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― 階段・最上段 ―
俺は何も。
[襟首に指を入れ、僅かに隙間を作る。]
そう、何も知りませんよ。
[緩く階下を眺める。]
そうですか。
では喩えば、
アーヴァイン様ご自身が、
人狼に深く関わっていた、
そんな事はありませんか?
喩えば……、
人狼の血縁だったなら、
[其れは、ハーヴェイを指し示そうというのか。]
アーヴァイン様ご自身にも、
それらしき兆候があった―――、など。
[真顔の侭、雑談めいて暫し話をする。**]
……とりあえず、着替えてくるとしましょうか。
[次いで紡がれたのは、今までの話とは何ら関係のないもの。
手に付いた赤をハンカチで拭ってから、ハーヴェイの部屋を出て。
未だ階段に人が居るのであれば、着替える旨を伝えてから、一度自室へと*戻って行った*]
―二階廊下―
わたくしはそんなご縁があって、親しくさせてもらっていただけに過ぎないわ。
だから、人狼が身内にいるなんて話は、聞いたことがない。
[聞いたことがないからありえない、とは言えない。
否定はせずに事実だけを口にした]
本人に兆候?
人狼は人狼を襲わないというから、アーヴァインは違うと思うわ。
人狼だけが使うと言われている言葉を、人狼でなくても聞けてしまう人間がいるって話もあったけれど。
そんな様子を見たことも、当然無かったわね。
[グレン>>25に答え、しばらくそこで立ち話。
ヒューバート>>27が通りかかれば、ご苦労さまと声を掛けて見送った**]
― 何時かの記憶 ―
―――、……何故、俺の母の
―――……母と知り合ったのですか。
[アーヴァインは微笑む。穏やかに。
胸中を幾つかの問いが巡る。
無言で、部屋の窓から外で遊ぶ子供を見た。
朝駆けの馬からきらきらと零れる
光のような音が弾けている。]
―――息子?
[問いかけて、養子である事を知る。]
―――「蒲公英みたいな子だろう。」
[春になれば、地面に芽吹く黄色い花。
アーヴァインへ音もなく頷く。]
― 回想・生前 ―
[ソフィーのための水を持ちにゆく。
走ることはないけれど、少し急ぎ足。
帰り道、ハーヴェイに居場所を聞いたときには、ふわりと笑って頭を下げた]
はい、ハーヴェイおにいさま。
ありがとうございます。
[それから、その部屋へと行って――>>]
ソフィーおにいさま、大丈夫ですか?
[心配そうに問いかけて、そっと水を差しだして。
少女めいた綺麗な顔を見上げて、笑う様子に、ううん、と首を横に振る]
おにいさま、苦しい時に無理はするものじゃないんです。
ソフィーおにいさまには、心配してくれる皆がいらっしゃいます。
神様だって見ていらっしゃるわ。
わたしじゃ無理だけど、まわりの方に頼るのも、大事だと思います。
[そんな、大人ぶったことを言って。
笑って、大丈夫そうかなと思うと、部屋を辞した]
[夕刻頃。
だからソフィーの死を伝えられて、さあっと血の気が引いた。
部屋の方へと視線を向けて]
どして
ソフィーおにいさまが…?
[また、涙がぼろぼろと落ちていったのは、仕方のないことだったろう]
[そういうものだから、夜も寝られなかった。
たとえお守りを預けてあっても心配で。
もし、誰かが襲われていたら、助けられるんじゃないかって。
そんなことを考えたのもあった。
ウェンディは小さい分、足音も少ない。
人狼たるニーナが他のものに気をとられてでもいたのだろう。
誰の部屋に行こうとしていたのか。
それは人の姿ではないものに、ウェンディには見えていた。
もしニーナの姿形だとしても。
理解してしまったのは、血筋故か]
――!
