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デザインは良いけど… 別に子供じゃないんだから、それで何か言おうとは思わないの。
ああ、もう。ここ擦りむいてるし。やっぱり転んだのね。
[治療しようにも今、手持ちの薬などあるわけもないし、在庫もほとんど使い切っているのを思い出した。]
軽い怪我でも放っておいたらダメだって言ってるでしょう。
とりあえず、これで傷口だけ覆っておいて…。
[自分のハンカチで応急処置だけしておく。]
打ち身とかあるなら、後で膏薬でも出してあげるから塗っておいてね。
それで、デザインは浮かんだの?
― 村入口 ―
ありがとう。
[洗濯女のぎこちなさには反応が及ばず、おずおずと頭を下げた]
そう。なら良かった。
[怯えは確かに浮んでいたけれど。
重傷者は少ないと修道士に教われば少し落ち着けたようだった]
……僕も。子供じゃないもん。
[母親にかわって立派に店番している少女の方が大人びて見えるとは時々からかわれる。こちらも拗ねた顔でボソボソと言うのだった]
─ →宿 ─
[宿に向かう足取りが妙に気忙しげに見えたとしたら、それは明らかに向けられていた視線>>100のため。
ともあれ、行商人>>98にやや遅れて、宿へと入る]
やー、どーも親父さん、お久しぶりー。
[主人に向けて挨拶しながら、カウンター席に子供──マリオンを下ろして座らせた]
色々で待機しときたいんで、今日一晩お世話になりたいんだけど、だいじょーぶかな?
あ、とりあえず、ミルクあっためて、マリオンに出してくれると嬉しいんですがー。
─ 宿屋 ─
[息子はまだ帰ってきていないと言われると、そうか、と眉が若干落ちる。
見慣れていてようやく解る程度の表情の変化だが、宿の主にはフォルカーを案じているのが伝わっただろう。]
あ、でもさっき、フォルカーをみかけたぞ。
その、音がする前だが。
確か…ヘルムート、だったか。彼に話があるようだった。
多分、彼と一緒にいるんじゃないか。
[自分が離れてすぐ、ヘルムートに話しかけていたのを思い出し。
時間がどれほど経ったか解らないが、一緒にいなくても彼に聞けばフォルカーがどこにいるか解らないかと思ったのだが。
>>98イレーネ達が戻ってきたので、頭を下げて挨拶をした。
茶を注いだり坑夫に呼ばれたりの応対の方に忙しくなった主の邪魔にならぬように話はそこで中断となり。
オトフリートが子供を抱いているのを見れば、おや、と瞬きして。]
いつの間に子持ちになったんだ?
[思ったことをそのまま口に出した。]
─ 村の入り口 ─
……ごめん。
[傷についてを言われて>>101、謝罪が口を突いて出る。
目立つ傷は頬の擦り傷だったけれど、手も擦り剥いて居たためしっかりと見咎められて。
ハンカチはその傷を覆うのに使われた]
打ち身は…多分、大丈夫。
[そう言う時点でどこかをぶつけたと言うのがバレバレなわけだけれど。
今は僕よりも治療が必要な人が居るだろうからと、申し出には遠慮の言葉を紡ぐ。
デザインは、と問われると、閉じていた瞳をゆっくりと開き、口許に微笑を浮かべた]
うん。
水飛沫をモチーフにしたものを作ろうかな、って。
後は、二つで1セットのペアアクセも。
― 村入口 ―
[宿に戻ろうという話になれば一緒に動きかけたけれど、少女の父親が巻き込まれたかもしれないと聞いて止まってしまった]
ベアの父さんが?
[坑道の奥を窺うように見る。
団員に「子供が近寄るんじゃない」と言われてまたむくれた]
― 村入口 ―
[小さく動いた唇>>102はしっかり見て取れて。そういう事を言っているうちは子供だろうと思ったが、口にはしなかった。
この場では、なるべくなら口を開かない。自分の声は、少し加減を間違えると、他人に不快感を与え混乱の元になりかねないため。
クロエがまだ立ち尽くすようなら、肩を叩いて移動を促しながら。
フォルカーにも『戻るか』と手話をとって見せた。
『今頃父親が心配してるだろう』と、特に"父親"と"心配"の単語を強調しても伝えながら。]
─ 宿 ─
……さて、場合によっては送ってくよーかなー。
[甘めのミルクをもらって落ち着いてきた子供の様子に、こんな呟きを漏らす。
懐かれてはいるが、実の母ほどには安心させる事はできないし、落盤の状況如何では、力仕事以外の所で復旧工事の手伝いもしなければならなくなるから、身軽な方がいい]
……って……はぁい?
