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これは───、
[返して、ためつすがめつ剣を眺める。
武器であるのに、その造形の見事さに息が零れた。
両手で柄と鞘を握り、ほんの僅か抜いてみる。
鋭い光が反射して、鈍く重いきらめきを残した]
…さすが、アーベルだ。
私にも分かる。いい仕事だね。
[かちりと音を鳴らして、刃をしかと鞘へ納める。
鞘に施した細工は、唐草を複雑に絡み合わせながら、
花や月の、古く伝わる伝承のモチーフをあしらっている。
惚れ惚れと己の作品をあしらった剣を眺め、友へと返した。
そこで、漸く気がついたようにギュンターを見た]
[ユリアンから預かった山刀を手繰り寄せた白布で包む。
宿泊するらしい言葉が聞こえてくれば考えるように目を伏せた]
帰るのは難しいか。
――いや、用事を済ませる頃には……
[迷うような言葉を漏らすが結論は先送りにする。
アメリアの申し出>>108には素直に頷き返し]
仕事で少し腕に疲れが出てるだけだ。
一日休めば違和感も消えると思う。
[元々筋肉が付きづらい体質であるから
生業の割に細身な男は隠すでなく軽く笑う]
ウコンが必要になるほど飲ませる気かい?
[クツクツと喉を鳴らしながらも生薬を受け取り
礼の言葉を向けてそれをシャツの胸ポケットへと忍ばせる]
あー…。すみません、依頼主の前に。
でも、いい長剣だったでしょ?
これ、実は先ほどお渡しした飾りとの対なんだ。
どちらもご依頼の品だったから、いいかと思って。
[詫びるようにギュンターへと告げて、先に渡した依頼品を指す。
彼が鷹揚に許してくれる風なのに、ははと誤魔化す笑みを送った]
ありがと、アーベル。
すごくいい仕事だ。
[低く、これは鍛治師の友人へだけ告げておく]
実はさ、次の図案も持ってきた。
ほんとはアーベルのところに寄るつもりだったから…丁度いい。
───そろそろ、だろ?
[もうそろそろ、新しい図案が要るのじゃないか。
そう考えて、言われる前に紙束を持ってきたことを告げ、
にんまりと悪戯っぽく漆黒の目を細める]
[クロエの手に渡る長剣と其処に注がれる彼女の眼差しに
少しばかり緊張の滲む面持ちでそれを見守る。
零れた笑みが見えれば、安堵にも似た吐息が漏れた]
――依頼主に見せるよりも緊張するな。
[呟いた言葉にギュンターが苦笑する気配を感じる。
わずかに口の端をつりあげるのみにとどめ
眼差しは相変わらずクロエの方へと向けられたまま]
キミの細工が見事だったから
見合うだけのものを作るのに苦労したよ。
[揶揄るでなく神妙な面持ちで白状するも
齎されたクロエの感想にはほころぶような笑みが浮かぶ]
もー。想像しなくても寒いよ。
冬は寒いもんなの!
