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[リクエストの曲を弾いてくれるのに、本当にうれしそうな顔になって。
いつものようにおとなしく聞いて。
終わったら拍手は忘れない]
ソフィーおにいさま、本当にすごいです!
おにいさまの手は、魔法の手みたい。
[それからもいくつか曲は続いたろうか。
彼が弾いているときはずっと聴いていて]
ありがとうございました。
とても素敵でした。
[お礼を言ったら、お話をしながらでも部屋に行く。
お別れの挨拶は、おやすみなさいと就寝の言葉。
だけれど外の風の音にすぐに不安になってしまって、布団を頭までかぶって、ぎゅうっと胸元の小瓶を握りしめて眠ることになるのだった**]
まあ、金さえ貰えれば後は帰るだけ……ああ、教会に寄るだなんて話もしていたな。
一時間も居れば十分だろう。
[風の強い窓の外を横目で眺め、呟く。
後はどのタイミングで受け取り、館を出るか、嵐の止んだ後の算段を頭の中で考えながら、いつしか瞼は重くなる**]
[ある幼い日の事、
赤い声が聞こえるという男に、
そう諭したのは誰だっただろうか。]
赤い声は、一つ。
そして、一度だけ。
[広間の食事の時に、聞こえた。
誰かと会話をするでなく、呟くような――赤い色の声――。]
―――「どうしても返事をしなければならない時は、
―――「声を出して返事をなさい。」
[記憶の中の顔の見えない人物は、諭す。
今も、赤い声が時折聞こえる時も、「あの時」も
男は、返事を返していない。]
山の群生地と聞いて、
そのお話かと。
[話が終わる頃に音楽室に着いた。]
こちらです。
[共に中に入れば、窓辺に佇むソフィーが見えた。
男の唇が傍目には分からない程度に引き締められる。
それでも、曲が奏で始められれば室内の隅に佇み、]
それでは、ごゆっくりどうぞ。
俺は、嵐の前にやる事があるので。
興味があるのでしたら、
明日の朝に。
[ニーナとの話を切り上げ、音楽室を退室した。]
[そして今。
轟々という風の音を聞きながら、
苦労して風除けを行っている。
カンテラの燈が、激しく揺れる。
その頭上から、きらきら星の曲が、
激しい風に掻き消されながらも降ってきていた。]
[漸く作業が終われば、
最後の見回りに訪れたヒューバートと出遭う。]
危なそうな場所は如何にかしておいた。
[風除け以外にも、邸の補強と
嵐で飛びそうなものを覆って縛っておいた。
薄ら汗が浮かんだ態で、就寝の挨拶をし、
残っていた湯を借りた後は自室に戻る。]
─ 音楽室 ─
[途中退室するハーヴェイ>>8はまたね、と見送り。
ウェンディの賞賛>>15には、照れたように頬を掻いた]
ありがと、でも、ぼくはまだまだ。
目標とするひとには、全然届いてないよ。
[口にするのは、本音。
目標とするひと──亡き母の演奏は、死別して十年以上過ぎた今でも、耳に残っている。
それでも、音色を褒められ、感謝されるのは純粋に嬉しくて]
ありがとうございます。
……少しでも、気を鎮めるお役に立てたなら、よかったんですけど。
[オードリー>>17にも、こう言って。
最後まで残って楽器の手入れと片付けをしてから、自室へと戻った]
─ 自室→アーヴァインの部屋 ─
……ん……だいぶ、静かになった?
[翌朝、目が覚めた頃には、風はだいぶ静まっているように思えた。
ベッドから起き出し、視界をはっきりさせてから、身支度を整える]
んー……アーヴ小父、起きてるかなぁ。
こないだの話、今の内に返事しとかないと……。
[先日、聞かされた遠方の医師の話。
治療費の事は心配するな、とは言ってくれたけれど、そういう問題でもなくて。
ともあれ、治療を受けるか否か、その辺りの事を話しておきたい、と、養い親の部屋へと足を向ける]
おはようございます……アーヴ小父、起きてらっしゃいます?
[ドアをノックし、声をかけるも返事はない。
その事に、あれ? と首を傾げた]
……アーヴ小父が寝過ごすとか、普通に考えられないんだけど。
[よほどおかしな時間に起きたのでもない限り、養い親が自分よりも遅く起きる、という事はなかったはず、と。
そんな事を考えながら、もう一度ノックをするが、返事はなく。
それで、なんとなく嫌な予感がして、手をかけた扉は──ごく呆気なく、開いた]
……アーヴ小父?
