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嗚呼、そうだ。
[少女が二階へ上がって来たのは、そんな時だっただろうか。
疑問>>33には短い肯定で応え。
名前を呼ばれ、差し出された手帳を見る]
ふむ。
……読んだのは、ベアトリーチェ君だけかね。
[謝る少女>>34を咎める事はしない。まるで最初からその心算だったと、そう言うかのように。
手帳を受け取り、けれどすぐに仕舞う事はしなかった]
[少女が狩人に向けた言葉>>34に、そちらを見遣るがやはり何も言わない]
『双花聖痕』。
朱と蒼の痣を身体に宿す『聖なる導き手』。或いは、『人狼の餌』と言われる役目を持たされた者だ。
[何かを諳じるかのように、男は娘の疑問>>41に答えた。
少女がその場に残っていても、もう“餌”と言う言葉を隠す事はなく]
神の名を騙る者――教会によってな。
[続く言葉の端に、嫌悪を滲ませて]
[一度言葉を切り、向き直る。
手帳に挟まれていた紙を引き抜いて]
……真実を知りたければ、読むと良い。
[二人に向けて差し出し、告げた]
―少し前―
あ、うん。
お兄ちゃん、それ読む前に出ていっちゃった、から。
[ライヒアルトからの問い>>44に正直に答える。]
あ、と。
…ちょっとした行き違い、かな?
[ローザの問い>>40には、何とも言い難い答えを返して。
それは少女と青年の仲の良さを知る者たちに違和感を覚える答えとなったか。*]
[少女の答え>>47にも特に表情を変えることはなく、短くそうかと返すのみ。
差し出した紙は受け取られたか如何か。
受け取られなくとも無理に強いる事はなく、いずれにせよ手帳は懐に仕舞われて]
“彼”は、己の思うまま――生きるのを望むと、そう言っていた。
……君たちは如何だ。何を望み、何を選ぶのかね。
[誰のことを示すか明確にはしないまま、問うような言葉と、常の通り真っ直ぐな視線を双方に向けて。
暫し後、答えの有無に関わらず、男は背を向けてゆっくりと歩き出した**]
[タイミングがいいのかは分からないが。
ライヒアルトが口にした『贄』>>45という単語を少女が聞くことはなかった。]
よ、し。
[ピンクと指し色で纏めた動きやすい服装になると、ぱたぱたと足音を立てながらエントランスホールへと降りていき。
一度広間の方を見て、何かを考えていたが。
小さく頭を振って、無防備なまま外の森へと。]
[外の森へ向かう前の少女の頭に浮かんだのは。
兄以上に慕っている人を殺すことも、その人に殺されるのも嫌で。
それならばいっそ自分で、という悲しすぎるものだった。]
─ 作業場兼、小屋 ─
土産?なんだ、悪いね。
それじゃ、作業のあとでお茶でも飲もうか。
[彼女が下げてきたバスケットからは、甘い香りがした。
淡いピンクの薔薇柄の布が掛けられている。
いかにも彼女らしい華やかな柄だ。
きっと、これも彼女の手製であるのだろう]
あ、そうそう。
今度また上着を頼んでもいい?
型はこないだのと同じやつで。
あれすごく着心地がいい。
[振り返って笑う。
華やかな女友達を招き入れる小屋は、対照的に質素なものだ。
木をむき出しにした室内に、最低限の生活道具が揃う。
ところどころ色合いを添えるのは、主に彼女から贈って貰った織布だ]
お…っと。ごめん、それは置いといて。
危ないんだ、刃物だから。
仕上がったから、アーベルに届けようと思ってさ。
ちょっと出しっ放しだったな、ごめん。
……ん?見る?
じゃあ特別…新作なんだ。
[テーブルの上に仕上げたばかりの短剣を包んだ布がある。
包みへと手を伸ばした彼女を制し、
バスケットをテーブルに置いて代わりに短剣を取る。
白い布を取り払えば、野葡萄に蔓を巻きつかせて飾った、
繊細な細工を施された短剣の姿があらわになった]
少し異国風の意匠を取り入れてね。
だから彫り方に工夫があって…、あ。抜かないよ。
このまま見るだけ。
[危ないからと口にする。
正しい理由だけれども、それだけじゃない。
短剣の完全なる姿を最初に見せる相手は、
───やはり彼でなくてはならないから]
[外はとうに雪も溶け、スノードロップの季節も過ぎつつある。
森はやわらかな緑に包まれ、日差しはぽかぽかと暖かい。
小鳥のさえずりが、森に楽しげな音楽を添えた。
この季節ならばもう、作業場で凍えることもない。
短剣を布に包み直して仕舞い、
作業用の頑丈なエプロンをつけて作業場のドアを開く]
お待たせ。
それじゃはじめようか、カルメン。
……ん?何ぼうっとしてるのさ。
ははっ!私が男だったら?
