情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
─ 街中 ─
[人より鼻が良い分、漂う硝煙と血の匂いは強烈で。
犬は目頭の間に思い切り皺を作る。
それはまるで人が顰めっ面をするようだった]
おんっ
[警備員からの問いかけ>>75には肯定するように鳴き声を上げる。
支給武器、の部分に掛かる返答だったが、使えると誤認されても仕方が無いタイミングでの返答だった。
尤も、説明書さえ読めば使える可能性は十分にあるのだが。
落とした袋は鼻先で突いて銜える部分を作り、それを噛んで再び袋を持ち上げた]
─ 街中 ─
は…はは……なんっつーか………
人間って怖ぇー……。
[故郷じゃ考えられない事態に、震えを隠さなかった。
火薬の匂いがする。何かしら爆薬のような物で家は吹っ飛ばされたのだろう。
かたかた震えながら、銃を手にとり安全装置を外し、すぐに撃てるような状態にして引金に手をかけたが、なかなかそれを鞄から取り出す事は難しかった。]
「ああ、なるほど君が……」
[友達との言葉に引っ越してきたばかりの娘に、ましてや年の離れた友達などいるわけもなく。
思い当たる相手といえば迷子のところ見つけてくれた相手のこと。
正確にはその相手は犬なのだが、そこまでは分かるわけもなく]
「今度改めてお礼をさせてもらう。すまない。」
[気を失ったままの娘を抱えると、周りから飛び掛ってきた一人と、同時にその場を駆け出して逃げ出した]
─ 街中 ─
「お、お前がPSMか!」
は?
[もだもだと情けなくも震えて立ち尽くしていた時、突然斜め向こうから飛んできた声に驚いて顔を上げる。
その手に握られている銃口が、こちらを向いていると知ると、面の下で目を向いた。]
ちょっ、ちがっ!
俺は―――
[ただの善良な外来訪問者だと言いかける前に、パンッ、と乾いた音がする。一瞬の遅れの後、右足に激痛が走った。]
いっ、てええ!!
[どうやら旧式の銃で弾かれたらしい。
うずくまり撃たれた箇所を片手で押さえるも、青色の液体がぱたぱたと流れ、ズボンを青く染めていた。]
っ、ぐ……
[痛みのせいか、ぎにゅ、と撃たれた周囲が急に盛り上がり、服着た人の足が見る間に異邦人の足へと変わってゆく。
それを見てだろう、やっぱり血が青い化け物だ!と叫ばれて指差され、ちげーよという声も出なかった。
ふつりと湧くのは、理不尽な状況への恨みのような念と、死にたくないという生存本能。
かちりと向こうの安全装置が外された音がすると同時に、痛む足を押して一歩踏み込んだ。]
ンの、 おおっ!!!
[叫ぶと同時に姿はブレて、身体が今までの大きさの倍に膨れ上がる。
手と足とが異質な色をした、柔らかくてぷにぷにして、擦ると独特のじゅるりとした音を鳴らす長い物へと形を変える。
面だけが異質な姿の中央にあり、より一層気味の悪さを浮き立たせていた。]
「ひっ!」
[そりゃまぁ突然そんな姿みせられれば怯むだろう、という思惑の通りの反応をしてくれて、銃口は明後日向いて弾が逸れる。
その隙をついたわけじゃあないが、変質した足で走りながら、夢中で鞄の中に忍ばせていた銃を取り出し、引金を引いた。]
ん、まあ、正確にはもう……ひとりいるんですけどね。
[納得したらしき様子>>81に、冗談めかしてこう言って]
ま、まずはここを切り抜けてから、ってー事で!
[軽い口調は崩さず、駆け出すのを見送る。
同時、動き出した群衆の足元に、牽制の銃撃を撃ち込んだ]
はいはい、止まったとまった。この先の通行料は、高くつくよぉ?
「お前、PSMの味方するのかっ!?」
いや、あの二人は違うだろっての。
「何言ってんだ、PSMの家族なんだぞ!?」
「どうせ、入れ替わられてるに決まってる!」
「大体、PSMが見抜けるなんて、おかしいだろ!」
……おかしかろうとなんだろうと、殺らせるわけにゃあいかねーんだよ!
― 雑貨屋 ―
[どれ位座り込んでいたか、時間の経過はわからなかった。
ふと、あれだけ聞こえていた音が付近からなくなったことに気付いて。
ようやく動くようになった足で立ち上がった。]
おじいちゃん…
ケイジさん、エリカさん…
っ、…!
