情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
え、うそ。
なに……これ。
[震える声が零れ]
ねえ……ちょっと。
じょーだん、でしょ……?
[手を伸ばして、揺さぶるけれど答えはなく。
手についた紅が、増えるだけ。
血溜りの中に転んだ自分の状態など、気にする余裕もなく]
ねえ……ねえってば。
起きようよ。
おきてよ……アーヴ小父っ!
[唐突な現実を現実として認めたくなくて。
叶う限りの大声で訴え、また、揺さぶるものの答えはなく。
ほとんど失せたぬくもりの残滓が消えていくのを感じて、ふるふる、と首を横に振った]
なん、だよ、これ……何が、起きてん……の。
[紅に濡れた状態で座り込み。
零れ落ちるのは、掠れた声。**]
― 自室 ―
[ざわざわとしたざわめきが広がり始めている。
ソフィーがアーヴァインを見つけてからどれぐらいだったろうか。
使用人が朝食のしたくができたことを伝えにいって、そして血溜りに座り込むソフィーと、痛ましい傷跡をさらすアーヴァインを見つけて、悲鳴を上げた]
……っ なんでェ……
[その悲鳴を聞きつけてのそりと起きる。
寝癖のついた髪をひっかきまわして欠伸を一つ。
シャツを適当に羽織って、だらしのない姿のまま、声が聞こえたほうへと足を向けた]
― アーヴァインの部屋 ―
[悲鳴を上げた使用人は、人狼のせいだというようなことを叫びながら、主人に取りすがることもせず、ソフィーを助けることもせずにあわてて逃げ帰っていった。
その使用人と擦れ違い、アーヴァインの部屋にたどり着けば、紅にまみれて座り込むソフィーが見える]
……っ
――大丈夫か、ソフィー。
[アーヴァインの惨状に、僅かに息を飲み。
呆然としたままのソフィーに声をかける。
ばたばたと騒がしくなる屋敷の中、執事たちが現れたなら、ソフィーの傍にいる役目は譲るつもりだった**]
[悲鳴が聞こえる。
風の音は既にちいさく、それはことのほか、良く届いた。
なにがあったのかわからぬまま、不安げな表情で部屋を出る。
玄関が開かれ、誰かが出て行くようだったが。
なにがあるか、わかるはずもなく]
なにか、あったのかしら……?
[人がいるような場所に足は進む。
制止の声はまだ届かなかった。
においも、してくる]
…なにが?
[扉のそばにきてしまえば、止められても中を見ることになる。
赤、血のいろ、汚れたいろ]
[そこにいるのはアーヴァインだったもの]
あ、
あぁ…やああぁぁぁぁぁ!!
[目を見開いてみたあと。
悲鳴が、ほとばしり。
そうしてぱたり、と、倒れた。
目を覚ましそうには、ない**]
―自室―
[眠れたのは明け方近く、浅い眠りから起こされて目を擦る。
慌しげな足音に不審を抱き、急いで服を着替えると部屋から出た]
朝早くからどうしたの。
[すれ違うメイドに問いかけても、何も答えず走り去っていった。
鬼気迫っていた表情に眉根を寄せながら、人の声がする方に向かう]
何事です!!
[廊下に出れば、朝食の連絡に向かったはずの使用人が何やら喚きながら目の前を駆けて行った]
お待ちなさい!
何があったのですか!!
[問う声は使用人達の声で掻き消され、彼らの耳には届いていないようで。
その間も騒ぎは他の使用人へと伝播していく。
1人から2人、2人から4人。
多くない使用人達全てに伝わるまで、然程時間は要さなかった]
[言葉が錯綜する。
使用人達が口々に言うため、はっきりと状況が掴めない]
落ち着きなさい!
どうしたと言うのですか!
[耳に届く単語は不穏な気配を含むもの。
諌めの言葉は届かず、使用人達は皆次々と外へと駆けて行った]
待ちなさい!
[それに気付き、静止の言葉の語気を強めて。
逃げ行く使用人達の後を追う]
─ →吊り橋前─
[這う這うの体で駆けて行く使用人達を追い、屋敷の外へ出て。
そこで目の当たりにしたのは信じられない光景だった]
な、貴方達、何を…!!
[吊り橋を挟んだ向こう側。
逃げた使用人達の中の1人が、その手に赤い燈を煌かせている。
その隣では何やら液体らしきものを吊り橋にかける、料理長の姿。
何をしようとしているのかは容易に想像出来て。
それを止めようと声を上げたが、赤い燈は無情にも吊り橋へと零れ落ちて行った]
────っ!!
