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多少無茶でも。
力を正しく導いて制御できりゃ、結局はいいんじゃないかね。
少なくとも、俺に魔導占星学の基礎を教えてくれた親父はそう言ってた。
[『転科ナシの影輝学科』の所以は、どうやらしっかりと作られた下地にもあったらしい]
自分が気に入らない相手には、絶対近づかないし、そも、姿も見せないから、こいつら。
[本来は重度人見知りなんです、カーバンクル。
撫でているナターリエの表情の変化には、付き合いの浅さもあって普段との比較は出来ず。
「ちょっと意外」という感覚が強い程度]
……は? いや……別に。
おかしくはないと思うけど?
[不機嫌な様子に一つ瞬くものの。
他意一切ナシで、さらっと言った]
…以前言ったな。
私は外来組だと。
故郷の次元からここへ落ちてきたんだ。
そして帰る方法を探している。
…実のところ、ろくな思い出の無い故郷だが…今は酷く懐かしい。
だから、こんなところで足踏みするつもりは無い。一日も早く、次元渡りを完成させる。
おかしく……ない!?
[びっくりした。自分がどんな表情を浮かべてるか知らない分驚きは大きく…でも別に悪気のない様子に。気を取り直すように咳を一つつき]
だよなぁ。小難しい解釈に溺れるよりも己なりにコツを掴んだらいいだろうしな
[転科なし。の噂は知らないため素直にそれには頷きつつも、人見知りというカーバンクルをもう一度みて、最後にカーバンクルの頭をぽふりとして]
ん…いい子だな。もう戻っていいぞ
[言ったら素直に一度首をかしげてこちらを見てから素直に戻って言った。
もう少しで引き止めてしまいそうだったが、私は試練に耐え抜いた]
…では、そろそろいくか
[気を取り直して、今度こそ。通路を…バトルフィールドへ向かおうとする]
……驚くような事かねぇ。
[びっくりした、と言わんばかりの反応にぼそ、と呟いた。
思ったままを言っただけなんで、余計に大袈裟に思えたらしい]
そういう事。
符術や占術は特に、個人差が出やすいしな。
[己なりのコツ、という言葉には頷いて、戻って来た真白を肩に乗せる。
真白は、「いっぱいなでてもらったのー♪」と言わんばかりに尻尾をしたぱたさせて]
ああ、そうだな。
行くか。
[そんな使い魔の様子に、僅かな時間、天鵞絨を和ませて。
それから、こちらも表情を引き締め、バトルフィールドへと歩き出した]
そっかぁ。故郷の次元に、か。
[それは大事な目標だと思う。彼も自覚なくここに落ちてきてしまった友人がいるが、やはり戻りたいと願う人が多い。そんな折、いつも頑張れよと励ますのだが、ゲルダの目標も同じように……]
がんば……ってください……。
[何故か言葉が詰まった]
戦いは未だ終わらず、というところですね。
[説明を聞きながらふむふむと頷く]
罰ゲーム…。
[頬が少し引き攣った。
ご褒美よりもそちらの方が気がかりなようだ。
ブリギッテの方を見る]
対象が二つなら、個人戦でも協力できるかもしれないわねぇ。
とりあえずは捕まえることからチャレンジしてみましょ。
ティエラ、Go!
[逃げ始めた使い魔を茶虎猫に追跡させながら、場所の把握も兼ねて自分はゆっくりと歩き始めた]
/*
遅くなりまして。皆様お疲れ様です。
ヘルムートは無理なさらずに。
こちらもなかなか万全とは言いがたく。
ゆったりまったりといかせていただきますわ。
絡めるチャンスがあれば活かしたいとも思いますけれど。
驚くようなことだっ!
