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─ 三階 ─
[自分が礼を言う事では無いかもしれないが、教えてくれた事に感謝を示し。
彼女がキリルと階下に向かうのを見送るか、それとも共に降りる事になるかはともかく]
これで止血は出来たはず、ですが。
傷の消毒をしないと。
…立てますか?
[問う声には、立てるでしょう?という響きを込めて。
自分も立ち上がりながら、結局名を知らぬままだった男に視線を向けると、微か瞑目し祈りを捧げた後]
すみません。
まずは、生きている方を優先させてもらいます。
[一人置き去りにする非礼を詫び、手当ての為にベルナルトが示す行き先へと同行した**]
─ → 一階/大広間 ─
[ひょこひょこと、左足を庇いながら階段を昇り、一階へと戻って来る。
その足のまま向かうのは、食事をすることが出来る大広間。
こんな時だけれど、何も食べずに活動出来るほど空腹に耐性があるわけではないため少しでも腹に入れておくことにした。
頼んだのは喉通りの良い柔らかめの具材のスープ。
量もさして多く入らなかったけれど、動くためのエネルギーは確保しておいた]
……『鬼』か。
[ふと、ジラントはどうやって見つけたのだろうと思案する。
彼の話を繋げると、『鬼』を見つけることが出来たが、その方法についての理由ははっきりしないようだった。
襲うところを見た、というわけではないらしい]
うーん。
ひとっ風呂浴びてさっぱりしてから考えよう。
[寝起きから理解しきれぬ展開ばかりが起こっていた。
一度整理した方が良いと思い、リラックス出来る状況でそれを行おうと考える。
食べ終わりをメイドに伝え食器を片付けてもらうと、僕は大広間を出て客室へと戻った]
― 階段/三階近く ―
[ふと思い出したようにして]
籠、部屋に置いてこなきゃ。
[左腕にある籠に視線落とした。
誰か傍にいるのであれば
一人で大丈夫という事も伝え二階客室へと向かった**]
─ →二階/客室 ─
[三階で起きた出来事は誰かから聞くことが出来ただろうか。
聞いたところで話をしたことが無い人物がころされたというだけだったため、そこまで大きな関心は示さず。
事を為したのがベルナルトだったと言う事実のみを認識することだろう]
…………………
[客室に戻ると僕は服を脱ぎ、左足の包帯も外して湯船にしっかり浸かることにする。
その途中で目に入る、洗面台の鏡。
前髪の下に左手を滑り込ませ、直接肌に触れた。
返る感覚はおおよそ肌とは言えぬもの。
左目があるはずの場所は窪み、それを覆い隠すかのように瞼や肌が捩れ、歪んでいた。
僕の命を奪いかけた、忌まわしい痕]
…こんなところで、死んでたまるか。
[ベルナルトにも言った言葉を、鏡の中の自分───左目周辺の傷跡に向けて宣する。
眉を寄せた状態でしばし見詰めた後、視線を外して湯船へと身体を浸けた]
─ 二階 ─
[思考を纏めるにはどれほどの時間を要したか。
部屋には時計が無いためにはっきりとした時間は分からない。
ましてや月の出る時刻から全く刻が進んでいないとは、夢にも思っていなかった。
尤も、その事実には未だ気付いてはいないのだけれど]
……と、そうだ。
オリガの姿見てない。
[そうだ、あの人だけは。
生きて、生かして、ここから出してあげたい。
護りたいと、そう思う]
そうだよ、護らなきゃ。
[不意にジラントのことを思い出した。
彼が見つけた『鬼』が誰なのかは聞けていない。
もし、彼が『鬼』と判断したのが彼女だとしたら。
喩え『鬼』だったとしても、それを許容することは出来ない。
僕は手に入れた短剣をベルトに通してジャケットで隠し、急ぎ気味に客室を出た。
左足は、面倒になって包帯を巻かないまま]
[オリガの部屋は僕の部屋の隣。
客間を出て直ぐ隣の部屋の扉の前に行き、ノックしようとした時だった]
─────………!
[この階に漂う匂いに、僕は敏感に反応した。
アナスタシアの書斎に行った時に嗅いだ匂い。
誰かの死を示すもの。
まさか、とオリガの部屋へと視線を向けたが、匂いの根源はここではないらしい。
ほんの少しだけ安堵して、周囲を見回すと僕は匂いの元を探し始めた]
ここ……じゃないな。
ここ…でもない。
[プレートの有無に関わらず部屋の扉の前で注意深く匂いを嗅ぎ、血腥さを色濃く漂わせる場所を探す。
何度かそれを繰り返した後、扉の隙間から漂う匂いに僕はピタリと足を止めた]
………ここだ、間違いない。
[足を止めた部屋の扉にはプレートが掛かっていた。
誰かが使っていると言う証明。
有事を考えて、ベルトに差した短剣の柄を握り、左手で扉をノックする。
返事は無い。
この扉の先に広がるものの想像をして、僕の心臓ははち切れんばかりに拍動した。
一度だけ深呼吸し、意を決してドアノブを掴み、扉を開ける]
───── っ!!
