情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
え。出演するって──
凄い、ですね。
[向けられる笑みに、つられる様に小さく笑みを浮かべて。
ちらりと、相手の顔を気付かれない程度に伺う。
見覚えのある人じゃ、ない。……大丈夫。
小さく深呼吸した。
やっぱり行く気がしないのならば、誰かにあげればいいのだし。]
えっと、じゃあ。ありがたく…頂きます。
実演、頑張って下さい。
[先ほどキャンディを受け取った手で、
再び、今度は招待券を受け取って]
はい、コーネリアス=ブランといいます。魔術師見習いなんですよ。
ありがとうございます。お嬢さんのような可愛い方に来て頂くと、興行の甲斐があるというものです。
お名前を伺ってもよろしいですか?
いえ、こちらこそありがとうございます。
[深々とお辞儀をして、受け取ったキャンディと招待券を
失くさないように紙袋の中へ、しまいこむ。]
見習いでも、凄いと思います。
時間が、あったら。 見にいきますね。
[時間があったら。まるで自分に言い聞かせてるみたいだなと
頭の端で考えながら、笑みを返して。
投げられる問いには、少し首を傾げながらも]
ニーナ。ニーナ=ベルティ、って言います。
町の診療所で、お手伝いをたまに、してるんですけど。
…怪我や病気でも、なされたら。どうぞ?
[ちょっとだけ不謹慎ですけど、とくすくすと笑みを零して]
[何処かで見たような少女の姿。]
あれ、君は――
いや。大丈夫?
[一度首を振る。何かを堪えるようにクマを抱く少女に、一歩近付こうか。]
ニーナさん。ですね。良い名前です。
あなたに、とても似合っている。
優しい方ですね。
ええ、魔術は時に危険を伴いますから、もし怪我をしたらよろしくお願いします。
え、と。……ありがとうございます。
[名を褒められるとは思わなかったから、
少しだけ驚いたように青を見開いて、小さく頭を下げる。
続く言葉は、小さく笑みを向けて]
ブランさんも、優しい方だと、思いますよ。
でも一番いいのは、やっぱり無事に演目をこなす事だと思いますから
気をつけて、頑張ってください。
[蹲ったままの少女を見るや、暫し躊躇うように視線を巡らせた後、更に数歩近付く。それからその顔を覗き込もうとするかのように屈み込む。]
えっと・・・立てる?
[花を左手に持ち替え、右手は少女の目前に。]
あら?
[メインストリートに面した窓。
小鳥に手を伸ばそうとした手におちた花びらがある]
これは、紙ふぶきかしら…?
シャロ、みてごらんなさいな、シャロ…。
[何枚も何枚も振ってくるそれを手でうけとめると、
部屋の奥に居る、’娘’を呼んで。]
はい。気をつけてください。
[おどけるような口調に、
やはり、くすくすと笑いを零して]
…そういえば、どんな魔術をなされるんですか?
見習いとはいっても、実演するぐらいですから
[きっと、随分凄いものなんでしょうね。
緩く首を傾げる。青の髪がさらりと揺れた。]
きゃあ…!
[娘へと差し出したその手が、軽く叩かれたように動き。
部屋の中を紙ふぶきが舞う]
こら、シャロ、はしゃぎすぎですよ。
[軽く娘をたしなめると、また帽子の用意をして]
わかっているわよ。もう。
出て行きたくって仕方ないって顔だわ。
[楽しそうに空を撫でると、娘を伴って、メインストリートへ]
[差し出された手と、
目の前の青年とを見比べて、
小さくもう一度頷くと、
手は借りずに立ち上がって。]
立て、た。
[眉を寄せながらも答え、
涙を払うように首を振る。]
それにしても、賑やかなもんだなぁ。
[次々とやってきて、パレードに加わる人々の様子に、こんな事を呟く。
それに同意するように鳴いた黒猫が、子供に尾を踏まれそうになって避ける様子に苦笑しつつ]
ほら、こっち来てろ。
[手を差し伸べ、黒い身体を肩へと乗せ、また歩き出す]
ん。良かった。
怪我とか、してない?
[体勢はそのままに立ち上がった少女を見上げ、差し出したまま行き場の無くなった手は元の位置へと戻る。]
[メインストリートを、娘をともなって歩く。
けれども人の波にまぎれているはずなのに、
女のとなりには、なぜだかいつも、
人ひとり分の空間が空いていた]
メインストリートにこんなに人があつまるのは、
お正月くらいかしらね。
クリスマスは、みんな家でお祝いをするし…。
[にこやかに、娘と語らい、歩いていく]
そう、なかなかに大掛かりな魔術ですよ。
でも、内容は秘密です。
[笑いながら、人差し指を立てて、自分の唇に当てる]
私自身はカードマジックが得意なんですけどね。
それと占いも少々。
[馬車の後方から降る白い花の吹雪に、レンズの下で目を細め]
――これは美しい。
けれど…もっと色とりどりの方が美しいでしょうに。
[言ってから肩を竦め]
まあ、さすがの魔術師殿もそこまでは難しいでしょうかね。
[予算や手間が、と小さく呟いて。
パレードが進むメインストリートの人込みを避けて、裏通りへ]
そうですよね、秘密にしておかないと。
楽しみが、へっちゃいますもんね。
[同じように、人差し指を立てて、口許に当てる。
くすくすと笑いを零して。
ふと、続く言葉に、興味を惹かれたのか僅かに姿勢を正す]
カードマジック、ですか。
占いが出来るって、凄いですね。
[それは、やらないんですか?
緩く首を傾げ、小さく問い]
ええ、そう、占いの方は、ね。
大切な時にしか、出来ないんです。
でもカードマジックはお見せ出来ますよ。
ほら!
[パチン、と指を弾くと、一枚のカードが指の間に挟まれている]
なら、良かった。
通りは人も多いし、気をつけるんだよ?
これ?
うん、さっき落ちて来たんだ。
――嗚呼、そうだ。
[白い花を見つめる少女の頭、結わえられたリボンの辺りに手を伸ばし――]
それは、──残念だな。
でも、大切な時にしか出来ないなら、しかたないですよね。
[今は見る事が叶わないと告げられて。
ほ、と零した溜息は、言葉とは裏腹に何処か安堵にも似て。
と、突然現れたカードに、わ。と驚いたように目を見開いた。
瞬きする間に、増えていくカード。]
…わ、え。
すごい。どこからでてきたんですかっ?
[わぁ、と楽しげに、小さく歓声を上げて。
指に挟まれた数枚のカードを、マジマジと見つめる]
[鮮やかな赤の中に、
飾られる白の花。]
?
[きょと、
きょとり。
初めは何があったかわからずに、
遅れて、
少女の小さな手が、
青年の大きな手と入れ違い、髪に触れる。]
[道一本だけメインストリートから離れた裏通りを急ぐことなく歩いていく。ひとつ辻を通り過ぎる度に、パレードに賑わいが届く]
なかなか盛況のようですね。――おおっと?
こんな所に骨董店とは珍しい。
[店の中を二つのガラス越しに興味深げに覗きこむ]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新