた制服は、通りを歩くと多少目立つ。
けれど通勤もこれでと規定されていた]
歩く広告塔にもなってるって、改めて考えるとアレだなあ。
[観光客なのか、向けられた奇異の視線に気付かない振りをしながら、ボソリとまた愚痴った。
スカート丈もそのためだけに短くされてるのかと勘ぐりたくなってしまうくらい、最近は労働環境に物申したい日々が続いていた。
胸元で社章の刻まれたIDタグが揺れる]
[参照すると以下のようなデータが記載されている]
──────パーソナルデータ──────
■名前:エリカ・ヴェクトル Erica Vector
■種族:半宇宙人
■年齢:24歳
■職業:警備員
────────────────────
□その他情報:外惑星出身の父と火星移民の母から生まれた混血児。
念動能力を有するが、父親の備えていた特殊器官が遺伝しなかったため、使用すると頭痛に悩まされる。
早くに両親を亡くした後は軍の奨学制度を利用し軍人になったが、最低従軍期間を終えて退役。今の職に就いた。
□希望縁故:両親は故人なのでNG、他はノープラン。
────────────────────
─ 街中 ─
わふっ
[青年の言葉>>30には、再び肯定の意味を含んで鳴き声を上げる。
犬の問いかけは伝わらなくて当然と言えば当然だったため、相手の傾いだ首に合わせて、遊ぶように犬も首を傾いでいたのだが]
わぅ
[少女が同じことを青年に問いかけた>>33のを聞いて、一度尻尾が緩やかに地面を叩いた。
誰でも問いかけそうな内容だったため、少女が犬の代わりに問うてくれたとは犬自身思いもしない]
お友達っていいよね。
[笑顔で、でもどっか寂しそうな様子で言ってから]
パトラッシュ、レッグおにーちゃん……
私のお友達になってもらってもいい…?
[遠慮がちにしながら、子供特有の純真でこっちを見透かそうとするようにも見える瞳をじっと向ける。
本当に覗く力がある分その様子も少しで増した様子に感じられたかもしれないが]
私引っ越してきたばかりでお友達いないの……
─ 街中 ─
[青年が仕事帰りであること>>37を知れば、犬は労いを込めて彼を見上げた。
表情は、口を開けた笑みに似たようなもの]
わぅ?
[遠慮がちな少女>>38に名を呼ばれると、言葉の先を窺うように少女を見詰める。
口を閉じた状態で首を傾げていたが、問いの内容を聞くと、再び口を開いて口角を上げた]
おんっ!
[元気な鳴き声は肯定を示すもの。
鳴くと共に、犬は少女に対してふわふわの毛並みな頭を摺り寄せた。
尻尾も嬉しげに地面を叩いている]
わーい、ありがとう。
[二人が快諾する様子に嬉しそうに笑顔でぎゅってパトラッシュを抱きしめて、
パトラッシュがこっちの言葉を理解してるかのような反応をしていたことは疑問に思わない様子も、子供だからと思われるだろうか]
今日はお友達が二人もできちゃった。
[うきうきと嬉しそうな様子は一人と一匹の目から見ても明らかなくらい分かりやすいものだった]
― 街中・珈琲店外 ―
なんかいつもの勢いで済ませちゃったけど。
まだ余裕あったんだよ、そういや。
[連続夜勤だと間休みは長めに設定されている。
急いで行くのも面白くないなと、近くの菓子屋に足を*向けた*]
─ 街中 ─
[少女>>41に抱き締められて、再び尻尾が揺れる]
おんっ
[嬉しそうな少女の様子につられるように鳴いた。
あまりにも自然に意思が伝わっていることについては、犬はまだ疑問には思って*いない*]
6人目、大学生 ケイジ がやってきました。
― 公園 ―
うっさいなー。しゃーねーだろ?
埋め合わせは今度するからさー。
[鞄は脇に置き、携帯片手に整備された公園のベンチに背を預け、相手に怒鳴る青年一人。服装は一般学生のそれと同じだが、異質な面だけがこのマーズラボの中でも浮いている。]
悪い悪いって!いや俺だってさ、『レポート』ってのがこんなややっこしいものだとは思わなかったからさ。
何でこんな面倒臭いことすんだろなー人間って。
うんいやほんとスマン。そっち帰るのはまた今度な。土産買って帰るから!
[携帯からは人の声はしない。ただ君の悪いじゅらじゅるという音が聞こえるばかりだが、ケイジと名乗る宇宙人は慣れたようにそれに対して返事していた。]
あー長かった……っとっと。いけね。
[携帯を切る手を見て、ぎょっとする。興奮したせいでか、携帯を握っていた手が膨らみ、粘着質な音を立てていくつもの細長いミミズのような器官に変わりかけていた。それはじゅるりと携帯の向こうから聞こえてきた音と近い音を立てている。
慌てて反対の手でさすると、それは普通の人間の手に戻った。]
慣たと思ったんだけどな。油断するとすぐこれだ…。あぶねー。
ま、連絡は終わったし行くかぁ。
[やれやれといった風にようやく重い腰を上げた。]
──────パーソナルデータ──────
■名前:ケイジ Keizi
■種族:宇宙人
■年齢:21歳
■職業:大学生
────────────────────
□その他情報:マーズラボの大学生。銀河系外から来た宇宙人で『顔を見ると悲鳴を上げられる』という理由で常にお面をかぶっている。
身体のあちこちが人間とは違っていて、いわゆる擬態している状態で、年齢も登録便宜上の物で実年齢は不明。本名は長いのだが、聞き取り難いわ不快音わで、まともな音になる部分だけを抜き出すとこうなった。
□希望縁故:特になし。何でもこれるはず。
────────────────────
7人目、雑貨屋 フラン がやってきました。
─ 雑貨屋 ─
はーい、いらっしゃいませー。
あ、この間注文されたの届いてますよー。
はいはい、少々お待ちくださーい。
あー…こちらは店頭に並んでいる分だけですねー。
取り寄せとなりますので少々日数かかりますがよろしいですかー?
