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ま、俺の家がかなり特殊でな。
朱の花の痣持ちが生まれやすい家系らしい。
あとは、コネって所か?
[と、嘯いてみせる。
今回と同じような事から出会い、失っただけだというのに。]
―広間・カウンター―
[自衛団長へと向ける眼差し。
その視界にエーリッヒの姿>>7が映りこめば
カウンターに置いたグラスと瓶に向き直り
軽く頬杖をついてゆるく目を細める]
――…飲むなら湯浴みをしてからかしら。
[浴室は一つだけだった気がする]
んー……。
[タイミングが難しそうだなんて思いながら小さく唸った]
少なくとも俺が無理というレベルはある程度高くないとならないよ
とはいえ無理するきなんてさらさらないけどね
[とエーリッヒ>>7に応える。
時には自力で薬草をとりにいく、なんてことするため体力もあって、そして慌しい自衛団員の様子を聞きに行くのをとめずに見送った]
―浴室→広間―
[鉢合わせたらというアーベルの意見には同意しておいた。>>9
誰にとつかない忠告には深緑を細めて、言葉は返さなかった]
目をつけられたら、怖いな。
[廊下に出てから小さく呟いて、広間までまっすぐ戻る。
エーリと自衛団長の会話が聞こえてそちらを見た]
いやな思いってーと…そっか。
[思い当たる節は、まあ多分あれだろうぐらいには浮かぶ。]
昔、俺なんてエルゼさん真面目に女性と勘違いしたことあるから、それぐらいならきっと大丈夫だ。
[いや、どんな間違いしたかまではしらないが、多分自分より酷くないだろうと予想をつけつつブリジット>>12へという。
少なくとも悪気があったりした行為はないだろうと思っているわけだ]
─広間─
……ったく、もう。
あんたが石頭なのは、重々承知の上だけど。
こんな時に、そんな顔でいられたら、ただでさえみんな参ってるのに、余計に参るだろ。
……程々に、力抜いてくれよ。
[口調は投げやりなままに、言う。
一人で張り詰めるな、と。込めた思いは届くかどうか。
言われた団長の反応を確かめもせずその場を離れ。
暖炉前には戻らず、カウンター席の隅の方に座って、ぺた、という感じで突っ伏し]
……疲れるんだってぇの……。
[口をついたのは、こんな愚痴]
─広間 暖炉傍─
ふーん、団員皆帰ったのか。
ま、この状態で外に居ろって方が酷だよな。
……嵐の中で外に出るとか、自殺行為だろ。
ばっかじゃねぇの。
[エーリッヒと団長の会話>>11を聞いて、オレは舌打ちと共に吐き捨てた。
この爺頭固すぎね?
そのうち岩とか割れるかもよ、頭突きで]
[その後、済まなそうなブリジット>>12が目に入って、オレは所在なさげに視線を彷徨わせる。
だからアンタが悪いわけじゃないのに…。
謝るんならアイツがするのが筋だろ。
思ったけど、口にするのは憚られた。
だってますます済まなそうにされるだけだろ、言ったら]
― 浴室 ―
[何度か浴室と小部屋とをいったりきたりして、やや熱めになった頃に火を消した。]
こんなもんかねぇ。
[そう言って、上着を脱ぎ棚に投げ半身を晒した。
服を着ている際、傍から見れば細身に見える身体には、無駄な肉が殆どついていない。狩りや力仕事で毎日体を動かした結果だった。
上着を脱げば、首には黒い小瓶をつけた鎖が現れ、それも一旦首から外すと、脱ぎ置いた服を乗せて隠しておいた。
中まで見られる事はないと思うし、見ても多分、一見では良く分からないだろうと思うが、それでも一応。
ざぶりと湯に浸かると、ふぅと息が零れた。
屋敷では一人で湯には入れる時間を狙おうとすると、夜中になる事が多いのでこの時間に一人で入れるのは有り難かった。]
─広間 暖炉傍─
そうだね間違えられたね。
[ソファーに深く座り直し、足を組んでからゼルギウス>>17に言う。
例に漏れず、オレは良い笑顔だったことだろう]
―広間―
[エーファと同じく周りの会話に耳を傾けてから]
エーファ、ちょっと食べるものとってくるよ。
[手近な誰かに尋ねようと思い席を立ち、
一番話しやすそうなブリジットに声をかけた]
ねぇ、ブリジット食べるものってまだあるかな?
[あまり場の雰囲気にはそぐわない質問だったかもしれない]
そりゃそうだよな。
ここ、自衛団員まで全部住むなんてできねーし。そんな中外なんていきたいとは思わん。
[>>11のエーリッヒと自衛団長との会話が聞こえてそりゃそうだとエルゼ>>21にも同意したところで、良い笑顔>>25が目に入った]
うげ、藪蛇
いや、本当ね。わざとじゃなかったんですよ。うん
[それは母がエルゼのことをエルザちゃん呼ばわりしたことだって起因しているわけだが、そうでなくとも初対面でお姉ちゃん呼ばわりしない自信はなかったとかで思わず目が泳いだ]
エーリッヒも苦労してるんだね。
ハーブティーでも飲む?
