情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
―広間―
そうでしたか。
[踊り子の瞳の憂いを捉えたか否か、墓守が語ることはない。
右半分の表情はただ微笑みを形作る]
御主人も、季節毎の景色も。
此処は何一つ変わりはしませんよ。
[穏やかな低音はそうとも付け加える]
これはこれは。
ようこそいらっしゃいました。
[新たな来訪者には執事の如く深い一礼。
少女が本を落としかけても、特に慌てる素振りは見せなかった]
墓守をしています。
[屋敷の者かとの問いに、返す名乗りはそれだけ。
本の修繕を始める様を、その場に立ったまま見ている]
─ 一階廊下─
[微笑まれて顎を引き、一歩後退る仕草をする]
…な、なんでも…。
[無表情ではあったが、その仕草は怯えを感じさせるものだっただろう]
……飲み物、取りに行こうと、思った、だけ。
[ソフィーが問うたであろうものとは異なる理由を口にし。
相手を避けるようにしながら広間へと向かおうとした]
[幸い本の中にカビ等はなく、糊が弱り剥れたり糸が切れ掛かっているものがほとんどのようだ]
虫干しとかは、してるのかも……。
[セシリアはキャロルの視線に気づき、恥ずかしそうに肩をすくめる]
あの、えっと……父が古書店をやっていて……その手伝いでよく本の修理や整理をやっていたので……。
[ユージーンの礼を受けて、セシリアも深くおじぎをする]
えっと、こちらの書庫に「ウールブヘジンの左手」という本があるとお伺いして……見つかるまで、本の整理と修繕をさせていただきます。
よ、よろしくお願いします!
……あ、別に何か用があるわけじゃないんだけど……
[後ずさる彼に、怯えさせてしまっただろうかと少し後悔した。
何とか微笑みを保ち、敵意が無い事を示そうとする]
飲み物。
ここのお屋敷のお紅茶は、本当に美味しいわ。
いつも、ありがとう。
[広間に向かおうとするその背中に、そう声をかける]
─広間─
[何一つ変わりはしない、という墓守の言葉。
ふ、と小さく息を吐く]
そうね。
変わらぬからこそ、立ち寄れるのかも知れないけれど。
[吐息に続いた言葉は、冗談めかした響きを帯びるも、やや低い声。
しかし、セシリアの方へと向き直ったなら、声は先と変わらぬものへ]
お父様のお手伝いで?
ふふ、よほど本がお好きなのね。
とても、丁寧な仕事だわ。
こちらこそ。
[深いお辞儀に、先のような笑みを返す]
それは助かりますね。
此処にはそういったことに詳しい者が居ないもので。
「ウールブヘジンの左手」、ですか。
[本の題を聞き、墓守は思案するように顎に手を当てた]
[思案する墓守を見て、何か知っているのかと期待を向ける]
父の著書みたいなんですが…筆名がわからないんです。
題名しか……ご存知、ないですか?
─ 一階廊下─
………。
それは、淹れてくれる人に、言えば。
僕が淹れてるんじゃ、ない。
[背にかけられた言葉に、一度足を止めて振り返らぬままに言葉を紡ぐ。
突き放すように言ってから、再び広間へ向けて歩を進めた]
─ →広間─
[扉の前に立つと、静かに広間の中を覗き見る。
ユージーンとキャロルの姿が見え、もう一人知らぬ女性の姿が見えた。
また客が来たのかと、軽く眉根が寄る。
目的の物は広間の中心にあるテーブルの上。
仕方なく、こっそりと中に入り声もかけぬままに紅茶のセットが置かれているテーブルへと近付いた]
ですから、いつでもいらしてください。
御主人の楽しみでもありますから。
[踊り子に顔を向ける墓守は、音量が少し下がるのみ。
声色も笑みも変わらない]
[思案する墓守と、期待する少女とを見比べて。
それから、先に置いた自分のカップを手に取った所に、広間を訪れた新たな気配]
……そんな、隠れるようにしなくてもよいのではなくて?