[といってぶつぶつ呟く。似合わないなんてことない?そんなはずがないっ。とか色々思いつつも、大きく息を吐いて。次のために雑念を消す]
なるほどなぁ。ならば他の影輝学科の人間にあったらそれはそれで違うということか
…ああ、ゆくぞ
[勝つ。勝って勝って勝って勝ち抜く。
そう胸に秘めた際には既にいつもの態でバトルフィールドへ。もう片方の相手と途中すれ違うかは知らない]
― →A地点―
休んだら、その分、大変……。
[へろへろしながら再び使い魔を追い始めた。]
「……男らしいなぁ。女の子なのに。」
半分あんたの責任でしょ!!
[しゃぎゃー!とオーヴァンに噛み付きつつ必死。]
……そうなのか。
[ナターリエの心理に全く気づいていないため、そこまでムキになる理由はわからないものの。
とりあえず、向こうには大事な事らしいので、それで納得しておいた]
ああ。
だから影輝の連中とやり合う時、俺と同じと思ってぶつかると、飛んでもない目にあうだろうな。
逆もまた、然りだけど。
[さらり、と言いつつ、歩みを進め、バトルフイールドへ]
─ →A地点─
さて……今度は、どんな空間になるのやら。
[にぃあ、と猫は追いかける。
フフーン、と使い魔は逃げる]
あら、そっちからそう続いているの。
じゃあこちらから行けそうね。
[こういう時には感覚同調も便利である。
道のうねり具合から先回りできそうな方向へと足を速め]
あらっ。
もう繋がっちゃうの?
[角を曲がるまでもなく現れた使い魔の姿に菫色を瞬く。
予想以上の至近距離だったので反射的に手を伸ばした。[20]]
そうだ
[納得した様子に満足そうに頷く]
そのようだな。もしそうなった際は注意しよう。
ま、どのような者でも全て同じなどということはないがな
今回はどうなるか…また相手も揃えば変わるのだろうな
…闇がいいなぁ。
[光だったらどうしよう。その場合は普通に剣士に押し込まれる気がする。とどきどき]
[喉が詰まるという感覚を始めて感じながら、バトルフィールドへと続く通路を歩いていく。彼から何か語ることもなく、何か漂っている沈黙も痛い気がして、ついゲルダより早く歩いてしまう。
心配してかけられた言葉にも答えられず、歩いていると、ふと目の前のT字路を曲がっていった、見覚えのある聖衣の端が動いた気がした]
あ、あそこからバトルエリアみたいっすね。
[早口に言って、彼もT字路を曲がっていく]
影輝は特に、法則性がないからな。
本来の主旨……占術のための因果律への接触の仕方も、色々だし。
ああ、確かにそれだとやり易いけど。
……そこまで甘くはねぇだろ。
[一体、どんな認識なのかと]
/*
二人揃って、20とか!
どんだけー!!
私も上に居る時に出したかったものだわぁ。
ダ神のアイに涙が止まらなくなりそう(笑)
[使い魔はうっかりと茶虎猫に集中していたのだろうか。
伸ばした手の中にそのまま飛び込んできた]
はい、捕まえた。
いただくわよぉ。
[不可思議な光を宿した球体を使い魔から奪う。
すると使い魔の姿はサァッと霧のように消えていった]
さてと。
ここからの方が大変そうなのよねぇ。
[言葉と裏腹、唇は楽しそうに弧を描く]
/*
>>*8
あ、ごめんなさい。
最初も3発言目からでしたのね。うっかりと。
ご好意ありがとうございます。
以後もっと気をつけますわ。
法則性がないぶんややこしい…というのはわかった。
ま、やはり全ての頂を極めるなどできぬよなぁ
[だからアーデルハイドと同じ次元魔術…ついでに闇系統を主としている人ですが]
…だな。きっと甘くない…まあ贔屓されてないことを願うか
[自分たちにとっても試練だろうが相手にとっても試練だろうと思うことにした]
っと、来たようだな
[現れた二組へと目を向ければ空間が真白のひやりとした雪原風景へと変わるのだろう]
さて、と。
[使い魔から素材を貰い、ヘルムートを見上げると]
昨日はこれとったら学長来たんだよね…。
と、なれば。
導師か学長が来る前に、迷宮内に隠れた方がよさそうね。
「……バレそうな気がする。」
[だって、先生だし。]
…ふむ。
お待たせした、かな。
[既にエリアに居た二人に目を留める]
[同時に、エリアの雰囲気、属性が変化していくのを感じる]
[気温が下がり、石の床に霜が張る]
[口を開く度に、呼気が白くけぶる]
……一人で全部できればラク、ってのは。
思ってなかった……とは、言わんけどな。
[呟きはごくごく小さな声。
心理には少しずつ、変化が現れているようで]
……と、いうか。
俺らの場合、特定属性との相性が極端すぎるだけじゃね?
