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………しまったぁ!
ポケット無いからってキャリーケースに入れたんだった!!
[がびーん、と言う効果音がつきそうな様相で頭に両手を当てた。
静かな廊下に声が響く。
ちなみにキャリーケースはパソコンのあった部屋に置いて来た]
うう……仕方無い、このまま探そう。
[しょんぼりしながら再びそろそろと歩き始めた]
[そして、また歩き出す]
LiGに参加はじめて、もう1年かぁ…
ナタリーさんのときは、あたしは優男の書生で、彼女はシスターだったっけ…ああ、今日はあのキャラのコスプレなのかな…まるで、本当に「彼女」に向かいあってるみたいだな…
ryouちゃんのときは、あたしは流浪の旅人だったっけな…ほんと可愛い子だったよね…イメージそのままだな、彼女は。
Wen.さんのときは…まだ、あたし初心者で、推理もむちゃくちゃで、RPも色々酷かったな…色々ご迷惑もかけたし…駄目な冒険者だったけど…ほんとに好きだったんだなって…今も思う…
[同村したときのことを思い出しながら、最初の部屋に戻った]
―最初の部屋―
[誰か戻っていれば、捜索の結果を伝え、手に持った缶詰を指し示すだろう。
そして、まだ壁にもたれかかったままの綾野に向かい、手に持ったコップを差し出した]
大丈夫ですか?
お水持ってきました。もしよかったら、どうぞ。
[彼女が受け取るのを見て、一安心して片隅に座り込む。
そして、誰かが戻ってくるのを待っているだろう。
ポケットの携帯に、メールが届いていることに気が*つかないまま…*]
[そうしていると、後ろのドアがガチャリと開く音。]
はわっ!?
[ビクッと反応して、携帯を握ったまま恐る恐る振り返る。
そこにいたのは、よく知った顔。]
…………ふぇぇっ、ビックリした。
ときさん、いきなり扉開けないで下さいよぉ。
[涙目で頬を膨らませながら、そう訴える。]
─倉庫─
ああ、かなたんか。
あは、ごめんごめん、脅かすつもりはなかったんだ、いちおー。
[開けた先、見えた姿は見知ったもの。
何となくほっとしながら近づいて、ぽふぽふっ、と頭撫でた]
あ、携帯。
ここ、繋がんないみたいだね……オフ会の会場と連絡とれれば、なんかわかるかな、って思ったんだけど。
できそうにないや。
[奏の握る携帯に、思わず出たのはため息、一つ]
─ →資材置き場─
[そろそろ、うろうろ。
歩き続けて目についた扉に手をかける]
ここも暗いなぁ……何だろう、ここ。
[薄暗い中を見回すと、部屋は結構な広さがあり。
改装に使うような材料や道具が各所に散らばっていた]
何じゃここー、工事現場?
あ、でもこうやって色んな物があるなら灯りも無いかな。
[すっかり目的が灯り探しへと変わっているが、それに気付くことも無く。
暗がりで黒い影が灯りを求めてあちこち動き始めた]
[瑠衣がぽふぽふと頭を撫でると、うー、と涙目上目遣いで瑠衣の顔を見上げる。]
でもでも、いきなりは心臓に悪いんですよぉ。
[そして、続けての言葉に一瞬「えっ?」と言う顔で携帯を見るが、]
……うん。繋がらない。ボクも連絡取りたいんだけど。
うん、困った、ね。
[その言葉がほんの少し歯切れが悪いのは瑠衣に感じ取れたか。]
いやっ、こないでっ!
[気が動転しているせいか思うように手足が動かせずその場でばたばたとみっともなく動かすだけに、
回りも見えていないのか相手が晴美だと気づいていない。]
―休憩室―
[廊下の奥、一番手近な扉を開いた。
中はガランとした部屋で、端の方に埃だらけのソファがあった]
目的の分かりにくい部屋だな。
[それでも一応中を確認してみる*ことにした*]
だからー、ごめんって。
[上目遣いの仕種がかわいいなあ、なんて思いながら、軽く言って]
……ホント、困るよねぇ。
家にも連絡取れないと色々とヤバイしなぁ……。
って。
かなたん?
どーか、した?
[何だか、歯切れ悪いような、違うような言い方。
ちょっと気になって、首を傾げた]
……?
[瞬き、ひとつ。
さすがに、何か踏み掛けてる、というのは察しがついて]
あー、そだねぇ。
確かに、あたしも疲れた。
一度、最初の部屋、もどろっか?
