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[キィ、と高い音をさせて車椅子を操る。
広場は片付いて居たが、篝火炊く台が組まれた侭なのは
この噂が絶えるまでは毎晩炊く心算だからだろう]
マクシーム。
お早う。
[風に倒れたそれを組み直す姿を見つけ、声をかける。
出した声につきんと頭が痛み、微かに顔を顰め。
その向こうにキリルの姿が見え、小さく手をあげた]
[キリルが、つまづくのが見える。
転んで擦りむいても、レイスのように薬を差し出すは出来ず
イヴァンのように、転ぶ前に駆け寄って手を差し伸べるも無い。
ただ、胡乱げな眸でそれを見て居る事しかない]
二日酔い?
[尋ねる横で、マクシームも顔をあげてキリルを見て居た]
― 朝 ―
[掃除して、整えて。
自分で今は手入れしている、ごく小さな家庭菜園的な場所を手入れして。
それから外に出る。
広場の片付けは昨夜したけれど、まだ何か散らばっていたりしないだろうか、と。
そこにマクシーム、それからロランとキリルの姿を認めると、小さく笑った。
転んだりするようなところは、ちょうど見ていなかったよう。
とりあえず近づいていき、誰か気付くようならひら、と手を振ったりもする]
いた…っ、た……
[どうにか花は守りぬいた。けれどはらりと、薄紅が散る。
花の枝を抱えていたから、余計にバランスを取り難かったのだ。
ボクは情けない顔で、幼馴染とマクシームを見た]
ちがーう。ちょっとよろめいただけっ!
[口を尖らせて言い返し、膝の辺りを払う。
じとりと、車椅子の幼馴染を見た]
ロランこそ、随分飲んでいたくせに。
もう平気なの?
―自宅(昨夜)―
[採ってきた薬草を種類毎に仕分けて小瓶に詰める。
「あなたのせいではない」そうは言われたけれど、棚に並ぶ瓶の数は、5年前から格段に増えていた。
それに救えなかったのは彼だけではないのだ。]
嗚呼、なんだ。
朝帰りじゃなかったのか。
[小袋の中の草を瓶に移し、棚に置いたところで、妹が帰ってきた。迎えの言葉は軽口の心算。
常にない顔の赤さに内心驚くが、ユーリーの葡萄酒と聞けば納得もする。どうもそれだけではない気もするが。]
おやすみ。
[慌ただしく奥に向かうキリルを見送った。]
[姿が見えなくなってから、薬草の棚の下の引き出しを開けて、薬の量を確認する。
それから足りない分を補充する為に必要な瓶を取った。此処にある分はもう本を開かなくても分かる。
作業の合間には鹿肉を頂いた。]
……美味い。
[表情が如何なっていたか、残念ながら自分では分からないが。
調理に妹も加わっていたと聞く機会はあっただろうか。]
嗚呼、戸締まりをしないと。
[ふと思い出して玄関に向かう。
ほんの僅かに開いた扉の隙間からは、満ちる一つ手前の月が見えた。
鍵を閉めて、それから眠りについたのはもっと遅い時間だった。**]
もー…。あ、イライダ!
[土埃を払い終え、顔をあげると目指す人の姿があった。
手を振る様子に手を振り返す。
ついでに手にした花の枝を翳したら、また少し花弁が舞った]
行こうかなと思ってたとこ。
イライダに勧められた水、
飲んでおくべきだったと思っている所。
[丁度見えた姿へと視線を向けて、幼馴染のじとりを逸らす。
ひねていない幾分か素直な言葉が零れたのは、
暴力的なまでに眩しい陽光のせいなのかもしれない]]
どうしたの?
何かあった?
[視線がキリルに向いていることに気付いて、そう尋ねる。
何を見たのか、と、不思議そうに。
それから、彼女の言葉に、笑って頷いた。]
それならちょうど良かったのね。
レイスに聞いた?