[声もかけずにやって来た青年に、からかうような声を投げる]
[期待の眼差しに目線を上げて、暫く黙った後]
すみません。
時折本は読みますが、何せ著書量が多いもので。
あまり詳しいことは。
[眉を下げて、すまないという風に頭を下げた]
ただ、題に覚えはある気がします。
見つかると良いですね。
[表情を変える事無い墓守の言葉。
笑みを浮かべて、ひとつ、頷く]
アーヴ殿も、少しは出歩けばいいのに。
……でも、出歩かれてしまうと、立ち寄る楽しみも半減してしまうかしらね?
アーヴ殿の知らぬ地の話をするのが、楽しみでもあるのだし。
[それから、軽く首を傾げて、こんな呟きを]
雑貨屋の息子 ギルバート が参加しました。
よいせ、っと。
[どこか威勢のいい掛け声をかけながら、男が山道を登っていく。
背にはやたらと大きな荷物。しかし慣れているのか杖などは持たずに]
と…着いたな。
[目の前に開けたのは崖と、その向こうに佇む一軒家。
そしてそれを繋ぐ細いつり橋]
ここが一番きついんだよなぁ…
仕事だからしょうがねぇけど。
[もう一度荷物を背負い直して、慎重に橋を渡っていく]
[橋を渡り終えて足元に目を向ける。
そこで揺れる小さな花]
今年も綺麗に咲いてんな、お前ら。
てことは、本格的な冬も近い、か。
[花に話し掛ける様にして、吹きつけた風に身を震わせる。
見上げれば今にも降り出しそうな空の色]
あー、こりゃ拙いかな。
早く荷物を届けちまわねぇと…。
[そう零して足早に屋敷へと向かっていく。
足を向けるのは表玄関ではなく裏口へ]
ちわーっす!
頼まれてた荷物とか、持ってきたぜー!
[扉を叩いて声を掛ければ、中から使用人が迎えてくれるだろう]
…で、こっちがこの前来てくれたときに切らしてた…そう。で、こっちが…
[荷を解きながら注文と照らし合わせて、間違いが無いと聞けば顔を上げて笑う]
よかった。
足りないもんがあったらまた登ってこなきゃならねぇもんな。
[もちろん冗談なのだが。
荷物と引き換えに代金を受け取り、そこから始まるのは他愛のない話。噂話から季節の話題まで。
そうして、雨が降りそうだ、となれば、泊まって行けばいいという話になり]
いいのかい?
んー、まぁそりゃ、ここに来たらいつものことだけどさ。
それじゃ、ご好意に甘えさせてもらうよ。ありがとう。
旦那には後で挨拶させてもらうな。
[好意は素直に受けるのも営業の極意、とは父からの教えでもある。
そうしてまた、先ほどまでのように世間話を*始めるだろう*]
そう…ですか…ご存じないですか…。
あ、でも覚えのある題ということはやっぱりこのお屋敷で所蔵してるのかもしれませんね!
[セシリアは俄然やる気が出たようだ。
修繕を続ける手も先ほどより楽しそうに動いている
キャロルの声で、ラッセルに気づく。
不機嫌そうな顔を見て声をかけるか迷っている。
しばらく悩んで挨拶することにしたようだ]
あの、こんにちは、しばらくお世話になりますセシリアといいます。
よろしくお願いします……。
養女 シャーロット が参加しました。
[夢を見ている、血の匂いと色に染まった記憶、赤い家、赤い床、赤い天井、赤い壁、赤い…。
すでに動くもの気配をの感じられなくなった村。外では振り続ける雨の音が聞こえてくる。
それでも地下倉庫で震えている。恐怖と寂しさと…幼い記憶に刻まれた負の感情。
地下倉庫の入り口が開けられ…]
……っ!
