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─ 宿泊施設・広間 ─
はい、遠慮なくどうぞ。
皆さんの安全が最優先ですから。
[部屋を借りる旨>>30を伝えられれば、リディに頷いて見せる]
案内が必要であれば仰ってくださいね。
[以前宿泊施設を訪れたことがあれば、迷うことも無いだろうけれど。
不安であれば案内すると告げて、リディを始め客室へと向かう者達を見送った]
……橋、大丈夫でしょうか。
[外は結構な荒れ具合だ。
教会のある場所と村は古びた橋で繋がっているような状態。
これまでは耐えてきたかもしれないけれど、あの古さでは不安の方が勝ってしまう。
窓からは最早荒れた景色しか見えず。
孤立の不安が呼気に混ざり、冷えた窓を曇らせた**]
それにしても、数日足止めになるなら暇潰せるもの持ってきたのに。
[すぐに済むと思っていたから、普段持ち歩いている鞄一つだ。
そういえば図書室があったっけ、と思い出し、時間があれば見に行くのもいいかと考えた。]
橋?
[広間から出掛けにシスターが心配そうに呟く>>32のが聞こえ、また窓の外を見た。
確かにあの橋は古くて、幾度となく架け替えの話が出るほどだった。]
大丈夫だといいんだけど……
あ、なんか修理が必要な所とかあったら言ってくれれば俺見ますよ?
[この荒れようでは壊れる箇所もでるかもしれないと言い残して、自分も客室へと向かう。*]
─ 宿泊施設・厨房 ─
んーと。
こないだ天気良い時に補充したばっかりだから、なんとかなりそーかなー。
[ざっとの確認だが、数日はこの人数でも持ちそうだ、と判断して]
てか、予定外にお泊りさん多いと、飯の準備が大変なんだっつーに……団長さんも、そーゆー事は先に言ってくれよなー。
[ついつい愚痴を零しつつ、そのまま流れるように賄いへ。
急だったのもあって、じゃがいもと豆のスープに鶏肉の香草焼き、後はパンとチーズを切り出すくらいに落ち着くが]
さすがに、菓子までは作ってらんないよねー。
[なんて事を言いつつ、緊急の泊り客一同に食事は準備できている事を伝えるべく動き出す]
─ 管理人個室前 ─
あ、おっちゃんに団長さん。
[まずは、と管理人の所へ向かえば、丁度話も終わったらしく、二人は私室から出てくるところだった]
ったく、みんな肩透かし喰らって、文句言ってたよー?
どんな話かは知らないけど、もうちょっと事前に色々連絡してくれないと、ホント、困るから。
[団長に向けて突っ込みを入れるも、緊急事態だから、と流されて。
今日は天気も荒れているし、明日、皆が落ち着いたら話をする、と。
それだけ言うと、団長は客室の一つへと向かってしまう]
……なんなの、アレ。
[呟きながら管理人を見やると、向けられたのは何とも複雑な苦笑い。
その様子に、一体何を話していたのか、は聞き難く。
結局、食事の用意は終わった旨を伝えてその場を離れる事となった]
─ 宿泊施設・私室 ─
なーんなんだろなぁ。
[腑に落ちないものを感じつつ、何はともあれ、と臨時の泊り客になった面々に、食事の準備は出来ている事と、何かあったら自分か管理人に伝えてくれ、という旨を伝えて回る。
面識のない少女には、伝言ついでに名乗っておいた。
素性に関してはいつもの如く、思い出せなくてー、と軽く流していたりもしたが]
っかし、この天気。
……橋とかいろいろ、大丈夫かね。
[諸々やる事が一段落して、私室に戻った後、小さく呟く。
とはいえ、相手が天気ではどうにもならないわけだけど。*]
―― 客室 ――
[客室へ向かい、適当に空いている部屋に入って外套と鞄を置く。
使えるようにしておいたと言うように、部屋は整えられていた。
天候のせいで薄暗いからとランプを点し、行儀悪くベッドに転がった。]
なんだかなー
ギュンじーさんももったいぶらないで言ってくれればいいのに。
丁度仕事が途切れたからいいけどさー
これが忙しい時期だったら師匠がなに言うかわからねーぞー。
[仕事がなくてもやる事はある。
そう考えるとのんびりもしていられないのだが]
ま、理由があってのことだろうから仕方ないか。
………ん?
[背筋を伸ばそうと伸びをして……なにやら違和感に気付く]
あっれ? なんだろ、ぶつけたり捻ったりした覚えはないんだけど……
[違和感は左肩、服の上から触れると僅かにそこだけ温度が高く感じた。
シャツの前を少し空けて左肩を見て]
え? なにこれ
[青年の左肩には生まれつき薄い痣がある。
普段は気をつけて見なければ気付かないその痣が、明らかに濃くなっていて
触れればやはり僅かに熱を持っていることがわかった。]
気付かないうちにぶつけたのかなぁ……
まあいいか、大して痛いわけじゃないし。
[そう言ってシャツを着なおし前を閉じる。
感じた違和感は、今はすぐに忘れてしまうだろう。*]
─ 翌日 ─
[雪の勢いはとどまる所を知らぬようで、夜半には吹雪と言える様相を呈していた]
……対策しといてよかったわー……。
[翌朝、風が収まったのを確認して外へと出て。
最初に口を突いたのがこんな一言だった。
取りあえず、気になっている所──家畜小屋の様子を見て、それから、足を向けたのは橋の方]
…………また雪掻きしろってか…………。
[昨日の努力をあざ笑うかの如く、真っ白な道なき道を愚痴りながら進んで。
ふと、違和感を感じて足を止めた]
……あれ?
