85 Glimmer stone
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─ 4日目/黒珊瑚亭・1階 ─
[忘れるはずだった記憶を夢に見る。
求められた愛の歌。錯覚。否定。逆上。
部屋に放たれた火。燃えやすかった調度品。
振り払った手。流れる血。立ち込める黒い煙。
窓から突き飛ばされた身体。火達磨になって落ちてきた女性。
病室の白い天井。押し殺した声。
冷たい水で顔を洗って頭を冷やしたけれど、目が覚めなかった。
窓から悲鳴が聞こえてきても>>30夢の中と混ざって。
中に戻ったのは、シスターよりも>>69遅くなってしまった]
(70) 2013/08/21(Wed) 22:25:54
─ 4日目/黒珊瑚亭 ─
[集まってきた人の気配に、振り返ろうとして。
違和感を感じて、数度瞬いた]
……?
[今は落ち着いている、と思うのに、視界がぼやけている。
何かで翳っている、というわけではなく、上手く焦点があわなかった]
……これ……って?
[いろを見る瞳の、知られざる対価の作用とは知らぬまま。
とにかく、来た人々の方を振り返る。
誰がいるかは、何となくわかるけれど、その姿はぼやけて見えた]
(71) 2013/08/21(Wed) 22:31:37
― 路地 ―
[カルメンの尋ね>>36に朱金の眸が一瞬彷徨う。
人間の世界に紛れ込んでしまった獣はゆると首を振った]
新作、カルメンに見せて無かったな。
キミの髪を飾れたなら良かったのに。
きっと、似合うだろうね。
[手許にないのを残念に思う。
出来なかった事が沢山あったのだと知る。
したかった事も沢山あって。
けれどそれは、自分だけでないことも確かに感じていたから]
キミを苦しめたいわけじゃなかった、けど
苦しめてるのは、俺、なんだよね。
[届かぬ声が結んだ三文字は風にとける]
(+37) 2013/08/21(Wed) 22:33:52
研究者 エーリッヒは、メモを貼った。
2013/08/21(Wed) 22:33:54
─ 4日目/黒珊瑚亭 ─
[剣に気を取られて、エーリッヒが指摘するまで>>62ユリアンが握っていたものには気がつけなかった。
カヤやカルメン見せてもらうはずだった細工だったのだろうか]
シスター、大丈夫ですか?
[状況は分からなくても、風に運ばれる臭いから予想はついてしまう。昨日の玄関前より薄く感じたから、ゲルダやゼルギウスの姿よりユリアンの最期をイメージしながら声をかけた]
(72) 2013/08/21(Wed) 22:36:09
― 路地 ―
[カルメンを止めようとするエーリッヒの声>>44
彼女の言葉の意味を彼もすぐに知る事になるだろう。
案じて信じようとしてくれた存在だった。
裏切られたと彼は思うのだろうか。
――守りたいという思いに偽りはなかったのだけど
求めた力をもたぬ獣は静かに目を伏せる]
(+38) 2013/08/21(Wed) 22:38:13
― 四日目/黒珊瑚亭 ―
[ユリアンの様子は確認にいかなかったから、そのとき何があったかはしらず。
カルメンが羅針盤の模様に心当たりがある様子にも気づかなかったまま。
今はアーベルの死体の傍で呆然としている。
エーリッヒ>>45に支えられた表情は蒼白で信じられないというように頭を振った]
うそ、だよね……
[カルメンがやってきたのにも気づけず。
他の人が増えてきて、促されても立ち上がるだけのちからすら、でてこなかった*]
(73) 2013/08/21(Wed) 22:38:44
黒珊瑚亭 ユーディットは、メモを貼った。
2013/08/21(Wed) 22:39:02
― 路地 ―
[ヘルムートのまとめ>>48にクツと喉を鳴らす。
それが真実。
それが現実。
頷いて、そうして、月色の獣は空を仰ぐ]
抵抗、したくなかっただけだ。
己の心に従い、動いただけ。
いや、動かなかっただけ、か。
[ぽつ、ぽつと言葉が零れる。
零れて、は、と息が漏れた]
(+39) 2013/08/21(Wed) 22:45:58
― 路地 ―
[ゼルギウスの気配には暫く気付けない。
朱金がその姿を見つけ、二度瞬く]
――…先生、居たんだ。
[何故という問い掛けの言葉>>+35に
月色の獣は首を傾げ、彼を見つめる]
(+40) 2013/08/21(Wed) 22:46:07
─ 4日目/黒珊瑚亭 ─
[シスターの背後から見えたのは、エーリッヒがユーディットを支えている姿だけ。アーベルがその部屋を使っているとは昨日ユーディットに聞いていたので、誰が死んでしまったのかは分かった]
カル?
