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─ 診療所 ─
[ポラリスの様子が気にかかるも、まずは茶を淹れて彼女の前に置く。
男の勧め通り、呼吸を整え茶を飲んでから改めて彼女が話し始める>>38のを待ち]
『蝕』なら俺も見た。
爺さん達も、泉のことを気にしていたが…
その口振りからすると、その睡蓮が『封』の…いわゆる鍵のようなもの、だったんだな。
手折った者が『封』を破ったものと考えるのが自然だろうが…待て。
そもそも、『封』とは何に対してだ?あの泉自体に何かあるのか。
[村に伝わる話を覚えていれば泉に眠る者、身を投げた者の存在も解っただろう。
だが男は、昔話や逸話の類はその中に含まれた教訓や戒めを学ぶ為の作り話だと思っていたから内容まで覚えてはこなかった。
先よりは詳しくなったが、まだ足りない情報を確かめようと問いかけた所で彼女の家系については聞けただろう。
それから言葉が途切れた理由>>39を聞くと、軽く目を瞠った]
─ 診療所 ─
テレーズは影響を受けていない…?
[どういう理屈かはわからないが、彼女のみが察知出来るものがあるのだろうとはその言葉で解る。
が、そもそも逸話すらうろ覚えな男にポラリスからの疑問に答える術も当然無く、ただ彼女の話を受け止めて]
俺には今何が起きているかも、今から何が起きるのかも解らん。
解るのは、何か起きるかもしれないと思って構えておくべきだと言う位だ。
ポラリス。
お前の今出来ること、しなきゃならんことは何だ。
どうしよう、ではなく。どう、出来る?
[焦りや不安で狭まった思考を少しでも広げられる様に、問いかける。
自分にも出来る事があるなら、助力は惜しまないとも付け加えて**]
[家に戻ると、まだヒューゴは来ていないと言う。どうやら村の中で、他にも倒れて眠ってしまったものがいるらしく、なかなか手が回らない様子だった]
そうか...先生も大変だね。
[伝染病ではないのか?とおろおろしているテレーズの両親を見ると、小さく溜め息をつく。一度大病を患って視力を失った娘への心配は人一倍強いものだから、無理もなかった]
伝染病じゃないと思うよ。睡蓮の泉の、封が解かれたせいだと思う。
心配しないで、だって、祈り子も魔も、人を傷付けることを望むようなものじゃないんでしょう?
[それでも落ち着かぬ二人に]
とにかく二人とも少し休んで、テレーズ姉さんには僕がついてるよ。
[心配性だと思われてしまうだろうか。
少し前に会ってきたはずの恩人二人が気になって
何もなければ良いと思いながら医師の実家を目指した。
皿の破片で傷ついた膝がじくじくと痛むけれど
そんなことよりも安否を確認することが大事]
――…、は。
[少しだけ息があがる。
それでも駆ける足はゆるむことなく。
目的の場所に辿りつけば扉を強めに叩き、反応を待つ]
―自宅―
[首をかしげたまま自室へ戻って本棚を漁った。
読み聞かせ用の伝承本を小さいころに貰ったような記憶があって
それを探していたのだ。
そして今はベッドに転がって本棚の奥の底の底から見つけたそれを読んでいた。
平和を望み、祈り続けた『祈り子』と、人を護るために自ら封された『魔』。
そのどちらもがあの睡蓮の咲き誇る泉に封印されていたのかと、ようやく思い出した]
ふーん、『蝕』の日の出来事か…。
なるほどねえ…けど、ボクにはよくわかんないや。
どうしてその封印が解かれたら怖いの?恐れてるの?
…どっちも、他の人を助けようとしてたんでしょ?
[さっぱりわからない。
と、そこで考えることをあきらめて、立ちあがった。]
いってぇ!
誰だよ、こんなとこに百科事典置いたの…は、ボクだ。
[本棚から抜き出して床に転がした本の角を踏んでばたばたしたまま』
おふくろー、ボク出かけてくる。
[キッチンへ声掛けて靴をはいた。
返事がないのは出かけているのだろうと、深くは気にせずに外へ]
― 医師の実家 ―
[もう一度扉を叩いた。
声は返らない。足音も聞こえない。
ノブに手を掛ければそれは難なく開いた]
……ねぇ、いないの?
[鍵をかけ忘れたまま出掛けてしまったなら、と
そんな風に考えてしまうのは倒れた姿をみたくないと思うから。
杞憂であればと思いながら、リビングへと向かう]
おじさん、おばさん……?