[見覚えのある木立の切れ目。
そこまで来て、あるはずのものが見えない事に気がついた]
……いや、えと。
…………落ちてる?
[落ちるかも、とは思っていた。
けれど、実際に姿が見えないとなると……ちょっと、これは、言葉が無くなる]
あー、もう!
なんでこんな面倒が重なるかなあ!
[取りあえず、管理人や皆に相談すべきか、と。
そう思って踵を返す。
こちら側からできる事は限られているが、何もしないわけにはいかないだろう、と。
そう、思いながら、施設へと戻って]
おっちゃん、おはよー。
起きてるー?
[施設に戻り、隣り合う管理人の私室のドアを叩く。
いつもなら起きている時間のはずだが、何故か返事はなく。
何故か、人の気配もないような気がして]
おっちゃーん?
[首を傾いで、ものは例と扉を開けてみたら、あっさりとそれは開いて]
あれ、いない。
[見やった室内には人の姿はなく。
起き出して何かやってるのか、と思いあちこち一巡りしたものの、姿は見えなくて]
下、かな。
[何か備蓄か道具を取りにいったのかも、と灯り片手に向かったのは地下へ降りる階段。
その扉を開けて、何気なく踏み出した足が、何かを弾いた]
……へ?
[下を見る。
何か溜まっている。
あかいような、くろいような、みずのような、それにしては固いような、ナニか]
…………血?
いや、ちょっと、待て? なんで?
[反射的に足を引いたものの、靴の裏にはしっかり跡がついている。
手にした灯りで照らしてみれば、あかの跡は点々と階段に残っていて]
………………。
[立ち込めるにおいに顔を顰めつつ、そ、と階段を降りて行く。
進んだ先には、毛布の掛けられたナニカが見えた。
端から突き出した足には、見覚えがあり、す、と蒼が細められた]
……なんか、ものすごーく、やな予感しか、しないんだけどー……。
[掠れた声で呟いて、毛布を捲る。
その下にあったのは──倒れた管理人の姿で]
……おっちゃん……。
[ぐ、と。何かがこみ上げてくるのは気合で抑え込んだ。
頭がやたらとくらくらするのは、さて、一体何故なのか──なんて、考える余裕は。
管理人の身に刻まれた跡と、欠落しているものの存在の前に綺麗に消し飛んだ]
……ぁー…………もう、なんだって、コレ。
[気がついた。
思い出した。
『識って』いる。
これが何によってなされたものなのか]
……サイアクでしょ、コレ……なんで、こんなタイミングで揃うワケ?
……ないわー……。
てか、永遠に忘れてた方が絶対平和だったんですけど、俺……。
[一通り、愚痴を連ねた後、一つ深呼吸をする]
ま、『始まっちまう』んなら、腹くくるっきゃないかなぁ。
イタイの、嫌いなんですけどー。
[ぼやくような言葉を連ねた後、管理人の亡骸に毛布を掛け直して、ひとつ、息を吐き]
……せーの、で。
[くるり、踵を返して、走り出す。
階段上の血だまりでちょっと転びかけたが、何とか踏みとどまって]
だんちょーさんっ!
団長さん、起きてるー!
てか、寝てても起きろ!!!
[先ほどまでとは一転、取り乱した様子で団長のいる部屋へと駆けて行く。
大声と、遠慮なく扉を叩く音は施設中に異変を伝えられるだけのもの。*]
[>>32橋を気にするシスターの言葉には少し顔を強張らせる。
古くからある橋だ。
大雪になれば、どうなるかも分からない。]
此処にいれば、安全でしょ?
[仮に、橋が壊れてしまったとしても建物の中にいれば安全だろうと。
備蓄を確認しに行った青年の様子からして、食物が全くないようであるし。
長期間、閉ざされる事になった場合の恐れは抱いていなかった。
幸い、此処には手先の器用な幼馴染もいる。
皆が泊まる部屋を確認しに行く。
女は眠る事が出来れば何処だって良かった。
夫がいないなら、何処だって一緒だ。]
ちょっと、本を借りに行ってくるわ。
[女はそぞろな気を逸らす為の本を求めに図書室へと向かった。*]
―― 客室 ――
[左肩の違和感も治まり、どうしたものかと考え始めた頃
食事の用意が出来たとアーベルが言いに来たので部屋から顔を出す。]
アーベルさんが作ったの?