落ち着くのを淹れてあげようか。
[クレメンスが声をかけたエーリッヒへと視線を向けて、そんな言葉を投げる]
―広間―
あ、……うん。
[フォルカーが席を立つのに、身を浮かしかけて]
[けれども少し迷ったあとで、結局また座り込んだ]
[そうしているうちに、エーリッヒと団長の会話が聞こえてくる]
……高、波?
[窓の外を見る]
[外のことまで気に掛ける余裕など、今までなかった為に]
ほんとだ。
天気、悪い……
[眉が寄った]
高波…ということは、やっぱり嵐が近付いているのね。
…ヴァルター達、大丈夫かしら…
[エーリッヒと団長の会話に、また窓の外に視線を向けて眉をひそめ屋敷を守ってくれているはずの執事達を案じた。
クレメンス達が集まって何かを話しているのは見えたものの、何を話しているかまでは解らず。
三人の表情から、何を話されているのかしらと不思議に思ったもののゼルから大丈夫>>17といわれると、思わずふふ、と笑みが零れた。]
もう、ゼルったら。
[つい笑ってしまって、言葉が続けられず。
エルゼにはもう一度ごめんなさい、と謝ったけれど笑み混じりのそれは先程よりも軽いものだった。]
―広間―
[殺すのなんの、との会話には眉をひそめただけ。
他にも朱の花という単語が聞こえた気がする。
そちらの話も流れが分からずに、戸惑ったようにクレムを見て。
けれど人の集まっている場所で聞くのも躊躇われて、カウンターの所にいるナータの方に近づいた]
どうしたの。
[考え事も悩み事もこんな状況では多いだろうけれど。
そっと声をかけた]
―広間―
[カウンターで突っ伏すエーリッヒ>>20にきょととする。
義兄の労い>>23とそれに対する応え>>27が聞こえた]
難儀ですね。
[何がとも誰がとも言わずポツと紡ぎ]
エーリッヒさんが理解しているから
彼の方はそれに甘えておられるのかもしれませんよ。
[彼の苦笑いを横目に呟いて]
ほら、本当に怒ってるときはああなるしな。
[とブリジット>>32に良い笑顔のエルゼ>>25を指し示してみせたりする。
まあそうでなくとも、エルゼが怒りを後々まで残すタイプだとは少なくとも...は思っていないのでどちらにしろ大丈夫だろうなんてのは本心ではある。
ちなみにアーベルとの出来事について、ブリジットが謝罪するという考えについてはまるっと抜けていた。]
[ゼルのお陰で笑顔にはなったものの、エーリッヒがカウンターに移動したのを見ると大丈夫かしら、と団長とエーリッヒの様子を交互に見た。
そこにかけられた声>>28に、きょとと瞬きをしたもののすぐに誰かわかって笑顔に戻った。
視線を動かせば少し離れたところに彼女の妹の姿もあり。]
あ、フォルカーちゃん。
エーファちゃんも、一緒ね。
─食べるもの?
あぁ、それなら厨房にまだ用意されているはずよ。
確かスープも残って…あ、スープは温め直さないと駄目かしら。
[アーベルのことだから多分人数分は用意しているだろうと思い、立ち上がって厨房へ向かおうと。]
[ライヒアルトの姿が見えれば綻ぶような笑みが浮かぶ。
問われた事>>33にこと、と一度首を傾げ]
ああ。
お風呂を使わせて貰おうかと思ったのだけど……
此処には一つきりしかないのよね。
入るタイミングが難しいな、なんて……
[孤児院では子供達の世話という名目で一緒に入ったりもしていて
共同生活という点では同じであるが
宿での生活はなかなか慣れぬことらしい。
ほぅ、と吐息を零してささやかなる悩みを打ち明ける]
─広間 暖炉傍─
わざとじゃないのは分かってるよ。
子供の時の話だしな。
[ゼルギウスの目が泳ぐ様子>>29を見て、オレは軽く肩を竦めた。
オレがコイツのお袋さんにエルザちゃん呼びされる原因にはなったが、コイツの場合はホントに悪気は無かったようだからな。
悪意あって言うアレとは大違いで。
そう言うのが分かってたから、オレは声を荒げることはしない。
ゼルギウスの言葉を受けて笑うブリジット>>32を見ると、少しかくりと首を落とした]
笑わないでくれるかなぁ?
これでも切実なんよ、ホントに。
[女と間違われて変質者に追っかけられたり、迫ってきた相手をぼこぼこにしたり、色々あんのよ]
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