[先に来ていたカルメンがこちらを振り返る>>71けれど、視線が正しくはこちらに向いていなくて。
不思議そうな声に、どうしたのかとそちらに向かおうとした]
(74) 2013/08/21(Wed) 22:51:28
─ 路地 ─
[其処に生きる人々よりも少し離れた場所に居た。
近付いてはいけない様な、そんな感覚]
[其の場所から見詰めて居た月色が此方を向き、
此方に向けて放たれた言葉>>+40に、瞬く]
……、
[つまり、此の存在は此方側で。
傍で亡骸と為って居るのは――]
ユリアン、?
[自身の知る姿との相違に、呼び声は問い掛けの其れ]
(+41) 2013/08/21(Wed) 22:54:43
─ 黒珊瑚亭 ─
[先に来ていたカルメンの後姿>>71。
ふつ、と沸くものがあったけれど、今は籠の中の物を取れぬまま。
後ろからの声>>72にやや辛そうな表情で振り返る。
そのため、カルメンの視線が合わないのには気付かず]
── え ぇ、だい、じょうぶ……。
[近くなった匂いにまた口許を手で覆ったため、ヘルムートへと返す声は少し籠もっていた]
(75) 2013/08/21(Wed) 22:55:18
シスター ナターリエは、メモを貼った。
2013/08/21(Wed) 22:56:13
―3日目/路地>>62の続き―
[近づいたユリアン>>62の、まだ微かにぬくもりの残る左手の
掌を、微かに震える指でそっと触れて開き。
その手の中にあるものを見れば、
銀製の枝葉と、珊瑚細工のローズマリーの花の、
小さなアミュレットらしきもの>>3:126.]
………。……!
[ユリアンが、自分にまじないをかけてくれた>>3:127
ことなど、知りようもなかったけれど。
アミュレットを手にとれば、何かに思い当たったように、
微かに瞳を瞠って立ちつくして]
……アミュレット、みたいだ。
ご家族に、返した方がいいかな…。
[数瞬後、はっと我に帰った様子で、
少しの間、じっとユリアンの顔を見つめてから、傍を離れた]
(76) 2013/08/21(Wed) 22:56:51
研究者 エーリッヒは、メモを貼った。
2013/08/21(Wed) 22:58:51
─ 4日目/黒珊瑚亭 ─
……ルゥ、お兄?
[名を呼ぶ声>>74に、そちらへむけて一歩、踏み出す。
覚束ない足取りに、抱えたままの白猫が、にゃあぅ、と鳴いた]
あれ、えっと……こっち、だよ、ね?
[確かめるように問いながら、片手を白猫から離してぱたぱたと振る。
籠の中にねむる想いは、知らぬまま。
もっとも、それを向けられたとしても──娘自身に、それを拒否するほどの意思は既にない、けれど]
(77) 2013/08/21(Wed) 22:59:25
― 路地 ―
[月色の獣はきょとんとする。
ゼルギウスの様子と問い掛けの形を不思議に思うのは
今の姿をちゃんとはわかっていなかったから]
――…ん。
[ゆらり尾を揺らす。
揺れる感覚に漸く己が獣の姿であると理解した]
そう、ユリアン。
で、――…旅人や団長殿を襲った、人狼。
[簡潔な説明を付け加える]
(+42) 2013/08/21(Wed) 22:59:54
─ 回想 ─
[顔を伏せていたのは、然程長くない時間。
上げれば事切れた友の顔が間近に見えて、閉じた瞳から雫が伝った跡に気付く。
地に横たえさせると、その一筋を指で拭ってから声をかけ、離れて。
黒珊瑚亭に戻り、言葉少なにユリアンを殺したことを告げるまでは出来たけれど。
それ以上は何を言うことも、動くこともしたくなかったから。
真っ直ぐ二階に上がり、部屋の扉も窓も閉め切った]
…ったく。
なさけねー、な。
[閉じこもった部屋の中、寝台に座り止まらぬ震えを抑えるように頭を抱える。
もうユリアンの死は皆に知れ渡っただろうか、カルメンはその死を視たのだろうか。
それを確認しに行くことすら、今はまだできそうになくて]
(+43) 2013/08/21(Wed) 23:03:48
─ 回想 ─
……………ん…?
