情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[進む足を追って進み、玄関ホールに辿り着く。
未だ現実か理解していない態で、声をかける]
おはよー……
最悪の、かたち?
[イザベラの台詞に一度瞬き、
ゆっくりと開いた]
[増えた気配に紅紫はすっと細められる]
──番人は終焉を望まぬなら探し出し殺せと言った。
終焉の使者たる人狼は己が正体を知る。
それを殺せと言われて黙って居られるかしら?
あの時は信じてなかったけど、これはあの話がなされた時点で見えていた結果なのかも知れないわね。
[それはイザベラの言葉に対してのもの。未だ腕は身体を抱えていたが、紡ぐ言葉ははきとしていた]
己が正体を知るは己のみ。
誰が人狼なのかも分からない。
信じられるのは自分だけ、ってところかしら。
[そこまで言うと踵を返し、玄関ホールから立ち去ろうと歩き始める]
ま……私も、ここまでのものとは想定していませんでした。
[藪睨みの左眼が小刻みに震える。]
私は止めませんけど、実物を見ようとすると
周囲の皆さんは止めると思います。
[ラッセルにため息まじりで。]
そういうことです。死にました。
[近くの扉から、窓から、風が通り、緋の気配が散っていく]
[十字を切る人の仕草は、死者を悼むもの]
どなたかに、終焉が。
[誰に問いかけるでもない呟き]
[その場を離れていく人影を碧は映し、女は被せられた布団の傍らへと寄る]
怪我人
[ハーヴェイにかえすのは軽い一言]
[シャーロットは見ないのだろうと、男はふたたび横たわった死体を見た]
[鈴の音、イザベラの声]
[やってきた人々に、男は場を譲った]
見ない方が良い
[ラッセルには一言を]
[ホールで話される会話を背に、足は廊下の奥へと向かう。突き付けられた事実に約束は頭の隅へと追いやられ、少女の姿はとある一室へと*消えて行った*]
ええ、死にました。私も実物は見ていませんが、
小耳に挟んだ話によると、それは無残だそうです。
[メモを開き、淡々と描写するように。]
事故死の線は考えられないでしょう。
人為的…と言っていいものかわかりませんが、
何者かの仕業と断定してもよろしいでしょう。
[鋭い眼光がラッセルを捉える。]
ここにいるのは私たちだけ。
後で、アリバイの確認などした方がいいでしょうか。
[緋のドレスの胸元で十字を切り、祈りの言の葉を]
これはどなたでいらっしゃるのでしょうか。
[それを知り得ていそうな男に、眼差しを向ける]
見ないほうが良いとは。
それはなにゆえに。
[先に居た二人を見て、女は問う]
番人だ
[キャロルの問いに、男は答えた]
[それから、次いだ言葉に*死体へと近付いた*]
――人の手によるものじゃないからな
綺麗な死体じゃない
[クインジーの静止は届かず、
イザベラの視線にも其方を向かず。
夢から覚めた面持ちで、眉間に皺を寄せた。
血臭――否、それを越した、死の臭い。
口許を、手で押さえる]
……、気持ち、わるい。
終焉を齎すものが、番人殿のおっしゃるとおりふたり居るならば。
尋ねられ、庇いあうのかもしれませんね。
[女性の確認という事の葉にくれないは開かれた]
[乾いた緋の色彩は、風に触れ、暗く色を変えていく]
これは、番人殿。
[男から得られた答えに、微かに女は顔を伏せた]
きれいでは、ないのですね。
[吐き気を催したか、幾度か咳き込む。
視界がぐらつき、硬く目を瞑った。
足許までもがふらつきかけたものの、
倒れる前に差し出された腕に受け止められた]
夢じゃ、ない――…
[薄く開いた眼で虚空を睨み、呟いた]
だいじょうぶですか?
[ふらつき、か細い声を零す少年に向き直る]
[傍らにいた男が、少年を支えた様だった]
ゆきましょう?
此処に居る事が辛いのならば、広間にでも。
[薄く開いた眼を、碧の色で覗き込み、あかの髪を撫でた]
ん…… へい、き。
[彼方を見ていた瞳が現に戻される。
確りと己の足で地に立ち、息を吐く。
口許に当てていた手を外し、
笑みらしきものを作ってみせた]
ごめんね、ありがとう。
クーも。
[礼を言って身を離す]
ちょっと、すっきりしたいかな。
[謝罪と礼の言の葉に、女は首を横に振った]
いいえ。
――広間よりは、外の風の方がよろしいでしょうか?
[チリン]
[鈴の音を鳴らし、招くよう少年の前に指を差し出す]
そうだね。
中だと、空気が篭ってそう。
[差し出された指と、鈴の音。
導かれるように、手を伸ばす。
布に隠された遺体を顧みることは、もうなかった]
では。
[あかの髪越しに、番人の姿を刹那だけ捉える]
[されど、少年の手を取り、引く時には既に背を向けて]
[開け放された玄関から、外に出る]
何処まで、ゆかれますか?