[それは直ぐに右目に飛び込んできた。
喉を水平に真っ直ぐ掻き切られ、祈りの象徴を胸に刻まれ空洞を作った女性の骸が床に転がっている。
それがリディヤであることは、瞠目していた瞳が顔の位置に視線を向けたことでようやく知れた]
……『鬼』、だよな。
真紅の薔薇───確か、アナスタシアさんのところにも、あった。
[紅の中に放り込まれた紅。
今はリディヤの胸の上に、弔いのように置かれている。
抜き取られた心臓の代わりのようにも見えた]
ああくそ。
『鬼』、見つけたんじゃなかったのかよ。
[怒りの矛先はジラントへ。
あの後直ぐに向かったものだと思っていたから、また『鬼』の被害が出たことに苛立ちを覚えた。
けれど同時に、オリガじゃなくて良かったと安堵する気持ちも浮かぶ]
ええと……どうすりゃ良いのかな。
現場保持?
[微妙にズレたことを言いながら、僅かに首を傾ぐ。
最初のように慌てふためくことがなくなったのは、もう感覚が麻痺しているせいだろう。
しばらく考え込んでいたけれど、最終的には扉は開いたままにオリガの無事を確認することを優先する。
その前に誰か来るようなら、発見した状況について一応の説明をする*つもりだ*]
─ 二階/客室 ─
[部屋に戻り籠を寝台近くの床に置いた。
籠の中には布と、丈夫な手袋しか入っていない。
腰に下げたナイフを見ぬままそろと撫でる。
父から譲り受けたお守りのような存在だったから
触れると心が落ち着くのを感じた]
お父さん――…
心配、してるかしら。
[帰る予定の時間は既に過ぎているはずで
一人娘を案じる父の姿が浮かんでしまう]
ごめんなさい。
[届かぬ言葉を父に宛てる]
[野草を摘みに入る森はオリガにとっては庭のようなもの。
だからいつも普段着の軽装備で森に入っては父に嗜められた]
森は危険だから――、甘くみてはダメ。
[そんな事を言われても大げさだと思っていた。
庭で怪我なんてしないから、と笑っていた娘は
父の忠告を素直にきけなかったことを後悔している。
寝台の縁に座ればやわく弾む身体。
ふわりスカートが揺れる感覚。
オリガはそれが好きで森に入るのにもいつもスカートのまま]
大丈夫と、思ってた。
[消え入りそうな呟きが小さな唇から零れる]
[必要なだけ野草を摘んだら帰る心算だった。
けれどいつもならあるはずの場所に目当ての野草はなく
奥へ奥へと進むうち、滅多に入り込まぬ場所まで来ていて
其処に沢山の野草があったから夢中で摘むうちに夕暮れが迫っていた。
歯車の微妙な狂いが今の状況をつくりだしたのか
それが運命であったのかはわからない]
帰りたい。
[父の顔がみたいと思う。
体格もよくはないからその望みが叶う可能性は薄いとも
何処かで思っていたから響きは切なるものとなる]
『鬼』はだぁれ?
次は、誰が――…
[殺される事と殺す事。
どちらかかどちらもか、いずれ訪れるだろう未来に思える]
― 地下/武器庫 ―
[ジラントを折れさせる程のサーシャの姿勢には、自分にないような強さを感じた気もして。
「物分りがいい」なんて言葉>>25には、ほんの小さく視線を伏せたりもした。
こうして、告げられた答え>>26は――。]
鬼を、見つけ、た?