[などと考えていたら、何とも直球な言葉>>104を向けられて。
思いっきり、ひっくり返った声が上がった]
― 村入口 ―
[子供じゃないという同い年の少年の声>>102が小さく聞こえる。
似た思いを抱いたであろうフォルカーにこくこくと頷くのは
彼の言葉を支持するかのよう。
両親が居たら“そういうところが子供なんだ”と笑われそうではあったが。
少女の父親の事を気にしてくれる彼>>106には]
仕入れに出たばかりだから心配だったんだけど
……強運らしいから、大丈夫だよ。
[そうあってほしいと思いながら少女は淡く微笑んだ]
―村の入り口―
素直に謝ったから許してあげましょう。
今日は、色々起こったし… ね。
[さすがに10数人を一度に診るのは疲れたというのもある。]
転んだ甲斐はあった?
そうでもないと無駄骨だものね。
ペアアクセかぁ… そういえば、母さんは何かの片方をずっと持ってたな…。
水飛沫がモチーフって面白いね。どんなのになるんだろ。
[処置を終えると、んーっとのびをして。]
また、何かあるとアレだし、暫くは怪我人の様子も見ないといけないから宿住まいにしておこうかな。
家まで戻ってて間に合わなかったら大変だし…。
今日は疲れたから休もうっと。それじゃ、またね。ヘルムート。
[ひらひらと手を振って村の方へ戻っていきました。**]
─ 宿屋 ─
あー、違うちがう、違いますって!
この子は、ウチのご近所さんの、ドロテアさんとこのマリオン!
[ゲルダの言わんとする所>>110に気づくと、がくり、とカウンターに崩れ落ちた]
……俺の子供じゃありゃしませんよー。
っていうか、俺がここに越してきた頃に生まれた子ですよ、この子。
― 村入口 ―
もうここにいるの知ってると思うけど。
うん。戻る。
[諦めて坑道入口から離れる。
修道士>>107から『父親』と『心配』を強調した手話を送られると、ゆっくり言い訳してから、こっくり頷いた]
うん。そうだよね。
ベアの父さんだもんね。
[先ほど同意してくれた少女>>111に微笑み返す。
それでもまだ不安そうに見えたから、洗濯女安心させてくれたように途中まで手を握っていこうかと差し出してみた]
─ 村の入り口 ─
[許すと言うリズの言葉>>112に、僕は安堵の色を浮かべた。
どうにも、怪我や治療に関しては彼女に頭が上がらない]
ん…転んだ甲斐はあった、かな。
あそこは閃きを得るには良い場所だよ。
[瞳は虚ろなままだったけれど、口許は嬉しげに綻ぶ。
楽しみにしてくれるらしいリズの言葉に、僕はまた笑みを浮かべた]
そうだね…そこに居るって言っておけば良いしね。
…手が足りないようなら手伝うから、言って。
お疲れ様、またね、リズ。
[助力を申し出てはみたけれど、余計な仕事を増やす元になりかねない部分もあるため、断られたかも知れない。
休むと言って立ち去るリズに労いの言葉をかけて、僕は彼女を見送った]
―宿―
[坑夫たちから話を聞きながら茶を飲んでいた。
学者先生と細工師の会話には可笑しげに笑いを零し。
まあそう見えるのも仕方無いよなあ、と思いながら口には出さずに微笑ましく見守っている。
子供がいても可笑しくない年齢なのは自分もだから火の粉が飛び火しそうな話題は眺めているだけだった]
― 村入口 ―
[フォルカーの同意にこくともう一度頷き
微笑む彼と視線を合わせるのだけど。
差し出された手と彼を交互に見遣り
少女は彼の手に自分の手を重ねた]
……ん。
帰ろ。
[同い年の少年と手を繋ぐのは気恥ずかしいのか
そわりそわりと少しだけ落ち着かない気配。
