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―― ちょっと前 ――
[それは機械の犬が立ち去る少し前のこと]
[ほんの少し宙に浮く自らの足元を、ふわふわの毛がくすぐった。
生前は本物の犬とやらに触れたことはない。お金持ちが持ってるところは見たことがあるが]
[少なくとも自分が育った惑星では、下級住宅街には「本物」の愛玩動物など超高級品でしかなかった。機械犬は、機械犬という種族だと思っている節がある。それが、ジョエルとパトラッシュへの扱いの差の理由]
…………お前は行くんだ。イイコだね。
ありがと。
[皮肉か賞賛か。
どちらの色も載せない声音で見送っていた]
死してヒトに近付くとは。
皮肉なもんだな。
[目の前のアンドロイドを見ての感想。
ここは死後の世界。
思考制御しているのが機械ではなく、別の何かによって補われたのだろうか、なんてことを考えた。
通信士についての呟きに返す声は無い。
どちらなのかを判ずる術を持っては居なかった]
─第二階層 集会室─
[>>+12大事無いと言うように鳴いたラッシュの声に、そうか、と安堵して微笑みを向けた。
ジョエルも自分と同じ問いかけをしていて。
>>+7答えを返した男性の身体を取り巻いていた何かが人の姿を形作るのが見えると、眉を寄せる。
オーフェンに似た面影を持つ女性…というより、少女といった方が正確だろうそのナニカ。
それは、スティーヴの胸に腕を突っ込んでいるノブに視線を向けて何事かを言っていた。
どう見ても彼女と、そして視線の先の通信士がそうなのだと。
状況はありありとそう伝えてきた。
が、それについては気にも留めぬように出ていったオーフェンを見送る態で立ち呆けていたカルロスに近寄り声をかける。]
カルロス。
何をしている、追わなくて良いのか。
[スティーヴがこちら側に来ているのにも気付いて、視線を向けた。
生きていた時と全く変わらぬ素振りに、少しだけ口端を上げる。
煙草から紫煙が上がっているのが見えれば、死んでいても喫えるものなのかと若干驚きもしたり。
彼と話しているジョエルの様子に、少し心配の色を向けたものの口を挟む必要はないかとも思い。
自分は自ら声をかけたカルロスへと視線を戻した。]
─ 第二階層 集会室 ─
[別所から視線を感じれば、整備士>>+32の方へと一度視線を向けた。
口端が持ち上がるのが見えれば、気付かれるか分からぬぐらいに、くつ、と笑う素振りをする。
それも直ぐにアンドロイド>>+33へと視線が戻るのであるが]
ああ、あれはお前の銃だったか。
[銃を向けたと聞いて、今気付いたと言うように呟く。
実際あの時は誰から受けたのか分からない状態にあったため、アンドロイドから向けられていたと言うことは知らなかった。
あっさりと言ってから、更に続ける]
何を以って裏切ったと言ってるのかは知らんが、お前に庇ってもらう心算は毛頭無かったぞ。
この世は因果応報、自分が行ったことは自分に返って来るもんだ。
[からかいに文句を言われれば、くつ、と喉奥で笑う気配を漏らす。
それから驚くようにこちらを見上げるアンドロイドを、横目で見下ろす形を取った]
─ 第二階層・集会室 ─
[その可能性を考えて、銃口を向けた、その結果。
だから、これは、正解を引き当てた結果、と言えるのだが]
……く。
[それなりに修羅場は見ているが、さすがに人がアメーバ状に溶けて崩れる様子などは初めて見る。
そちらに意識を奪われていたためか、もう一つの銃撃戦とその結果>>6にすぐに意識は回らずに。
走り出そうとするオーフェンの足音>>5に我に返り。
そこでようやく──もう一人の死者に、気づく]
……っ!
学者のセンセ……? なんで……。
[二人に撃たれたのは、視界に入っていたけれど。
予想外の状況に思わず呆然と呟いていた。
しかし、今は走り出した少年を一人にすべきではない、という意識が先に動いていた。
だから、引き止めるべく走り出そうとした矢先、向けられた視線>>7に、ひとつ、瞬く]
─ 第二階層・集会室→通路 ─
[捕まえきられなければ走り抜け、通路をがむしゃらに走る。
足ががしゃがしゃ嫌な音を立てても構いはしなかった。
なんでとか、どうしてとか、そういったもので頭を占められていたが、放送>>#0は勝手に耳に入ってきた。
変わってない放送、3人の名前。
そこにスティーヴの名前が無かったから、ちょっと顔が歪んだ。]
ふがっ!
