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[戻って来たゼルギウスが、悪態云々と語るのを聞くと、眉間に縦じわがくっきりと]
…有り得ん…
[ナタルの、それはさすがに、という意見も、なんだか微妙に聞こえて、脱力感が襲ってきそうだった]
―南の森→館―
『秘宝』持ってたら、抵抗するよね。
いや抵抗はしてたみたいだったけど。
[いきなりきたら本能的に防御しようとするよね、多分。
ベッティのように飛べたりしないから、早足で歩きながら榛名に返す]
でも他の力って感じなかったもん。
違ったんじゃないかな。
[頭痛い。王様の力だって十分強いんですから。
離れた場所に向かったのを必死に追いかけた反動かもしれない。ずきずき]
…何が、まさか?
[エーリッヒの言葉に、じい、と見詰めてから
館に人が集まってくるのを見て 窓枠からひょいと
中へと入ろうとジャンプ ひとつ*]
―館ロビー―
ただいま、ナタル。
しかしリディさんが……まあ、ナタルがおくられるのとどっちもどっちなき準だと思いますけど……
[説得力のない突っ込みに苦笑しつつ、周りの人の様子を見やり]
王が勘で怪しいと思ったものを選んでるのだとしたら……
反省房から逃れるのはかなり難しそうですねえ。
誰が犯人かわかれば別なんでしょうけれど……
[はあ、と深い吐息をこぼし。
ベッティが窓から飛び込んできたのには驚いたように瞬いた]
―→館―
[あまり調子がよさそうじゃないゲルダを支えるようにして、自分もふらふら〜っとしながらもそれなりに早足]
ん〜、ゲルはわかるの〜……?
[ふとそんな疑問の言葉を口にしてから]
でも〜、違ったのなら〜……かわいそうなの〜……
んなっ!?
[それは突然のことだった]
[金色の光は前触れもなく彼女を捕らえ、この空間へと彼女を転移させた
目の前に広がる光景に呆然としていたが]
…………おい。おいおいおいおいおいおいおいおいおいおい!!
あんの、駄王!!
まさかほんとに悪口による恨みで跳ばしやがったの!?
…………ありえない。ありえないでしょ、こんな馬鹿なこと!!
[もう素だとか、そんなの取っ払ってこの裁定に納得がいっていない様子で取り乱しまくる
とりあえず、近場の壁に蹴りを叩き込んでいた]
―館内・ロビー―
なぁ、やっぱりリッキーが反省房行きか…?
[ってそこに居た奴らに聞いてみたけど、居た奴の反応とか返事とか聞く限りだよなーって感じだったのさ。はぁ。]
え――…ってかリッキーとかねぇだろ……。
リッキーがやるなら絶対バレねーようにやるっつーの……。
[ねーよ、と口にするけど行ったもんはどーにもなんねーのが…。
あたいはどよんとその場で肩を落としたのさ。はぁ…。]
─館 ロビー─
きゃあ…っ!?
[黒江からも宥めるような声をかけられると、うん、と頷きを返したところに金色の光が視界いっぱいに広がって思わず目を閉じた。]
リディ、おねえさん…?
[光が消えた後おそるおそる目を開けば、先程まで自分の頭をなでてくれていたリディの姿がなく。
どこいっちゃったの?とまた泣きそうになって辺りをきょろきょろしているところにナタルが歩いてくるのが見えて。]
ナタルお姉さん、リディお姉さんが。
[大丈夫?と頭をぽふりと撫でられると余計に泣きそうになって。
ナタルを見上げてリディがいない、と言いかけた。]
―館ロビー―
[周りが口々に言う言葉に難しそうに眉根を寄せて、ため息をついた]
……まあ、王の傍で悪態はつかないほうがいい、のかもしれませんねえ。
[王がバランスを保つのに必死で心が狭くなってるかもしれない、とかはさっぱり思い浮かばない、というかバランスを保とうとしてることすら気づいておらず。
ゲルダや榛名も戻ってきたのなら手をあげて挨拶をし。
そのまま皆が解散するまでその場で話を聞いている**]
―館ロビー―
うん多分。
リディさんがいた場所でも確認しようと思うけど。
[榛名に答えるのは言葉と裏腹に自信ありげだ。
精気から読み取る訓練は森を任される前に随分としたし。
森の中に居たのが良かったのか結構ハッキリ感じることが出来た]
ほんとにねえ。
[頷きながら館に着いたのは、ゼルギウスよりもっと遅れて]
/*
おうさま、小者。マジ小者
ごめん、どうしてもこれだけは言わんと気が済まない
あと、独り言でちょっとぶーたれてるが気にしないでくれると嬉しい
てことで、ビーチェもお疲れ様
え…?
どして、リディお姉さん、なの?