それでも気遣われた事を嬉しく思い
どちらかの家にたどり着くまでは繋いだままある心算で]
─ 宿 ─
[行商人の笑い>>116は、崩れ落ちていたので気づけなかったが。
周囲の話題に取り残されている子供は、不思議そうにそちらを見ていたり]
……もう少し早く、おかしいと思ってくださいってば。
[瞬きするゲルダ>>118の言葉に、はあ、と大きくため息一つつく。
突っ込みいれる気力はなかった]
─ 村の入り口 ─
[リズを見送ってから、手に巻かれたハンカチに視線を落とす]
……後で洗って返さないとな。
[泥汚れ自体は先に洗い流したし、血が出ているわけでもなかったから汚れると言うことは無かったけれど。
礼儀としてそうあるべきと考え、頭の片隅へと留め置く。
気付けば集まって居た人達の数は減り、見張りの自衛団員と数える程度の村人しか居なくなっていた]
…僕も戻ろう。
[そこに居て何か出来ることも無かったため、ふらりとその場を立ち去った]
― 村入口→ ―
[握った手>>119は温かくてホッとする。
なんだかそわそわしているようなのは、どうしたのだろう?と不思議に思うだけだった。
宿屋の息子は、昔はよくやったのだからと気にしていない。少女より子供っぽいと言わるのはこういうところもあるせいだろう。
洗濯女や修道士からはどう見えたものやら]
ベアもまずは家に戻るよね。
あんなの続いたりはしないと思うけど、気をつけて。
[思うというか、そう思いたい。少女の父親の無事と同じように。
宿と雑貨屋、方向を違える場所までくると手を離して言った]
― 坑道内 ―
とりあえず一晩様子を見よう。
朝もう一度確認して、大丈夫そうなら坑夫達の力も借りて道を通す。
[指示に従い散っていった団員達を見送って。
数人残った者達を見回した]
……決定打が出てしまってからにしよう。
悪戯に混乱させることはない。
[特に信頼の深い団員達にはそう告げて。
埋まった道を見て手袋に包まれた右手を強く握り込む。
予見できていることだが信じたくない。
そんな思いが滲んでいるような顔だった]
─ 宿屋 ─
[子供、と口にしてそういえば、と。
奥で忙しげに動いている主人に視線を向けた後、イレーネとオトフリートに視線を向けて。]
二人は、フォルカーを見なかったか?
先程の音の後、まだ帰っていないらしくてな。
…その。
心配することは無いと思うん、だが。
[落盤に巻き込まれてはいないだろうが、姿を見ていないのはさすがに気にかかり。
彼らが先程まで同じところにいたとは知らぬまま、首を傾げて問いかけた。**]
― 村入口→ ―
[ベアトリーチェが首を傾げてきたので、少し笑んで返した。
友人のように穏やかに笑むのは苦手で、上手く笑えたかは解らないが。
フォルカーとベアトリーチェの些細な変化の違い>>119>>123は、後ろから楽しげに見ているだけだったが。
クロエが>>124空腹を主張するのが見えれば、少し考えた後、宿の方を指差した。
人が集まってるようだから向こうで取ればいい、という意味は込めたが、仕草にはせずに簡単に。]
─ 宿 ─
[否定が飛ぶまでの間のゲルダの思考>>126は、幸いにというか知る由もなく。
いや、知ったら知ったで、また崩れ落ちそうではあったが]
……ま、わかってもらえたなら、いーんですけど、ねー。
[曇る表情にそれ以上は突っ込まず。
フォルカーの事を聞かれる>>127と、ひとつ、瞬いた]
あー……さっき、村の入り口のところで見ましたけど。
多分、そろそろ戻ってくるんじゃないかな?
