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[追い出された一家の両親が、事故で死んだことを知ったのは、妹を置いて、都会へと出た後だった。後悔は棘のように胸に刺さったまま…それでも時は過ぎ、妹は結婚して、子供も生んだ]
『彼から手紙が来たのよ』
[その妹が、久しぶりに帰省した旅人に、嬉しそうに告げたのは一年程前]
『今は結婚して幸せに暮らしてるって。もう誰も恨んでないって書いてあった』
[それを聞いて、旅人は都会での仕事を辞める決意をした。一年程かけて身辺を整理し、故郷へ帰るその途中…妹に来た手紙にあった、かつての友人…旅人が裏切った相手に会おうと、この村に立ち寄ったのだ]
―屋敷・風呂場―
[ふらふらと浴場へと、お湯は沸いていない為タオルで体を拭くだけになるだろうか、
着替えはないため、悩んだ結果血を軽くぬぐうようにしてから、少し待って乾くのを待ち改めて着なおすことにした]
ふぅ……
[待つ間思い出すと再度震える体にぎゅっと身を抱く]
ごめ 、ちょ 休 た
[途切れ声は変わらんまま、休みたいてゆぅてみる。
伝わったかは分かへんけど、身体を階段の方に向けて、壁に寄っかかりながら歩こうとした]
[だが、会おうとした相手は、すでに引っ越していて、旅人の願いは果たされなかった]
謝って許してもらおうなんて…虫が良すぎたよな…
[きっと、これは、あの時の罰…そう、旅人は思って…]
―ベアトリーチェの部屋―
[シスターが覚束ない足取りながらも部屋を去ろうとするのを見送る。
少女を伴い部屋を去ると言う青年>>30にも頷いて。
それから一度立ち上がり、扉の方へ]
すまないが、誰か手伝える者はいないか。
とりあえず、彼の使っていた部屋へ運ぼうと思うのだが。
[請け負うとは言ったものの、流石に成人男性一人を運ぶには力が足りない。廊下に出た者たちに問う。
仮の埋葬を言い出さないのは、少女を“攫おうとした”男をこの地に埋める事を、家人たちは厭うかも知れないとの思いもあっての事だった]
…ポタリ、ポタリ…
[もう肉を持たぬ筈の旅人の胸から、赤い雫が滴り落ちる]
ああ…痛い…なあ…
[胸に開いた穴を押さえて、旅人は泣きそうな顔で笑っていた**]
[ローザの異変に気づいたのは、どのあたりか。
傍にはクロエもいて。
ミリィもそばに行くのが見えれば、今、近付くことはしない。]
…そう?
[首を傾げつつ、追求をしないのは、聞いても、てこでも言ってくれない気がしたから。]
…ん。下いく。
[エーリッヒの促し>>30に頷くと、階下へと向かう。]
部屋でいいね?
[念のために、行き先にローザの意思を問う。
彼女が頷けば、そのように部屋へと連れて行く]
水を持ってくるよ。
[薬や手当てはやはり、ミリィが頼りだ。。
だからクロエは水を運んでくることにした。
そうして暫くの時を、ローザの看病に費やすことになる。
その日の夢を見るまでの時。
動いていられ時間が、半ば救いのようでも*あった*]
ひと、さらい………
[アーベル>>10の声が聞こえて、ひとつふたつ瞬いて。
動かなくなったハンスへと視線を向ける。
たしかに、ベアトリーチェを連れ去ろうとしていたけれど…]
………真っ白い顔で、震えてた。ハンスさん。
逃げないと、殺されるって言ってた。
[子守唄も御伽噺も殆ど知らずに育った娘は、幻燈歌も知らない。
人狼も朱花も蒼花も知らない。ギュンターが書き残した言葉も見ていない。
だから、何でハンスがそこまで思いつめていたのか、わからない。
銃を人に向けるような人に、具合の悪いベアトリーチェを渡しちゃいけないって思ったから、庇おうとしたけれど。
落ち着いてみれば、それほどに思いつめる理由があったんだろう、と。
無事かと幼馴染に問われ>>13て、ひとつ頷いてから。そんな話をしただろう]
― →個室―
[そうして誰かの助力を得ることができたなら、旅人の借りていた個室へと向かう。
彼の命を奪った矢は深く刺さっており、少し試したものの引き抜くことは諦めた。
上からシーツを被せ、祈りを捧げて]
…… 彼は彼なりに、ベアトリーチェ君を守ろうとしていたのかも知れないな。
[ふと呟かれた言葉を聞いた者はいたか。
一通りを終えて、男はその部屋を後にした]
─ →2階 個室 ─
ぅ ん
[問いかけ>>39に頷いて、クロエさんとミリィん手ぇ借りて>>35、ゆっくりやったけど階段下りて部屋まで行った。
部屋ん中入ると、ベッドまで付き添ってもろて、うつ伏せんなって枕に顔埋めてまう。
怪我とかはしてへんかったさかい、手当てはせんで良かったんやけど、薬は鎮静剤かなんか、精神的なもんを貰うことになった。
こないなった原因は不明やけど、薬は効くみたいや。
息苦しさは完全に消えんのやけど、最初よりはたいぶ楽んなっとった]
……おお きに。
[看病についてくれとるのに礼ゆぅた後、緊張の糸切れて一旦寝てまう。
寝て起きたら多分今よりは症状もよぅなっとる。
ただ、目ぇ覚ますんは、日も変わった翌朝のことやった**]
―浴室→―
ふぅ……
[いくらか服が乾くと着なおして、目立たない程度に血の跡は消えただろうか]
ライヒアルトさんに……
[約束の言葉を思い起こしながら、ライヒアルトの姿を探してふらふらと屋敷を歩き始める。
まずは彼の部屋にと向かってみた]
[まだ至近で命が失われた状況に動揺していたからか、ローザの異変に気付くのが遅れた。
クロエ>>27に呼ばれて、ようやっとローザの様子に気付く]
ロズちゃん、だいじょうぶ!?