その時はカルメンに口説かれてみようかなあ。
[友人の冗談に、こちらも冗談を返して明るく笑った。
今日作るのは銀細工の薔薇の髪飾り。
既に、半ばまでの作業は済ませてある。
今日は仕上げをするつもりであった。
散ってしまった花の代わりを、
彼女の髪に添えてやるつもりであった───*]
─ 夢 ─
[閉ざされた闇の中、クロエは叶わぬ時の夢を見る。
彼女に作業を見せると約束をしたはずだった。
彼と新しい短剣を作り上げるはずだった。
そうだ、もうじきミリィがやって来るだろう。
こないだ使った薬を補充してもらって──…
教会にも新たな十字架を届け、シスターに挨拶をして──…
…───旅人の姪、彼の故郷の村の若い娘は、
頬を薔薇色に輝かせ、軽やかに春の祭りに踊るだろうか。
雪みたいに白い花と、白い鳥の刺繍の布を翻して踊るだろうか]
[それでも、唇は彼の名を紡ぐ。
名を呼んでしまえば、我慢できなかった。
そ、と立ち上がれば歩み寄るほどの距離もない。
それでも肩に手をかけるのは、やはり躊躇われた。
だから声のみで彼へ呼びかける]
… アーベル、なの…?
[祈るような音が、死者の唇から零れた*]
─ ナティの部屋 ─
別ん部屋 ゆぅても うち 、 クロエさんの部屋 知らんしなぁ …
[ライさんの問い>>43に答えれる情報は持ってへんかった。
ひとまずそこで弔ってもろて、場所分かったら移動させたらどうか、て提案しといた。
続いた問いかけには、ちょい眉尻下がってまう]
… アベルさん は
……… 人狼に 襲われた て うちは 聞いた
[状況は多分リアの方が知っとるやろから、詳細はそっちから伝わったやろか。
うちは聞いただけやったさかい、そないに答えておいてん。
ベスから曖昧な答え>>47返って来たんは首傾げおぅたけど、そっちよりももっと驚くことがあって、意識はそっちに向いてもうた]
……………────── !!
[書かれとった内容に目ぇ瞠る。
俄かには信じられん内容やった。
綴られぇ内容の中で目ぇ引いたんは、「快楽と苦痛」の項。
うちに起きとった異変によぅ似とった]
も 、 もしかして うち も ─── ?
[うちだけやない、クロエさんやナティも。
うちが知らんだけで、他にももっとおるかもしれん。
文章読んどる間、知らず身体が震えとった]
[リアは紙見たやろか。
一緒に見たか、見ぃひんかったかになるやろから、紙はうちん手元にあるままにして]
…… リア 、ベス 追いかけたって
うち 、 ちょい 橋ん方見てくる
様子見たら 、すぐ 戻るさかい
[ベスん様子もおかしい見えたよって、リアにそう頼む。
大丈夫か聞かれたら、うちは大丈夫や、て笑ろておく。
どないするかの判断はリアに任せて、うちは橋見に行く準備しに行った。
そん時にはもう、ライさんは目ん前からおらんくなっとったと思う。
どこ行ったかは分からへんかった]
─ →急流傍 ─
[ショール代わりにブランケット畳んで羽織って、うちは急流傍まで足運んでん。
相変わらず雪嵐で荒れたまんまの道。
気ぃつけぇ歩いて、対岸が見えぇ位置まで来た。
川向こうに資材がいくつか見えてんけど、復旧は芳しゅうないようやった。
今は対岸にも誰もおらん。
それ見たら、なんや腹立って来てん。
さっきん理不尽なもん見たんもあって、吐き出すように腹に力入れた]
[声嗄れるんやないかっちゅーくらいの大声やった。
お兄ちゃんやったら必ず復旧に参加しとるはずや。
なんやあった時、お兄ちゃんはいつも助けてくれた。
今回やって、きっと]
……… は … ぁ ………
ぅ え、 しん ど
[あんまり気張りすぎて吐きそなったわ。
しばらく呼吸整えとったんやけど、動けぇようになったらうちは屋敷ん方に足向けた。
さっきん声が届いたかは分からへん。
やけど届いとればええと思う。
殴り書いたような文字ん下にあった丁寧な文字>>16。
うちはあれ思い出してん。
声が届いて橋直るんが早ぅなるんやったら。
”場”っちゅーもんを作る要因が無ぅなったら。
もしかするかもしれへんやないか**]
― ナタの部屋 ―
[ライさん>>42の囁くような言葉が耳に届いて眉を寄せた。全てを知ってて見逃したかのようにも聞こえる言葉が少しだけ不快だった]
……うん。アベさんは狼と戦って、死んだ。
おれは鈍すぎて、力にもなれなかった。
ライさん、アベさんのも頼める?