お急ぎでしたらこちらはいかがですか?
デザインが少し違いますが、機能はほぼ同等のものですよー。
[街中の大通りから少し外れた店の中。
それ程大きくない店舗にも関わらず、収められている品数は驚く程多い。
所狭しと品物の並ぶ棚は店内の仕切りも兼ねており、狭い通路は辛うじて人がすれ違うことが出来る程度。
そんな中を、お客様の要望にあわせて忙しく動いているのは一人の店員。
彼女の首元に光る鎖に続くIDタグを参照すると、以下のようなデータが記載されている。]
──────パーソナルデータ──────
■名前:フランシーヌ・ジェファーソン Francine・Jefferson
■種族:人間
■年齢:19歳
■職業:雑貨屋
────────────────────
□その他情報:
祖父と二人で雑貨屋を営んでいる。愛称はフラン。
需要があればどんな品でも扱うという祖父のモットーに基づき、扱う品は日用品に留まらず無節操。
両親は仕入れ担当と称して常にあちこち飛び回っており、年に一度も帰ってこないが連絡は密にしている。
□希望縁故:縁故申請無くとも雑貨屋店員と見知って下さって構いません。
両親は不可ですが、それ以外でしたら正負問わず受けられます。
基本ノープランなので無茶振りでも何でも大丈夫です。
────────────────────
― 雑貨屋 ―
[一番良くその店を使うのは嗜好品=携帯用の甘物補給。
だから認識が「菓子屋」だったりするのは失礼になるだろうか]
おじゃまさん。
ねー、いつもの、表に見つかんないんだけどな?
[入口近くに愛用のチョコスティックがなくて。手ぶらのまま狭い店の奥に踏み込み、忙しく立ち働いているお嬢さんに声をかけた]
/*
最低開始人数にはたりていますので、24時に予定通りはじめたいと思います。
狼は一名となってしまいますが、ご了承ください。
─ 雑貨屋 ─
あ、いらっしゃいませー。
いつもの?
[かけられた声に条件反射で迎えてから、きょとりと瞬く。
お客様の顔を見て、合点がいったように声をあげた。]
ごめんなさい、さっきの定期便で届いたばかりなんです。
今出しますねー。
あ、今日は新商品も届いてるんですよ。
お時間許されるなら、少し見ていかれませんか?
[チョコスティックの箱を開け補充をしてから、新作の駄菓子が詰まった箱を引っ張ってみせた。]
― 雑貨屋 ―
そかそか、最近人気高くなっちゃったもんねえ。
よろしくー。
[忙しいのに仕事増やして悪いなと思うが、いつも忙しそうだから仕方ないよねとも思う。その分は]
へえ、どんなの?
フランちゃんのお勧めなら試してみよかな。
[新しい駄菓子に興味を示し、追加で買うことで補うつもりだ]
─ 街中 ─
[少女にもふもふされるのをそのままにしていたが、時折犬は何かを探すように辺りを見回す]
わふん
[少女の迎えが来ていないか確認しているのだ。
家を知っているのなら送って行くのも考えたが、そうではない以上それも出来ない。
少女の親の仕事が分かっているから、そこから自宅照会出来たかもしれないが、何せ犬なので端末などは持っていない]
わぅ?
[そんな中で傍から音>>52が聞こえると、自然耳がそちらへと向く。
遅れて鼻先を青年に向けると、口を閉じた状態で首を傾いだ。
仕事?と言った視線を向けていたのだが、気付いてもらえたかどうか]
─ 雑貨屋 ─
[祖父は店の奥の定位置で精算と在庫管理、電話番を担当している。
店内が狭い為、接客は自分の担当で。
狭い中を忙しく動くのはいつものことだし、厭うこともない。
エリカの要望に応えるのも、なんら苦ではなく。]
はい、何でも昔に作られていたものを再現したとかで。
えーと…私はこのキナコボウっていうのが美味しかったですねー。
独特の甘味と風味がありますよー。
[きなこ棒やさくらんぼ餅などのお菓子が[15]種類程入っている箱の中身をエリカに見せた。]
[父親は仕事中の為、迎えに来るのは母親になるだろうか。
心配するメッセージが届き、ポケットの中の端末が光って知らせる]
あ、おかーさんからだ。
今からいくから大人しくまってなさいって、後見つけてくれた人にちゃんとお礼言いなさいって。
[一人と一匹にぺこりと頭を下げてから]
ありがとう。
パトラッシュ、レッグおにーちゃん。
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新