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[青年が舞台裏から…屋台に寄って糖分を補給しようとしたところで
ぼんやりと舞台を眺めるユリアンを見つける。]
[非日常により欠けたに地上が戻るかの要…に、なるのだろうか?]
[そのボンヤリした姿は、とてもそうは思えず。]
[青年は甘いグリューワインと、甘さを押さえたグリューワインの2つを用意し
ボンヤリしたユリアンの後に忍びより
甘くない方のマグカップを、その頭へ軽くぶつけるようにおく。]
[俯いたユーディットを見――溜息。]
[寝台から立ち上がれば、ゆっくりと歩み寄って]
[ぽふり。]
[普段より背の低い少女の頭を撫でる。母が自分にそうするように]
……僕は。
自分の事にばかり感けて。君の心情を理解もせず。
悩んでいるだなんて、知らずにいた。
[翠玉の双眸を、ゆっくりと閉じる]
主として、……不甲斐無いと、思った。
君の勝手を怒りに来たのもある、が。
僕の勝手を謝罪に来たのが、第一だ。
それと。
僕は君を、解雇したつもりはない。
君は約束を守ったのに、僕は守っていないのだから。
……んなっ!?
[頭にぶつかる、軽い衝撃。
その衝撃に物思いから我に返り、はっと振り返る]
一体な……アーベル?
[青の瞳をきょとん、とさせつつ。
カップを手にした青年の名を、ややとぼけた声で呼び]
[ランプに火を灯すと、ガラスはその光で辺りを照らす。
黄色の硝子。
透明な硝子。
そして、曇り硝子。
…金と銀の光を出すつもりで]
ぇ?何?
…良いじゃない。
これぐらいの…手間賃は。
[ポツリと零すと、その視界にユリアンとアーベルの姿が入り…軽く手を振った]
[飲み終わった紙のカップは捨てて、
子供は砂糖の花をもう一瓶、買った。
それから、広場へは向かわず、
村の外れの方へと歩き出す。
人波に飲まれるように、子供は、
丘へと向かう。]
―村の外れの丘―
ノーラさん?
[白い月の冷たい光が、
白い雪を照らしてる。
村の中はあかりでたくさん。
だけれど子供は、
その白の方が好きだった。]
[覇気の抜けた姿に、もう1つ溜息]
……準備は済んだの…か?
[結界をこわす、妖精王を引き摺り出す…
…………そしてミリィを迎えに行く。]
……ミハエルに先をこされているみたいだが。
[と、先にユーディットに会いにいった少年の事を持ち出す。]
[ホットチョコレートの入ったマグカップを両手で包んで
そっと自室の窓を覗き込めば、ガラスが白く幕を作った。
それに、さほど気にした様子を見せないまま
窓の外から見える、準備作業の進められる広場をぼんやり眺めて]
[問いに、一つ瞬いて。
それから、ああ、と頷く]
やらなきゃならない事は、全部片付けた。
後は、時間を待つだけだな。
[先をこされて、といわれれば、ただ、苦笑するしかなく]
ま、それは……仕方ねぇだろ。
[ため息混じりに言った後、手を振るイレーナに、こちらも手を振り返し]
……あの灯りを見るとさ?
もうすぐ終わっちゃうんだなーっていっつも思うんだよね。
まぁ、村中が灯ると…すっごく綺麗には違いなんだけどさ。
少しだけ寂しくなるの。
[小さく笑みを浮かべたまま
――誰に投げかけるでも無く、ぽつりと呟いて]
―――――。
[ランプを持って二人の元へと向かい…]
…ん、準備はすんだの?