[何時の間にか、転寝していたのに気付き顔を上げる。
眠りから引き上げたのは、扉の外から聞こえた微かな足音で。
遠く聞こえなくなってから、扉を開けばスープが一皿>>27]
…ユー坊、か。
[手に取れば、温かさがじんわりと身体に染み込む。
そういえば今日は何も食ってなかったと、今更に気付き]
……生きてかなきゃ、ならんもんなぁ。
[音にはならなかったから、正確にはわからなかったけれど。
ユリアンが最期自分に望んだことは伝わった。
だから、「生きる」為に出来る事をしなくては、とスープに口をつけ]
(+44) 2013/08/21(Wed) 23:04:33
─ 回想 ─
[スープだけでも、飲み干せば腹も多少満たされる。
となると、転寝で満たされなかった眠気がまた強まってきて]
…朝になったら、ユー坊とおやっさんに礼言いに、行こう。
[今が何時かはわからないが、窓から空を見るに部屋を訪ねるには非常識な時間に思えた。
朝を待って礼を言いに行って、そして改めて彼女にちゃんと話を、と。
そう思って目を閉じた、けれど。
望む朝を迎えることは、出来なかった*]
(+45) 2013/08/21(Wed) 23:05:48
─ 黒珊瑚亭 ─
大丈夫そうじゃありませんよ。
呼吸が辛いなら、少し離れていた方が良いです。
[振り返ったシスターも>>75言葉と裏腹に苦しそうで。
カルメンのところに向かいかけていた足を止め、部屋の前から離れるよう促そうと、肩に手を伸ばしかけた]
まて、カル。動くな。
お前、ちゃんと見えてないだろう?
[名を呼ばれて顔をあげると、危なっかしげにこちらへと来ようとしているのが見えて>>77制止の声を投げる]
(78) 2013/08/21(Wed) 23:06:34
─ 黒珊瑚亭 二階・個室 ─
…自分の身体、見下ろす日が、来るとはなぁ。
[広がる赤の中心にある自分の身体を見下ろし、呟く。
生理的現象など起こる訳もないはずなのに、気分が悪いのは視覚はそのままだからか。
それでも、まだこの場に自分だけしか居ない間は淡々としていられたのだが]
…エーリ。
[この部屋の扉を叩き、入ってきた者>>25の名を呼ぶ。
彼の手で仰向けに直された自分の身体と、それに毛布を掛けて出ていく姿を見送った後。
聞こえた声>>30に、押さえ込んでいた感情の箍が、壊れた]
(+46) 2013/08/21(Wed) 23:06:36
─ 路地 ─
[不思議そうな色合いに、少しばかり首を傾ぐ。
少しの間の後に得られた名にひとつ頷いて]
[続けられた言葉に、動きを止めた]
――……そう、か。
[呑み込むのに数瞬の間を要した。
言われてしまえば、其の姿も理解できる]
お前が人狼……呪われた人間、だったのか。
[止めていた足を踏み出す。
座る彼に歩み寄る方向へと]
(+47) 2013/08/21(Wed) 23:07:10
─ 黒珊瑚亭 二階・個室 ─
……っ
[崩れ落ちた彼女の傍、エーリッヒが支えようとする>>45のを見ながら、拳をきつく握る。
青褪め、呆然としているユーディ>>73の姿、その顔をさせているのは他でもない自分。
白猫を伴ってやってきたカルメンの紡いだ言葉>>66に、あぁ、と小さく洩らした声は、殆ど吐息で]
っとに…何、やってんだろうな。
[触れたくても触れられないもどかしさに、吐き捨てるように呟きを落とした]
(+48) 2013/08/21(Wed) 23:07:13
― 前日/路地 ―
人狼が誰も殺さなかったら、
ギュンじーだってあんなこと言わなかっただろ。
[>>23飲み込んだ言葉の続きを汲み取って言う。
続けて言葉は聞こえたけれど、最初のにはともかく、
その次の事には素直に「うん」と言えずにいた。]
(79) 2013/08/21(Wed) 23:10:15
[>>47ヘルムートに、聞こえてないと非難されたように聞こえて、
むっとして顔に出たけど口は開かなかった。
カルメンやエーリッヒが来たのはその後か。
>>35黒い、との言葉にそっちを見る。]
くろい…?
