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命を失っても……。
[金の髪の少女を、その背中の傷を見送って、ヘンリエッタは投げかけられた言葉をくり返した。]
私は、嫌。死ぬのも、殺すのも、大切な人が殺されるのを見るのも嫌。
死んでいいなんて思えない!
[もういない彼女に向かって、呟く。
抑えたはずのつぶやきは、最後の言葉だけ激しく叫ぶように響いた。
きっと、彼女と自分は違うのだろう。
疑うことも、裏切られることも自分は知らない。
なぜなら、自分は一度も、本当の意味では人を信じたことなどなかったから。]
わからないよ……。
[わたしは女であるしかなくて。]
……部屋、戻らないとね。
心配されてしまうわ。
[神父さまの言葉を思い出す。
調べて欲しい。という言葉。]
……それでもあなたは気づいているかしら。
もし彼女が人狼だったとして、あなたに殺せるのか、ということに。
[それなら、もしそうなら、わたしが、と。
心の中で思って。]
[わたしは扉を開けて、中に入る。]
あぁ、そうだ。身体を温めてからじゃないと。
[服を置きっぱなしだと気づいて]
―→浴室―
[ただ、自分とそう年の変わらない、外見的には自分よりも少し幼くさえ見えるウェンディの年に似合わない大人びた微笑を怖いとは思わなかった。
彼女は人を疑うことを知っている。
もう疑いたくないと言う彼女の言葉に何故か胸が締め付けられた。
それは、自分の胸にある疑いたくないと言う気持ちとは全く別の物に思えて。]
あなたも、今私を殺せたはずよ……。
[歯を食いしばるように呟いて、少女は浴室を出た。
脱衣所には金の髪の少女の姿は既にない。]
[浴室から出てくる少女が見える]
こんにちは。
[難しい顔の少女に、挨拶を。
隠し子、という嘘をついた子だったと、頭の中ではそう思って。]
-浴室/脱衣所-
[体の水滴を拭き取り、服に袖を通そうとしたところで人の気配を感じた。
ウェンディが戻って来たのかと思い振り向いた先には意外な人物。
顔だけは見知ってるが、まだまともには話したことのない大人の女性。]
……こんにちは。
あなたも、お風呂?
[綺麗な人だ、そう思うけれど、ほとんど言葉を交わしたことのない彼女は、ヘンリエッタには他人としか認識できず。
まるで身を守るように服を纏いながら、やや警戒した目線を緑の髪の娘に向ける。]
―脱衣所―
お風呂に入ってたのね。
温かくて気持ち良いわよね。ついわたしも入ると、入りすぎちゃって。
[他愛も無い話を、投げて。]
うん、わたしもお風呂よ。
ちょっと、寒くて。
……こんな状況じゃ、仕方ないかもしれないけれど。
わたしは、何もしないわ?
[服のボタンを外しながら。]
[ローズマリーの口からこぼれた他愛も無い話に、ヘンリエッタは拍子抜けしたように頬の力を抜く。]
こんなに簡単に、贅沢にお風呂に入れることって今迄無かったから……珍しくて。
[長居してしまったのだと、思わず素直に答える。ああ、なんだか普通の会話だ、と頭の隅で思いながら。
彼女のような綺麗な人が、そんな他愛の無い話もするのが意外に思えた。]
私、あなたを疑っているように見えた?
[”何もしないわ”の言葉にはっとして顔をあげる。]
[心のなかを見透かされたようで狼狽える。
彼女を疑ったのは、今も疑っているのは事実だ。
それなのに狼狽えるのは、そのことに後ろめたさを感じるからだろうか。]
……狼の可能性は、ここにいる誰にでもあるって聞いたわ。
狼が自分から何かするよなんて言うわけないもの。
―脱衣所―
わたしも、そうよ。あんまり贅沢なお風呂、入ってないわ。ここは広くて、来るときはいつものんびりしちゃうの。
[それから、緊張が緩んだ声で、少しほっとする]
ん、まあ緊張しているようには見えたけれど。でも、仕方のないことだわ。
わたしは、ローズマリーというのよ。ローズって呼んでほしいわ。
ローズ……。
[もたらされた名を確かめるように口で転がす。
見る者を引き付ける花の名前。確かにその名は彼女に相応しい。]
そう言えば、あなたの名前初めて聞いたわ。
私はヘンリエッタよ。
[少しの逡巡の後、好きに呼んで、と付け足したのは、そう言わないと不公平な気がしたから。]
―二階・客間(自室)―
[浅い眠りはいつしか深遠にと落ちていたようで、ゆらりと傾いで目を覚ます。
流石に不自然な姿勢が堪えたか顔を顰めて]
……ローズ?
[ベッドを見るもそこに既に姿は無くて。
昨夜のあの話が蘇り、唇を噛んで]
俺は明日にでも居なくなるかも知れない…
そうしたら君は……
[アーヴァインを亡くして嘆いていた彼女を思い出す。
その悲しげな表情を。
あんな思いはさせたくはなかった]
ん、ええと……それじゃあエッタ、でいいのかしら?