[カルメン>>109へは、やはり容赦がない。
が、口調は言葉ほど容赦なく、最後はやれやれと笑う調子である。
彼女との付き合いは、元は髪飾りが縁だったか。
ただ客と職人の付き合いにとどまらなかったのは、
彼女と性格があまりにも違いすぎた為であろう。
クロエは彼女のように男へは興味がないし、
だからカルメンの振る舞いには苦笑をすれども嫌悪がない。
随分とはっきり物を言っているように思うが、
それで彼女から嫌がられた記憶も特になかった。
結局のところ、なんのかのと彼女といれば、
クロエ自身、いつも楽しく時を過ごしている]
[次の図案と聞けば期待に満ちた双眸がクロエへと向く]
俺もそろそろその件でキミに会いに行こうと思ってたんだ。
お見通しだったみたいだね。
[彼女の言葉にそのとおりとばかりに頷き]
見せて貰うのが楽しみだな。
今度は何をモチーフにしたか――…
[尋ねようとして、思い直すように言葉をのみ]
それは楽しみにとっておくか。
[はやる心を抑え、悪戯な眸を見つめ返した]
[一人で暮らし、男性のように仕事をして自立しているクロエ。
自分にはできない生き方だからこそ、惹かれるものがある。
不思議と話しやすいのは、彼女がカルメンの言動を嫌悪しないからか。それとも、カルメンにとって彼女がある意味で憧れの存在だからか。]
そうだけどぉ……。
でも、我慢できる寒さと、我慢できない寒さが……。
[彼女は自分に比べて寒がりではないのだろう、と思いつつ返し。
あとでね、との言葉に笑顔で頷いた。
彼女の手が好きだ。綺麗な細工を創り出す、職人の手。
作業している所を見せて欲しいと、駄目元で頼んでみたことも過去にはあった。]
随一の細工師のお墨付きを貰った長剣。
此処にどうぞお納め下さい。
[隠居であるとはいえ実力者であるギュンターの前に行くと
恭しく膝を折り両の手でそれを捧げる形。
その手から重みが消えれば視線を上げて
依頼主が品を確かめるを見つめる。
ギュンターが頷くとほっとしたような様子]
では後ほど調理具の手入れをしておきます。
[立ち上がり膝を軽く叩いてから
荷物とティーカップのある場所へと戻り
温んできた紅茶の残りをこくと飲み干した**]
─ 広間 ─
……手?
[カルメンの言葉>>86に瞬き一つ。ついでに、自分の手を二度見した。
フィールドワークに屋敷内外での土いじりとレポート書き、そして家賃代わりの家事取り仕切りに使われる手は、『綺麗』という言葉からは程遠い、と。
自分ではそう思っていたから、その表現は少し意外に思えていた]
褒め言葉として、いただいときます。
でも、淹れる手よりも、紅茶を楽しんでくれた方が、俺は嬉しいかな?
[軽い口調でこんな言葉を投げ返し、くす、と悪戯めいた笑みをこぼして。
一転、のんびりとした表情で、温まってってくださいね、と笑って、その側を離れていた]
[天気の話題から窓の外に視線を向けて。
僅かに翳った翠は気取られたのか、どうか。
ぽんぽん、と背を叩く感触>>76には、と我に返って振り返る]
あー……うん。
大丈夫、うん。
[短く返す際には、僅かながら苦笑が滲む。
ミリィは……というか。
幼い頃に一緒に森を駆け回っていたユリアン、ミリィ、クロエらには、12年前の出来事も知られているから、無理に取り繕うことはしなかった。
12年前の雪嵐の夜にあった事。
仔細な出来事は、自身の記憶からも抜け落ちているけれど。
表向きは事故とされているそれが、実際には事件と呼べる手合いのものであった事と、それが叔父夫婦に引き取られた理由である事は、親しくしていた家には伝えられていたやも知れず]
……ほんとに、今日はよく集まる、なぁ。
[ライヒアルトが頼んだ紅茶の行く先がナターリエと知ると、口をつくのはそんな言葉。
それでも、訪れた人々にお茶を喜ばれること自体は、悪い気は全くしない]
紅茶増やしてって。
ユーリ、お前は俺をなんだと。
[新たな来客の気配に玄関に向かうユリアンの言葉>>71には、こんな突っ込みを返したりもする、けれど。
見知らぬ男性を伴って戻ってきた幼馴染にお代わりを頼まれれば>>102、結局ははいはい、と言いながら応じて。
全員にお茶が行き渡り、泊まり希望が続出すると、こちらを見た家主の視線に、はあ、と大きく息を吐いた]
……久しぶりの大人数だなぁ……まあ、この天気の中、家まで帰れとはさすがに言えるわけないしな。
と、言うわけで。
[ここで一度言葉を切り、注目を集めるように咳払い、一つ]
泊まり賃代わりに、食事の準備を手伝ってくれる心優しい有志を募ってみよう。
[突然の来客や泊り客も多い屋敷だけに、二階に複数ある客室はすぐに使えるよう、暖炉の薪などの準備は常に調えてあるから、そちらの問題はなかろうが。
食事の方は、一人で作るにはいささか数が多い。
泊まってくなら、ちょっとは手伝えよ、と言葉にする事はないものの。
浮かべた笑顔には、その辺りは少なからず滲んだ……かも、知れない。**]
─ 広間 ─
[何やろ、ミリィ達は知ってんやろな、エイリの事情。
うちだけかな、知らんの。
なんや疎外感あるわー…。
まぁ深く聞かんてゆぅたし、これ以上話題にはせぇへんけど。
もやもや感残っとぉけど、聞かん方がええ思うたさかい、紅茶のお代わりもろて、飲みながら外眺めとったん。
風も雪も強なってきたなぁ。
泊まることんして正解やったかも]
……お兄ちゃんご飯大丈夫やろか。
[そこが心配やねんけどな。
うちがおらんでも食うもんはあるし、てけとーにやって食うとるとは思うんやけど。
心配して歩き回ってへんとええなぁ]
[新しゅう来た見たことあらへんお客にも挨拶はしとくで!]
