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―→広間―
[それからどれくらい部屋にいただろうか。
皆が一眠りした後だったかもしれないし、そんなに時間は経ってなかったかもしれない。
廊下にはすでに人がいなくなっていて、広間に降りていく。
人の少なくなった元宿屋は来たときよりも大分静かだった。
誰もいないのを確認してから、厨房に向かい包丁を一本タオルにくるみ、懐にしまい込む]
誰に、しよう…
[最初はエーファを守るためにだった。
でも守れずに、エーファは死んだ。自分に力がないせいで。
それから、エーファを殺した人狼が憎くて、探して殺すつもりで。
今は、ただ殺すのが目的になっている]
アーベル以外なら…
[彼だけ外れたのは最後の理性だったのかもしれない。
最初に出会った相手にしようと、広間の隅の方の椅子に*腰かけた*]
[にぃ。
不意に、夜闇の猫が鳴く。
少年は翠をひとつ、瞬いて。
ぎゅう、と夜闇を抱き締めた]
……たくさん、いたい、ね。
[零れ落ちるのは、小さな小さな呟き。
夜闇がまた、小さく鳴いて。
少年は、とてとて、どこかへ向けて歩き出す。
止められても、止まりはせず。
けれど、共に来るというなら拒む事もしなかった]
─岬の突端─
[とてとて、と歩いて来たのは、岬の突端。
風に頼りなく揺れる花木を見上げて。
波のうねる、冷たい滄の海を見下ろして。
ぽてん、と木の根元に座り、寄りかかる。
それは、一度目の喪失の後に、よく見られた姿。
二対の翠が空を見上げ、高めの声が、歌を紡ぐ]
……Ich tanze sachte leicht und werde zerstreut.
Ausdehnung aus einer Hand in Schnee.
Dein Name murmelt.
Ich erbrach Atem und schloß meine Augen.
Der Himmel des Winters sieht bei mir nach unten, wer stehen immer noch ruhig.
Das Weiß, um Daune zu starten, erinnert sich jene Tage abgelegen.
He, meine Stimme.
Erreichst du dich?
Ich bin in Einklang mit diesem Lied, wenn ich ankomme.
Ich sehne mich und schicke es.
Ich vertraue den Schnee an, den ich sachte tanze, und werde mit einem Wunsch zerstreut.
Hier will ich einmal mehr auf dich stoßen.
Ich kümmere sogar den Traum vom Moment nicht.
Ich will mich einmal mehr treffen….
Ich bete und gebe es dem abgelegenen Himmel…….
[一通り、歌い終えると。
二対の翠は、伏せられて]
……祈り、捧げたら。
……ちゃんと、届く。
のか、な?
[零れ落ちた小さな呟きは、海から吹き上げる風がさらって、散らした**]
だ…ぁぁぁぁぁ…
[どれぐらいたったのか。ぐちゃりと、音を立てて這い上がるように起き上がる。
なくなったはずなのに、黒い影のようなものがまとわりつく。見れば胸より下は黒に覆われ、それ以外の身体にもところどころへばりついている。
それが身体へと与える焼け付くような痛みに思わず苦痛に顔をゆがめる]
おちおち…寝てもいられんのか…
枷になんて…なるつもりはなくっても…そうなる…よなぁ
[死んだ自分の前で泣くブリジットの声が聞こえ、困ったように顔をかく]
[クレさんはラーイをみっけたら、目の前にお座りさせて、10分間のお説教&]
お前がなんであれ、俺の家族だよ。
[と、言ってるはず。]
…しかしエーリッヒといい、お前といい、格好が動物になるのかね。
[とも困ったような顔をしながら、ラーイの頭を撫でたりしただろう。
ゼルギウスを発見したら、困ったように眉を下げておんぶしたりするんじゃないかな。
拒否されたらソレはソレ。
何か手立てを考えるつもり**]
[謝るのも何か違う。哀しまないでほしいとは思う。いっそ忘れてくれればこっちも気楽なのか、それとも淋しいだろうか?
まあ結局死んだところでじたばたしてもしかたなくて。
そしてフォルカーに軟膏渡してなかったな。とか、ブリジットの薬は大丈夫だったかな?とか思っていたが、ああもう薬師やめたんだったな。なんて色々なことを考えていた]
ん…なんだ?…って…
[こちらへとやってきた少年に黒猫>>+50。なんとなく見覚えがある気がするが思い出せないけれど]
見えてるってぇことは…そういうことか。
…何そんな顔してんだ?
