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単に勝ち残ったところで、望む未来は得られない。
与えられたレールの上を進む限りは――
[それはユーディットへの答えというより、独り言のようで。
片手を突いて、ゆっくりと身を起こす。]
貴様らは、嫌なのだろう。
ボク?
イヤに決まってるじゃん。
ボクは自分が痛いのはキライだから。
ブリジットさんは、イヤじゃないの?
[起き上がるのを、じ、と見つめる。]
痛いから、か。
痛いだけが理由か。
[妙にその事ばかりを気にする少女に、起こした半身をベッドの背に凭れかけさせて、問う。
されど己へと向けられた問いには―― ]
そうだな…… とりあえず、だ。
上の「遊び」に付き合うのも、厭きた。
[感情を顕にはしないままの返答。
個室に、監視の目は無い。
それを知っているからこそ、否定染みた台詞を口にする。
卓上に置かれた鈴も今は鳴らず、この声を聞くものは、互いしかいない。]
うん、痛いからイヤ。
イレーネさんが言ってた「みらい」とかどーとかは、良くわかんないや。
ただ、イヤだからイヤ。
[飽きた、との言葉には、にんまりと笑い、ベッドの脇にあった背もたれの無い椅子を引き寄せて座った]
ここにいたら殺されちゃうんでしょ?
じゃあその前に、出ようよ。
ね、殺される前に殺さないと、じゃない?
[指の先で、前髪をくるりと巻きながら言う。]
ご主人様にも見捨てられる?
[包帯の巻かれた腕にも、打ち付けた背にも、痛みが走る。されど顔には出さず、小首を傾げ揶揄うように尋ねた。]
さて、殺す殺さないの意見はともかくとして――
まだ、今は、その刻ではないな。
ご主人様は……
[しょぼり、と頭を垂れる。
が、すぐに顔を上げてじ、とブリジットを見つめ]
その刻ではない?
…さっき「上」って言ってたけど…要するにキミは、あの…ギュンターって人とお仲間、って事、なんだよね?
既に仲違いでもしたか?
[項垂れる様子を、眼を眇めて見た。]
同じ組織に所属するものを仲間と称するならば、
そういうことになるな。
仲違い、じゃないよ。
ただ、ご主人様の声が聞こえない、だけ…。
[ブリジットの言葉には、泣きそうな顔で一度微笑んで]
同じ組織…そっか。
じゃあ、「飽きた」だとか、そういうのって、逆らう、裏切る事になるんじゃないの?
そんな事したら、ボクよりも殺される確率あがりそう、だよ?
声?
いまいち、掴み辛いが――
そも、貴様の言う主人とやらは、「生きたモノ」か?
[ゆるりと瞬いて――
逆らう、裏切り。
その単語には、唇が薄く笑みをつくった。]
そうなるな。
/中/
本当にスクリプトの中の人は空気を読みやがるな
と思いつつ、わっち参上
トンデモ設定持ち込んだことは、エピで謝るとして
19発バーストのタイムラグ? そんなん知らんなぁww
「生きたもの」?
当たり前だよ、ボクのご主人様はずっとボクに話しかけてくれてたんだもん。
いつでも、どこでも。
ボクの中から、ボクだけに聞こえる声で。
ボクが人を傷つけるのも
血が見たいのも
人を殺すのも、
ぜぇんぶご主人様の命令。
だからボク―ユーディットは、何にも悪くないし、そんな欲望なんて持って無い、んだ。
[くすくすと楽しそうに笑い、後の言葉には口の端をあげてにんまりと笑い、その後目も細くしていった]
じゃあさぁ、ここから生きて出られるように、協力しようよぉ。
利害は一致してると思うんだよね。
――ああ。
何を言っているのやら。
[納得のような響きを含んだ声の後、
眼に落ち着いていた緑の温度が、下がる。]
たとえ、仮にそうだとしても、
やったのは、
「貴様自身」だろうに。
それでもボクがやりたかった、ワケじゃないからぁ。
望まないでやってるんだから、ボクはどちらかと言われれば被害者、っだよぉ?
あははははは。
[大分元気になってきたのか、笑みが零れた。]
被害者?
ユーディット=クリューガー。
貴様の中の真実がどうであれ、
貴様が他者を殺した事実は何も変わらない。
主が欲しかったのではなく、
罪をなすりつけるものが欲しかったのだろう。
「主」の声が聞こえなくなったとしても、
既に殺す愉しみを覚えているのではないか。
あははははは。
違うよ、違うもん。
ボク、悪くないもん。
ボクが殺すのはご主人様の為だもん。
ちょっと今、負けちゃったボクに愛想つかしてるだけで、そのうちすぐにまた。
ボクに、やって欲しい事言ってくれるんだもん。
あははははは。
あんまりボク、怒らせないで欲しいなぁ?