こんちわー。
こないな天気ん中大変やったねぇ。
あ、うちローザゆぅねん、よろしゅうに。
[多分年上やろなー。
敬語やないけど、まぁええやろ]
うん。私もアーベルの案を聞いてから詰めたいんだ。
幾つか持ってきてみたからさ。
[鍛治に施す仕事は一人でするものじゃないから、
当然そこには、依頼主と鍛冶職人の意が含まれる。
連携が重要となるこの仕事には、
腕と共に彼らとのコミュニケーションも要求される。
アーベルと、仕事の会話を交わすのは楽しかった。
ものをつくることはただ、仕事というだけではない。
共に良いものを求める心が必要となる。
彼との会話は、クロエには最も楽しい遊びの相談にも似た。
新しいものへの期待や構想を口にしていると、胸が躍る]
喜んで手伝うよ、エーリッヒ。
大したことは出来ないけど。
[クロエの料理は繊細なものではない。
見た目よりも一人暮らしを支える程度の、最低限だ。
それでも手がないよりは良かろうと名乗りをあげ、]
カルメンも手伝うだろ?
[笑顔でしっかり、女友達を巻き込んだ**]
うちワーテルゾーイ作るー。
パンも焼いとくなー。
[パン焼くのは専門やー、譲らんで。
ワーテルゾーイっちゅーんは、うちの故郷の料理なんよ。
肉と野菜とクリームあったら作れるさかい、大人数ん時も重宝すんで。
そないなわけで、うちは料理手伝うためにしばらく厨房籠もってん。
他に厨房入る人おったら手伝ってもらお]
[味?
流石に食えへんもんは出さんで!]
[そん後は皆して食事したり、借りる部屋決めたり、ベス愛で倒したり、ミリィに愛で倒されたり、色々あってん。
そん頃にはもう、外は嵐っちゅーてもええ様相やった。
樹がぶつかる音とか、なんかが飛んでく音とか。
雪が窓にぶつかる音も凄かったで。
こんなん絶対外には出れへん。
人なんて軽々ぶっ飛びそうやったわ]
朝には落ち着いとったらええんやけどなぁ。
[明日もパン届けなあかんとこあんねん。
いつもやったら前日に準備しよるけど、出来へんから朝早ぅに準備せなあかん。
今日は早よ寝て、明日落ち着いたら直ぐ出れるようしとこかな。
そう思たから、うちは早めん寝て、早起き出来るようにしたんや]
─ 翌朝 ─
[普段から早起きの習慣つけといたお陰か、きちんと早起き出来た。
お兄ちゃんの教育の賜物やんな…。
朝ちゃんと起きんと怖かったさかい]
お、風止んどるやん!