相変わらずマメだなー。
ん、冷めないうちに食べるようにする、ありがとう。
[礼を言って一度引っ込みランプの火を消してから、食堂も兼ねる広間へと向かう]
―― 宿泊施設・広間 ――
[そこにはもう先客はいただろうか。
とりあえず空いている席について食事を始める。
テーブルに並ぶ料理は急ごしらえとは思えないほどちゃんとしていて>>35]
あ、おいし。
[などと思わす声に出してしまった。
青年には好き嫌いはない。
過去にはあったが、師匠と婆ちゃんにしっかり矯正させられた。
怒られたわけではない、「嫌い」などといえば婆ちゃんがそれはそれは寂しそうな顔をしたからだ。
あの顔に抗える人がいるなら見てみたい、と思う。
尤も、半分以上は、そうすれば言う事を聞くとわかっての物だったのだけど。]
―― 客室 ――
[食事を終えて、部屋に戻って窓の外を見る]
わっちゃー
これ、本格的に吹雪いてるなぁ……
となると、明日は家の修繕依頼が増えそうな感じか。
[あまり多いと師匠一人では捌ききれない。
昔は自分以外にも弟子はいたけれど、独立して他の村に行ってしまったから。]
なるべく早く帰りたいんだけどなぁ
[数日、といわれたのを思い出して溜め息をつく。
行き先は言ってあるし、この天気なら今日は戻らないとわかるだろうけど]
でも、ま、俺のせいじゃないし
文句はギュンじーさんに言ってもらおう。
[そう決めて、やることもないしと早めにベッドに入る。
枕が替わって眠れなくなるようなガラではなく、あっさりと深い眠りに落ちていった。]
―― 翌朝・客室 ――
[眠りは、誰かの声と足音、そして扉を叩く音で破られた。>>47]
ん……あれ、アーベルさんの声?
なんだろ、随分……っ!?
[慌ててる様子に気付いて起き上がろうとして、左肩に痛みを感じて顔を顰めた。]
なんなんだよー、もー
……わ
[ちらりと服の隙間から覗いた肩の痣は昨日よりも色濃く……まるで]
……母さんのと同じ、花みたいな痣……
[そう意識した途端、つきりとまた痛みが起こった。
「もし母さんが戻らなくてもいい子でいるのよ。
母さんは、いつでもお前の事を愛しているわ」
不意に思い出す、ずっと忘れていた居なくなる前の母親の言葉。]
何で、今思い出したんだろ……変なの。
それより、何があったんだろ?
[ベッドから降りて、髪も撫で付けずに廊下に顔を出す]
アーベルさん、何が……
[聞き終わる前に聞こえてきた言葉>>53
おっちゃん、というのは確か管理人の事のはずで……]
殺されて、た?
なにそれ
[急なことで考えが追いつかない。
ふと見ると別の部屋から顔を見せたゲルダも黙って彼らを見ていた。>>54
ギュンターとアーベルの会話を聞き、立ち去る団長の背を見遣って>>55]
最悪、って?
[などと訊いてみる。橋が落ちた事を、青年はまだ知らない。*]
―図書室―
[女が手にしたのは、古びた絵本だ。
村の中に娯楽は少ない。
文字が読めるようになれば、幼馴染で肩を寄せ合って読んだのを思い出す。
この本の最後のシーン、大団円の中の挿絵には王女様の友人だった動物が欠けていた。
王子様と結ばれる事が話のメインという事もあったのだろうが、いないのは哀しくて。
こうすればもっと素敵になる、と少女だった女は動物達を書き足したのだ。
勿論、親にはこっぴどく叱られて、教会に謝りに行く事になったが。]
…懐かしいなぁ。
[女はそっと絵本を抱き締める。]
…どうして無茶をしたの。
貴方が生きていてくれないと、意味がないのに。
[雪降る夜に無理をしたのが原因だという事だったが、急いで帰る必要はなかった。
一人にさせまいとしてくれたのだろうが、帰らぬ人になってしまった方がずっと辛い。
夫の両親は息子を失った悲しみに耐えかねて彼の姉の元に身を寄せてしまったが、女の両親はこの村の中にいる。
最初は嘆く女を心配し、寄り添ってくれていたが、
つい最近、新しい人を見つけなさい、と言われ、息が止まるかと思った。
『こんなに愛している人を忘れろっていうの。
母さん達には私の気持ちなんて分からないんだ。
出て行って!』
そう追い出して以来、両親とは顔すら合わせないでいる。]
[貸し出しを許可されていたなら、適当な本を見繕い、絵本と一緒に携えて図書室を後にする。
渡り廊下を渡って宿泊施設の方へ戻れば、夕食の時間になったか。
女は話に耳を傾けながら、食事を進める。
昔の女を知っていれば、その姿はとても静かだ。
誰かとの食事は久しぶりだ。
こんな吹雪の夜だからこそ、その事実に安堵していた。
宛がわれた部屋に戻った後には毛布を被って眠ってしまう。]*
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