[飛び起きるように二階にある自室のベッドの中で目を覚ます。寝汗がひどく体は震えていた。
水色の花のデザインがあしらわれた白いフリル付のカーテンを開け、部屋の外を眺めると案の定の曇天。
雨が近い時は時折昔の夢を見る、幼いときに深く刻まれたおぼろげで鮮明な記憶。
枕元においてあったくまさんのぬいぐるみをぎゅっと抱きしめる。
もう少女と呼ぶ歳ではないがどこか幼さが残って感じるのは彼女の趣味の為か、彼女が小柄な為か。]
……。(ふぅ
[一息深呼吸をして、くまさんのぬいぐるみを枕元に戻す。うさぎさんとひつじさんの間。くまさんはうさぎさん、ひつじさんとは仲良し。
昨日まで出ていた熱は引いたらしく体の具合はよかった。
水色と白の水玉模様のリボンで髪をまとめ羊毛のカーディガンを羽織って大浴場に向かうことにした。
病み上がりなので長風呂はしないように、汗を軽く流して着替えるつもりで。]
そう、……そうよね。
あなたが淹れるんじゃ、なかったん……だっけ。
[余計に気まずくなってしまったか。
青年を見送った後、窓にそっと指をふれて深く溜息を吐いた]
お嬢様 ヘンリエッタ が参加しました。
明り…。
[闇の彼方に光が見える。
震える足で其方を目指し歩く]
お家…。
[必死なれば揺れる吊り橋も容易に乗り越えられよう。
灯に吸い寄せられるかのように小さな影は館へと*向かった*]
[青年が何も言わず入ってくるのも常のことであるから、墓守が発する言葉は特に無い]
それもそうですが。
御主人もこの館を長く空けるわけには行きませんし。
[トーンは変えず、眉を少し下げて踊り子に答えた]
─広間─
[広間に居る人達を避けるように離れながらテーブルへと向かう。
からかうような声や挨拶を向けられると、やはり怯えるように身を引いた]
………ラッセル。
[女性──セシリアの挨拶には名前だけを告げる。
親しくするつもりはないため、「よろしく」と言う言葉は出て来なかった]
旅人 ハーヴェイ が参加しました。
この危っぶねぇ橋も久しぶりだなぁ……一年とちょっとか?
さて元気にしておりますかね、っと。
[そんな独り言と共に、*橋を渡り始めた。*]
新米記者 ソフィーがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(新米記者 ソフィーは村を出ました)
―― 屋敷内 ――
[ノックをすれば、行き届いた使用人が出迎える。
何時来ても変わらぬ場所に、
詩うたいは頬を綻ばせて一礼を。
主の所在を尋ねては、来客が多いようならばと
挨拶は後回しにするだろう。
僅かな滞在の許可と部屋を割り当てられると其方へ。
荷は初めから無いにも等しい。]
[短く己の名前だけを告げたラッセルを見て、セシリアは気まずくなったようだ。
きょろきょろとキャロルやユージーンの顔を見渡している。
自分が何か悪いことをしたのだろうか?]
あの!よろしく願いします!!!
[挨拶の声が小さかったのかもしれない、という結論に至った。
何かがずれているような気もする。]
─広間─
主不在、では皆困ってしまうかしら?
……話を聞いている時のアーヴ殿の様子からしても、一度外に味をしめたらどうなるかわかったものではないでしょうし。
[眉を下げる墓守とは対照的に、上がる声はたのしげなもの。
身を引く青年の様子には、軽く肩を竦めるものの。
特に、追求を重ねる事はなく]
─広間─
──!?
[名乗り終えたからと紅茶を取りに行こうとして。
急に張り上げられたセシリアの声に大きく身を竦める。
一・二歩、セシリアから離れるように後ろへと下がった]
[怯えたような青年が名乗る様子にちらと目を向ける。
少女と目が合えば心配ないというように首を左右に振るが、意図は伝わったかどうか]
[困ったような視線を向けるセシリアの様子に、ひとつ、瞬き]
ああ……彼はいつも……。
[あんな調子、という声は、大声にかき消されるか。
その声に、大きく後ろに下がる青年の様子には、あらまぁ、とどこか惚けた声をあげ]
[自分の声に後ずさりするラッセルを見て、さらに焦ってしまう。
青年は様子から見ておそらく家人だろう。
機嫌を損ねては本を見つける前に追い出されかねない]
あ、ああ、あのあの、怪しいものじゃないですごめんなさい!
ちょっとこのお屋敷の書庫に御用がありますです!
[顔を真っ赤にしながら叫ぶように事情を説明する。
しかしところどころ言葉が怪しい。こんな調子で伝わるわけもない]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新