別に、大したことはないさ。
痛いってのは普通のことだからな
[見覚えがあって、でも思い出せないまま少年>>+52にそう応える。むしろ何も感じないほうが異常だ]
だから…お前がそんな顔する必要はどこにもない。
なんで謝るんだか…
[案の定というか謝罪>>+54は唐突で理解できなかった。
手が届くところまできてもなでることはせずに]
…俺はゼルギウス…名前は?
エーリ…ていうと…
[自分がここに居る以上他の者がいてもおかしくなく、そしてそんな呼び名が着くのは一人しかしらない。どうなってるんだか、ここは、などと思いつつ目線を合わせるようにしゃがむ]
そっか…なぁ、エーリ。
気にすることはないんだ。俺を見て哀しむ必要もない。謝る必要もない。
それで…何か変わるっていうならしてもいいけど。
変わらないなら、まだ、哀しむ時間を笑ってたほうがマシだ
[わかるかな?というように首をかしげ見る]
まって、だめ!
[クレムに見つかる直前、ナイフを自分の胸に向けるナータが見えて。>>51
もう一度、ダメと繰り返した。それはナータではないどこかに向けられていたような。>>*7
ゲルダが止めてくれて、その場ではそれ以上何も起きなかった。
ホッと力を抜く]
あ……。
[クレムに見つかった。>>+47
大人しく正座、は出来ないから、ぺたんと腰を落した姿勢で見上げる。二つの金色は兄を見上げて怯えていたけれど]
……あんなことしても、そう言ってくれるの。
[直接屠ってしまった人なのに。甘すぎる。けれど嬉しい。
これではいけないと思いながら金色から滴が零れ出した]
エーリも?
[頭を撫でられ、きょとんとした。
時間の感覚はよく分からない。死んでしまうとこんなものか]
知らない。
どうすればいいのかも分からない。
[推測は一つできる。多分本能が意識を侵食してる時に殺されたからではないだろうか。向こう側にいられた頃から、自由自在に姿を変えられるような器用さは持ち合わせていなかった]
……そうか。
エーリもここにいるんだ。
[『場』の開放条件が満たされていないことは知っている。
けれど死者がどうなるかは、資料にだって詳しくなかったと思う]
……いるんだ。
[誰か少年らしい声と、苦手としていた声がする。
金色でそちらの方を窺って、また項垂れてしまった。
自由自在とはいかなくても、向こうでは意識して変わることが出来ていた。だから強く願えば出来るのかもしれない。
出来ない一番の理由は結局、意気地が無いからだ]
ああ、そうだな。
全くもってこちらのいうことを守ってくれなかった。
[相手が小さくても、そんなことははっきりと述べて]
ま…俺も心を救うなんてこともできなかったし、そもそもこれは、エーリのせいじゃないからな
[場を構築するにいたった一因の「人」である自分の責だろうとは口にはしないけど]
少なくとも、俺を見て泣かれるとかは嫌だな。
[同じように首をかしげて問い返すエーリの言葉>>+60にもまたはっきりと答えた]
ま…エーリがそれでいいならいいけどな。
[誰のせいでもないという言葉に納得したという風でもなく]
ああ、いっちょまえに子供が大人の心配する必要なんてねーだからそれでいい
[患者が薬師の…という考えもあったが、ああ、やめたんだっけか、どうも癖が抜けないなと頭をかいた]
ん?…何か気になるところがあったらいってきたらどうだ?
[黒猫が違う方向を向いたのを見て、猫とエーリ二人へという。
自分はしばらく、この黒いヘドロのようなものに浸かっているつもりで]
─浴室─
…私は、皆に守られて、生かされてきたから。
エステル先生に、ヴァルタに、屋敷の皆に─…ゼルに、貴方に。
私の命は、皆に与えてもらったもの。
だからね、アーベル。
貴方が、私を殺したいと思ったら、殺して、良いのよ?
