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これ…、これ、ですか?
[少年の指先はぼやけて見えません。
届いた質問に、杖でついて確かめてから、]
黒っぽい赤、としか。
臭いは強いですけど。
[言葉は説明になっていたでしょうか。]
そう?
いつもと余り変わらないような気もするけれど。
[やって来たイザベラの台詞に首を傾げ]
……殺した?
クーが、やったの?
[聞こえた言葉から浮かんだ疑問を、真っ直ぐに返す]
[問いに、紅蛇は闇色を蒼氷から逸らし。
すい、と鎌首を他所へと向ける。
それを追い、振り返った先。
ため息が零れるのが、聞こえた]
……逃げ切れなかった。
何かから、逃げるのを望んでいた、か?
[届いた言葉に、何気なく投げかけるのは、短い問い]
こういうときだからこそ、です。
[左眼に向けられる視線に、狼狽の態度を見せ、
取り繕うよう糸目にしようとする。]
……誰でしょうかね。メモを更新しないと。
[その痕跡に眼をやり、メモを開く。]
[一つの疑問に答えが返り、
右手は口に当てた侭、杖の付く先を見る]
……ふぅん。
これも、赤なんだねえ。
[しげしげと眺めていたものの、
やはり臭いはきついか、後に下がった]
―回想―
いいえ、私は。
[常ならば響かない足音を聞き取られたのは、相手がそれだけ緊張していたからか。それとも]
探すために特別な手段など持ちませんから。
ただ慣れた時間にと。
[陽の強き光は苦手だった。
月の淡き光の中でも遜色なく物を見ることは出来た。
様子を窺い歩くのに夜を選んだのなどその程度の理由だった]
いいえ、私は――っ。
[問いに身体を強張らせ、答えながらも逃げようとする。
けれど男が距離を縮める方が、身を翻すよりもずっと早くて]
獣が…?
何故、でしょう。
番人の時は、そのままでしたのに。
[周りのひとの言葉に、顔――は見えませんから、色を一つ一つ見渡しました。]
空?
[聞こえた声に首を傾げて、眼をずらします。
けれど、よく分かりませんでした。
そして、声がもう一つ。]
生きるために終焉の使者を殺すのが必要だろう?
夜中に女一人で歩ける――使者じゃないかと思ったんだが、違ったようだ
[ラッセルの疑問には肯定を]
死ぬのは御免だからな
――そう、己が運んだ
殺してな
[廊下の先、くらい色の赤が見える]
殺された、では無いのですね。
[言葉の引っ掛かりを呟き、同じ疑問を持つ声を聞く]
私の力では、手伝えるかどうか。
入用ならばお貸しいたしますが。
…外に行けば、どなたが居なくなったか分かるのですね?
―回想―
[押さえる力は如何とも出来ぬ程に強くて]
――!
[ただ一度、震えただけ。
声も出せぬまま「あか」を零して「くろ」へと沈んだ]
まあ……お気持ちはわかります。
[メモのクインジーの欄に何かを書き添える。]
誰も彼も、怪しく見えてしまうのは仕方がありません。
私もそうです。疑心暗鬼に陥っていますから。
少なくとも、私はそれを責めはしませんよ。
[努めて。努めて過剰に善人ぶろうと。]
こういう時だから。
[狼狽を指摘することなく]
[そもそも気にすら止めぬ風に、糸目から視線を外す]
だから、その様に笑われるのですか?
――うん、そうだね。
[クインジーの問いを含んだ肯定を、肯定する]
一人で歩いていたら殺されるのなら、
部屋に篭っていたのは正解だったみたい。
[行き来する視線に、何を驚くのかと言いたげな眼差しが向いた]
[そんな記憶が曖昧ながらに戻ってくる。
届いた声に顔を向けて]
避けようも無く与えられる死から。
そのままでは確実に齎される死から。
[足元を仮に覆っていた布らしきものが見えない。
踝の辺りに赤黒く残る枷の痕]
逃げたいと、思って。
逃げてきたはず、でしたのに。
[二度目の溜息。そして瞬き]
…ハーヴェイさ、ん?
辛気臭い表情をして、解決するのならやりますよ。
その方がいいなら、そうしましょうか?
