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大丈夫よ。
傷物になって困るような娘さんじゃ、もうありませんもの。
[それに、最近はあまり痛みも感じなくなったし。
しかし、ミケルに諭され、手を差し出されると、曖昧な微笑みから、皺を深めた笑みに変え]
ありがとう、ミケルちゃんは優しい子だね。
では甘えさせて貰おうかしら。
[ミケルの手に、布巾を手渡す。
滑って転ばない程度に、だいたい拭いてくれたらいいからね、と言葉を添えて。
そして、汲み置きの水へ、赤くなった左手を浸した]
― 道具屋 ―
すみませーん。
[道具屋の店先で足を止め、声を掛ける。
紙箱や包み紙など、茶の保管や販売に使う消耗品は、ほとんどこの道具屋から仕入れていた。
この時間帯はテレーズの家で食事を摂っていることも多いが、今は店番の姿がある]
あの包み紙、また頂きたいんですけど。
入ってます?
[茶を煎ずるにも使える紙は特別製で、特に重宝していた。
こうした専門的な品物も揃えて貰えるのが、この道具屋の有難い所だ]
………………。
[数分、固まった。
大声で名を呼ばれて固まるのはいつもの事だが、いつものそれよりは長い時間の沈黙を経て]
……リル姉。
んな大声上げんでも、聞こえてるっての……!
[扉に向けるのは、どこかげんなりとした、声]
だーめ
[頭をふるふる横に振る。こころもち、早い。
手渡された布巾。こく、と頷いて、それでもしっかり拭こうなんて考える。
ゆっくり濡れた当たりをちゃんと確かめた後で、膝を折って。]
……!
コレットおばあちゃんは、休む。ね?
[言い忘れてた、と、顔を上げていった。後姿を見られてたりなんて、鈍い頭ではぜんぜん気付けなかった。]
……ミレイユちゃん。
ええと。
[何があったのか、そういえば自分も多少の予想はすれどもはっきり把握はしていなかったので、うろと視線をコレットへと向ける。
それから、はっと気付いて、ようやく拭きはじめるのだった。
丁寧に、ゆっくりと。]
― 道具屋 ―
[頬杖をつき、小さな溜息を漏らす。
痺れる前に手を組み替えるとゆらり頭が揺れて
背中に垂れる編まれた長い髪がそれに倣う。]
……あ。いらっしゃい。
[呼び掛けと共に姿を現した給仕人に軽く手を掲げ招き入れる。
用件を聞くと引き戸をあけて中の物を覗きこみ]
前のと同じ包み紙でいいんだよね。
ちゃーんと仕入れておいたよ。
[へらっと笑いながら特別製の紙をそろとカウンターに置く。]
この品で間違いないかな。
[ユーリに確認を促すような視線を向けた。]
[この手。皺だらけの手。
ヒトの一生を「一年」と呼ぶ。
一年の輪が閉じるまであと少し……]
[ミケルの動作を眺めながら、ふわりと息をつく。
ゆっくりのんびりと動くこの少年は、同じようにゆっくりとしか動けない身には丁度具合がいい。
屈む背をみながら、ちゃんとご飯を食べているかしら?と思っていたところへ]
……あら、ミレイユちゃん。
大した事じゃないのよ。
わたくしが不注意をして、お湯をこぼしてしまったの。
[片手を冷やしながら、のんびりと答えた]
……お邪魔します。
[一瞬間が空いた後、部屋に入る]
コレット婆、薬ある?