[無事でいて欲しい人の名を口にして、外に向かいかけ。
支給場所で渡されてからずっと手に持っていた、さっき座り込んだ拍子に手から離れて床に落としていた袋に躓いた。
無言のままそれを拾い、ベルトにくくりつけてから立ち上がり。
今度こそ外に出た。]
─ 街中 ─
[鼻を鳴らす警備員>>80の言葉を聞いて、犬は首を傾げた。
なんのこと?と言っているような仕草。
続く言葉には縦に首を二度振ることで肯定を示す]
ふぁふん ……
[問いかけを聞くと、袋を銜えてるために空気が抜けるような音を紡いだ。
空いた間は、考えるような雰囲気を漂わせている]
おんっ
[思考による間が空いた後、犬はくぐもった声で一声鳴く。
それからついて来いと言わんばかりに道を歩き始めた。
行き先は当初から自分が向かおうとしていた場所]
[正直な所、誰がどうなっているのか、なんて考えている余裕はない。
現状は、直感だけで動いていた]
……しーかし、ったく。
なんで、こーゆー事態にぶち当たるんだろねぇ、オレ。
[内容は大分違うが、退役する理由の一つには、閉鎖空間での市民暴動が関わっている。
あの時のそれは人為的なものだったが、今回はどうなのか。
そんな、考えてもわかりそうにない疑問を振り払い。
離脱するタイミングを測りつつ、幾度目か、撃鉄を起こした。**]
『ピッ』
[旧型の銃よりも軽い音が放つのはレーザー。
おもちゃのようなそれは運良く相手の額を貫いて。
どさりと人の倒れる音がすると、作り物みたいな赤い色が地に広がってゆく。
焼けるような匂いは、すぐ傍が火事のおかげで紛れてしまっていた。
ぶはぁ、と息を吐いて、吸う。いつの間にか呼吸を止めていたようで、たっぷり息を吸い込むと血生臭い匂いが鼻へと昇ってきて噎せた。]
うぇ…げっほ、げほ……
[吐きはしなかったが、ただ暫くの間噎せると身体は自然と人の形に戻っていった。
足が痛いのは相変わらずで、気にならないとは言い難かったが。
目の前に倒れた、いや倒した人間の姿から目が離せなくて。]
いくら違うったって…。
生きてる人を殺すってのは、やっぱり……。
[怖いと呟いて、面の下で眉を下げた。
ちょっと泣きそうだった。]
「そうか、ならばその人にもお礼を言わなければな」
[犬ということは結局最後まで伝わることはないだろう]
「君も無事で、しっかりとお礼をしたいからね」
[最後にそういい残して、すぐに追いかけようとした者はレッグに足止めされることになり、無事にその輪から逃げ出すことには成功した。
もっとも、どこも似たようなやりとりをしており、すぐにまた別の騒動に巻き込まれることになり、結果として……]
― 雑貨屋・店外 ―
[壊れて歪んだシャッターをくぐり抜ける。
周囲に視線を巡らせど、動く者はいなかった。
離れたところから上がる煙や、遠くから聞こえる喧騒がまだ騒ぎが収まっていないと知らせていたけれど。]
…え?
[ふと、壊れているはずのシャッターが元通りになっているのに気付いた。
なんで、と伸ばした手はシャッターを透り抜け。
余計に、何がどうなっているのか解らなくなった。
まさかケイジが成した細工だとは思いもよらず。
困惑したまま、シャッターを見つめている姿は誰かの目に留まったなら不思議に思われたろうか。]
─ →自宅 ─
[警備員がついて来る>>92のを確認しつつ、人の少なそうな道を選んで向かったのは犬の住まう場所。
この辺りは粗方喧騒が通り過ぎたのか、比較的静かなものだった。
その代わりに道に転がるものも良く眼にすることになるわけだが]
ふぁふ
[とある家の前に立ち、ここだと言うように空気の抜けた鳴き声を出す。
以前少女や青年を連れて来た時のように鳴かなかったのは、隠れる場所を必要とする警備員に配慮してだった。
こちらから呼びかけなければ、飼い主は実験に没頭して顔を出すことはない。
それも普段ならば、の話ではあったが]
[鼻先で家の扉を開けて、警備員を振り返り尻尾を振る。
入って良いよ、と言う雰囲気で見上げた後、先導するように犬は家の中へと入って行った。
家の奥からは音も聞こえず、静かなもの]
くぅ?