[声をあげることすらできなかった。
ただ。
ああ、一人は守ったのだと。
かすかに意識をかすめて。
――ひとごろしのくせにと、自分を嘲笑った]
― 書庫前 ―
あなたじゃあないわ、オードリーおねえさま。
リックもそれはわかるから、なにもされない、大丈夫。
かなしませてしまって、ごめんなさい。
おねえさまのことを守ろうか、悩んだけれど。
最初がアーヴァインおじさまだったから。
ケネスおじさまが襲われるんじゃないかって思ったの。
ネリーおねえさまが襲われたから、少し悩んだんだけれど。
――ごめんなさい、オードリーおねえさま。
[己の死を嘆く彼女の耳元に、そっと小さく声を落とす。
困ったように笑って、泣かないで、というように頭を撫でるしぐさをして。
それでも慰めの言葉は、どこか静けさを秘める]
わたしはあなたを、守らなかった。
だから、そんな風にくるしまないでくださいな。
わるいのは、人狼、だもの。
ね。
[小さく弧を描く口唇は、血に赤く染まったよう。
そうして、少女の意識は霧散した**]
─ →自室 ─
[ハーヴェイを運ぶために階下に転がしたままだった火掻き棒を拾い上げ、そのまま自室へと戻って行く。
火掻き棒を扉傍の壁に立てかけ、首元を緩め上着を脱いだ。
ドレッサーの鏡に自分が映ると、その周囲にタロットカードがちらつくのが見える]
……柄じゃありませんよ。
[鏡に映った正義のカードを払い落とすかのように、顔の横で手を振った。
実際の空間にはないカードの場所に手が通過すると、ちらついていたカードは煙のように掻き消える]
…何を以てJusticeだと言うのでしょうかね。
[それぞれに当てはめられたタロットは、カード自身が勝手に当てはめたもの。
同調が進んだ今、今残る者達全てにカードが纏わりついているのが常に見える。
それは自分も例外ではなかったようだ]
[鏡から視線を外すと、朱に塗れた衣服を全て脱ぎ、新しいものへと着替える。
それからしばらく、ベッドに腰掛け物思いに耽った]
[思い出すのは、初めてこの屋敷に来た時の事。
以前勤めていた屋敷で起きた跡目争いに嫌気が差し、理由をつけて暇を貰い、故郷へ帰る途中にこの屋敷に立ち寄った。
長く続けて身に染み付いた執事としての立ち振る舞いは辞めた後でも抜けることは無く。
その立ち振る舞いから気付いた主に事情を訊ねられ、誘われて、この屋敷で再び執事を務めることになったのだった]
……この屋敷は、とても居心地が良かった。
[勿論大変な時もあったけれど、前の屋敷のような毎日不穏な気配や緊張感を感じることはほとんど無くて。
心穏やかに過ごせることが多かった。
そんな空間が大切で、感じ続けたくて、護りたくて。
時が経つにつれ、その思いは大きくなって行った]
[だからこそ、それを壊したものが許せない。
主を襲った者を、ネリーを喰らった者を、ソフィーを手にかけた者を]
───私の手で、終わらせてみせます。
[これ以上の惨劇が起きぬように。
他の者の手を煩わせないために。
命を落とした者達の仇をとるために。
決意は強く、低く、紡がれた]
─ →屋敷内 ─
[壁に立てかけていた火掻き棒を手に持ち、自室を出る。
先ず向かうのは惨劇が起きた階段。
グレン達が移動した後にその場に現れ、何を為すよりも先に階段に広がる赤を濡れたモップで擦り始めた。
人狼に仕掛けるのはもう少ししてから。
今は大切な想い出のある屋敷についた汚れを熱心に*拭った*]
― 階段・最上段 ―
[オードリーが先に向かった後、
男は小斧を手にゆっくりと立ち上がった。]
結局、お前の手は借りなかったな。
俺に利の薄い話だった。
[囁き声は肉声で。傍らのニーナへと紡ぐ。]
…………。
[これから先、どうするのか。
胸中から滲む感情を持て余す。]
[小斧を左手に持ち替え、右手を見た。
邸外回りの仕事に適した骨張ったがっしりした手だ。]
お前が人間を喰うのを我慢出来たら、
あとは崖に橋が架けられるのを待つだけだが……。
[黒曜石の眸をニーナに滑らせる。
ウェンディを貪るようにしていた獣。
飢えは今どうなっているのか。]
人狼。
お前は、水だったな。
[右手を差し出し、階下へ*誘う*。]
[やがて、亡骸は白に包まれ、その場から運ばれて。
集っていた生ける者たちは場所を移していく]
……ウェンちゃんの部屋……行って、みようか。
[留まっていても、答えは得られそうにないから。
そう、短く言って少女の部屋へと向かう。
齎される答えは──意識のどこかで、予測していたもの]
……人狼に……かな。
[現実に触れられぬ手は、亡骸の傷を確かめる事はできないが。
ただ、少女が既に『こちら側』の存在になってしまった、それだけは認識できていた]
…………。
[軽く、唇を噛む仕種。
無理はするものじゃない、頼るのも大事、と諭してくれた>>+6少女の死。
何故、と。納得できないものが強かった]
どう……なるんだろう。
……もう、終わるの、かな。
それとも……。
[まだ、続くのか。
それすらも、わからない。
いずれにしても、一度その場は離れて。
さて、どうしようか、と思案を巡らせた]
─ 屋敷内 ─
[階段を何度も濡れモップで擦っても、染み込んでしまった赤は完全には取れず。
ある程度薄まった時点で仕方なく拭い取るのを諦めた。
今まで赤く染まった場所も同様の作業をしたが、全てを取り去ることは出来なくて。
消えぬ記憶として終生残るように感じた]
…これ以上は汚したくない、ですね。
[室内で仕掛けたくは無い。
モップや他の器具を片付けながら、外に連れ出す策を思案した]
[グレンの声>>3に、びくりと身を竦ませる。
ソフィーがその名を呼ぶ声音に戸惑いの色を感じて、握ったままの手に視線を落とし。]
…グレン、さん。
らしく、ない、ね。
[そう、小さく呟いた。
グレンの言葉>>7に対してソフィーからの肯定はないけれど、否定もない。
だから、ハーヴェイがソフィーを殺したのは恐らく事実で。
グレンがソフィーを大事に思っていたのは知っている、彼が笑顔をみせるのはソフィーが奏でる音にだけだったから。
でも、それでも。
自分が知るグレンは、優しかったから。
あんな、冷えきった声とか、手にかけた人への所業とか。
どうしても結びつかなくて、悲しげに眉をひそめた。]
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