治療、手伝うよ。
[薬師の家なら火傷の薬もあるかと、あまり詳しくはないが申し出た。
そうでなくとも何かしら手伝う事を探して、家の中を見渡す**]
― 道具屋 ―
まいど。
ユーリの役に立てたなら何よりだ。
[受け渡しを終えれば続けられる言葉。
思い返すのは食事時のこと。]
あー、丁度使い切ったとこかな。
ユーリんとこの茶葉は優しい香りがして
テレーズも僕もお気に入りなんだよね。
補充、宜しく頼むよ。
[懐からいつもと同じ分のお代を取り出し
ユーリの手許へと差し出した。]
[こっちを拭いて、あっちを拭いて。
こんにちは、という挨拶に、自分が挨拶一つしていないことに気付いた。
顔を上げて]
こんにちは。
[同じ言葉で返した。
それから、よいしょ、と何度か確かめて。
ようやく満足する頃は、随分と時間の経った後だった**]
[大丈夫よ、とミレイユ>>47にも答える]
大したことはないのよ。
クレイグちゃんたちのお母さんの方が、もっと酷い火傷をしたことがあるわ。
[のんびりとそう言うが、その左手はすっかり赤くなって、ちゃんと感覚があるころならば、酷く痛んでいただろう]
ミレイユちゃんも優しいのね。
はい、小さいお医者さんの言う通りにしましょう。
[くすりと笑う]
今はあまり、大したお薬は置いていないのよ。
でも、軟膏くらいならあったかしら。
その戸棚を見て貰える?
[片手の平にすっぽり収まる壺には、干からびかけた軟膏が少しだけ残っていて]
では、包帯を巻いて貰いましょうかね。
片手では出来ないもの。
─ 回想・白花亭 ─
そぉ〜?
それじゃ、のんびり待ってるわね〜。
[メリルの返答>>0:154には頬に手を当てて微笑み。
ミレイユを揶揄うのも切り上げて席を立った彼女>>0:155に、またねと手を振り返した。
こちらがミレイユを驚かせようとして言ったことに対する反応>>0:170には、ふふーと笑顔だけ返して。
ユーリの依頼を聞き漏らすこと無い様にしているのが見えたから邪魔になるのを避けた、ともいう。
ノクロから準備はしてると言われ>>0:158れば、良かった、と安堵した]
急かせてごめんなさいね〜。
ちょっと思いのほか緑を使いすぎちゃって〜。
[申し訳ないと眉を下げながら笑む顔に、緑の色は乗っていない。
ノクロから購入している化粧品は、勿論自分自身にも使いはするのだが]
― 道具屋 ―
嬉しいね。
片思いじゃなかったみたいで。
[軽い口調のまま照れ隠すように笑う。
茶葉に関しての感想はテレーズからもユーリに伝えているだろうけど]
忙しいのに悪いね。
新しい茶葉、楽しみにしてる。
[ゆらり、手を振りユーリを見送り
引き戸から取り出した品の残りをしまった。]
まあ、ミケルちゃん。
すっかりきれいにしてくれたのね。心なしか、お部屋まで明るくなったようだわ。
本当にありがとう。
[かぴかぴの軟膏を、水でふやかしながら、礼を言う]
何かあげるものがあるといいのだけれど。
そうだわ。戸棚にクッキーがあったかもしれないわ。
[空の戸棚を指さして、ニコニコと笑った]
─ 回想・白花亭 ─
あらぁ、ミーちゃん大丈夫〜?
辛すぎちゃったかしら〜?
[サラダを口に運んだミレイユが固まった>>2のを見て、慌てて水を持ってこようとして。
スープを口にした後、ちょっとずつなら平気>>5という言葉を聞くと瞬いた後]
ちょっとずつ…盲点だったわ〜。
それならサラダじゃなくて、揚げたお肉か何かと一緒にパンで挟むとかどうかしら〜。
木の実を砕いて生地に混ぜれば香草に負けない風味が出ると思うし〜。
サラダよりも苦手な人が食べやすそうな気がしない〜?
[ミレイユの感想から沸いた新しい調理法の模索を口にした後、空いた食器を片付けに厨房へと入っていった]
─ 回想・白花亭 ─
ノっくん〜?
あらぁ、わざわざありがとう〜。
でも、ノっくんはお客さんなんだから座っててくれていいのよ〜?