せっかく、協力しようよって言ってるのにぃ。
[にっこり笑いつつ、手を伸ばして医療用の瓶を掴む。
消毒液が、底の方でちゃぽりと揺れた。]
ほら。
そうして
己の意志で傷つけようとする。
[少しに前に上体を倒して、組んだ手を膝の辺りに置いた。
揺れる液体を見やる眼に揺らぎはない。]
被害者ならば全て許されると言うなら、
この世から悪というものは失せそうだ。
皆、「世界異変」の被害者だ。
そう言うことすら出来るのだから。
[詭弁を弄する。]
…じゃあ、それでいいじゃない。みんな、赦されればいいじゃないか。
それじゃ、ダメなの?
悪いとか善いとか、そんなの。
我慢出来るのが善くて 我慢できないのが悪?
それなら…ボクは、「悪」でいいよ。
だからこそご主人様(エンジェル・リッパー)は、呼ばれたのじゃないの?
ねぇ、ボクをここに来させたのは…キミ…?
[上瞼を半分閉じながら口元は笑みつつ、消毒液の瓶を手に持ったままその人差し指をブリジットの顎へと移動させ、
抵抗しないならつつ、と人差し指で顎を撫でた。]
複数の人間が生きていて、各人の思想――
「当たり前」が異なる以上、対立構造は生まれる。
皆が赦される世界など、神話上にも無い。
正義の対極は悪…… なれど、
悪から見れば正義こそが悪かも知れないな。
[触れて来る指先を避けるでもなく、格別反応を示すでもなく、眼差しを返す。
組んでいた手は解かれる。]
もし、そうだと言ったら?
キミが、そうなら…
[目を細めつつ、自分の顔をブリジットの顔に近づけて目の奥を探るように、
額と額がくっつきそうな位近づけ、じっと見つめる。]
キミの言う事、聞いてあげるのもいいかな、ってね。
ご主人様が従った人なら、間接的に従うのはボクのお仕事かもしれないなぁって。
そう、思った、んだ。あはは。
[さらりと前髪と前髪が触れた後、腰から折っていた体を元に戻し、笑顔を見せた。
その前に一瞬、痛みが走ったのか頬が引き攣られたが]
正義とか悪とかボクには分かんないよ。
ただひとつだけ確定していることは…
ボクの中では「ボクに指示を出すご主人様」が正義。
そういう事、でしょう?
生憎と――
[一度、瞼の裏に隠されて、現れる緑は静かに。
持ち上げた手は、己の顎を撫ぜた少女の指を捕えようとしてか、触れかけるも、体勢を戻す動きにより離れる。]
私は単なる「駒」であり「不要品」。
決めたのは、上の気紛れだろうさ。
仕事というなら、決まりに従って、処分されたらどうだ。
[つくられる笑みはいろ無く、薄い。
言外に、己の意志で決めればいいと。]
それが、貴様の中での、
もっとも優しい真実だろうな。
なぁんだ、違うのかっ。
[ふぅ、と大げさにため息をつく。
破れたパフスリーブの上で、白いエプロンのレースが揺れた。
「優しい」との言葉には、一度だけ黒鳶色の目がぱしりと瞬いた。]
いくらお仕事でもさぁ、「処分」はゴメンだなぁ。
殺されるのはイヤだもん。
[手に持っていた消毒液の瓶を横のトレイに戻しつつ、どさ、とベッドに、ブリジットの膝の横あたりに腰を下ろした。
スカートがばさりと落ち切っても、重みでベッドは暫く揺れた。]
ね、それよりさぁ。
協力しようって話は、ダメ?
ここから出る迄だけ、だけどさ。その後どうなろうとお互い知らない、けど。
[手をつくと、更にベッドは揺れた。
そう贅沢なものでないその揺れは、少し海の上に居るのと似ていた。]
[伝わる振動は傷の疼きを呼び起こす。
鋭く、息を吐く。
揺れる白の台は、強く衝撃を与えれば壊れてしまいそうで、一隻の頼りない船のようだった。]
一人より二人――ではあるだろうな。
そして、利用出来るものは利用するに限ると。
[下から上に、視線を動かす。
値踏みをするように。]
とは言え以前は、それでも失敗していたが。
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