[借りた部屋の窓から見た外の景色は滅茶苦茶やったけど、風は吹いてへんかった。
これやったら帰れるで。
うちは手早く身支度整えて、エントランスホールん降りたんや。
そしたら丁度ギュンターさんも屋敷の奥から出て来てん。
顔でも洗ろてたんかな、やっぱ歳食うと朝早いんやろか。
そう思うたけど、口には出さんで笑顔見したんや]
ギュンターさん、おはようさんやー。
昨日は泊めてくれはって感謝します。
うち、仕事あるさかいお暇さしてもらうわ。
今回の礼は後日改めてさせてもらうさかい、また今度に。
[そないに挨拶したら、気ぃつけるよう言われた。
それに頷き返して、うちはギュンターさん家出てん。
外は寒ぅけど、風はあらへん。
うちは足元に気ぃつけて村に向かってったんや]
─ 急流付近 ─
[はぁ〜……しゃーない話やけど、またあん橋渡らなあかんのやなぁ。
気ぃ滅入るわぁ。
愚痴ゆぅてもしゃーないさかい、口にはせんけど、村に近付くにつれて緊張してまうのもしゃーないよな]
もう少しやんな……よっし。
[気合入れ直して先に進んでく。
徐々にぎこちない動きになってったけど、そろそろと足進めて行ったん。
……やけど、途中でそん足が止まってもうた]
─── あれ?
うち、道間違えたやろか。
[いつもなら見えてくる橋が見えへんねん。
やから道間違うたかと思たんやけど…]
…道間違うはずあらへんな。
ここ、森ん入ろ思わん限り、一本道のはずやし。
[なんこれ、おかしいやろ。
道は間違うてへんはずや。
なんで、なんでや]
……… なんで、橋 ────
[うそや]
なんで橋、無いねん ────!!
[目の前には急流しかあらへん。
思わず急流覗き込んで、足が竦んだ。
あかん、足に力入らへん…!]
ひゃ!
[後退った拍子にカクンて膝落ちて、うちは尻餅ついてもうた。
雪の上やったから痛みはあらへんけど、めっちゃ冷たい。
冷たいけど、足が動かへんかった]
い……いや、や…。
お兄ちゃん、助けてぇな…!
[橋が無ぅなったことと、昔ん記憶が蘇って動けんなってもうた。
溺れた時にも叫んだことが口から出たけど、お兄ちゃんはそこにはおらん。
泣きそうんなって、ぎゅって目ぇ瞑った。
川見んかったらそんうち動けるようになるかもしれん。
やからうち、動けるようんなるまで尻餅ついたまましばらく目ぇ瞑っとったんや*]
―回想―
はぁい、後で部屋に持って行きます。
[カルメン>>30に微笑み返し。
ベッドカバーが置かれた場所を確認すると、ぺこりとお辞儀をして、礼とした。]
ほんと!?
私でもできるの?
わぁ…今度ね、絶対よ!
[ローザの言葉>>39にきゃっきゃ、と喜ぶ様は少女を幼く見せたかもしれない。
愛で倒す云々は、姉と慕う人たちだし、愛で倒されてもいいかな、と思った。
……ほんのり祖父の視線が刺さったが。
新たな客人>>75が現れれば、首をこてりと傾げつつローザの後ろへと隠れた。]
―回想2―
あ。あ。
あたしも手伝うー!
[エーリッヒの言葉>>128に少女も挙手した。
今まで少女が食事を作る機会があるなら、そのまま手伝うのだが。
手伝う人数が多いのなら運ぶ方を手伝う事となるか。]
―回想3―
[その後は、泊まる人たちと一緒に食事して、会話して。
ベッドカバーは早速新しい物と取り替えたり、
姉と慕う二人に愛で倒されたり、
ローザが愛で倒されてるのにちょっと参加してみたり。]
……明日、天気良くなってるといいな。
[そんな事を呟きながら、眠りについた。*]
―翌朝―
[少女が目が覚めたのは、朝のそこそこ早い時間で。]
………ねむい、の。
[くし、と眼をこすった後、服を新たなものに着替え。]
[その直後、扉を叩く音が響けば、そのまま開けて。]
…お祖父ちゃん?
どうしたの?
[祖父であるギュンターが自室の前にいて。
疑問を口にしたら、昨夜の事を聞かれ。]
大丈夫けど、……なにかあったの?
[不思議に思って、祖父に問うたものの。
その問いに祖父は答えてくれずに広間へと向かう為に階下に降りていった。]
……変なお祖父ちゃん。
[首を傾げた後、少女も広間へと向かう為に階下へと向かった。]
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