情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[ぽつりと呟く。
しかし、俯いたのは一瞬のこと。
影を振り払うように顔を上げ、微笑みを浮かべて]
どちらにしろ、僕のこと探してくれてありがとうございます。
一人だったら、きっと途方に暮れてましたから。
……そろそろ、戻りますか?
[言いながら立ち上がり、首を傾いで見せた]
[家の中、彼女はそこにいた。
いつものように、けれど不安げなその顔は自分に何が起きたかは理解している様で]
レーちゃん。
[まだ刻が動いた事に気付かず、籠を回収に訪れた時と同じように名を呼ぶ。
違うのは、あの時には見付けられなかった姿が今ははっきりと見えていることで。
静かに歩み寄り、その傍ら、膝をついて]
手、触ってもいい?
[断ってから、彼女の手に触れ、握る。
目の見えぬ彼女に、自分も刈られたことを教える何よりの証拠となって]
さっき、家に入った時。
すぐに気付けなくて、ごめんね。
[きっと無自覚に彼女を傷つけただろう自分の行動を、謝った後]
レーちゃん。
エっくんの所、行きましょう?
私がレーちゃんの目になって、手を引いていく、から。
[握ったままの手を、そっと繋ぎ直し。
盲目の彼女を立たせると、家から連れ出した]
ミーちゃん。
私、レーちゃんをエっくんの所に連れていくわ。
ミーちゃんも、一緒に行かない?
[一緒にいたか、外で待っていたか。
テレーズの家を出たところでミレイユに声をかける。
同行するかしないかは彼女の判断に任せ、自分はテレーズの手を引いたままエトを探し歩いて。
彼を見つけたのは、自分が何より大切に思っていた場所]
…おとうさん。
[会話と、エトの手にあるそれ>>27で自分の代わりにバスケットを返しに来てくれたのだと解る。
父の笑顔が、エトの言葉>>30で翳っていくのが見えて。
あぁ、と。無意識、小さく嘆きが零れた]
………ごめん、なさい。
[父より先に逝ってしまったこと。
エトに、辛い事を伝えさせる役を押し付けてしまったこと。
目の前に見える光景>>31に、ただ謝る事しか出来なくて。
また来る>>32というその声に、かろうじて動いたのはテレーズを彼の傍に居させたいという思いだけで。
ぎこちない足取り、エトを追いかけたその先。]
ミっくん?
[それは丁度、蹲るミケルにエトが声をかけている所で。
ミケルが彼に告げた言葉>>34>>35に、目を見開いた]
…コトおばあちゃん、が?
[ミレイユが同行していたなら、彼女に本当なのかと問うような視線を送って。
でなければ、ただ信じられないというようにエトとミケルの姿を見つめたまま、呆然と呟いた後]
…ノっくんまで、刈られちゃったって…言った、わよね。
[それは即ち、彼が新しく作る色はもう見られないこと。
ミレイユやクレイグ、メリルがこれから生み出すはずだったものを見られない事だって、悲しいし悔しいことだったけれど。
ノクロの生み出す色を楽しみにしていたから、ただ、辛く]
― 洞窟奥地 ―
……後で、見せて頂いてもいいですか、それ。
[乾燥小屋に入れたまま、と聞いて>>+41、眉尻を下げた顔で尋ねる]
どんな風だったか、見てみたいです。
作りかけだとしても、メリルさんの作品ですから。
[視線を落としてしまった彼女を見て、少し声に力を籠めた。
それから、立ち上がった彼女に行き先を問われ>>+42]
さっき、誰かが刈られたことを、ミレイユに聞いたって言ってましたよね。
[少し前のこと>>+26を思い出しながら言って]
あの子の所に行こうと思います。
[自分に何が出来るかはわからなかったけれど、ただ、心配で。
彼女の事を思いながら、一歩踏み出す]
─ 洞窟奥地 ─
え?
