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〔暑い。額に流れる汗を手の甲でぬぐう〕
〔雑貨屋に着くと、扉は固く閉まっており、何人かの自警団員が困ったように雑貨屋の前から帰っていくところだった〕
…なんだ?
フラン、店開けてないのか。
体の具合でも悪いのか?
〔閉ざされた扉を軽くノックする〕
おい、フラン?
どっか調子でも悪いのか?
すまんが、煙草を分けて欲しいんだが…。
〔恐縮したように声をかけた〕
[新たな声の主]
[それは]
ランディ。
[自分自身を信じろと]
[そう言った人]
…うん。
分かった、開けるよ。
[立ち上がり]
[扉を開く]
調子が悪いとか。
そんなんじゃないんだ。
ただ…。
[誰にも会いたくなかった]
[そう呟いて]
〔雑貨屋の扉が開く。厳しい表情のフラン、その口から紡がれた言葉〕
〔誰にも会いたくなかった〕
〔どうしてそう思ってしまうのか、思考の流れは推測できた〕
…悪い。
あー…、迷惑なら、すぐ帰るよ。
煙草だけ…。
悪い…。
〔軽々しく、元気を出せよ、とも言えず。店の中に入っていいのかどうかもわからず〕
〔フランから視線をそっと外して、生やしっ放しになっている顎鬚を撫ぜた〕
…いいよ。
ランディなら。
だって、信じてくれるんでしょう?
[小さく首を振って]
[どうにか微笑を浮かべ]
[店の中へと誘う]
凄い汗かいてる。
タオル持って来るね。
[奥に入れば]
[出されたままの湿布薬と布]
[強い薬の匂いが漂う]
[暗闇の中、パトラッシュと共に出口を求め彷徨う。どれくらい歩いただろうか。進めど進めど外への出口は見えて来ない]
出口、見つからないね…。
ここ本当に洞穴の中なのかなぁ?
[歩いている間、ずっと違和感を感じていた。歩み進めど疲れはしないし、腹も減らない。確か自分はろくに食事もせずに出て来たはずだ。そんな時、パトラッシュが足を止め、こちらを振り返った]
え、ここが?
外に出たにしては何か違うような…。
夜だとしても、月も星も見えないよ?
[空を仰ぎ見る。広がるのは暗闇ばかり。星の瞬き一つも見えない。その時だった]
─………ィ………─
…ぇ?
[小さく声を漏らす。誰かに呼ばれた気がした。それは酷く懐かしい声]
─ディ……ディアナ─
─君も来ちゃったんだね─
…ディ…? ディートリヒ?
どこに居るの!?
[聞こえた声は双子の片割れ、自分の半身。きょろきょろと見回すと、前方で何かが淡く光を放つ。暗闇の中に浮かび上がったのは、幼き日の姿のままのディートリヒ]
ああ、ディ。そこに居たんだね。
ようやく姿が見れた。
…君は昔のままだね。7年前のまま。
[懐かしそうな笑みが浮かぶ。ディーノを幼くしたような子供には物憂げな表情が浮かんでいる]
─君には、何事も無い、普通の生活を送って欲しかった─
─でも”あの力”を持っている以上、やっぱり避けては通れなかったね─
ディ…?
[ディートリヒの言葉に訝しげな表情を浮かべる。その様子に彼はにこりと笑みを浮かべて首を横に振り]
─何でもないよ─
─避けては通れなかったけど、君はそれ以上の宝を手に入れた─
─それで、十分─
[ディートリヒの視線は傍のパトラッシュへと向かう。それを追うようにしてパトラッシュに視線を移す]
…うんっ!
[その言葉に嬉しそうな笑みを浮かべた]
─さぁ行こう─
─ここから先は僕らが住まう場所─
─君達が望む場所、望む姿で居られる場所─
─君達が望むように過ごせば良い─
[そう言ってディートリヒは招き入れるように背後の闇を指し示す。その遠く奥には僅かに光が輝いていた]
〔無理に笑う姿が痛々しかった〕
〔だが、誘われるままに店に入るしかなく〕
〔ふと鼻を突く、薬の匂い〕
うわ。強烈な匂いだな。
俺の煙草からも、湿布の匂いがしそうだぜ。
〔ゆるりと店内を見回し、目当ての煙草を棚から取り出す〕
[タオルを手に]
[奥の部屋から戻る]
[白いタオルを手渡しながら]
ああ。
ここんとこずっと作り続けていたからね。
でも作った端から消えちゃうから。
…あたしにも染み付いているかも。
[肩を竦めて]
[確かに身体にも染み付いた匂い]
ごめんね。
薬草臭い煙草だなんてさ。
まあ、身体にいいとでも思って?