[いたずらっぽく笑ってキリルに問いかける]
ううん。ボクは違うよ。
ちょっと…、その…。躓いただけ。
[歯切れ悪く返して首を振る。
マクシームに向けても重ねて、同じく首を振って返した]
[キリルへと向かう視線は、微笑ましいというよう。
表情に出ているのは、きっと誰からも明らかで]
キリルは素直ね。可愛らしいわ。
うん。
わかった、そういうことにしてあげる。
[大丈夫わかってるのよ、みたいな視線。
でもそれについてからかいの言葉は投げない。
差し出された枝を見て、微笑む]
ありがとう。
大切に飾らせてもらうわ。きっとあの人も喜ぶでしょう。
[夫も好きだったのは、レイスは知っていよう。
嬉しそうに、大切に枝を受け取った]
…一寸。
[イライダの問いに、少しだけ眉を顰めて肩を竦める。
それから、イライダとレイスの話しは知らないから、
彼女たち2人の会話を、いつもの顔で見上げる。
マクシームが抑えて居た丸太の手を離してしまい、
ゴロゴロと転がるのを見て]
…ぁ、
[声をあげた]
―― 昨夜・広場 ――
[人も少なくなりお開きかと腰を上げた頃合に
イライダがやってくるのがみえた。
篝火をぼんやり眺めていれば
マクシームが妹を連れて帰ると言う。
火の始末を請け負って帰る者を見送った。
片付けが済んだ広場。
火の番をするかのように夜が更け空が白むまで其処にいた。
夜が明ける前に篝火の台はそのままに土を掛けて
一旦火の始末をすれば一人で住まうには少し広い家に帰ってゆく]
―― 朝・自宅 ――
[寝台に腰掛けた男が片手にすっぽり納まるほどの水晶を眺める。
長い指先が手遊ぶ其れに澄んだ光が注がれ煌いている]
――…ただの噂だ。
[マクシームに同意するように呟く。
もう一人の幼馴染は如何思っているだろう。
男の意識は、其方へと移ろいゆく]
二日酔いじゃないなら良いけど。
でも、そうしたら足元気をつけなくちゃね。
怪我をしたら、治るまで大変よ。
[キリルの答えには、苦笑がちにそう言って。
ロランの様子には心配そうな視線を向けなおした。]
レイスに二日酔いに効くお薬をもらいに行くところ?
あんまり飲みすぎちゃだめ……あ。
[ごろごろ丸太が転がるのにこちらも思わず声をあげた]
あっ!
あああ…もー。
マクシーム兄さん、大丈夫?ボクも手伝うよ。
え?力?だいじょーぶだって、ほら…!
[ごろごろと丸太が転がったのに、思わず駆け寄る。
端っこを押さえて声を掛けた。二人で直せば、早いだろう]
[キリルの様子は初々しくてかわいらしいもの。
赤くなってゆくのは、小さく笑って]
キリルはすごく可愛らしいわ。
もっと自信、お持ちなさい。
[にこにこと笑い。
そして転げていった丸太に駆け寄る姿に、良い子ね、なんて思わず呟いた]
ね、キリルは可愛いわよね。
[自分は丸太には駆け寄らず。その場でロランに問いかけて]
ボクは頑丈だから、大丈夫。
ほら…、ね?
[次は、さっきよりもまともに言えた。
丸太組むのを手伝って、幾分得意げにイライダを見返す。
そうして、視線流すは車椅子の幼馴染へ]
ん 二日酔い位大丈夫。
昼には無くなってる、筈。
[イライダの心配そうな視線には、思わず、目を逸らす。
いつもの事だから、不愉快な訳では無いと伝わるだろう。
ただ、心配げに見られる事に、居心地の悪さを感じるだけ。
キィ、と高い音を立てて車椅子を押そうと手に力を籠めたけれど、
いつものように自分より先にキリルが手伝いに駆け寄る。
その背を見て、車椅子の背凭れに体重をかけなおす]
…え。
[投げられた問いに、思わず顔をイライダへと向け]
[丸太組立を手伝いながらの言葉に、小さく笑って]
うん。でも、心配かけるからね。
怪我はしないように気をつけること。
[誰に、とは言わなかったけれど、はっきりとそう言う。
ロランが目をそらすのは小さく笑って。
答えを聞けば、苦笑めいた色が混じった]
素直じゃない答えね。
可愛いって言っちゃえば良いのに。
――…ロランくんも可愛らしいわよ
[笑顔を向けた。子供扱いなことは否めない]
はあい…。
[幾分間延びした返事を大人しく返す。
反論出来ない。出来るはずがない。
完敗の様相で丸太を手にしていたら、マクシーム兄さんに笑われた。
もう!と睨んだら、更に笑われてしまった。
えいやと丸太を組み上げる]
これでいいんじゃないかな。
マクシーム兄さんもお疲れさま。少し休も?
[幸いにロランの声はここまで届いていない。
だからボクは、への字口を披露せずに済んだみたいだった]
…俺が可愛い、には賛同出来ない。
[少し憮然とした表情で、イライダを見上げる。
子供扱いに対してそう思う所は無かったが、
可愛い、愛でられる対象、というには反論したくて]
イライダはいつでも綺麗だね。
[少し大人びた声を出してみた、心算。
からかうではなく、大人な女性の空気に向けて
本当に思っている事をつげただけだけれど]
良い返事ね。
[キリルの反論はなく、くすくすと笑いながら頷いて。
それからロランの否定の言葉には、面白そうに笑った]
素直に可愛いも言えないようじゃ、まだ可愛がられる一方よ?
[続く褒め言葉は、なんでもないように受け取った。
がんばった感もしっかり伝わったよう。くすくすと笑いながら答える]
ありがとう、若い子に言われるの、とても嬉しいわ。
[若い子、とか言ってる時点で、やっぱり愛でる対象なのにかわりはないようだ、ともいう]
好きな子に、格好良いって言ってもらえるような、良い男にならなきゃね。
[車椅子だから、手はとても簡単に届いてしまう。
避けられなければ、頭をそっと撫でようと]
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