[半端に直された片足が、途中で縺れて転んで顔から床からぶつけた。]
……………。
[痛い。顔を打ったのでくらくらして、星が飛んだ。
それでも何でか、泣きはしなかった。
廊下にべっしょり倒れたまま、顔だけ上げる。
鼻から打ったので鼻の頭が真っ赤になっていたが、自分じゃ見えない。]
─ 第二階層・集会室→通路 ─
……迷うてる場合じゃない、わね。
[戸惑いの時間は、短かった。
まだ終わっていないなら、残ったどちらか、という事にになる。
自分の中の仮説に沿うなら、選択肢は明解。
だから、躊躇わずに走り出す。
自分が死ぬのも、オーフェンが死ぬのも。
選択肢として、選べない、から]
まー、問題は、あっちがどう思うてるか、かだけど。
それこそ、やってみん事には、ねぇ。
[そんな呟きをもらして、通路を走る。
しん、と静まり返る通路。
空気が、重い]
―― ちょっと前 ――
[それは、生存者を告げる放送がなった直後。
集会室の前にたどりつく直前]
[第二階層の廊下で、小さな子どもがぺしゃりと転んだ。
彼の名前は知っている。彼の父親の名前が放送でなかったことも]
…………。
[横目でそれを見て、止まった。
じっと彼を見下ろした]
パパとおそろいだったら良かったのにね
[それだけ呟いていた]
─ 第二階層・集会室 ─
…うん
って、それだけ?
[あっさりと言うスティーヴに驚いたように言う。]
もっとこう、 怒れよ!
裏切ったってのは、だって俺、PMCに…
[チラとカルロス達の方を見る。また視線を外し落とす。]
憧れて、殺させたくなかったから自分から壊してもらったし…
つもりはなくても、そうなったら庇いたかった
因果応報 なんだろう?
俺はスティーヴたちに作られたんだから。
[前を見て話す内容>>+37。俺の在り方。
そうなるのは自然>>+34とリディアも続く。
パッとそちらへも視線を送る。リディアとスティーヴをパッパと見比べた。]
そっかァ
俺、人間っぽくなってるんだ
[素直に嬉しいと思って、スティーヴとリディアに向けゆるっと笑みが浮かんだけれど。
望んだものは出来なかったという彼>>+37に、呟く。]
やっぱり、オリジナルには程遠いんだな、俺
[表情は、どんな表情が適しているかわからなかったので、ないものに近い。
けれどリディアの言葉>>+38が続くと、彼女の方へと視線を送った。
じいっと、じいっと、 その言葉を聴く。]
―― 今/通路 ――
[ぼうっとしていたら、中からエリカが出てきた。
たゆたっていた自分をすりぬけるように通り越して、彼女は走ってく]
……………
[ぱちぱちと瞬いた。
微かに口元に笑みが乗る。宙を蹴ると、すっと彼女の後ろを追った。浮かんだ感情の色はやがて消えてしまうけれど]
[自分の星で流行っていた女性歌手の歌。
口をついて低く流れ出てきた]
─ 第二階層・通路 ─
(おっちゃんも死んだのにまだとか言ってる。)
[くらくらする頭の隅がそう告げる。
つまりは、ノブかエリカか、どちらかがPMC。
―――父親と同じ偽者。
だというのは子供の頭でも理解できる。
だが子供にどちらが偽者なのか、見分けがつくはずがなかった。]
……いたい。
[ようやく口にしたのは痛みを訴える言葉。
顔もだが、胸の奥がひどく痛かった。]
[ジョエルの視線に気付いて、一旦口を噤む。
少しだけ、呼吸を深くしてから、また口を開いて。]
…スティーヴには悪いが、私は、そうなることが出来なくて良かったと思っているんだ。
だって、ジョエルが他の誰かになったとして。
そしたら、今ここにいるジョエルは何処にいってしまう?
私が知るジョエルが、私の知らない誰かになって。
ジョエルの存在は無かったことになってしまうなんてこと、私はイヤだ。
―― 通路 ――
[気がつけば、目の前には少年とエリカ、そしてノブ。
そろってた]
――――♪
[何も台詞は言わない。歌はいつのまにかハミングになっていて。
それでもそこに何の感情も乗らない]
[天井近くまで浮かび上がると、膝を抱えて丸まった。
見下ろす]
あ、ああ…
[リディアに声をかけられるが返すのは生返事で、オーフェンの姿はすでに見失っていた。
くすくすと傍にいるロザリーに似た姿が笑っている]
「あははは、彼はねいまさら息子のとこに行くのに罪悪感があるみたいだよ」
[自分の心を見透かしてるかのようにそう口を開いていた、苛立ち、悲しみ、負の感情にさいなまれるのを感じる。
俯き出すべき言葉が見つからないでいた]
…どうし
[カルロスの悄然とした様子に、どうしたと言いかけて。
その傍らの女がくすくすと笑いながら言った言葉に、眉を上げカルロスの胸倉をつかんで引き寄せた。]
……どうしてお前が罪悪感を抱く必要がある。
こんな騒ぎになったことも、お前が子を置いて先に死んだことも、お前のせいではなくてPMCのせいだろうが。
それとも何か、自分からPMCに身体を明け渡しでもしたのか。
─ 第二階層・通路 ─
分からないか。
[胸を押えていた右手は緋色に染まっている。
左手には銃を握ったまま、けれど銃口はまだ向けていない]
オーフェン。
銃はむやみに使うなって言われていたよね?