[小さく笑う]
〔霊を言い、タオルを受け取って汗をぬぐう〕
〔勧められるままにそこへ腰掛け、胸にたまった空気を吐き出す〕
〔ややあって。
…シャロンとディーノがお互いを占い、人間判定をしたこと。
…パトラッシュが自警団に撃たれ、命を失った事。
…それなのに、ディーノが人狼に喰われた事。
…その事実によって、疑いの晴れた自分が独房から出された事、などを。
自分自身でも整理するかのように、淡々と説明した〕
[整理された説明を]
[時折頷きながら聞いてゆく]
そう、なんだ。
じゃあディーノは人狼じゃなかったんだね。
庇ってたからパトラッシュは人狼じゃ無いってこと?
[一瞬疑うような顔をするが]
[すぐに思い出して]
ああ。
エリカちゃんには死んだ人の魂が分かるんだっけ。
ランディが出してもらえたってことは、そういうことかな。
[窓の外を見る]
じゃあ、残る占い師はシャロン?
これからはシャロンが人狼を探してゆくのね。
〔吹き抜ける風が気持ちいい〕
〔汗が引いていくのを感じた後、広場のほうへ視線を投げたまま問いかける〕
…なぁ。
ノブを占った日の、シャロンの言葉。
覚えてるか?
「人と断定できるのは、自分がその狂人だったときに、人狼とコンタクトをとっている人だけ」
俺が宿屋の主人から聞いた御伽噺にゃ、そんな奴は出てこなかった。
いったい、何処から仕入れた情報なんだろう。
同じように旅をしてたディーノは知らなかったみたいだし。
なぁんか、引っかかってよ…。
〔残る占い師はシャロン、と言うフランの言葉に、怪訝な表情を向ける〕
おい、人狼伝承では、能力を持った人物は一人ずつしか出てこなかったんだが。
フランは、シャロンを信じているのか?
[外が騒がしい。
どうやら、自警団員達がシャロンを探していたようだが、元より、逃げるつもりも、隠れるつもりも無い。
シャロンは、宿屋の自室で、冷たい笑みを張り付かせたまま、自警団員を待った。
―――ややして、宿屋の扉が荒々しく開かれた。
ごく単純な場所に、やっと気づいたようだ。
足音はだんだんと大きくなり、
自室の前で一度止まった。
そして、
次の瞬間、さらに大きな音で扉が開かれた]
あらあら。
みなさんお揃いで。
そんなギラギラした目で、私に何の御用かしら?
「とぼけるな!
お前が、我々を外に連れ出した後に、占い師候補であるディーノが死んだ!
それは、お前が狼を手引きしたとしか考えられないだろう!」
・・・愚鈍な考えだこと。
「まだあるぞ!
お前は我々にあの犬が人狼だという考えを受え付けた!そして、お前が偽者で、狼とグルだということはすでにリークされているんだ!」
・・・ただ、勝手に妄想に踊らされただけじゃない。
「うるさい!
いいか!?拷問にかけてでも、狼の居場所を吐き出させてやるからな!覚悟しろ!」
まあ、怖い。
もっとも、何人かは拷問という名を借りて、私を犯そうと思っている人もいるようだけど?私が・・・狼の仲間だとかそんなことも関係無しに、自分の欲望を満たそうとする下衆な人間・・・。
「・・・っ!?」
[少しだけ、自警団員の間にどよめきが起こった]
・・・犯したいならどうぞ?
見せてあげる。私の全て。
[そう言ってシャロンが、上着のボタンを外し始めた。
ゴクリと生唾を飲む音と、少しだけ理性のある人間の「よせ!」という叫び声。
一種のパニック状態が起こった。
―――そして。
その上着を全て脱ぎ捨てたとき、騒ぎは一瞬にして収まり、全ての人間は青い顔をして、その場に蹲ることとなった]
さあ―――?
どうしたの?見たかったんでしょう?
[―――その衣服の下は、見るも無残に焼け爛れた姿で、正常な人間の持っている体ではなかった。
皮膚が溶け、そして、捻じれたように固まり、透けたその肌からは、少しだけ内臓が見えていた]
[そのとき、全ての人間の思考回路は止まった。
そのスキを見逃さずに、シャロンが冷たい笑みを浮かべながら叫んだ]
―――聞け!愚かなる者たち!
私は占い師!
人間と人狼を区別する者!
狂人は死んだ!人狼も死んだ!
何を迷うことがある!
論理的な思考を持て!
人間が殺されたとき、誰がいなかった!
その者を討てば良いだけだ!
人間を殺すヒマなどない!
人狼を、人狼を殺せ!