もしかしたら、誰か出口見つけてるかもしんないし、ここのこと、知らせといた方がいいしねー。
[だから、それ以上は突っ込まないで。
代わりに、周り見回しながら、こんな提案してみた]
―廊下―
…ち。
[出口は見つからない。軽く舌打ちを洩らす。
何処かで声が聞こえれば眉を寄せ、足を止めた。]
…全員、LiG知ってるぽかったな。
晴美とか言ったっけ。あいつまでいるし。
[出掛けに無視してきた声を思い出し、不機嫌そうに靴を鳴らす。]
─資材置き場─
[ごそごそ ごそごそ]
……動きにくい。
[普段は活動的な服装を好むのも相まって、修道服での活動は動きにくいことこの上ない。
尤も、走ったり激しい動きをするわけでは無いため、そこまで酷くも無いのだが]
工具セットがいくつかとー、これは……何かの部品かな。
うーん、灯りになるもの、灯りになるもの……。
[あっち行きこっち行き。
背伸びをして高いところにある、小さめの段ボールを引っ張り出そうとして]
うわったっと!
[バランスを崩して尻餅をつく。
引っ張り出した段ボールが腹の上に落ちて来た]
ったぁ〜。
……重いものじゃなくて良かった。
…あれ、これって。
[腹に落ちて来た段ボールの中を覗き込む。
ランプがいくつかと、燃料となる油。
それに蝋燭も数本入っているようだ]
おー、灯りになるもの!
……でも随分都合よく纏まって入ってるわよね。
しかも火が無いじゃないっ。
[目的のものを見つけて喜んだのも束の間、直ぐには使えなくてちょっぴり逆切れ]
まぁ良いかぁ。
誰かライター持ってるかも知れないし。
このまま持って行こう。
[一旦段ボールを床に置くと、服を払いながら立ち上がり。
両手で段ボールを抱えて廊下へと出た]
[自分が何者かという通知。一人携帯の同じ箇所を何度も眺めた。]
他の奴も来てんのかね。
人狼ゲームの通知…。
[村人、人狼、能力者。そのうち一つは自分で埋まる。
他の面子は、何が届いたのか。
興味はあるが、知るのは難しい気がした。
もし、リアル人狼が始まったとしたら、情報は命綱だ。]
にしても何時届いて…
…まさか圏外表示だけで実は電波あるとか?
[と携帯を操作するものの、電話がかかるはずもなく。軽く落胆した。]
あー、携帯持ってくんだった。
時間も分かんないし。
[ポケットに手を入れても、あるのは家を出る時に入れた財布のみ。
圏外であることは知らず。]
…。
[また声が聞こえ、キャップを下げてから振り返った。]
あたしは既に、かなたんえらいっ! って思ってるよ!
こういう時って、食べるものないと辛いもんねぇ……。
[食料を抱え込む様子に、にっこり、笑う]
あたしも少しは持参したけど、日持ちしないお菓子多いし、ね。
[ロシアンあるし、はとりあえず置いといた。
いざとなったら、そっちは裕樹に任せよう、とか思っていたりするのだけど]
んじゃ、いこーか?
[奏の準備ができたなら、通りやすいように大きくドアを開いて。
廊下へと促した]
―― 廊下 ――
[せっかく見つけた人影も、全身で拒絶されると悲しくなる。]
いや、来ないでって言われても、
そっちしか行く道がないし…。
[逆戻りも骨が折れるし、そろそろ一旦元の部屋に戻りたい。
どうしたらいいのかなぁ。
こういう時に王子様みたいに振舞うのが、
RP村でのセオリーっぽいらしいけど(?)、
生憎僕が村で使うキャラグラは、線の細い女性が多くて。
しかもRP村は偶にROMるだけだから、
さっぱりどうしていいかわかんない。]
─ →廊下─
[小型の段ボールを抱えてそろそろり]
……どっちから来たっけ。
[動き回りすぎて元々居た場所が分からなくなったらしい]
むー、声がするところ探せば辿りつける、かなぁ?
[呟きながらも足は前へと。
薄暗い中で黒い影がゆらゆら動く]
[しばらくして少し落ち着いたのかようやく自分に声をかけた人物に気づき]
あ、えっと…。
[名前は思い出せなかったがさっきあったことのある人、
たしか村で同村したことある人だ]
申し訳ありません、私としたことが気が動転してましたわ。
[普段のとおりのお嬢様の仮面をかぶり立ち上がり頭を下げて謝る、
恥ずかしさとか何かで顔が少し赤い]
特に何もなさそうだな。
[ざっとだけ確認して部屋を出た。
そのまま次の部屋は覗かずに、最初に居た部屋の方へと歩き出す]
…何やってるんだ?