[答えを気にする風でもなく、女はくれないを笑みへと変えた]
……何処まで行っても、同じじゃないかな。
此処が終わりの場所だっていうのなら。
だから、何処でもいい。
[僅かに首を傾けつつ、言う。
吹く風は花弁を揺らしてざわめかす。
鼻の下に指を当て、軽く鳴らした]
―回想―
失礼を致しました。
私はネリィ…ネリーと。
[ナサニエルに問われ答える時、常と違う発音が一度だけ。
向けられた微笑に今度は逸らさず微笑を返した。
言われるままに野菜の皮を剥き、刻み、水を汲み。
そしてささやかな晩餐の間は穏やかに、口数少なく過ごした]
はい、それでは。
[片付けも済んだ後、シャーロット達とも別れて借りた部屋へ。
毛布は畳まれて長椅子の上に置かれたまま。寝台には寄らず、その長椅子に身体を預けると毛布を被って翠を*閉ざした*]
―廊下―
[朝から血が騒ぐ。彼はそんな気がしていた。身体中の筋肉が、しなるのを待っているような気がしていたのだ。]
踊りたい、というのは子どもじみた欲求かもしれんが……「番人」殿も、動き回ることを止めはすまい。
よし、今日は外だ。
土の上は滑るが、泉の畔ならば、壁も無い分、動きやすい。
[くしゃり、とひとつ髪を掻き、ギルバートは外へと向かう。]
[玄関に近付くギルバートの鼻先を、奇妙な臭いが突く。
鉄が錆び、腐りかけた臭い。
――否、ただの鉄は、錆びたりはしない。]
………ん?何だ?
変な臭いが………
[嫌な胸騒ぎを感じて、ギルバートは異臭の方向――玄関へと向かっていった。]
終わりの場所。
[躊躇う態で、女は鸚鵡返しにくれないを開いた]
けれど、終焉を齎すものが居なくなりさえすれば。
もっとずっと、永らえるのでしょう?
私はこの花を、うつくしいあかが見られなくなることを厭います。
それゆえに、人狼をも。
[さざめく花弁の音に紛れる様なか細い声]
[音を生んだ少年の口許を、女は見る]
『番人』が、そう言っていたから。
[己の紡いだ言葉を繰り返す女に頷く。
それは、後の台詞の肯定ともなった。
確かに番人は言ったのだから。
「厭うならば人狼を殺せ」と。]
でも、その後にはどうなるんだろうね。
何処から来たかもわからないのに。
生きとし生けるものは、最後には終わってしまうのに。
[視線は真っ直ぐに向けられている。
揺れる花へ、かれらの作る道の先へ]
―玄関―
[ギルバートの右目――琥珀色の眼球に、赤い色をした塊が映る。
周囲の人間が発する言葉から、それが「番人」のからだであるということが分かるまでには、それほど長い時間が掛からなかった。]
(ああ――…)
[人間の身体とは、こうも容易く壊れるものか――そのような類いの言葉が、ギルバートの脳裏に浮かんでは消えた。
やがて、彼はちいさく呟く。]
―――『終焉』。
[飽きるほど聞かされた言葉を、*ひとつだけ*]
[昨夜あちこちを回った後で、借りて休んだ一部屋で、わたしは目を覚ましました。]
…?
[胸の辺りで両手を合わせて、首を傾げます。
部屋の中に何かがあった、というわけではなく、そうだとしてもこの眼には色しか分からないのですけれど。
わたしは少し考えます。
が、]
…あ。
灯を、返さないと。
[途中で、意識は別のほうへと向きました。]
そのあと、でございましょうか。
わたくしは、今、此処にて、あかが見られれば、それで。
[少年の視線の先を辿り、歩む足はその先へ]
終わるものゆえに、足掻くのではありませんか。
いつ断たれるかも知りえぬものゆえに。
[女は咲く花の茎に指を伸ばし]
[爪先で、千切る]
[指先に触れる毒液]
そう。このように、断たれる前に。
そういうもの?
オレには、よくわからない。
死にたいとも、思わないけれど。
ああ、でも――…
[遮られる視界。
女に歩み寄り、滴を受けたその手を取る]
花は、儚いね。
[濡れた指先は僅かに疼く]
[放置すれば、そのうちに腫れ上がる事になるだろう]
はい。
きっとこの花の群れも、少しすれば朽ちてしまうのでございましょう。
[手を取る様を不思議そうに見る]
[逆らう動きは無い]
[チリン]
このまま残しておけるのならば良いのでしょうが。
人は、抗えば、そうならないのかな。
それなら、それも、いいのかもしれない。
いつかの終わりはやって来るに違いないけれど。
[顔を寄せ、ついで眉を寄せた。
袖を引いて、そぅと女の指先を撫ぜる。
それが何の足しにもならないとしても]
……あなたは、枯れたくないんだよね。
駄目だよ。毒は危ないから。
浸ってしまえば抜け出せなくなる。
[そう言って、手を離す]
[色と手探りで探し当てた二つ、杖を右手に、灯を左手に。
昨日と同じように、扉から出ました。
途端、鼻先に届いたのは。]
…、何、かしら。
[辺りを見渡しますが、特に異変は見当たりません。
杖を使って足元に障害物がないかを確かめながら、灯と眼は違和の元を探りながら、ゆっくりと廊下を進みます。
階段に着いた頃には、異臭は更に強くなっていました。]
たしかに、いつかは。
それでも私は、うつくしいあかを諦められぬのです。
どうせなら、最期にまでは…
[嘯く様な呟きは、指先を拭う布の感触に途切れた]
…。
[手に持った緋の花が、空を舞い、地に落ちる]
[離された手を、胸元に引く]
[リィン]
…はい。
では、私は指を洗ってこようと思います。
あの。ありがとうございました。
[小さく頭を垂れた後、壁に凭れる少年に背を向ける]
[緋色の靴は、城の玄関へと]
[杖の先で一段一段を確かめながら、階下まで降りました。
臭いと人の声とがするほうへ、足を進めます。
こつりと微かな音が、誰かの耳には届いたでしょうか。
そうしてその頃には、その臭いが何であるかを理解していました。]
あの、何か――
どなたか、怪我をされたのですか?
[一瞬、眼は昨日と同じ――その場にいた青年の、白い色を見ました。
けれど、源はそこではありません。
次に眼は、彼らの中心へと動きます。
そこに、赤い色がありました。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新