[扉が開いてすぐに感じたのは、空気の異変。
室内の空気には、明らかに普通でない臭いが混じっていた。
それが更に嫌な予感を強めて、部屋に飛び込み。
数歩行った所で──足が、何かに躓いてよろめいた]
う、わっ!?
[予想外の事にバランスが崩れ、どうにか態勢を整えようとじたばたした挙句、結局その場に尻餅をついていた。
幸いというか、床に敷かれた絨毯のおかげで痛みはほとんどなかった、のだが]
……え?
[ついた手に触れる、ぬるりとした感触。
はっと見やったそこにあるのは、紅い色]
な、なに、これ?
[漂う臭いと、その色が嫌な予感を更に強くして。
一体何が、と見回した碧の瞳は、今さっき自分が躓いたものを見て、大きく見開かれた]
……え?
[あがるのは、呆然とした、声。
床に敷かれた絨毯の上に、横たわるのはこの部屋の主]
なんで、そんなとこに、寝てんの?
[惚けた問いを発しながらも、意識の一部は違う、と訴える。
これは、寝ているのではない、と。
大体、喉を掻ききられ、胸から腹の辺りを喰い破られて。
周囲に紅黒い水溜りを作っている状態は、寝ている、とは到底言えないだろう、と。
妙に冷静な一部分が分析を弾き出し、そして]
え、うそ。
なに……これ。
[震える声が零れ]
ねえ……ちょっと。
じょーだん、でしょ……?
[手を伸ばして、揺さぶるけれど答えはなく。
手についた紅が、増えるだけ。
血溜りの中に転んだ自分の状態など、気にする余裕もなく]
ねえ……ねえってば。
起きようよ。
おきてよ……アーヴ小父っ!
[唐突な現実を現実として認めたくなくて。
叶う限りの大声で訴え、また、揺さぶるものの答えはなく。
ほとんど失せたぬくもりの残滓が消えていくのを感じて、ふるふる、と首を横に振った]
なん、だよ、これ……何が、起きてん……の。
[紅に濡れた状態で座り込み。
零れ落ちるのは、掠れた声。**]
― 自室 ―
[ざわざわとしたざわめきが広がり始めている。
ソフィーがアーヴァインを見つけてからどれぐらいだったろうか。
使用人が朝食のしたくができたことを伝えにいって、そして血溜りに座り込むソフィーと、痛ましい傷跡をさらすアーヴァインを見つけて、悲鳴を上げた]
……っ なんでェ……
[その悲鳴を聞きつけてのそりと起きる。
寝癖のついた髪をひっかきまわして欠伸を一つ。
シャツを適当に羽織って、だらしのない姿のまま、声が聞こえたほうへと足を向けた]
― アーヴァインの部屋 ―
[悲鳴を上げた使用人は、人狼のせいだというようなことを叫びながら、主人に取りすがることもせず、ソフィーを助けることもせずにあわてて逃げ帰っていった。
その使用人と擦れ違い、アーヴァインの部屋にたどり着けば、紅にまみれて座り込むソフィーが見える]
……っ
――大丈夫か、ソフィー。
[アーヴァインの惨状に、僅かに息を飲み。
呆然としたままのソフィーに声をかける。
ばたばたと騒がしくなる屋敷の中、執事たちが現れたなら、ソフィーの傍にいる役目は譲るつもりだった**]
[悲鳴が聞こえる。
風の音は既にちいさく、それはことのほか、良く届いた。
なにがあったのかわからぬまま、不安げな表情で部屋を出る。
玄関が開かれ、誰かが出て行くようだったが。
なにがあるか、わかるはずもなく]
なにか、あったのかしら……?
[人がいるような場所に足は進む。
制止の声はまだ届かなかった。
においも、してくる]
…なにが?
[扉のそばにきてしまえば、止められても中を見ることになる。
赤、血のいろ、汚れたいろ]
[そこにいるのはアーヴァインだったもの]
あ、
あぁ…やああぁぁぁぁぁ!!
[目を見開いてみたあと。
悲鳴が、ほとばしり。
そうしてぱたり、と、倒れた。
目を覚ましそうには、ない**]
―自室―
[眠れたのは明け方近く、浅い眠りから起こされて目を擦る。
慌しげな足音に不審を抱き、急いで服を着替えると部屋から出た]
朝早くからどうしたの。
[すれ違うメイドに問いかけても、何も答えず走り去っていった。
鬼気迫っていた表情に眉根を寄せながら、人の声がする方に向かう]
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