[飼い主の気配もなく、犬はリビングに繋がる廊下の真ん中で首を傾げていた]
─ 街中 ─
ん〜〜〜〜〜〜、んっ!
[撃たれた箇所を掴みながら力んで唸ると、足に埋まっていた弾が零れ落ちた。
縛れるサイズのハンカチやら持っていなかったので、仕方なく上着を裂いてきつくしばっておく。
治癒力は高い。暫く放っておけば塞がりはするだろう。]
っかし……どうしよ。
これ爺さん捜しどころじゃないなぁ…。
[もはや捜せる状況じゃない事は身に染みて。
仕方なく約束した通り雑貨屋まで戻ろうと、鞄をかけなおし歩き出した。
なるべく人気のない道を選び、回り道をしながら歩く。
さっき撃たれた原因が「血が青いから」とかいう、宇宙人としてはとんでもない理由だった為に、青色に染まった身をあまり見られたくなかったためだ。]
―街中―
[静かになった町の中、血溜まりと死体の中で、ゆっくりと覚醒する。
自分をかばうように抱く父親は血まみれで胸を何かで貫かれたか、打ち抜かれたか、
愛するわが娘をかばうかのように抱いたままで動かなくなっていた。
すぐ傍にアンドロイドの死体も転がっており、こちらも胸に大きな穴が開いていなければ、それだと気づけなかっただろう]
とー……さん……
[父親の姿をしたそれは、声をかけても反応はないし触れても何も感じられない。
心も、思いも、その温もりも。
胸の辺りの穴には目を向けることができず……]
ふぇぇぇぇぇぇぇん。
[一人で通りの真ん中でないていた。血にぬれて、胸のあたりが少し痛む、怪我をしているらしく、泣くとそこが痛んだ。
とっても……その胸の内にいたるまで]
─ 街中 ─
ん?
[こそこそと秘匿工作員よろしく隠れながら、雑貨屋までの道を遠回り遠回りに進んでいたら、聞こえてくる泣き声>>97に足が止まった。]
うっわ、子供…。
どどどーしよ。
[声の高さから男の子か女の子かは分からないが、子供が泣いてるのを聞いてだまって行くほど薄情にはなり切れない。
迷いはしたが、意を決して影から出ると、通りの真ん中にぽつんと立つ少女の姿が目に入った。]
あ、君。
[つい最近見たことあるなぁと思って記憶を手繰り寄せると、親子で犬と一緒に居た事を思い出した。]
ええと……大丈夫?
お父さんは一緒じゃないの?
[と尋ねるのは、父親だと認識していた人物の姿が周囲に見あたらないからだった。]
─ パトラッシュの家 ─
『無事だよ。上手く隠れられてるなら動かないで。迎え行く』
[問いかけながら、手早く返事を打って送った。
最初の放送の時から怯えていたフランが、この銃撃戦の中応戦出来てるとは思えない。だから隠れているのだろうと踏んだ]
……あ。
この内装、同居人がいるはずか。
[一つ目の連絡を終え、改めて家の中を見回して。
何か考えるように唇に携帯端末を握った指を当てた]
ふぇぇ…
[涙を零しながらぼやけた視界に仮面をかぶった姿を映す。
心配そうに声をかけてくれているのはわかって]
おかーさん……にせもので……ひっく……PSMで……えっぐ……
みんな……いなくなって…ふえぇぇぇぇん……
[泣きながらの断片的な答えでも、現在の状況から何があったかは大体伝わるだろうか。
父親のことを聞かれると血溜まりの中で、ほかの死体とかと一緒になっているひとつを指差した]
─ 自宅 ─
くぅん …
[警備員に問われて>>98、振り返り小さく鳴く。
尻尾が力なく揺れていた。
それからまた視線を前へと戻し、犬は奥へと入って行く。
実験室まで入ってしまえば、警備員の居る場所からは見えなくなってしまっていた]
くぅん くぅん
[小さく鳴きながら入った実験室。
そこもまた静かのもので、人の気配は無かった]
くぅ?