[何が黒いのだろうかと、子供は一度カルメンを見上げる。
アーベルがか弱い女の人だから、守ってやれといった一人だが、
なんだか他に理由がある気がしてならなかったが。]
(80) 2013/08/21(Wed) 23:10:21
─ 黒珊瑚亭 ─
……すみま せん……。
[誤魔化しようのない状態。
もう3日、眠らず食わずなのだ、当然のことだろう。
肩に伸ばされる手を拒むことはなく、部屋から離されるならば抵抗もしない。
ただ、一度。
カルメンへと向けられた声>>78に、彼女へと視線を投げた]
(81) 2013/08/21(Wed) 23:10:57
[>>48力、と、ヘルムートが言う。
力って何だと、その時は子供は口にはしなかった。
というよりは、一気に降りてくる情報に、
子供の頭の方がついていかなかった。
むつかしそうに眉が寄る。]
ユリにーが人狼…。
[難しい中でそれだけは明確に頭にのこって、
もう一度ユリアンの死体を見たが、
抵抗が無いなら、狼である痕跡も残っていなかっただろうか。
本当にそうなのか、子供には判断が出来ない。
カルメンもユリアンも信じていたから、
何が正しくて誰がうそつきなのか、わからなかった。]
(82) 2013/08/21(Wed) 23:11:07
─ 4日目/黒珊瑚亭 ─
……そ、そんなこと、ない、よ?
[制止の声>>78に、返るのはどこか引きつったような声。
けれど、抱えた白猫がそれを否定するようになーぅ、と鳴く]
いつまでも、このままにしとけない、し。
ちゃんと、うごか、ない、と。
[それを打ち消すように早口で言い募り。
視線>>81を感じた気がして、そちらを見た──心算だったが、やはり、焦点はあっていない]
(83) 2013/08/21(Wed) 23:14:24
― 路地 ―
呪われた人間――…
ああ、そんな呼び方もあったっけ。
[ゼルギウスの言葉に我が身を見遣る。
人とは違う毛深い獣の前足]
呪い、なんて、思ったことなかったけど。
そういう見方もあるのか。
[なるほど、とそんな風な響きで頷いて]
これが呪いじゃなく病なら、
先生に治してって頼めたのになぁ。
[いつもの軽口にも似た調子で獣の姿のままへらりと笑う。
歩む気配を感じ、それに倣うようにまたゆらり尾が揺れる]
(+49) 2013/08/21(Wed) 23:18:48
―3日目/黒珊瑚亭―
……では、一緒に。
[顔を上げた彼女の眉の下がった表情に、
案じるような表情をうかべるも、声をかけるのを躊躇って、
ナターリエの返事>>68に頷くと、宿へ戻ったのだったか]
……すみません、ちょっと眩暈が…。
少しだけ、横にならせていただけますか。
[食堂につけば、亭主が用意にしてくれていたお茶>>68を貰い、
暫く食堂で子ども達とナターリエが飲食>>54するのを眺めていたが。
ゼルギウスの死以来、ふらついていた身体が、眩暈に襲われ。
亭主に声を掛けて、食堂の長椅子に身を預けた]
(84) 2013/08/21(Wed) 23:21:50
─ 4日目/黒珊瑚亭 ─
[ユリアンから抜いた剣は、昨日と同じく服の下に。
ずっと慕ってくれていた可愛い妹分。守りたいという気持ちは当然のようにあって、気になるのだけれど]
シスターもフラフラじゃないですか。
休めていない…もしかして食事も抜いていませんか。
食欲の出るような状況じゃないのは分かりますが。
[目の前の人を放置することも出来なかった。恩人が感謝していた人でもあったから。拒まれなければその肩を支えて、ひとまずアーベルの部屋の前から離れさせ]
一度下に降りましょう。
[食堂へと促した。
修道女の持つ籠の中に何が入っているかは、やはり知りようがなく]
(85) 2013/08/21(Wed) 23:23:33
―3日目/黒珊瑚亭―
……はい、もう大丈夫ですから…。
[数分、意識を失っていたけれど、
暫くすれば起き上がって、食堂を後にした。
横になった拍子に、胸ポケットから、