[ベアトリーチェの部屋で座り込んだまま動けずにいたけれど、慌てて立ち上がり。
ベッドの横に置いてあった薬カゴを抱えて歩み寄った。
肩を支えようとするクロエ>>35に頷いて、逆側からローザに肩を貸して部屋へと移動する]
………あ。っと、ユリちゃん。
[ベアトリーチェの部屋を離れる前に、ちょっとだけ立ち止まって。
幼馴染の青年に声を掛けた]
助けてくれたん、だよね。
ありがとう。
[ユリアンが人の命を奪ってしまったことには驚いたけれど。
でもそれは、ベアトリーチェやナターリエや自分を助けようとしてくれたからだと。
亡くなったハンスには申し訳ないと思いながらも、それでも大好きな幼馴染にはそう礼の言葉を掛けておいただろう]
ホント?
あたしエリお兄ちゃんの作る甘いもの、好き。
[あやすような響き>>42に不満を覚えたものの。
甘いものは好きなので、自然と表情は明るくなる。
エーリッヒが作ったものならなおのこと、だ。
階下まで降りて広間まで行くと、甘いものが出てくるまでキラキラとした表情で待っている**]
[中身を確認するユリアンの言葉にうんと頷く]
分かった。
あまり無理はしないようにね。
[年長者として案じる言葉を向けて
軽くなった手を下ろした]
――…手が足りないなら手伝うが。
[ライヒアルトとユリアンに目を遣り
彼が手伝うなら必要ないか、とも思い強くは言わない。
結局丸一日で口にしたのは紅茶と水のみ。
ギュンターの埋葬を手伝った男はエネルギー不足に陥っていた]
―二階廊下―
[小さく息を吐いて、廊下を進む。
シスターが姿を見せたのは、丁度彼女の部屋の扉を叩こうとしている時か]
大丈夫かね。
[そちらへ向き直り、彼女>>44の方へと歩んだ]
―二階廊下―
はい、なんとか、少しは。
[顔を伏せたまま声は震えたまま、ライヒアルトに言葉を返す]
私……
[声が震えている、うまく言葉が続かない]
部屋に…いいですか……?
[なんとか続けた言葉で、そう問いかけた]
[ユリアンにライヒアルトの手伝いを任せて
のろりと階下に向かう]
人が死んだばかりなのに……
こんな状況でも腹は減るんだな。
[己の食欲に自嘲するように呟き部屋へと戻った]
―二階廊下―
そうか。
[返る声>>48はとても大丈夫そうには思えない程震えていて、それでも男はただ頷き]
……嗚呼。
立ち話も辛いだろう。
[続いた言葉にも頷きを返し、その通りにそちらへ向かう。
部屋の扉を開ける役目は男が請け負った]
― → ローザの部屋 ―
ロズちゃん、大丈夫?
どっか痛いとか、ある?