―回想・村の通り―
[ゲルダからの言葉、感謝の思いも込められたその言葉>>0:182に笑いかけながら]
いや、僕こそゲルダがいてくれて結構助かってるよ。
師匠がいなくなった後も一人にならずに済んでるんだしさ。
[ゲルダの見せる変化が微かなものであっても自分は気付ける。そのつもりでいる。
そこには守りたいと思う気持ちもあったからかもしれない。
そんな風に会話を続けながら歩いているとヘルムートの姿に二人して気付く。
ゲルダと同じく挨拶を返そうとして怪我をしたりしている様子にゲルダが心配する声をかけていた。
すぐに返答は得られて怪我の理由に納得しながら、ゼルギウスに診てもらうよう薦めるゲルダに同意するように]
うん、その方がいいと思うけど。
[それでも断る様子にそれ以上薦める事はゲルダと同じくしなかった。
仲がいいとか、ゲルダがさらりと返す言葉には慣れのせいか違和感を感じることなく受け取っていたので素直に苦笑だけを返していた。
その後ヘルムートが何かインスピレーションを沸かせた様子には邪魔をしないようにとゲルダに頷いて一応の挨拶の言葉をかけてからその場を去った]
―回想・ゲルダの家―
[お茶の誘いは遠慮することなく、どちらにせよ荷物は中まで運ぶつもりだったのもあったので都合がよかった]
うん、それじゃあ貰って行こうかな。
[ある意味で慣れた勝手知ったる他人の家、掃除や買い置きの話を聞きながらゲルダが準備をするのを座って待っていた。
少し考えた後に口にする言葉]
料理、しばらくは作りにきたほうがいいかな?
[掃除とかもそのついでにとか考えながら、返答は結局その後起きた出来事の為にうやむやになっただろう]
―回想・ゲルダの家―
[言葉をかけて、お茶が準備される直後を襲った地響きと音に咄嗟に構えながらゲルダのほうへと手を伸ばして支えようと、その手はゲルダがしゃがんだために見事に宙を掴むことに。
少し居心地が悪そうに手を差出したまま固まりながら、揺れにバランスを崩すことなく蹴り出された薬缶の行方はしっかりゲルダに被害が及ばないようにと目で追っていた]
すごい揺れと音だったね。
[ゲルダの言葉に返すように頷きながらそう答えて、ただの地震という感じではなかった気が自分もしていたのでゲルダが飛び出すのを追いかけた]
―回想・坑道付近―
[落盤の起きた現場と、ゲルダの様子にその後ろに立って支えるようにしながら、不審そうな様子の坑夫の方を見て]
とりあえず、自衛団長にだね。
[ゲルダの言葉を後押しするようにそう言うと、既に呼びにいった後だったらしい。
少し歩いてくるというゲルダのことは心配だったが、そこにいるけが人を放っておくのも気がひけて]
うん、わかったけど、ゲルダも無理はしないでね?
[余りここにいたくない様子も感じていたので呼び止めることはせずに見送った]
― →宿 ―
ええと。
食べられるものは今日もちゃんとあるよ。
[お腹が空いたという洗濯女に宿を示す修道士を見て曖昧に笑った。加工師にも教えられなかったように、今日の仕込みの成果はまだ口にしていなかった]
ただいま。
[父親以外にも心配されていたとは知らずに、いつもと変わらない調子で表から戻った]
…そだネ。
たまには手抜きしてもいいよネ。
[基本自炊で済ませているから、他所で食べる、と言うことが少ない。]
ありがと、ライヒ。
[他者の呼び方は変な風に縮めるのが癖のようなもので。
こて、と首を傾げながら相手を見上げた。]
― 坑道→宿 ―
そうだ。道の復旧を優先させて欲しい。
貴重な夏に塞がれていては死活問題にも繋がりかねん。
[入口で待っていた坑夫達のまとめ役と相談して、翌日の段取りを済ませ]
場所は確保しておくか。
[浮かない表情で宿屋の裏口へと向かい、主人を呼んだ]
─ 村の通り ─
[戻る、と言っても家や他の人達のように宿屋へと向かうことはなく。
ふらり村を歩き回る様子は、騒動が起きる前と何ら変わりは無かった]
広く色んな人が使えるようにするなら、性別を固定しないようなモチーフにした方が良いよね…。
[考えながらふらふらと歩き続ける。
運動神経は壊滅的だけれど、ずっと歩き続けることが出来るくらいに体力だけはあった]
あまり複雑じゃない方が良いかな…。
加工出来ないんじゃ、本末転倒だしね。
― →村の通り ―
[フォルカーの言い様に>>135少し首を傾げたが、曖昧の理由は知る由も無かった。
クロエにまた礼を言われるが、緩く首を振る。
『こんな時だからな』という仕草も加えたものの、手話を彼女が読み取れたかは解らない。
途中までなんとなしに歩いていたが、宿に着く少し前に用があるとフォルカー達とは別れた。あとで行く、とも仕草し残して。
友人と鉢合わせる前に家を見てくるか、と思いながら向かう先は奴の家だった。]
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