姉の形見の、紅珊瑚の指輪が零れたことには気づけなかった。
薔薇の花を象った紅珊瑚と、
繊細な彫刻を施された金の腕を持つ指輪は、
たしかユリアンの父の工房に依頼したものだったか。
腕の内側に“ユーリエ・ガウナー”と姉の名が彫られているから、
誰の持ち物か、すぐにわかるだろう。
―――たとえ、『どんな場所』に、落ちていたとしても]
(86) 2013/08/21(Wed) 23:23:54
孤児 ロミは、メモを貼った。
2013/08/21(Wed) 23:24:42
─ 路地 ─
呪術の方には明るく無い故。
[軽口の様な言葉に返るのは淡々と。
首を傾ぐ程度で普段から余り変わらぬ表情は
生真面目にも見え様が表情が薄いのは常の事]
……病であれば、術を探す事も出来ただろうが。
[歩みは止まらず、彼の目の前まで進めば
両膝を地につけるようにしゃがみ込み、右手を差し出して]
……お手。
[真顔である]
(+50) 2013/08/21(Wed) 23:26:33
[>>48抵抗しなかったとか、
改めて言われるとそうなのかと子供は思ったが。
何となく反発覚える物言いに、つっかかりまではしなかったが、
少しだけ見知らぬまんまの男を睨んだ。
だけど何となく、子供は知らないままだけれど、
カルメンや、他にも大人たちの知り合いなのだろうと、
物言いからそんな事だけはぼんやり思っていた。
>>49それはもう一人への言葉の聴き方からも想像できた。
ヘルムートの祈りの歌は、
ナターリエのと少し似ているように聞こえて、
ふと祖父が死んだ時の事を思い出して、
憤りよりもしくりと胸の奥が痛くなった。]
(87) 2013/08/21(Wed) 23:27:23
……あれ?
ゼルセンセとかが、いない…
[あたしはこて、と首を傾げた後、どこにいるのかを探そうと歩き出した。]
(+51) 2013/08/21(Wed) 23:28:10
─ 黒珊瑚亭 ─
[視線の合わないカルメンの瞳>>83。
僅かばかり首を傾げる間に紡がれる声は、何かを隠そうとしているように見える]
あの。
ご心配なのでしたら、カルメンさんも、ご一緒に。
[下へ、と促すヘルムート>>85に一つ提案をし。
籠を持たぬ手をカルメンへと差し出す。
彼女がどこまで見えているかは判断が付かなかったため、出来るだけ近くへ伸ばすようにした]
(88) 2013/08/21(Wed) 23:28:30
シスター ナターリエは、音楽家 ヘルムート>>85からの指摘には、弁明も出来ずに視線を落とす。
2013/08/21(Wed) 23:30:05
研究者 エーリッヒは、メモを貼った。
2013/08/21(Wed) 23:31:43
─ 黒珊瑚亭 ─
[現見る力が失われてゆくのは、死を見定める対価。
白の炎を一つ見る度、現からの剥離は進む。
けれど、その自覚は、当の娘にもないままで]
え、えと。
あ、ありがと。
[手を伸ばされる気配>>88に、少し躊躇ってから手を伸ばす、けれど。
焦点合わぬ瞳は、微妙にそれを捉え損ねた]
(89) 2013/08/21(Wed) 23:34:46
――…ん。呪術の類とは思ってないんだ。
親父は呪術を知ってるみたいだったけど
俺のは、それに当てはまらないみたいだったから。
[感情が読みづらい淡々とした声。
ゼルギウスが病であればと続けた言葉に小さく笑み零す]
先生には感謝してたんだよ。
親父が病になったとき、
苦しくないように薬処方してくれたし。
あれで随分楽になったって、言ってた。
[ぽつぽつと語るのは三年前の事。
本来ならもっと前に言うべきだった言葉。
膝をおれば目線の高さは近く感じられる。
差し出された右手にきょとと瞬いた]
犬じゃねーってば。
[手の代わりに口を近づけて、掌をぺろりと舐めようとする]
(+52) 2013/08/21(Wed) 23:34:49
― 前日/路地→黒珊瑚亭 ―
[ユリアンを運ぶのは、子供の手ではまったく手伝いにならないので、