[見せて欲しいと言われて>>+44、ほんの少し目を円くする。
作りかけでも良いからと重ねられ、表情を緩めて頷いた]
…ん、良いよ。
後で乾燥小屋に行こう。
[色が乗らないとイメージし難いものかも知れないけれど、望まれて断る理由もなく。
見たいと言ってくれたことが嬉しくもあった]
んと、「また」ってしか言ってなかったんだけど、急に反応したように見えたから、何か感じるのかな、って。
分かった、それじゃミレイユのところに行こう。
[ユーリの希望を受けて、自分もミレイユを思い浮かべながら一歩踏み出した]
─ コレット宅 ─
[縋る事を許された手は小さく震える。
堪えて、耐えて、少しばかり強すぎる力で]
[やがて、ゆるゆると吐き出した呼気と共に右手は解けて落ちる]
[少しの間を明けて上がる顔には、
苦味を伴うけれども笑みだけを浮かべて]
…ん、そーだな。
みんな、何処らへんに居るんだ?
[よいせ、と反動を付けて立ち上がる。
こと、と首を傾いで]
― 都市の通り ―
[こくんと何度も首を縦に振る。
ノクロも、目の前で消えたのだ。
立て続けに何人も消える所を見てしまったから、
ミケルはその衝撃を、殺すので、精一杯。]
…、うん。
僕も生きていたいし
[エトの手が重なる。下へと動いた視線は、また、エトの顔を見る。]
……死んでほしくない。
死なないで、
誰にも、消えないでほしかった。
[最後の言葉は、掠れるように小さい。]
─ コレット宅 ─
[伝わる震えと、込められる力の強さに、表情に苦いものが浮かぶ。>>+47
とはいえ、ここで何か言っても気休めにもならない、と。
そんな思いが、言葉紡ぐを遮って。
ゆるい呼気と共に解ける手。上げられた顔に向けるのは、こちらも苦笑めいた表情で]
んー、俺が動く前には、テレーズんとこに集まってたけど、動いてるかもな。
とりあえず、リル姉と合流してみる心算で移動するか。
……誰かの所に行きたい、とか、ここに行きたい、とか思いながら移動すると、そこにいけるみたいだから。
[どこら辺に、という問いに返す答えは大雑把なもの]
─ コレット宅 ─
[ふぅん、と呟いて、口元に手を遣る]
なんだか便利なんだなあ。
…ま、意識体みたいなもんだからできるんだろーな。
[離れる指先は落ちて自身の脇腹に軽く乗せ。
瞼を伏せて歪めた口元は皮肉の色]
そんじゃ、行くか。
メリルはどの辺にいるんだろーなぁ。
[軽く、常のように呟いて。
一度だけ視線はコレットの方へと向かう]
[すぐにまた前へと向き直り、歩みを踏み出した]
[頷く気配がしてエトは静かに目を細める。
幸か不幸か、別れには一度も立ち会えず
ミケルほどの衝撃はないが穴のあいたような感覚だけはあり]
……ん。
[絵描きの彼は生きていたいと言ってくれる。
道具はは短い一音を紡ぐのみで自分もとは言わなかった。]
一緒に過ごしてきたヒトたちが、さ。
いきなり消えて、いなくなるのはツラいな。
僕も、――…誰にも、消えてほしくなかったよ。
[小さな響きに同じを重ねる。
重ねた手の先にある絵描きの手が緩むまで
なだめるように、ゆっくりとしたリズムで優しく叩き]
絵を描くための大事な手が傷つくぞ。
[小首を傾げ、此方に向いた双眸にそう紡いだ。]
[頷くだけのエトを、じっと見つめる。
それから、もう一度、同じ言葉を、繰り返した。]
生きていて、ほしい。
[ゆるゆると、手の力が解けていく。
気持ちは同じだ、と。
ミケルは、うん、とまた頷いて、エトの言葉に同調する。
大事な手なんていわれたら、自分の手、エトの手に視線を落として、それから、少し、笑った。ぎこちなくても、やっと。]
うん、大事…だけど。
でも、だいじょうぶ。
傷ついても、痛いだけ。
─ 自宅 ─
[……ふと気づいたら、しぼり袋を手にしていた。
そのままの流れで、鉄板にしぼり出しながら]
(わたくしは何をしているのかしら?)
[と、自問する。
いや、分かっている。クッキー作りだ。
泣いて泣いて、泣き疲れた時に、目の前にキノコ粉の袋があったのだ]
[よいしょ、と声を出しながら拾って立ち上がり、
いつもどおりに台所に立ったら、慣れた動作が出た。
大椀を取り出しキノコ粉を開けたら、もう手が止まらなかった。
途切れることを恐れるように、卵を割り、甘草粉を混ぜ、杓子でこねあわせていた]
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新