[ゴゥ、と勢い良く火の手が上がり、吊り橋はみるみるうちに朱に包まれて行く。
巻き上がる熱風から顔を護るように、左腕を顔の前へと掲げた]
──なんと、いう、ことを……。
[唯一麓に繋がる道を繋いでいた吊り橋。
それを贄とし、焔は天を焦がさんばかりに燃え盛る。
使用人達は火柱を背に既に麓への道を下っていることだろう。
衝撃的な光景に、ただ呆然と落ちていく吊り橋を*見詰めていた*]
― アーヴァインの部屋 ―
ソフィー、とりあえずべつんとこにいこう……
[使用人たちが逃げ出すざわめきは、館の主人が死んだ部屋にまで届く。
ソフィーに部屋からでるようにと促している時に、ちいさな足音が聞こえ。
制止するより前に見てしまったウェンディ>>35が倒れたのを見て、舌打ちを一つ。
ほぼ同時にやってきたオードリー>>37がウェンディを抱えるのをみて、ウェンディについてはまかせた]
……そっちの嬢ちゃんも、起きる前にべつんとこ連れてってやったほうがいいだろなァ……
ほら、ソフィー。
[ソフィーの腕をとって立ち上がらせようとし。
他にも駆けつけてきたものがいたのなら、手伝いをたのんだ]
―翌朝―
…えーと。あれ?なんで天井が…
…あ、そっか。此処の人に泊めて貰ったんだっけ。
[もそもそ、ぼてりとベッドから落下して。
一応寝る前に脱いでいた、昨日の服を身に纏います。
寝る前に一応手入れはしたけれど、着替えるためにも帰らねば。]
…帰る前に、お礼言って帰らなきゃね。
いや、昨日案内してくれた人と話してからにするかな…
[外の事など知らぬから、呑気なことを呟きました。]
─ アーヴァインの部屋 ─
[何がどうしてこうなったのか。
それがわからなくて、呆然としている所に響いた悲鳴>>32に、びくり、と震える]
……ぁ……。
[何か言う間もなく、悲鳴を上げた使用人は行ってしまい。
入れ違うようにやって来たケネス>>33 >>45に声をかけられると、ふるふる、と首を横に振った]
でも、アーヴ小父、このまま、できない。
[掠れた声で呟く間に、また悲鳴>>35が一つ、響いて。
華奢な肩がまた、びく、と震えた。
ウェンディがオードリーに抱き上げられる様子>>37に、碧を瞬き。
それから、いつになく頼りない様子で腕を掴むケネスを見上げ、引かれるままに立ち上がった]
─ 屋敷外 ─
[濛々と立ち上る煙の前で、視線を地面に落とし大きく嘆息した]
陸の孤島となってしまいましたね…。
何故、彼らはこんなことを──。
[あの騒ぎとなった原因は何だったのか。
最初の悲鳴は主の部屋がある方から聞こえて来た。
吊り橋の報告も含めて、主の部屋へ向かう必要があると判断し、ゆっくりと踵を返す。
報告するべき相手がもう居ないと言うことは知らぬまま]
― 朝 ―
[男の朝は早い。
嵐が過ぎた事を確認し、風除け等を外す。
畜舎の鶏から卵を集め、厨房へと届ける。
ありきたりの朝。
違うのは、邸内の仕事を頼まれている為、
朝に外回りの仕事を終えた後は、
昨晩のように身なりを整えたこと。]
橋が燃えた。良くは見えなかったけれど多分、やったのは此処の使用人たち。
そして先程から貴方が“此処”に居る。
[言いながら顔を顰めたのは、目の奥から来る疼くような痛みの所為。目覚めてすぐに動けなかったのもこれが原因だった。
細い為に分かり辛いものの、よく見ればその瞳は、元の色から薄く紫掛かっていた]
やっぱり痛む……ということは、貴方は死んでいるんだ。……叔父さん。
─ 深夜 ─
[夜。
風の音は強く、毛布を深く被っても遮ることはできなかった。
一人でいる寂しさと不安を我慢しながら、ふとウェンディや他の客人は大丈夫だろうか、と心配になった。
外の菜園や花壇の保護もされているだろうかと思い、一度部屋を出てまず外を覗く。
風避けがされているのが見えると、手伝わなくて申し訳なかったな、と思いながらもほっとした。
次に、自分が案内したウェンディの部屋や、オードリーの部屋を見に回った。]
夜分遅くに失礼します、起きていらっしゃいますか?
[起きていればかろうじて聴こえる程度のノックと声かけをして、返事があれば何か不自由は無いかと問いかける。
所望されることがあれば、それに応じる。
その後は自室に戻り、普段の起床時間までぐっすりと眠った。
この間の移動中誰にも会うことはなく、何かの物音があったとしても風の音に消されて気付くことはなかっただろう。]
[幼い頃から近くで人が死ぬ度に見てきた“それ”が本物の霊魂なのか、単なる幻なのか、彼が知り得ることはない]
……やっぱり喋れはしないか。
[暫く後に溜息を吐いて、もういい、と呟けば、叔父の姿は掻き消えて映らなくなる。
首を鳴らして、頭を掻き、緩慢な動作でベッドから降りた]
自分で確かめる他ないか。仕方ない。
ああまったく、最悪な目覚めだな今日は。
[仮にも血縁者を亡くしたにも関わらず、声から悲しみなどという感情は微塵も感じられない]
この分だと約束の金も貰えないだろうし。本当、最悪だ。
― 廊下→広間 ―
んじゃ、とりあえず、広間にいくかァ。
[素直に頷くソフィーと、ウェンディを抱えたオードリーに頷きをかえして歩き出す。
アーヴァインの部屋にくるまでのざわめきは今はなく。
あったとしてもハーヴェイやニーナたちといった客人の声だけで。
使用人の声はほとんどなく]
……静か、だな……なァんか、あったのか……
[いぶかしげに眉根をよせて周囲を見る。
今はとりあえず広間を目指しているから、窓の外まで見ることはなくて。
それに気づくのはきっと、他の誰かの声によって、だった]
─ 朝 自室 ─
……朝、だ。
[少女の朝は早い。
見習いといえど、否、見習いだからこそいつも他の者より早く起きて仕事を始めるから。
窓の外に視線を向けると、夜に荒れていたのが嘘のように静まっていた。
一晩で収まってよかったとほっとした息を小さく零して、身支度を済ませ外に出ていく。
朝はいつも屋敷周りの掃除をして、それから湯船の掃除ついでに昨日の残り湯を頂いて新しい湯を張る。
だから今日も、いつものように真っ直ぐ外に出て、掃除を始めた。
屋敷の中で何が起きているかも知らないままで。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新