[否、人はそこに居た。
この家の家主であり、犬の飼い主である人物が]
わふ …… わぅん
わぅわぅ …… きゅーん …
[ただし、ピクリとも動かず床に倒れ伏した状態で]
[裏口に程近い実験室は、その場所を含めて酷く荒らされていて。
綺麗なままだった玄関付近とは打って変わった様相をしていた。
犬は銜えていた袋を床に置き、鼻先を飼い主へと近付ける]
くぅん ……
[それから動かない飼い主の頬を、ぺろぺろと舐め始めた。
触れる肌が冷たい。
胸元に空いた風穴が飼い主の状態を物語っていたのだけれど。
犬は眼を覚ましてと言わんばかりに何度も飼い主の頬を舐め続けて*居た*]
[さて血塗れた道の真ん中に、女の子を一人置いていくのは忍びない。かといって、お家に帰りなさいと言える状況でもない。
仕方なく、屈んで視線を合わせながら。]
どうしようか……ねえお嬢ちゃん、お父さんとお母さん以外に知ってる人の所に行く?それとも俺と一緒に行く?
俺は今から知り合いのお姉さんの所まで様子を見に行くつもりなんだけど…。
あと、お嬢ちゃんのお名前何かな?
俺は〓………ケイジって言うんだ。
[一瞬名乗りかけた本名は、不快音に余計に泣かれる可能性もあるので止めておいた。
彼女の返答次第では、雑貨屋へ戻るのは遅れる事になるだろう**]
― パトラッシュの家 ―
外に出たんなら…。
[語尾は沈黙に変わった。外出中でも無事な保証はかなり低い。
力なく尻尾を垂らして奥に入ってゆく犬>>102を一度見送り。
少し迷うようにしてから、銃をホルスターに仕舞った。
携帯端末の裏面を片手で押さえながら、忙しなく操作する。
「御姉様」への連絡手段。使うと面倒もあるけれど、今はそうも言ってられないし。一番確実な情報源のはずで。
けれど反応は戻らなかった。その理由はすぐに知れる>>#1]
……最悪に最悪が重なってく。
[クローディアなら「交渉」も可能だが。これではもう下手に接触を図ることも出来ない。
あーあ、と肩を落として、奥から戻ってこない犬がどうしたのか確認するために奥まで踏み込んだ]
さっきの、キミの名前も含まれてたんかな。
カレン? パトラッシュ?
[名前は今度こそ間違わずに確認できただろうか]
私はエリカ。
ジェファーソンの雑貨屋寄りながら指示通り移動するけど、キミはどうする?
[軽く首を傾げて尋ねる。
共に来るなら連れ立って、動かないようなら「また後で」と小さく告げて、沈黙に沈んだ街の雑貨屋へと*向かった*]
[頭を撫でられ、伝わってくるのは人とちょっと違った何か。
でもその思いの本質は変わらないらしく心配してくれてるのは伝わってきた]
えうっ……えうぅぅ……
[ぐしぐしと涙に濡れた目を擦ってから名前を聞かれると]
かれん……かれん……どいる……
[まだぐずった声のままで答えて、それから続いた問いかけには小さく頷き]
いく……
[この場所にこれ以上一人でいたくなかった。
少なくとも、悪い人ではなさそうだったから]
けいじ……さん……
[それからその後ろに大人しくついていきながら、凄惨な様子の街中を歩いていく]
─ 自宅 ─
[犬は何度も飼い主の頬を舐める。
それが途切れたのは、実験室まで来た警備員の手が頭に触れた>>108時だった]
…… きゅうん ……
[犬とて飼い主がどうなったのかは理解している。
人と同等の知能を持っているが故に、飼い主の死も、何が原因で今このような状態になっているかもきちんと把握出来ていた。
そして、自分に課せられた義務>>#1についても]
[尻尾も耳も垂れさせたまま、飼い主の傍に座り込んで。
じっと飼い主を見詰めていたところで声をかけられ>>109、犬は鼻先をそちらへと向ける。
問われたことに対しては、自分の名を呼ばれたところで返事をするように一声鳴いた]
くぅん
[続く警備員の名乗りと問いかけを聞くと、一度視線を床へと落として。
再び見上げた時に首を横に振って否定の意思を伝えた。
「また後で」と告げて立ち去る警備員には何も鳴き声を向けることなく、視線だけでその背中を見送る]
…… きゅうん
[警備員の背中が見えなくなってから、犬は小さく鳴き声を漏らす。
やらなければいけないことは理解しているが、どうすれば良いか悩み始めて。
しばらくは実験室の中をうろうろと歩いて*いた*]
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新