[わたしは少し悩んで、そう言って。]
そうね、わたし、あんまり皆と話せていなかったかもしれないわ。
名前を知らなくても無理はないと思う。
一緒の館にいるのに、ね。
[苦笑して、わたしはそういう]
[ロビーの肖像画の前でしばし佇んだ後、広間へと。
がらんとした部屋には、人の気配もなく。
転がった酒瓶と、取り分けられた菓子類の残り。]
――客室――
[少し早足で少女は割り当てられた部屋へと向かう。
胸には、罪悪感が広がる。
それは約束を破ったというものと――信頼を裏切ってしまうような行動に出た自分への戒めがそうさせるのだろうか――]
[かちゃり――]
[鍵のかかっていない部屋のドアを開けて――]
[パタン――]
[静かにドアを閉めれば視界に入る…ルーサーの姿]
あの…神父様…約束破って…ごめんなさい!
[開口一番。少女は謝罪の言葉を唇に*乗せた*]
[ローズマリーの言葉にこくりと頷き。]
前いたところでは皆そう呼んでた。
こんな長い名前、私のいたとこじゃ似合わないから。
[続けられたローズの言葉に心持ちうつむく。]
話を聞きたいって、じゃないと、誰が狼かわからないからって、神父さんが言ってた。
だから、私は貴方とも話したい。
[自分が信じたいのか疑いたいのか、どうするべきなのかまだ答えは出ていない。
けれど、相手を知ることでしか答えは出ないのだ。]
私に、狼を見分ける力があればよかったけど、私にはそんな力無いから。
話して考えるしか無いの。
[それぞれ、思い思いに部屋で過ごしているのか…、それとも恐ろしくて閉じこもっているのかも知れず。
軽くため息をつけば、ソファーへ。]
……へ?
[振り返ると、そこにはウェンディが。]
良かった。無事で……。
部屋にいなかったから、さらわれたのかと……。
[ウェンディに近づき、きつく抱きしめる。]
他の人ならいざ知らず、ウェンディなら気付いていたでしょう?
狼は、夜に行動する、と。
[半ば涙声で。]
[目の前の綺麗な人は館の主を殺した狼かも知れない。
自分が疑いを口にしたことで、もしかしたら殺されるかも知れない。
そう気づくと、少しだけ膝が震えた。
それを寒さの所為にして、目の間の女性を見つめた。
でも、自分はこうするしか無いのだ。
疑いを口にして、相手の話を聞くことでしか信じることが出来ない。]
前、いたところは、どんなところだったの?
[なんとなくそう尋ねて]
そうね、えぇ。私もあなたと話したいわ。
見分ける力……
わたしが持ってる、って言ったら?
[微笑んで、尋ねて。]
さ、風邪引いちゃうわよ? 髪、濡れたままは駄目。
[暫し、そのまま思考の海へ。
しかし答えなど出なくて。
一人で居たい 居たくない 逡巡して。
あぁ、そうだ、誰か一人……でも誰を
その答えも出せぬまま。
一人では居たくない、と広間へと向かって]
─二階・客室─
[開かない窓越しに、空を見上げる。瞳はどこか虚ろで]
……はあ。
だぁめだなぁ……。
[こぼれるのはため息と、自嘲の呟き]
―厨房―
――さあ、一体誰が。
[オーブンの中を時折見ながら、ぽつりと洩らす。
誰が使ったのか、先程まで厨房には甘い香りが漂っていた。しかし今は大分薄くなり、その代わりに香ばしいチーズの香りが辺りを支配する。
椅子に座り頬杖をつく彼女は傍目には休憩を取っている風に見えたかもしれない。けれど頭の中はちっとも休まってはいなかった]
―ニ階・客室―
[ 扨、青年は部屋に戻れば武器を手に取らなかったのは何故かと自問する。自らが武器を有する事を少女に知られたくなかったが為か、手にするのが恐ろしかった為か、将又過去を想起させるが為か。理由は幾らか浮かべど正解は見付からない。
彼の手許にあるのは、護身具にも成らぬペーパーナイフと古びたジッポライター。此れで何が出来ると云えようか。
天に輝く月は目の覚める様な美しさを魅せ、射し込む光を受け卓上に置かれたナイフの刀身が鈍い光を放つ。吐息を一つ零せばライターをポケットに仕舞い込むと、立ち上がり頭の後ろに腕を回し思い切り伸びをした。]
前いたところは……あんまりいいところじゃ無かったよ。
汚くて、狭くて、怖いことばかり。
でも、母さんがいた頃は楽しかった。
[その頃は少なくとも、信じられる人がいた。
母のことを思い出して、涙腺が緩むのを隠したくてうつむく。
涙を堪えて食いしばる唇が、次のローズの言葉に思わず開いた。]
あなたが……?
[思わずぱっと顔を輝かせてローズを見上げ、その後逆に警戒を見せる。]
神父さんが、嘘をつく人もいるって言ってたわ。
メイは……信じられるかなって思うけど、あなたのことはまだわからない。
……部屋、こもってても、仕方ない、かぁ。
[小さく呟いて。取りあえず、下に行こうかと思い、部屋を出ようとして]
……禊……。
[何故かふと、頭を過ぎった言葉。それを、きつく頭を振る事で振り払い、部屋を出る]
―→広間―
[何となく気は進まなかったけれど、一人で居るよりは集まっていた方が、と。
そう思い扉を開けると、銀髪の先客があり]
こんばんは、コーネリアスさん。
[ごく普通の挨拶。
そして広間を見渡して]
……ローズは、来ていないんだ…。
[捜しに行くべきだろうか?とも思ったが行き違いも困ると。
そう行き着いて手近な椅子に腰掛ける]
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