[厨房の中で洗いものをしていたら、ノクロがこちらを覗いた>>18のに気付き。
どうしたのかと見れば食器を持ってきてくれていて、苦笑しながら受取り。
ミレイユにお茶をといわれると、えぇ、と頷いた]
せっかくだからユーくんが持ってきてくれたお茶淹れるわ〜。
ノっくんもまた今度飲んでいってね〜?
[ご馳走さま、と厨房を出ていく彼に手を振ると頼まれた通りお茶を淹れて]
はい、ミーちゃん。
ちょっと熱めだから気をつけてね〜。
─ 回想・白花亭 ─
ふぅ、ちょっと一休みね〜。
[客足の途絶えた僅かな時間、家族で席につき遅めの食事を取る。
話すことと言えば店のことで]
今日は〜、レーちゃんところに出前したでしょ〜?
で〜、クレくん達も来てくれたから〜。
次の仕込み始める前に、在庫確認しなおさなくっちゃ〜。
お肉もだけど、茸もそろそろ足りなくなってきてるのよね〜。
美人髪とか結構使ってるのよ〜。
[在庫次第では仕込み前に仕入れに行く必要もあるかしら〜等と思いながら、食事を済ませた**]
─ →温泉 ─
[上機嫌で向かった源泉湧き出る温泉。
屋内に作られた男女別の湯船と、屋外に作られた露天風呂。
高い塀に囲まれ、当然中は見えないようになっている。
尤も、露天風呂は混浴だったりするのだが]
お、誰も居ないな。
だったら露天風呂に行くぜー。
[利用者が居ないのを良いことに、迷い無く露天風呂へと向かう。
脱衣所で服を脱ぎ、籠から布を取り出し浴場へと入って。
湯船に入る前に身体を流して、さっぱりしてから足を湯の中に浸した]
………あれ、洗ったのに取れないな。
染み付いちゃったかなー。
[左鎖骨の下に広がっていた黄色い色。
しっかりと布で擦ったはずなのに、あまり消えたようには見えなかった。
肌に吸着してしまっているなら、しばらく取れることは無いだろう]
まー、いっか。
そのうち取れるだろうし。
[楽観的に考え、足だけを浸していた湯船に身体も浸した。
湯気の立ち込める気持ちの良い温泉の中。
左胸に広がる黄色が、徐々に色濃くなっていることには未だ気付いていない**]
それにしても。
やっぱあそこの料理はうまいなぁ。
礼を兼ねて仕事終わりに飲みにいくかな。
[テレーズと共に頂いた食事は白花亭の看板娘の届けてくれたものと
伝え聞いていたからそんな言葉を零して]
さてと。
その前にもうひと踏ん張りするか。
[袖を捲り戸棚の整理をし始める。
ふと、何かひっかかりを覚えはしたが
小首を傾げるのみで意識は再び道具たちへと向けられた。**]
……わかってるよ。
んじゃ、また後で。
[大事に使え、という姉に頷きを返して背を見送り。
それから、は、と一つ息を吐いて]
……っとに。
なんっか、いろいろ。調子狂うな。
[ため息にのせてぼやくような言葉を吐き出した後、玄関を閉めた。
それから、受け取ったかたつむりを作業台の上に置いて、虹色に染められた殻を指先で撫ぜる]
今の状態じゃ、こいつに悪いし。
……少し、気、鎮めてくるか。
[小さく呟いた後、鞄を肩に掛けて外に出る。
扉にまた、『外出中』の札が下げられた]
─ 洞窟奥地・苔の広場 ─
[時折、何か悩むような素振りを見せつつ通りを抜け、向かったのは居住区よりも奥まった所にある小さな空間。
ふわりと柔らかな苔の群生地、転がる岩の上には、岩とも苔とも違う色がのそりと動いている]
……相変わらず、のんびりしてんな、お前ら。
[呼びかけながら、手近にいたそれの殻を指先でつつく。
苔の広場の住人──かたつむりは、挨拶するように触角を揺らした。
その様子に、く、と小さく笑って、向かうのは更に奥。
光苔の淡い灯りに照らされる小さな空間に入ると、澄んだ音が響いた]
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