[浴室も暖まり、入浴出来るようになって。
アーベルが外へ出ようとするその背中に、穏やかな声でそう言った。
彼は刃を持っているから、そうしようと思えば簡単に出来るだろう。
殺してとは、言えない。
己が人狼であったなら、そう頼んだろうと思うけれど。
でも、自分は人、だから。
だから、殺されても良いとだけ、伝えて。戸を閉めた。]
[にぃ、という鳴き声にまた顔を上げる。
クレムの手の下からそっと離れて。でも二人が見えるかどうかの遠巻きな位置でまた足を止めてしまった]
[服を脱ごうとすれば、ところどころ血が乾いて張り付いていて。
肌から離そうとすれば、多少の痛みが走った。
その痛みは、自分が生きている証拠。
そして、この血はゼルが流し、命を落とした証。
目を閉じて、また零れそうになる涙を堪え。
アーベルに準備してもらった浴室へと入り、身体を洗い流した。
お湯の温かさに、強張る身体が緩く解けて行くのが解る。
じわりと、目に熱さを感じたのは。
湯の温かさに解けて、滲んだ。]
そう、なのかな。
[自分の気持ちを語るというには、少し不安定な声。
考え込むように目を伏せたけれど、すぐにナターリエをじっと見詰める。
蒼花として――違う。わかっている。だけれど、そう言うことはない。
痛みはあるけれど、それに蓋をする]
そうだね、きっと君も――僕と同じように、役目が望むのだろう。
シスター…ナターリエが彼を庇っている間、苦しかったんじゃないかな。
[彼、といって、視線はライヒアルトの体へと落ちる]
責めていいんだよ、僕のことを。
……僕は君にも言っていないことがあるんだ。
……変わってしまうほど、苦しめたんだね。
[>>+66少年にも気づかれたと知り、意を決して歩み寄る。
金色で見上げながら何度か口を開いて閉じて。
ようやく言葉に出来たのはそんなことだった。
視線は夜闇へと落ちる]
僕は、彼に詳しくないよ。シスター。
ただね、"朱花"なら、
……許さないんじゃないかな。
[言葉を出せば、首筋の痛みがわずか、引いた。
それが答えだった]
……ごめんね、ナターリエ。
僕は、花より人で居たいんだ。
[少し笑って、それから、落としてしまったストールを取る。
自分の手から離れてしまった猫はどこにいったのだろうか。
少し考えるけれど、すぐに首筋を、花を隠した]
エルが戻ってきたら、ちゃんと運ぼう。ライヒアルトの部屋は、どこだろう?
それとも君か、…司祭の部屋かな。
[そう尋ねて、首をかしげた]
アーベル、寒いところに居させてごめんなさいね。
待っていてくれて、ありがとう。
アーベルも、お風呂頂いたら?
[血に濡れた服は、ひとまず水につけ目立たぬ隅に置いておいた。
入浴自体には然程時間をかけることはなく、程なく着替えも済ませると外で待っていてくれたアーベルに声をかけた。
廊下は冷えただろうと、彼にも入浴を勧めたが何と返されたろうか。
今入るのか、後でか。
どちらにしても自分は暖炉の熱で髪を乾かそうと、広間に向かい。]
…フォルカー、ちゃん?
[隅に座る、彼女に気付き名を呼んだ。**]
[人狼は誰か。
――自分を蒼花だと知っているのは、誰か。
知らないのは誰か。
頭の中では理解してしまう。
だから蒼花は、意識を苛んでゆく。
痛みが止まることは――無い**]
ああ、そうだな…易しくて…優しくないな
[頷いて、そして黒猫が気にしていたほうへと向かったエーリを見送った後小さく呟いた。
実年齢では下だが、見た目上今はこちらが上という考えらしい。
エーリが向かった先に誰が居るのかということも確認せずに、目を閉ざした。
クレメンスが後に尋ねてきても、おんぶするのとかは拒否するだろうし、説教なども受ける気はほとんど*ないだろう*]
……ごめん。
[>>+68二対の翠から逃げるように金が逸れる。
別の闇に囚われているような青年の姿は見えただろうか。>>+64
謝る資格もないと思いながら、それでも口にして。
曖昧な問いに、また項垂れた]
うん。
結局何も変えられなかったけれど。
[痛くても、あの場に残って居たかった。
それは他者にも痛みを強制すると知りながら]
[>>+71伸びてきた片手に気づくと怯えながらも、逃げずに。
もうこれ以上逃げられないという思いがあった。
予想していた以上にその手も声も優しくて。くぅ、と喉が鳴る]
うん。同じだったのにね。
[自分の願いだけを押し通そうとした。
そのせいで、まもりたかった人にまで辛い思いをさせている]
エーリはそれを探してた?