使う時には迷うなって。
[それは少年の父親が、銃を持たせる時に言っていたはずの言葉]
怖いのなら、撃った振りだけしていればいいんだ。
それでシステムは誤魔化せる。
[内緒話のように小声で。
冷たい目の下で口元は笑って言った]
後は私が、なんとかするよ。
─ 第二階層 集会室 ─
…そうだが?
怒る道理がどこにある。
誰もが皆、生きるために、PMCを見つけるために他者へと銃を向けた。
自分が他者へと銃を向けるのに、自分に銃を向けられて怒るのは筋違いだ。
[常の無表情で、アンドロイド>>+40にはきと返す。
裏切りについてを言われると、ふん、と鼻を鳴らした]
そんな理由であんなことを言ったのか。
つくづく馬鹿だな、お前は。
殺させたくないと思うなら、自分が死ぬんじゃなく生きて護りゃ良かったろうに。
尤も、誰がPMCに寄生されていたか分からんことには護りようが無かっただろうが。
[どこか呆れの載る声で言葉を紡ぐ。
あの時彼の脳がオーバーヒートしていたとは気付けなかった自分も自分かも知れないが。
気付いて冷却出来たところで、アンドロイドがその通りに動いたかも定かではない]
どうぞ俺の身体を使って好き勝手してくださいとでもPMCに頼んだのか。
それならば罪悪感を抱いても仕方ないが、そうでないのならお前が罪を感じることなど何も無い。
[そう言ってから、近くなった顔をきっと睨みつけ。]
しっかりしろ、お前はオーフェンの父親だろう!
お前がしなければならないことは此処で後悔することじゃない、オーフェンをしっかり見守ることじゃないのか。
[眼下で、自分に銃を撃った相手が血に染まってる。
少年に何かを言っている]
[相手のことをよく知るわけではないが、その姿は自分を気遣ってくれた姿と随分違う。信じるわけではないが]
[ハミングの音が小さくなった]
――ノブ、さん
[名前を呼んで、でも、ぎゅっと目をつぶった。
さらに小さくなる]
[先ほどよりも大きな声で音を紡ぎだした]
─ 第二階層・通路 ─
まったくだね。
誰を信じればいいのか。何を信じればいいのか。
[追いついてきた航宙士に視線を投げる]
殲滅プログラムなんてものまで用意されたから、ゆっくりと検討する時間もなくなった。
PMC排除のための必要性を認めないとは言わないけれど。
用意周到すぎたと思わない?
まるで、こうなることを分かっていたようにさ。
─ 第二階層・通路 ─
[一番信じていて、大好きだった人が嘘だった。
いつから嘘だったのか、どこまで嘘だったのか、もう解らない。
優しいノブが好きで。
尻尾のあるエリカも嫌いじゃない。
怖いと思うのは、
偽者だったと、失望するのが怖いから――。
何を信じていいのかわからない。縋りたい人はもういない。]
………
[「とーちゃん」と、いない人の事は呼べなかった。
ずる、ずると、ゆっくりさがって、起き上がろうと身体を捩る。]
―第二階層・集会室―
[やがてカルロスが現れた時も、スティーヴが現れた時も、大きな反応はなく。
座ったままただ寂しげに尾を振るだけだった。
ただ少女のような姿のそれ>>+48に向けては、おもむろに立ち上がり]
ぅおん!
[一度きり、威嚇のように吼えた。
“生きていた”時には、緊急時以外は禁じられていた行為。
リディアがカルロスに掴みかかる傍ら、低くうなり声を上げてから、視線は外れる]
…リディア…
ありがとう
[自己を認められる。
誰かの複製にしか成りえなかった自分にとっては、それこそ奇跡に近いのかもしれない。
嬉しく思うのは、ジョエルの本心。この言葉に満足できれば、自分はどれだけ幸せだったろう。
けれども、作られたアンドロイドは、望みどおりに出来なかった自分を、悔しく思う。
無理だといわれても、不可能だといわれても。
スティーヴの表情を見たからだろうか。]
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