[声には不安げな色がのる]
― 診療所へ向かう途中 ―
[診療所へと走る途中、声を掛けられて>>71立ち止まる]
あ、アルビーネお姉ちゃん
[振り返ればそこには宿屋でよく見かける女性の姿
行き先を問われたなら頷いて]
うん…パパとママが倒れちゃって……ヒューゴ先生のところに行けば何かわかるかな、って。
[簡単に事情を説明したなら、宿でも同じ様なことが起きたことを告げられた]
同じ、みたい。
どうしちゃったのかな、みんな……
え?…うん、わかった、先生に宿屋の人の事も話しておくね。
[気になることが出来た、と戻って行くのを少し見送ってから、再び診療所へ向けて走り出す]
………『封』を、解き放たれたものをこのままには出来ない。
もし、何かが起きるのだとしたら、それは止めなきゃならない。
睡蓮の『封』は、まだ力を残してるから……止めることは出来る、と思う。
[『封』に関わった血筋の使命とも言えるような、そんな感覚がポラリスの中にある。
落ち着かせてもらい、順序立てて思考を引き出されたお陰で頭の中が整理され、やるべきことを見出すことが出来た]
解かれたものがどこに居るのかは、分からない。
けど…。
テレーズちゃんが影響を受けてないって判ったんだから、誰か他の人に宿ってる可能性は、あると思うの。
止めるには、今のところその人ごと封じる……眠ってもらうしかないわ。
[それは祖父が書き残してあった万一の場合の方法。
ヒューゴには睡蓮を使った『封』の方法も伝えておいた]
……何なんだよ、ほんとに……。
[こんな時は、言葉を交わせぬのが少しもどかしいな、と思いつつ]
……んー……一度ウチ、戻るかなぁ。
採取籠持ったままだと、ちょっと邪魔だし。
[そう、呟いて、足を向けるのは自宅の方]
そういえば...クレイグも来ないなあ...
いつも居眠りしてるけど、まさかあのまま眠っちゃったり?
[窓辺からは村への道が良く見える。テレーズ自身は目にする事ができないけれど、誰かが尋ねてきたりすれば、いつも自分が彼女に報せていた]
―広場―
[ふらっと広場までやってはきたが、見かける人影が少ない気がした。
もうそろそろ日が陰り始める頃合いだろうが…]
気のせい?かな?
[通りの真ん中に立って、あたりを見回す。
言葉では言い得ない不安がじわじわと広がっていく]
ちょ…言い伝えの何かが本当の話でさ…
封印が解かれてやばいのが出てきたとか、ないよね…
[ぞくり。
冷や汗が背を 伝う]
― →診療所 ―
[診療所に着いたなら、ドアを叩いて]
ヒューゴ先生、います、か?
[他に誰か来ているかも知れないから少し遠慮がちに、だけどはっきりと呼びかけて
中へと通されたなら、くるりと見回して、ポラリスがいるのを見つけたなら、ぺこりと頭を下げてから、自分の家族と宿屋で起きた出来事を話す]
苦しそうじゃ、なかった、かな…なんだか、眠っているみたいに見えるの。
[自分がみて、感じたことを伝えて、だけどそれ以上はどうしていいかわからなくて]
……あの、『蝕』の日から…夢を見てから変なことばっかり……
[小さく呟いた声は、誰かに聞こえただろうか
もし、ポラリスが話す言葉>>81が耳に入ったなら、表情は無意識に固くなったかもしれない]
─ 診療所 ─
誰か、様子がおかしい人とか居たら、教えて欲しいな。
私も……調べてみるから。
[先程テレーズを視た力をコントロール出来るならそれも叶うと、そんなことを考えながら、頼みをヒューゴへと向ける]
ごめん、長居しちゃったね。
…ありがとう、ヒュー君。
[落ち着くことが出来、どうすれば良いかをはっきり認識することが出来た。
彼が聞き手に周り、考えさせてくれたお陰だろう。
その感謝を口にして、診療所を後にする]
皆に、伝えないと。
[診療所を出た頃にはもう陽が傾いていた。
それでもこの時間なら家に居る者も多いだろうと、各所を回ることにする。
けれど応対に出る者は少なく、伝えることが出来た幾人かから更に異変を耳にすることになった。
各所の確認をしていたせいで、いつしか陽は地平へと近付いていた]
[報せずに部屋を出ると「ソーヤが来たのね」と慌てようを笑われた。大人になってからは自分と違ってちゃんと仕事をしているソーヤを、余り長い時間引き止めたりは出来ないから、ついつい焦ってしまうのだ]
[アルカが帰っている時は二人連れ立ってやってくる事もあって、そういう時は余計に慌てた。人見知りではないはずだが、なんだか二人の邪魔になっている気がして]
[そんな事を言ったら、本気でソーヤは怒りそうだったので言葉にした事はなかったけれど]
― 本屋/前日 ―
うん、そっか。
わざわざ買う人はいないとおもうけど、何ならとっておくよ。
[本を見るアルビーネに言い]
ああ、なるほどね。
行ったら喜ぶんじゃないかな。
[頷きにはやはり呑気に返した。
軽口には勿論大歓迎だと、軽く返して笑って]
─ 自宅 ─
[どこか落ち着かない村を抜け、たどり着いた自宅は静かだった]
ただいまー……。
あれ?
[いつもなら、声をかければ即返る声が、ない]
どっか、でかけたのかな……って、それにしちゃ、鍵かかってないし。
[不可解な状況に首を傾げながら家の中に入る。
ふわり、と漂う香気はいつもと変わらないもの。
それに何となくほっとしつつ、居間へと向かい]
……ばっちゃん?