ただ少し離れて見ている事しか出来なかった。
ロミが傍に居るのは拒まない。
何時もだったら鬱陶しいとか、勝手に飛び出してしまうのに。
仕方なくとぼとぼと、
任されるままエーリッヒに先導されるように黒珊瑚亭に帰ると、
>>51蜂蜜入りのホットミルクが用意してあって、
それには少しだけ嬉しそうな顔をみせた。]
さんきゅ、ナタねー。
(90) 2013/08/21(Wed) 23:37:05
[デザートまでくれると聞けば、
何時もよりずっと甘やかされてるようで、
驚いて目を丸くしたが、躊躇ったのは一瞬だけで、
食べれる物はしっかりいただいておいた。]
…なんか味しねぇ。
わた食ってるみてーだ。
[味に文句を言って、ちょっと怒られた。
一口めはほろほろ崩れるようなクリームが、
二口、三口と食べると重くて
まったく美味しく無かったのだから仕方ない。
ナターリエが戻頃に、一緒に帰った。
子供だけで宿に泊まる気分にはまったくならなかった。]
(91) 2013/08/21(Wed) 23:37:10
―前日・路地―
うん、そうだね。
[ヘルムートお兄ちゃんの言葉>>47に頷いたところで]
カルメン、お姉ちゃん?
あ、エーリッヒ、お兄ちゃんも?
[カルメンお姉ちゃんもそこにきて、何か不思議な様子な感じがしたとおもったら、続けてエーリッヒお兄ちゃんがやってくる。
自分の言葉は聴かれていただろうか、あの時、何を言われても悪口>>37とは思わないと言ってくれたけども、
一人で抱え込むな>>38とも言ってくれたけども……、今なら彼に何を言えばいいのだろう。わからない]
ナータリエお姉ちゃん……
[ナターリエお姉ちゃんの姿を見かけたときには、すごい心配そうにそちらを見ていた]
(92) 2013/08/21(Wed) 23:38:13
[そしてカルメンお姉ちゃんが言っている言葉>>35は、黒だとかゲルダお姉ちゃんと違うとか、
その言葉の意味を理解するよりも、それをとどめようとするエーリッヒお兄ちゃんの様子の方がどこか印象に残った気がした。
ヘルムートお兄ちゃんの言葉>>48がそちらを向きながら]
明日になったら、アーベルお兄ちゃんも落ち着いていろいろ話してくれるのかな?
[その未来は結局こなかったけども。
ユリアンお兄ちゃんは自衛団員の人たちが呼ばれて運ばれることになっただろうか]
(93) 2013/08/21(Wed) 23:38:23
―前日:→教会―
[いろいろあって、黒珊瑚亭に戻ると蜂蜜入りのホットミルクを差し出されるとそれを口にする。
デザートは……、せっかくだけども遠慮することになった。
ナターリエお姉ちゃんが戻る頃に、一緒に教会へと戻り。
一度聖堂で祈りをささげるナターリエを見に行こうか迷いながら、結局そこにいくことはなく]
私たちは、生きて……そうだよね……?
[ぽつりと、部屋で一人つぶやいていた]
(94) 2013/08/21(Wed) 23:38:34
─ 4日目/黒珊瑚亭 ─
嘘だって言ってるぞ。
[猫の言葉が分かったりもするはずないけれど。
タイミングの良さに>>83そう言いながらカルメンへ半眼を向けたが]
仕方ないな。
シスターもこう言って下さってるから、一緒に来い。
[早口で言い募るのに負けて、溜息をついた。子供の頃、同じようなやりとりをして森に連れて行ったりしたような。
手を伸ばすシスターを>>88支えたまま、カルメンに言った]
(95) 2013/08/21(Wed) 23:40:06
─ 黒珊瑚亭 ─
[伸ばした手に近付くカルメンの手>>89。
その位置はやはりズレていて、さりげなく自分の手を動かしてその手をそっと取った]
お手間かけます。
[ヘルムート>>95には一言そう告げて。
その後は促されるままに食堂へと]
(96) 2013/08/21(Wed) 23:43:48
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