[ロザ>>50の説明に頷いて、続けた。
アベさんの命を奪ったのも、ナタだったかもしれない。
銀の毛に繋がる傷は上着で隠されていたから、そこの真実は知らないままだった。
それでも死は冷たく平等で。ハンスさんのことを殺してしまった時も自分を気遣ってくれたあの二人ならきっと許してくれるだろうと思って、彼の弔いも共にと頼んだ]
[クロエの存在に気付き、アーベルと話す様子に、ライヒアルトに一度視線を向けてからその場を後にした]
他の方もいらっしゃるのでしょうか……?
[特にあてもなく、屋敷をさまよい始める]
間に合わなかった。
[ビチェ>>33の声に振り返って、頷いた。
誰かに対して説明すると、クロを失ったことがより深く感じられて、胸の奥がズキズキとした]
エリが外に?
……待った。一人は駄目。
せめてビチェは。
[護らなければ。着替えにいくビチェを追いかけようとした足はロザ>>51と同じ言葉に引きとめられて、大きく目を見開いた]
教会が、騙る?
[真実を求めて、ロザが受け取った紙を覗き込んだ]
……おれは。
[快楽を感じたことは殆どない。いや、あの一瞬、ハンスさんを手に掛けた時だけは、いつものようでいつもとは違う動きをしていたことを思い出す。
震える手でロザ>>52の手を握って衝撃をやり過ごした]
─ 森:急流上流付近 ─
[真白の上に続くのは、四足の足跡。
銀の獣は周囲を伺いつつ、速い流れの傍を歩く]
……飛び越してどーにか、ってのは、さすがに無理か。
[対岸との距離を目測し、川面を覗き込んで小さく呟く]
ま、それができるくらいなら……ってとこかね。
[ゆらり、と銀色の尾を揺らした後、また進む。
その歩みが、ひた、と止まった。
く、と顔を上へと向ける。
紅の瞳が捉えるのは、ひらり、零れる白の一片]
……奥に入り込むのも、限度あるしなぁ……と、なると。
[術として考えられるものは限られる。
銀の獣は再度尾をゆら、と振り、その場でしばし、空を眺めた]
―森―
エーリッヒお兄ちゃん、どこー!?
[少女は森に辿り着くと。
先にこちらへと来た銀狼の人としての名を大声で口しながら。
森の中を彷徨い歩き始める。
ユリアンが後をついて来ていても、少女は気付かない。
どれくらい歩きながらそうしていたかは分からない。
森に慣れていない少女は、現在地さえも見失っていた。]
んもぉぉぉう!
……ラファールいるんでしょ!?
出てきてよ!!
[寒さと疲れからか、やけくそ状態で求める人の狼としての名を呼んだ。]
―森 ―
[少女の大声は、どうやら届いたらしい。>>62
聞こえてきた遠吠えに、ぱ、と笑顔になったものの。
暫くその場で待ってみて、こちらへと来ないことが分かると、少女の目が据わって]
……そう。
そっちがそのつもりなら。
こっちだって、諦めたり、なんか、しない、もん、ね!
[ガスガスと森の中を前へ前へと進んでいく。
どれくらい歩いたかは分からないけれど。
奇跡的に真新しい足跡に気付くと。
空から舞い降りる新たな白にかき消されてしまう前に。
それを追って急流上流付近へと。
―まだ、そこに彼がいるかは分からないが。]
い、たぁ!
[急流を背に座る銀狼の姿>>65が見えると、ほ、とした表情になって。
左の前足にある、色を違えた痕を目にしても、
少女はひるむ事はしない。]
あるよ。
……あたしが言いたかった事。
全部言えてないから。
[最後にあった時と変わらず、少女は無防備なまま銀狼に近づく。]
あと、ライヒお兄ちゃんが教えてくれた事も。
ラファール、知らないでしょ。
[叶うのなら、銀狼のすぐ目の前。
その気になれば少女の喉に噛み付くことの出来る、
近さの雪の上に膝をついて、相手と視線を合わせようと。]
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