[突っ込み一つ落とすのと、対戦相手が現れるのはどちらが先か。
同時、舞い散る真白き破片]
……雪……?
今度は、氷破属性、ってわけか……。
[変化してゆく周囲の様子。ふと、天鵞絨は遠くを見るよに虚空を向いて]
……郷……みたいだな。
やっぱりナターリエか……。
[聖衣を着ているくせに、闇系統一辺倒の魔法使いの姿をみて、仰々しく溜息をついた。
元々知り合いでもなかったが、魔法学院に入学当初に、目付きが闇っぽい! といきなり心にクリティカルヒットをお見舞いされたからの付き合いだから、それなりに手の内を理解している。ある意味一番やりたくなかった相手だと思った]
いや、今来たところさ。
[今度は氷か。と息を吐く。白い。その上体温を奪うのはいただけないがそんなこといってる場合じゃなく
自分が前衛であるというように一歩前に出ると同時に髪より出た金色の龍が右腕絡みつく…が、魔力は一切扱わない。
ただそちらがよければ始めるつもりらしい]
[茶虎猫が肩の上に飛び乗る。
と、背後に迫っている碧が見えるわけで]
ちょっ。早すぎでしょう!
[尾を躱そうと身を捻った。[12]]
…そういえば、カルメンは敗れたみたいだな。
相手にとって不足なし、というところか。
[言って、軍刀を抜き放つ]
[ちらつく雪を払うように一振りすると、その下を中心とした円状に、地面の白いものが消えうせ、石畳が灰色を覗かせた]
ま、私もそういうこと思った時期はあったな
とはいえ、アーデルハイドさんでもできんのだ。まだまだ未熟な我らができるはずもないと
[そう気づかせてくれた相手だからこそ尊敬しているのです]
そればかりは仕方ない。大当たりか大外れ。いっそ気持ちよかろう
[なんていいきり。郷か…というライヒアルトの声を聞きつつ。ゼルギウスをみて]
おう。私だ。嬉しいだろう。今日も調子はいいみたいだな
[とゼルギウスの目を見ていった。一応本質は知ってる分余計気楽にいうのである
だってギャップで面白いし]
[『郷』とは即ち生まれ故郷の『魔獣使いの郷』の事。
諸々経緯の果て、自らの暴走によって半壊させてしまい、二度と戻れぬ場所。
舞う真白き破片は、ふと、雪深きその地を思い起こさせたが]
……今は、それどころじゃねぇし、な。
[ふる、と首を振る事で感傷めいたものを振り払い]
ま、大して待ってはいない、かね。
[ゲルダの問いにはさらりとこう返し。
雪を溶かす様子に、天鵞絨をす、と細めた]
嬉しくない……。
[絶対何かヤル! そんな確信を持ちながら、再度溜息。なんというか顔をあわせる度に色々な苦労を掛けられている思い出があるので、いやーんな表情をナターリエに思わず向けてしまった]
んー。
[暫く考えて。
考えて。
不意に聞こえたのは]
「盗ったどーーーー!!」
[と、言うマテウス導師の碧色の龍の声で。]
……逃げよう。
[あっさりその場からの逃走を決めたとか。]
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