[そう言うと、辺りを見回し]
…コレを見ると…
もうそろそろ、終わり、って感じだね。
…やっぱり。
惚れた女には迷惑かけるわ
年下に先を越されるわ…………成功…させろよ。
そうじゃないと、あんまりに情けない。
[空いた手を、ポン…と、
叩いてるのか撫でてるのかわからない強さでユリアンの頭に。]
そして、ちゃんと言うんだぞ。
[あきれたような溜息。ゆっくりと近づく気配。そして――
ぽふり。
頭に触れた温もりに、刹那…身を震わせて。そのまま
――雪のように静かに降る言葉に、耳を傾ける。]
ああ、やるだけの事はやった。
後は、時間を待つだけってとこだな。
[再び投げられた問いに、同じような答えを返して。
それから、自分もゆっくりと、周囲を見回す]
ん……そうだな。
祭りももう、終わり……か。
……言いたい放題だな……まあ、否定できねーけど。
[言われた言葉と、頭に乗せられた手にやや、むっとしたような表情を覗かせるも。
最後の一言にそれは影を潜め、ああ、という短い返事が零れ落ちた]
…ん。
[ユリアンの言葉に小さく頷くと…アーベルの言葉に笑いつつ]
…なんというか…ね。
あっという間だったかなぁ…今年も。
[そう言うと、空を見上げ…]
…まぁ…今年は…色々、新鮮だったけどね。
今までのよりも、印象がキツイ、かな。
[謝罪と自責の言葉に、ゆるゆると首を振って――。
此処に来てからあんなに泣いたのに、また涙が零れそうになって、潤んだ瞳を開けば。目の前の人は翠玉の双眸を閉じていて。
言葉にしなければ、伝わらないのだと…震える唇を開き、]
……違うんです…。
私が勝手に……ぐるぐると悩んでいただけで…。
ごしゅ…ミハエルさまは…ハトコのエーリッヒさんが目の前で消えるなんて……信じられない状況だったのに…勝手にいなくなっちゃったし……。
気付かないなんて…当たり前で……。不甲斐なくなんて無いです…。
[ユリアンとイレーナの言葉に頷きつつ]
明日…屋台が片付けられて、
式典が始まって…帰路についたらお終い…だな。
[物を売る屋台の、少なくなった売り物を眺める。]
あっという間、か。
……ほんとに。あっという間に過ぎちまったな。
[呟くように言った後。
印象がキツイ、という言葉に、やや苦笑]
そりゃま、普通に考えたら起こりえねぇだろ……こんな事。
起こした俺が言うのも、なんだけどさ。
だから…私の方が……ごめんなさい…なんです……。
[そうして。瞬いて、睫毛に付いた雫を散らして。]
約束…?
守って…ないって……?
[――お給料代わりに、ちゃんといただいたのに。
言ってる意味がわからないと言うように、見上げて。]
[――結局、黒猫の剣幕に押し負けて。
少し静かになった酒場の机で酒を飲んでいた]
ああ、起きたか。
[空になった酒瓶の数は少ないが、その度数はかなりの物ばかり。
その割にまったく酔ったような様はない]
…ね。
でも、帰るまで…終わらせるまでがお祭よ?
[アーベルの言葉には小さく笑いつつ…]
…ソレもあったけど。
今年は知らない人と良く喋ったりしたかな…って。
…確かに、本物の妖精の力を見る、って言うのも…
ほとんど無い経験だけど。
[妖精さんにあたしのランプをあげたしね。
と、小さく]
……つか、撫でんなっつの。
[無言で撫でるアーベル睨むように見つつ、ぽつりと呟き]
知らない人、かぁ……。
そうだな……確かに今年は、そういう機会も多かったかもしれねー。
[軽い口調で答えつつ。
ふと、妖精の騎士の事を思い出して]
[少女はダーヴィッドとエーリッヒに微笑みかける]
お二人ともあまり飲みすぎないでくださいね。帰った時に酔っぱらっていたら、みんなに呆れられちゃいますよ?
[ミリィの言に苦笑をひとつ]
生憎、私は酔えない性質らしくてな。
何を飲んでも変わらないものだから皆に怒られたよ。
勿体無い、などと言われてね。
[今にも傍に居る黒猫が言い出しそうだ]
[少女に近付いて、同じ目線になって]
…いいえ。大丈夫。
ただ…
少し、寂しいなって思っただけ。
[声は変わらず穏やかに]
[金の細い髪に、手を伸ばす]
ま、呑まにゃやってらんねーってのもあるわけっすよ、大人にはねぇ。
[テーブルの上に肘ついてぼんやり。]
なんっつーかまぁ、別に戻んなくてもいいかなーって気にもなってっしさ、うん。
[後… … …もね。
ソレは心の中で呟いて]
…なんでだろうね。
やっぱり…そう言うのが集まっちゃう星の巡り、だったのかしら…
[アーベルの頷きに、少し…考え]
…そういえば、アーベルとも…
あまり、喋ったこと無かったしね…
甘いモノ好き、というのも、初めて知ったけど。
[初めてのことが多かったのかしら?
瞼を閉じて、頬を緩めた]
御互い勝手だった……、ということだな。
[黙ってユーディットの言葉を聞いていたが、疑問の響きに瞳を開く]
「給料と休暇」。
それが、君の望みだっただろうに。
僕はどちらも、君にきちんと与えた覚えは無い。
[それに、と付け加え。
手を伸ばして栗色の髪を結うタイをしゅるり、と解く]
これで給料代わりと思われては、納得がいかない。
奪われた訳だしな。
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