[小柄な影を二つ見つけて声を掛けた]
[振り返った視界に黒い影が映った。]
…ひっ。
[薄暗い中では誰かは認識できず、ぎょっとした表情になった。]
だ、誰?
[低い声を作るのも忘れて後退り、廊下の壁に背をつけながらその動向を見ている。]
[ありがと、って言葉と笑顔。
元気になったかな、と思いながらとりあえず、バッグから白いリボンを出して。
部屋から出たら、ドアノブに結び付けておく]
目印、目印ー。
後で場所忘れたら、笑い話だもんねぇ。
[あたし、良く気づいた、とか内心で自画自賛しながら、奏と一緒に最初の部屋へ向かう]
……みんな、結構、動いてるのかな?
[どこからか聞こえる話し声。
首傾げながら、呑気に呟いた]
…あー。
[返って来た返答に、息を吐き出す。
改めて見れば、黒く見えたのがシスター服だと気付いた。
つまりそれだけ距離が近付いたということになるのだが。]
…。
…ire-na。
[誰かみたいに偽るなんて思い付かず、低い声でIDを名乗り返す。]
それ何。
[すぐさま話題を逸らすように、箱を指差した。]
一方的に名前を知っているのは、アンフェアかな?
僕はガトっていうID使ってる。
この前村で一緒になったよね?
たしか僕が…
[薄暗い場所では、表情の細かい変化までは読み取れないけれど、
聞き慣れた姉様や母様のような口調に、
少しは落ち着いたのかなとか思ってみたり。
言いかけて噤んだ言葉は、
誰かに声を掛けられたような気がしたから。]
[瑠衣がドアに白いリボンをくくりつけているのを首を傾げて見ていたが、]
ああ、なるほど。ときさん、頭いいですね。
[説明に、おおっと声を上げる。
そして、最初の部屋へと戻ってきたわけだが、]
……そうみたいですね。
何か、いい話があるといいんですけど。
[何となく、期待は薄い気がしている。]
ああ、京だったのか。
[リアルで知っている声が聞こえてきた。
薄暗い廊下では遠くからでは判別がしにくい]
…もしかして俺、邪魔したか?
[もう一人が少女であるのも確認して、ふ、と笑った]
あっ、ごめんなさいガトさん。
さきほど自己紹介したばかりでしたのに。
[再度わびるように頭を下げてから]
ええ、確かに一緒の村にいましたわね。
[と晴美が言葉を途切れさせて自分も声をかけられたほうに視線を向ける]
何って…かくれんぼをしているように見える?
[もしこの空間に、最初の部屋顔を合わせた僕達しか
居ないのならば。
声の主は思い当たる節がある。]
いくらセンセーでも、本物ならそんな子ども扱いしないよね?
童顔の苦労は、分かち合えているような気がするんだけど、
そう思って居るのって僕だけかな?
[集まったメンバーを思い出す。知り合い、Web上でだけ知ってる奴、全く知らない奴、昔の同村者。
そんな中さっき会った少年がふと思い出された。]
あいつ、結局誰だったんだ。関係者っぽいのは分かったけど。
にしても愛想悪ぃ…。
[全く人の事を言える義理ではないのだが。
帽子の下から睨み上げるような視線に、こっちもやや機嫌が悪くなりそれ以上何も聞かなかった。]
水無瀬あたりなら知ってるか。
[顔の広い友人を思い出すと、そろそろ戻るべきかと腰を上げた。
まさかその当人に、ロシアン廃棄対象にされているとは思いもよってない。]
ire-na?
君がそうだったんだ!
あ、これ?
さっき見つけたんだー、ランプとか蝋燭が入ってるの。
どこもかしこも薄暗いし、灯りあった方が良いでしょ。
…火が無いんだけどね。
[最後辺りは目が泳いだ]
ところでさぁ、最初アタシ達が居た部屋ってどっちか分かる?
動き回りすぎて方向分かんなくなっちゃってさー。
[あははー、と笑いながら玲に訊ねた。
物の見事に話題を逸らされているのだが、気付いた様子も無い]
─最初の部屋─
リボンは色々持ってきたから、目印には結構使える、かな?
[元々その場で装飾付け足したり、誰かを巻き込んだりするために持ってきたものだけど]
……んー、どうだろなぁ。
[出口に関しては、期待できないかな、なんてどこかで思いながら、一度荷物を下ろして]
……まだ、あんまり、戻ってきてないみたいだし、ねー。
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