「・・・」
[一瞬の空白に暗示を入れるのは一種の催眠療法。
よほど、気の強いものでしかこれに対抗することは出来ない。
ややして、自警団員は、のろのろとした声でこう言った]
「そう言えば、そうか・・・。
俺達は、人狼を殺さなければいけないんだよな・・・」
[ボーッとした様子で、来たときとは真逆にゆっくりとした足取りで、宿屋を出て行った]
ふう・・・。
なんとかうまくいったかしらね。
でも、いつ正気に戻るかは分からない。早ければ今夜・・・。
その今夜さえすぎれば、私の勝ち。
明日、正気に戻り、そのとき、また私を殺したくなったら、そのときいらっしゃい・・・。
そのときは・・・全員道連れですけどね。
うふふ・・・。
人狼とコンタクトを取って、か。
そんな人間いるのかしら。
人狼同士は意思の疎通が図れるとか何とか。
そんな話はあったと思うけれど。
[首を傾げて]
え?
そう…だっけ?
だってシャロンはクローディアの力を受け継いだって。
ノブも人間だって…。
[声が小さくなる]
[溜息が漏れる]
そうか、そこから間違っているかもしれないんだ。
誰か、正確なお話を覚えていたら良かったのにね。
[暫し沈黙し]
[それからランディの顔を見つめて]
ねえ、ランディ。
でもディーノがシャロンを占っても、人間だって出たんでしょう?
シャロンがディーノを占っても人間。
それって、どっちが真の占い師なのかも分からないんじゃないの?
どっちを信じるかと言われれば。
そりゃ、ディーノの方が正しそうだけど。
でも…でもさ。
[疑心暗鬼]
[誰もしっかりと信じることが]
[できない]
……わかんないよ……。
[「月も星も見えない」そう言って不思議そうにこちらの顔を覗き込んだディーノの動きが、止まる。
そしてやおら頭を上げて、きょろきょろとし。
何かに気付いたように前方を真っ直ぐ見つめた。
瞬間、ディーノとその周囲の空間が歪み。
どうした?
見上げ、そう尋ねようとしても、何故か声が出なくて。
ディーノはただ前を見つめる。
ふっと、その顔に笑みが浮かんだ。
「…うんっ!」
嬉しそうに言いながらこちらを見て、それと共にディーノの周囲、静止した歪みは緩む。]
[頭の中に、知らない声が響いた。]
─さぁ行こう─
[そうだ。行かなくちゃ。]
ああ。行こうか。一緒に。
[微笑んで、ディーノに頷いてみせ。闇に踏み出す。
ラインの向こうへ]
─宿屋1階・酒場─
[主人に作ってもらった甘いパンケーキを味わった後、カウンターの隅でぼんやりと考え事を巡らせていた。
二人の占い師、その一方が死んだ意味を]
……あの時と同じなら……どちらかが……同じなんだとしたら。
人狼は、的確に、真なる力の主を狙ってきた……そういう、事に、なるのかな。
それとも、逆……疑いを、向けるため?
ぅぅ……わかんないなあ……。
[カウンターに伏して、ぽつり、呟く。
遠すぎて、それだけで掠れそうになる幼い頃の記憶。
それを、必死で思い起こしながら思考をめぐらせていた時。
ざわめきと共に、宿の扉が乱暴に開かれた]
ん?
そーすっと、宿屋の親父も適当な御伽噺を俺に教えたのかよ?
…まぁ、そういう類の話は、家ごとによって多少違うもんだしな。仕方ねぇか。
〔小さく肩をすくめる〕
何を基準に考えたらいいのかわからんのが辛いな。
俺は自分の信じたい事を信じてる、自分勝手な親父だからよ。
リディアが人狼だってわかった時、皆が少なくともあと一匹はいるって言ってたろ?
あれ聞いて、人狼はあと一匹しかいねぇんだなって思い込んじまったよ。
思い込みって怖いな。
…なぁ、フラン。
もし、人間でありながら、人狼とコンタクトが取れる奴が、占い師って名乗り出たらさ。
本物の占い師がどっちかなんてのは、人狼にゃ簡単にわかっちまうんじゃねぇのかな…。
俺はそう考えたんだが、どう思う?
〔煙草を吸うために店の外へ、戸口にもたれかかり、かちり、と火をつける〕
え……ちょっと、何……?
[呆然と呟くのには、委細構わず。
扉を開いた者たち──自警団はどやどやと2階へと上がって行く]
……なに……あれ?
[思わずぽかん、とした声を上げれば、主人はさあな、と嘆息する。
連日、自警団に騒がれて、参っているのだろうか]
……マスター……疲れてるなら、御師様の飴、食べるといいよ……?