[水を持ってくるというクロエ>>39に頷いて見送り、ローザの傍でうつ伏せになっている背中を撫でる。
鎮静剤の類、というリクエストにはカゴの中から、抗不安薬としても使う睡眠薬を取り出した。
睡眠薬と言っても、軽度の不眠症患者に処方するような睡眠に導くためのごく軽いものなのである]
調子悪いときは、お互い様だよ。
[おおきに、と。眠りにおちる前にローザ>>43が礼を言うのを聞けば、表情を緩めてそう告げるが。
ローザはそれを聞く前にもう眠ってしまっていたかもしれない。
その日は、ローザにずっとついていたか。
それとも、ローザが眠った後で部屋に戻っていたか]
……ん、そか。
[明るくなる表情>>45に、僅か、翠に感情が戻るものの。
雪嵐以前と比べたなら、平坦な事に代わりはない。
一先ず広間まで戻ると、暖炉近くの暖かい場所に待たせて、自身は厨房へ。
材料をそろえて手際よく作っていくのはアプフェルクーヘン。
林檎の皮は、紅い色が見えぬように、といつもよりも丹念に剥いて]
…………。
[ケーキが焼きあがるまでの間、翠はぼんやりと窓越しの森を見つめて]
……ほん、と。
やってらんね。
[そんな愚痴めいた呟きを、落として。
焼きあがったケーキと、ホットミルクを用意して広間へ戻る。
紅茶を淹れる気には、まだ、なれそうになかった。**]
[部屋から白布に包んだ山刀と道具袋を持ちだして
玄関から外に出て井戸へと向かう。
一式を井戸に置き、乾いたスコップを手に地下の物置へ。
元々あった場所は知らず、入り口から近い場所に立てかける]
――さて、と。
[地上に戻ろうとするが、ふと、貯蔵庫に目を奪われた。
立ち止まり、逡巡]
少しくらいなら摘み食いしても……
[ぽつと独り言ちて貯蔵庫に侵入した。
食糧がならぶ其処でチーズを見つけ目を輝かせる。
いただきます、と小さく呟き一切頬張る。
甘いものの方が効率は良いとわかるが
どうにも酒の肴にばかり引き寄せられるのは酒好きの性であった]
………早く、橋なおらないかなぁ。
[この時点では、これ以上の死者が出るとは思っていなかった。
ただ、早く父と義母の待っているだろう家に――つい一昨日までの平和な日常に――帰りたいと。
日が暮れる頃には、窓の外へと視線を向けて。思わずそんな呟きを零していただろう**]
―二階廊下→―
[ライヒアルトに続き、廊下を進み部屋の中へと。
そのままドアの閉まる音を聞きながら]
すみません……、ライヒ兄さん……私……
[震えたまま、うつむいた顔はそのまま]
そのうち私やライヒ兄さんも……なのでしょうか……?
[問う声は震えていたが、先ほどよりも少しはっきりと聞き取れるもので]
― ビチェの部屋 ―
[綺麗にしても、もうこの部屋は使われないかもしれない。それでもそのままには出来なかった。
せっせと血痕を拭って目立たないようにしてから部屋に戻る**]
―井戸―
[少しのチーズで空腹を紛らわせ貯蔵庫を出る。
井戸まで戻り、その傍らで道具を広げた。
桶に汲んだ水を傍に置き、白布を解いた。
山刀の欠けた箇所を指の腹でなぞる。
口許から笑みは消えて、鍛冶場にいる時と同じ貌]
大事に使って貰ってるんだな。
[手入れの跡を見て蒼が細まる。
白銀に包まれた其処で山刀を研ぐ音が響いた]
―個室―
[先にシスターを中に入れ、部屋の扉を閉めてから向き直る。
俯き震える様は、呼び方も相俟って、未だ教会に入る前の彼女を思わせる。
僅かに目を細めた男は]
……死は恐ろしいかね。
[いつもと少し違う、宥めるような調子で言葉を紡ぐ]
ええ、怖いです……ライヒ兄さんは……全部知っているくせに……
私を教会に……それだって……
[俯いたままの様子は変わらずに震えはより一層つよく、左手で右腕を抑えるようにぎゅっと強く握る]
ねぇ、ライヒ兄さん……
ライヒ兄さんは………
[作品と向き合う間は他の事を考えずに済む。
真剣な眼差しで黙々と山刀を砥ぐ手は休みなく動く。
欠けた箇所が分からなくなり新品の如き輝きを取り戻すまで
少しばかり時間が掛かった]
――…は、ぁ。
これでまた暫くもつだろ。
[冷たい水で刃を洗い、水気を拭き取り仕舞う。
道具も全て集め、桶の水を流してからその場を去る]
―個室―
[黙ったまま、男はシスターを見ていた。
異性同士が必要以上に触れ合うのを厭う男は、自身もまた進んで異性に触れようとはしなかった]
それが、君の望む事かね。
[そして今、神に仕える者らしからぬ言葉を向けられても、男に大きな動揺は見られなかった。
一瞬だけ僅かに目をみはったが、それだけだ]
それを本当に、君が望むと言うなら。
……そして、その後も私の教え通りに、前に進むことを誓うならば。
[そして男は、いつもと変わらない真面目な顔で、真っ直ぐな姿勢で、言葉を返す]
私はそれを受け入れよう。
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