[それに対してされた説明は思いも寄らないもので。
きょとんとナタルを見上げるも、目にはじわじわ涙がたまった。
外から帰ってきたゼルギウス達に気付けば、泣きそうな顔のままそちらを見る。]
おかえり、なさい。
リディおねえさん、ハンセイボウ、いっちゃった、って。
[さっきまで頭を撫でてくれてたのに、と思えば余計悲しくて。
ナタルまでいなくなっちゃわないように、とナタルの服をぎゅっと掴んで皆の顔を見上げた。**]
[飛び込んできたベッティを見ると、そういえばリディと親しそうだったとも思い出し。その口から出た「絶対にバレねーように…」という言葉を聞くと]
……バレなければいいというものでも無いと思うが。
[脱力が更に増した気がして、彼女と同じように肩を落とした]
/*
リディお姉さんおつかれさま、なの。
おうさま、イジワル、ね。
[いっしょーけんめい背伸びしてリディの頭を撫で撫で。**]
―館ロビー―
むぅ〜〜……
でも、あんまり無理はしないでなの〜……
[ゲルダの様子を見ているとそのことを放っておけず、
けれども手がかりをわずかでも知ることができるのならば、とめるわけにもいかないので心配する言葉をかけるだけに。
ゲルダを支えるようにしてロビーに着くと、リディ以外の姿が見えて]
遅くなったの〜……
[ゲルダがリディのことについて探ろうとするのならば、心配そうにその横についているだろう]
[そうして、[11]分ほどガスガス壁を蹴っていたが]
…………うっ、ううっ、うううううっ
[そのままずるずると座り込むと]
どうしてこうなるんだよぉ、ばかぁ
[壁に向かい蹲ると、さめざめと涙した**]
―館・ロビー―
[ナタルが立ち去ろうとする姿に預かっていたストゥールのことを思い出して]
あ、ナタ〜、後で返しにいくの〜…
[何をかは向こうに伝わっていたかどうか]
─館・ロビー─
[ハノスケがアイツんとこに聞きにいく、ってのにあたいも行こうかと思ったけど…。
いや、やめとこ。行くなら一人でだ。
あたいは後で行く事に決めたのさ。]
まあ……言いたくなる気持ちも、わからなくはない。
と、しておくよ。
だから、気にしない。
[しゅん、とするエーリッヒ>>44には、こんな言葉を。
榛名の呼びかけ>>47には、一瞬きょと、とした後、わかったよ、と頷いて、二階へ]
[部屋まで送ると、自分も自室に戻ろうとするが、どこか不安げな様子に気づき]
ん、じゃあ、少しだけ、ね。
[落ち着くまでは、と部屋に留まり、自分の故郷の事を少しだけ話して聞かせたり。
不安がるなら、大丈夫だよ、と宥めたりしながら。
結局、少女が眠りに就くまではそこにいて]
……やれやれ。
ちっちゃいこはほんとに。無邪気でいいよね。
[そんな苦笑めいた言葉を紡いで、自室へと戻り。
天井にゆらめく極光を眺めている内に、眠りに落ちていた]
―館ロビー―
ああ、大丈夫だよ。
[昔はよくなった症状だしと、榛名に笑ってみせる]
うん、遅くなったんだよ。
[黒江とは入れ違いに近かったか。
ナタルとベアトリーチェはすぐに二階に上がっていったかもしれない]
リディさん、どの辺りにいたのかな。
[多分この場にいたのだろうエーリッヒやマテウス、イヴァンを見る。場所を聞けばその場に右手で触れて]
…やっぱり隠してるって風でもないなあ。
[客室へと戻っているナターリエとベアトリーチェを見送りつつ、ベッティの言葉を聞く]
ベッティ殿はリディ殿を信じているのだな。
[内容はともかく、その口調は、友を信じる意識の現れと思えて、笑みを浮かべる。そういえば、リディ自身、ここに在る者を信用する、と、公言していたと思い出した]
信じると言ったものが信用を得られず、か…皮肉なものだ。
[呟いてから、ゲルダがリディの居た場所を調べるのを見るともなしに眺める]
[ゲルダに笑いかければ、それ必要以上に言葉をかけることはせず、
今日は寝るときは一緒に寝ようかなとか考えていた]
どう〜、ゲル〜……?
[教えられた場所を右手で触れるゲルダに隣から聞き、
返された言葉にむぅ〜っと小さくうなって]
リディ〜…かわいそうなの〜……
[ぽつりと悲しそうな顔をしていた]
[どれくらい、眠っていたかは自分でもよくわからないものの。
目覚めの気分は、あまりいいとは言えないものだった]
……まー、仕方ない、か。
[理由はわかっているから、苦笑して。
身支度を整えると、最初に足を運んだのは、ビーチェの部屋。
どうしているのか、ちょっと心配になったから……というのが主な理由だったのだが]
……ん? ビーチェ?
[部屋の前に立って、最初に感じたのは、違和感。
人の気配が感じられない事に疑問を感じつつ、開けるよ、と声をかけて扉を開き]
……え? あ、れ……?
[荷物だけが残された、無人の室内に一つ、二つ、と瞬く]
どこかに、出かけた? いや……。
[一人で出歩くとは思い難く。そうなると、いない理由は限られる気がして]
……取りあえず……探そう。
[小さく呟き、歩き出す。
誰かに出くわしたなら、少女を見なかったかを問い。
行方を得られぬ結果に、紫の瞳は、僅か、翳を帯びるか]
(……予測通りであるなら。
如何なる理に基づくが故か……きりきり、吐かせねぇとな)
[声に出しはしないものの。内心では、こんな考えが過っていたとか、いないとか**]
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