[この時、メーフィエははっきりと目を丸くしていた。
とくりと胸が鳴るのが、自分でも判った。
けれども、一先ず平静を保った、それでも緊張も表れた面持ちで、ジラントの方を見た。]
……一人で行く心算、なら。止めませんけど。
無茶だけはしないで、下さい、ね。
[邪魔されれば如何するか、その仕草は目の当たりにしていたから。
立ち去って行く彼>>28をすぐに追うことはしなかった。
無論、剣を振るうことも無く。]
[手にした剣は決して軽くは無い。
それでも幾らかの長さのあるそれを、誰も居ないその場で一振りして、前へと突き出して。
その感触を、手に、身に覚えさせた。]
―――――…、
[幾らかしてから、剣を鞘に納め、武器庫を後にした。
何処に向かうべきかと、地上へ向かう階段を見上げて――。
静かに、一階まで上り切る。**]
しっかし、よくあの時殺られなかったよなぁ。
[激痛に襲われ、無防備な状態。
その気になれば首を絞めて殺す事も容易だったろうと、背中がぞわり。]
……ま、ごちゃごちゃ考えたってしょうがねぇか。
無茶だろうがなんだろうが。
狩らなきゃ、狩られる。
そんだけの話。
[ともあれ、鬼の殺り方でも見ておこうと、三階の書斎を目指す、男の口元は愉しげ。]
刃物でえぐったか、それとも……。
……ま、いいや。
バケモン相手と思っとけば間違いないだろ。
[嗤う男は、青を求めて書斎を*出てく。*]
─ 二階/リディヤの部屋前 ─
あ、オリガ。
[聞こえた声>>50は僕を十分に安堵させるもの。
声だけでなく表情にも安堵の色は含まれていた]
リディヤさんが、『鬼』に。
[オリガの無事を確認したことによる安堵の色も、問いに答える時にはなりを潜めて。
僕は見返していたオリガの瞳から片目を部屋の中へと向ける]
ここのご主人さんと同じようなやられ方だよ。
あの時と同じように、薔薇も置かれてた。
…ああ、あんまり見ない方が良いよ。
[部屋の中を覗き込もうとするのには制止をかけるけれど、強いものではないからオリガが見ようと思うのなら見ることが出来るはず]
『鬼』、誰なのかな。
[ジラントの話を聞いてから、僕は無差別から『鬼』に狙いを定めるようになった。
尤も、知る術を僕は持たないから、結局無差別と変わらないのかも*しれないけれど*]
─ 二階/リディヤの部屋前 ─
[サーシャ>>60から感じるのは安堵。
『ゲーム』が始まって《ルール》が刻み込まれて
それでもなお向けられる優しさは同じに思えて
隻眼へと向けた眸が揺れる]
――…リディアさんが 、
[熱さましの薬を持ってきてくれた際、
彼女が言っていた言葉>>1:149が呼び起される。
『苦しいのは嫌で、苦しんでいる人を見るのも嫌だから。』
そんな他人の痛みを知る彼女の命が『鬼』に散らされたと聞き]
同じような、――…
それなら、やはり『ゲーム』は続くんですね。
[続く事を知っていてそれを確認したかのような口振りで
沈痛な面持ちがやや下を向く]
─ 客室 ─
[部屋へと戻る途中、メイドに着替えや手当てのための準備を頼んでおいた。
返り血に濡れた服は、じわじわとその色を黒へと変えていく]
……これは落ちねぇかなぁ……。
けっこー、いい値段したんだけど。
[冗談めかした口調で言い放つ言葉には、どんな反応が返されたか。
ともあれ部屋に戻り、届けられた薬や包帯で傷の手当てを済ませ、新たに届けられた着替えに身を包む]
……んじゃ俺、少し寝とくわ。
いろいろ、ありがとさん。
[手当てが済んだ後、アレクセイに向けたのは短い言葉と柔らかい笑み。
余り晒さぬ素の表情──とは。知る者もないのだが。
部屋に一人になると、寝台に寝転び一つ息を吐いた]
……血、ねぇ。
ホントに一体、なんなんだか。
[結局答えの得られなかった疑問をぽつり、零した後。
青はしばし、閉じられた]
─ 客室 ─
[目を閉じてから幾許か時は過ぎ。
いつの間にか引き込まれていた眠りの淵から、ゆるく意識が浮かび上がる]
……んー……。
[起き上がった後、最初に動かすのは刃を受けた肩。
ぎこちなさは残るが、動かせない範囲ではない。
ならばそれで十分、と起き出して、身支度を確かめる。
特に、愛用の短剣の存在は念入りに確かめ、すぐに抜けるようにするのを忘れない]
……ってと。
いつまでも、のんびり寝てるわけにゃあいかんよなぁ……。
[小さく呟き、ふらり、部屋を出る。
廊下に出れば、漂うにおいには嫌でも気がつくが。
氷の青は、その源である部屋を軽く見やってすぐに逸れる。
それきり、そちらへ意識を向けることはなく、青纏う青年は、ゆっくりと階下へ──室内庭園へと向かった]
─ 室内庭園 ─
[庭園に入れば、目に入るのは揺れる色とりどりと、硝子越しの紅い雨。
冷たい壁を隔てて広がる世界は、全く違うもの]
……ホントに。
いいシュミしてるよなあ。
[ぽつり、と呟き、揺れる真紅の薔薇に手を触れる。
その色を見やる青は、楽しげな、けれどどこか物憂げな色を浮かべていた。**]
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