[指摘を受けて、不器用に表情を変える。]
気持ち次第で状況が好転することはないので。
私がすべきは、情報を集めて冷静に分析すること。
そこに、感情を差し挟む余地はないのですよ。
[淡々と、メモに今聞いた情報をまとめている。]
まあ、手を貸してほしいといっても、外まで運んでいるんだから穴を掘るくらいだ
終焉を齎す使者なら――そのまま放置しておいても良いかもしれないが
[窓の外へと視線を投げる]
終焉の使者がもしかしたら誰かを殺しているかもしれないが、己は見なかったぞ
……よお。
[ようやく、こちらの存在を認識したかのような声に、ごく軽く挨拶を投げる]
死から逃げ出して。
それでも、ここで捕まった……か。
因果なもんだな。
[問いへの答えに、掠めるのは苦笑。
紅蛇が笑うよに、ちろりとあかい舌を覗かせる]
それなら、私は手伝いますよ。クインジーさん。
[申し出を承諾する。]
その代わり、一応死体を見せていただきたいものです。
それが無理なら、凶器と抵抗の有無など詳しく教えてほしい。
[クインジーの顔を、鋭く左眼が捉える。]
何食わぬ顔で、食害を被らせた死体を処分する
手伝いをさせようとしている線を消したいので。
歩いてたら──殺されるんですか。
しかも「違っていたようだ」で済まされてしまうとはたまったものではないですね……
いやはや。
[男は些か疲れたように首を振る。]
[目を覚ましたのは陽が昇ってから。窓から陽の光が零れ落ちて来る。覚悟が出来ているためだろうか。あの現場を見ても魘されたりすることは無かった]
[服を直し、己が牙をケープの中へと隠し。部屋の扉へと近付いた時だった]
………。
[廊下に人が集まっている。おそらくはあの現場に集まっているのだろう。扉越しではっきりとはしないが、声も耳に届く]
[何となく、彼らに合流せずにそのまま耳を欹てた]
[イザベラの指摘に頷き]
そうですね。私も確認しておきたい。
あなたが襲った死体を偽装していないか、見極めないと。
[クインジーの隻眼をじっと見つめる。]
…所詮は他人。
そういうことですか。
[少女の死を悼む声は聞こえませんでした。
そういうわたしの声こそ、淡々と聞こえたでしょう。
その至極小さな声が、耳に届く者があればの話ですが。]
見に行けばわかるさ
己の手でやったもんだとな
――調べるためには殺すしかないんだ、
仕方ないで済ませるに決まっているだろう
生きている時には調べられないんだからな
[ナサニエルに言い、男は血の痕の続くほうへと歩を向ける]
死体には何もおきてないはずだ
凶器は刃物
必要なら見せるがな
[そして、その死体の傍に辿り着くと*弔いを*]
今ここにいるのが、ナサニエルさん、キャロルさん、
ラッセルくんにニーナさん。クインジーさんと私。
[メモを見ながら、淡々と事実を描写する。]
いないのが、シャーロットさん、ギルバートさんに
あの乞食みたいな方、そしてハーヴェイさんですか。
[右眼は虚ろ。]
無事を確認したいところです。
生きる為に殺す――そういうことだね。
[床を濡らす色彩に、今一、目を落として呟く。
其処だけ、まるで、闇が広がっているかのように思えた]
ネリーが。
[少しだけ、口許を抑え押し黙る]
[チリン]
[心が動いたのは、鈴の音が僅かに語る]
手伝えは出来ないかもしれませんが。
お別れを言いに、行きます。
[誰か向かう人間がいるかと*見回した*]
そもそもどうして使者でないと分かったのか知りたいですよ。
何も酷い殺し方をするだけが、使者の殺しと決まった訳ではないでしょう。
刃物で殺す場合もあるかも知れませんよ。
それからあなたが使者で、適当な事を言って、無実の人間を殺したのかも知れないでしょう。
[クインジーの後を追いかけながら、その背に疑念を投げ付ける。*]
ごきげんよう。
[投げられた挨拶に確りと礼を返してから。
この状況下ではおかしかったかと困惑の色を浮かべる]
はい。逃げていたことだけは、思い出せました。
しかしこの状態は。
死して尚、如何しろと言うのでしょう…。
[問いを投げながら、翠は紅へと引き寄せられる]
力仕事は苦手ですけど、情報の対価に。
明日、また「おはよう」と皆に挨拶できる保証も
ないですし、思い出作りも兼ねてということで。
[メモを懐に*しまいこむ*。]
無事を確認して、どうするの?
無事でも、使者かもしれないのに。
[イザベラに疑問を投げ]
……オレは、いいや。
[弔いに向かう人々の背を、見送る]
[何人かが弔いに出る、と言って去って行きます。
わたしは行っても仕方ないでしょうから、黙って見ていました。]
…床、拭きましょうか。
[赤に眼を落としました。]
[遠ざかるいくつかの声。その中でもクインジーの言葉は聞こえていた]
……本当に。
そうなると、私もバレる訳には行かないわね。
[そっと、右手で右目を覆った。紫のオッドアイとなっている今、これを見られてしまっては不思議に思われる可能性はある。視るためにコントロールは出来るのか、それを確かめるためにも鏡のある部屋へ行くべきかと考え始めた]
[礼を返す様子に僅かに笑み。投げられた問いに、軽く、肩を竦める]
どうにもならなくなってから思い出すってのも、虚しいもんだよな。
この状況、か。
さて、一体どうしろって言うんだか。
何も出来ずにただ漂う事を嘆き悲しめ、とでも言うのか。
それとも、単に途中脱落は許さない、とでも言うのか。
皆目見当もつかんな。
[口調は何処か、独り言のよに。
紅蛇は闇色の眼で翠を見返し。
逃げるを追うは定めの在り方、捕らえしを容易く離さぬもまた然り、と。
吟ずるように嘯く]
……それはお前の事だろうが。
[そんな紅蛇に、思わず上がる、呆れた声]
……リィは、拭いていたっけね。
[口振りは僅かに、懐かしむようになる。
ほんの一、二日の事ではあったけれど]
でも、拭いたって意味無いよ。
変わらないもの。
うん。
臭いは少しは、消えるかもしれないけれど。
変わらないよ。
[眼差しと共に、淡々とした言葉を返す]
それに、居なくなってしまった事実もね。
ええ、本当に。
脱落は許されない。
全ての終焉が訪れるまでただ見るだけで。
己が無力であったことを思い知れと?
[鈍い光を宿した翠は闇色と絡み]
逃げるを追うは定め。
ならば如何すれば良かったのだと――。
[囁きに途方に暮れた顔になる。
迷える幼子のように揺れる翠は、蛇と共に過ごしてきたのであろう青年の瞳へと流れる]
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