どしたの、そんなとこで寝てると、風邪ひくよー?
[今の柔らかなソファにもたれて眠る祖母の姿。
それだけ見たなら、単に祖母が転寝しているだけ、と思えたけれど。
呼びかけた直後、相棒がキョキョ、と甲高く鳴いた]
って、騒ぐなってば、クレー……って、こら、そっちは入っちゃダメだって!
[注意を促した直後に相棒は方から飛び立ち家の奥へと。
その向かう先が、薬作りの作業場と気づくと慌てて追いかけて]
……っ!!
ちょ、じっちゃん、どしたのっ!
[作業場の扉の前に倒れた祖父の姿に、大声を上げていた]
[驚きはしても、動転まではしないのは、叩き込まれた薬師の心得の賜物か。
深呼吸をして気持ちを静め、倒れた祖父の呼吸や脈を確かめる。
何かあった時は、医師の代わりを務めるのも薬師の役目だから、とその辺りは最初に教え込まれていた]
……息、してるし、鼓動も脈も大丈夫……。
眠ってる……だけ?
でも、なんで……。
[言いかけた言葉は、途中で途切れた。
森でクレムから聞いた話、テレーズが眠ったまま目覚めない、という話がふと蘇る]
……もしかして……じっちゃんと、ばっちゃんも?
[それ以外には思いつかなくて、軽く、唇を噛んで。
それから、ふる、と強く首を横に振った]
……とにかく、このまんまにしとけないから、ちゃんと寝かせて。
急いで、ポーラ姉んとこ、行こう。
[ぐ、と拳を握って、開いて。
自分に言い聞かせるように、やるべき事を口に出す。
不安げな声を上げる相棒には、やや空元気込みの笑みを向け。
眠り込んだ祖父母を寝室に運び、身体が冷えないようにちゃんと布団をかけると、改めて外へと駆けだした]
こんちはー あのー…
[広場に面している花屋を覗き込む。
昨日は確かに看板娘が応対に出てきたのに、今日は誰もいないよう。
他の店も覗き込んだら、今日は午後から客がぱったり少なくなったと話を聞いた。
また、急に寝込んでしまって起きない人もいるらしい、とも]
それって…昨日の『蝕』と関係あったりするのかな?
[封印が解けた、…ら、どうなるの?は思うけれど、実際解けたとは知らない。
ぼそっと口にした問いも漠然としたものだったが…
封印が解けていたらしいという噂はそこで耳にした。]
あ、そっちか。
怪我はそもそも相手が悪いんだしさ、気にすることないんじゃないかな。
それにそろそろ噂が立ってるんじゃない、あそこには強い護衛がいるって。
……そう言えばアルカ、今戻ってるんだっけ。
[基本店にいる身、実際の実力を見たことは殆どないけれど、客の噂話で耳にすることはあった。
外の情報は大概そうして得ている。アルカの件もそうだった]
尊敬か、そこまで言われるとなんか照れるな。
うん、また。ありがとうね。
[満更でもない反応を返して、本屋を去る彼女を見送り]
― 医師の実家 ―
[床に倒れていたわけではないから
まだ衝撃は少ないのだけれど
呼び掛けても呼び掛けても起きる気配はない]
……なんで、こんなこと。
[『蝕』は凶事の兆し。
読んだ本の中に記されていた言葉が頭を過る]
まさか。
[考えてしまうのは原因がわからずにいるから。
不安を打ち消そうとふるり頭を振り呟く]
― 医師の実家 ―
[少しだけ考えて、二人を寝室へと運びベッドに寝かせる。
躊躇ってしまったのは仲良く二人並んでいたから。
少しだけならこのまま毛布を掛けてで済ませるのだが
少しで目覚めるかどうか分からずに場所を移した]
――…他にも、いるのかな。
でも、私も、エリィゼも、眠ってない。
[ヒューゴやクレイグは――。
そんな風に考えればへなと眉が下がる]
― 本屋→外 ―
……。
あ、そういえば配達するんだったっけ。
母さん、ちょっと店の方頼める?クレムのところに行かないと。
[翌日。
仕入れに行った父はまだ戻らず、母はいつも通りに見送ってくれて。
朝から来客が無いのは、そう珍しい事でもなくて。
故に]
あれ、……やけに静かだな。
[クレイグが周囲の異変に気が付いたのは、店を出て暫く経ってからのことだった]
えーやだな、脅かさないでくださいよ。
ボクこう見えてもビビリなんですから。
[一人で街を出て仕事してる子のどこがビビリなんだいと言い返され、えへへと舌を出した。
正直そんなにビビリがちだとは思っていないが、時と場合による]
でも気になるなー。
ボク、他のお店も回ってみますよ。
それじゃあ。
[話を聞いた店を出て、通りに出る。やはり人影は少ない。
困ったような溜息を落とし歩き出した時…一瞬ふらりとバランスを崩した]
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