俺は、見つけられなかった。
[冷静に考えれば、あのまま突き進んで無理を通そうとしても、まず通らなかっただろうと思う]
もっと良い方法があったのかな。
[手伝うだけでなく、自分からも調べていればヒントがあっただろうか。後悔は先に立たず]
[>>+72 くぅ、と喉を鳴らすのに応えるように、夜闇がにぃ、と鳴く]
……うん。
もしかしたら、あるのかな、って、思ってた。
[伝承の中には、人狼がどうなったのか、曖昧な記述のものも幾つか存在している。
人と狼が手を取り合い、どこかへ消えた、という御伽噺めいたものもあった。
ただ、教会に残されている記録では、人狼は全て屠られたか、或いは全てを喰らい尽くしたかのどちらかしかなくて。
だからこそ、それが気になって、調べていて。
持ち込んだ資料には、それら『例外』に対するまとめもあったのだが]
少しでも、いたいのが減らせるなら。
見つけられてると、よかった、ね。
[>>+73夜闇の翠に金を向けて。ゆらり尻尾が揺れる。
クレムの言葉を思い出せば、こちらが本来のエーリなのだろうか。
けれど話できるのは少年のようなので]
手伝ってる時は、そんなこと思いもしなかった。
人狼は神に逆らいし獣。滅ぼすべきもの。そうあったから。
[まさか自分がそうだなんて、もっと思いもしなかった。
伝承は旅していた幼い頃に聞いたものが多く、それらは子供向けの御伽噺だと馬鹿にすらしていた。だからエーリの持ち込んだ資料を見る機会があっても、借りて読んだりしようとはしなかった]
でも。俺は。
[神に見捨てられたかと思っても。信仰は兄や姉、弟妹達との思い出とも深く関わっているから。中途半端に捨て切れなかった]
ちゃんと調べなかった、バチが当たったのかな。
[苦く笑う]
[ラーイの様子に、静かに背中を撫でて。
そっと、その場をはなれようと。
見た目が若かった事に気付いただろうか。
もし、引き止められたらそのまま二人の傍にいるつもり。]
[>>+74 本来の、といえば、そう呼べるのは夜闇の猫。
しかして少年の姿は、痛みを知る前への回帰を望む本能が取らせているもので、夜闇はそこから溢れた部分だから。
どちらも本人と言える]
うん……みんな、そう、思ってるから。
……でも、かーさん、違ったの。
だから、調べたくなったの。
[研究を始めた理由は、今は亡き母。
故郷を失い、親類を頼ってこの村に流れてきた、という彼の人は、もしかしたら人狼と関わりがあったのかもしれない。
今となっては、確かめる術もないが]
そんなこと。
……ない、よ、きっと。
[苦く笑う様子が見えたなら、また、ぽふぽふと撫でる]
そんな風に思うと、みんな、いたい、よ、きっと。
[>>+75クレムの髭の無い顔は、昔はよく見たというか、最初はそっちで記憶されているものだから。気がつくのが一度落ち着いてからになってしまったらしい]
そうだったんだ。
そんなことも、知らなかった。
[友人と呼ばれるほど気安くまでなっていても。
過去に触れようとしなかったのは、自分は父の最期を思い出したくなかったから。自然の病だけであそこまで酷くなったとは思えない。死の詳細は教われなくても、思うところはあって。
今となってはそれもまた確かめようがないけれど]
そうかな。
そうなら、いいけど。
……傷つけたい、わけじゃない。
[金色を伏せ、尻尾は足の間に縮こまらせながら。
ぽふぽふと撫でられる感触に、笑みの苦さを*薄れさせた*]
……いわなかったから。
かーさん、狼の事、話すと、つらそうだったから。
[だからこそ、母が死してから、興味が向いたとも言える]
うん……きっと、そう。
だから、そんな風に思うの、よくない。
[静かな言いながら、また、ぽふぽふと撫でて]
いたい思い、させたくないの。
みんな、同じ、なんだから……。
[呟くような言葉に続けて、夜闇の猫がにぃ、と鳴いた**]
―一階・広間―
[ただなにをするでもなく、ぼーっと席に座っている。
ここしばらく、ろくに何も口にしていなかったけど、気にならなかった]
ああ、ブリジット……
[声をかけられて、向ける赤の相貌はどこか朧気な様子だった。
アーベルの姿も一緒にあるならば、そちらを見る時に感情のあらわれを見せるだろうか*]
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