[その様子に、思わずこんな言葉を投げかけて]
うん、行こう。
君と一緒ならどこへでも行ける。
[パトラッシュの隣に立ち、共に足を踏み出す。その姿を確認したディートリヒは微笑みと共に掻き消える。ディーノ─ディアナ─にも気付かせぬように]
─ここから先は永久(とこしえ)の地─
─死せし者達が集う場所─
─空間自体はそれぞれ隔離されてるから─
─僕と君は別の場所に居るけれど─
─心はいつも共に在る─
─それはここでも変わらないよ─
─…尤も、今はもう僕は必要無いかもしれないけどね─
[2人は光に向かい歩みを進める。光は徐々に近付いて来て。辿り着くと身体は光に包まれる。その先に待ち受けていたのは──]
…わぁ…。
[柔らかな光が降り注ぎ、様々な花が咲き誇っていた]
[煙草を吸おうとするランディと]
[一緒に店の外へ]
[日差しが眩しい]
マスターも専門家じゃないし。
あたしだって御伽噺を細かくなんて憶えてないよ。
そうだよね。
思い込みって怖いよね。
それにばっかり頭が行っちゃう…。
え?
ああ、うん。そうだよね。
だってコンタクトが取れるなら、人狼だってその人のことを知っていることになって。
ならばもう一人が占い師で。
…あれ?
でも占い師がコンタクトを取ったりする?
[混乱する]
[首を傾げる]
[体を起こしてうーん、と伸ばす。
異質な空は相も変わらず例えようのない色。
だけどそれ以上に不可解な問題を抱えていて。隣で眠ったままのノブの方を向いて溜め息を漏らした]
[食べたいと思った]
[だけど。自分が求めたのはその血でも肉でもない。この腕、この体温――彼そのもの]
[欲しいと思えば自然と手が伸びて]
[その頬を撫でて唇に触れる]
[食欲とは違う、名前も知らない感情は、確実に大きくなって]
[その息苦しさにため息を増やす]
[―――そういえば、彼はどうして此処に?]
[広げられたスケッチブックを見やる]
………。
[まさかとは思いつつも引き寄せ]
[それから、しばしの空白を経て。
再び、降りて来た自警団の面々は、妙に虚ろな雰囲気を漂わせていた。
その様子を、主人と、黒猫と共に呆気に取られて見送って]
…………なに、ほんとに…………。
[呆然と呟くものの、その様子には、何か引っかかる者が感じられた]
ね、マスター。今、上にいるのって……。
[客はシャロンだけだ、と。返って来るのは吐き捨てるような言葉]
「どうも、あの姐さんは……訳がわからん。
あの、犬っころの事といい……全く」
う……そういう言い方はないと思うけど。
[そうは言うものの、気にかかるのは確かなので]
……一応……何があったか、聞いてみよう……かな?
[大樹の揺れる音]
[茶色のコンテで仕上げたのは長髪の青年の姿]
[最後にケヴィン・Aと書き加え]
[そんなわけあるはずない、と思いながら。会えたところで合わせる顔があるわけでもないのに]
[指輪を外してその絵の上に置くと、ルビーはどろりと溶け出してそのページに赤い染みを広げていった]
[主人を恋しがるみたいに]
[ぶわ、と圧倒的な光に包まれて。
目を瞑りかけた、そのときにはもう花畑の中。
春のような暖かさ。]
うわ、なんだ?
[ぱちくりと。]
凄いな、これ。この村の中に、こんなとこあったっけ?
[見渡す限りの花、花、花。
その光景に何となく気持ちが弾んで、軽く駆け出す。]
……取りあえず……何があったか、聞いてくる……。
[確かめたい事も、ない訳ではないし、と。
その部分は声には出さずに]
え……あは、大丈夫だよー?
危ない事なんて、きっと、ないって。
[大丈夫か、と問う主人ににこ、と笑ってこう言うと。
黒猫を両腕で抱きかかえるようにして、2階へと]
凄いね、こんなに沢山の花を見たのは初めて!
[元々花は好きな方で。だからこそ手品にも花を使っていた。とても嬉しそうな表情をしていたが、パトラッシュの言葉に首を捻って]
そう言えば…村でこんな場所は見たこと無かったような。
それに色んな花があるけど、季節感が統一されてないなぁ。
春の花も、夏の花も、全部の季節の花がある。
[変なの、と首を傾げるも、すぐに「まぁいっか」と考えるのを止めて。駆け出したパトラッシュに気付くとその後を追う]
あ、パトラッシュ待ってよ!
[昨日よりも強い赤い便りが掠める]
[送り方を忘れたそれは、届き続けるだけだけれど]
[知らない人の声が混じってるような――?私よりも優秀なパートナー、なのかな。苦笑して]
[結局一人なんだって思い知らされた気がして]
[唯一の救いは、彼が弔いにと手に掛けられたわけではなかったこと]
[――辛くなんかない。今までだってそうだったから]
[勝手に落ちる涙にも嗚咽にも首を振るけれど]
[バランスを失ったみたい、転げ落ちるみたいに泣き続けて]
えと、お邪魔します……。
[そっと声をかけつつ、部屋の中へと滑り込み]
あのー……今、自警団の人たち、来てたみたいですけど……何が、あったんです?
[しばし躊躇った後、こんな問いを投げかけて]
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