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あら、ありがとう。
[差し出された手に自分の手を重ね。
ゆったりとした足取りで所定の位置へと。
ウェンデルの後方に収まると、腰に差していた棒を手に取った]
いつでもよろしくてよぉ。
よろ、しく……。
[とロミを手を出した瞬間、ぬいぐるみ達が我先にとロミと握手しようと群がった。
ついで戻ってきたシンを仲間と思ったのか戯れようとターゲットに……!]
わっわっわっ!?
『おいっ!』
[ぬいぐるみにもみくちゃにされてビックリ。
羽猫は逃げかけるが、契約主がバランス崩すのを助けようとして戻り。数には勝てずにぬいぐるみの中に埋もれた]
それじゃ、いくよー
[と、腕を掲げたが]
……あれ?
[そのままベコッと倒れた。
派手なの一杯使ったのでMP切れのようです。*]
おいおい、大丈夫かあいつ。
[倒れるウェンデルと、聞こえたカルメンの言葉にバトルフィールドの中へ]
……最初のバトルで魔法使い過ぎたな。
残念だがウェンデルのバトル参加はお預けだ。
誰か、代わりに参加出来る奴は居るか?
[ウェンデルを抱え上げ、バトルフィールドの外へと運び出しながら生徒に参加希望が居ないか呼びかけた]
……ありゃ。
[そろそろ始まるか、と思った矢先、倒れたウェンデルの様子に惚けた声を上げる]
『気力が、尽きておられる様子』
[いち早く状態を察した漆黒がぼそりと呟く]
……そりゃま。
あんだけハデにやらかせばな……。
[一戦目の状況をふと思い出してぼそり]
しかし、そーなると。
どーなるんだ、アレ?
[アレ=対戦のことらしい]
みんな、メ、なの。
[ぬいぐるみに、もみくちゃなってしまったロミとシンを助けるべく、まるで抑揚のない声で一応説教をすると、ぬいぐるみ達はぴたりと動きを止めてもそもそもふもふと二人を助けるように手を引っ張ったり埃を落として上げ足りしている]
[呟いた矢先、周囲に問うマテウスの声。
しかし、中々名乗りを上げる声はないようで]
……まー、ふつーに考えて、やりたかないわな。
[あの組み合わせとは、とか呟いた矢先。
視線止まりました]
………………。
[動きとまりました]
……ま。さっき組んだ縁もあるし。
[呟きつつ、椅子を拡散させて立ち上がる]
……俺で差し支えなければ、先輩殿の代打させていただきますが。
ふわぁ。
あ、ありがとうだよー。
『原因も此奴らだ…』
[感謝しながら助けてくれるぬいぐるみたちの手を借りて。
羽猫は少し憮然と呟きながら飛び上がった。油断していたのが恥ずかしくなったらしい]
改めてよろしくね。ええと…。
私は、影輝1年のロミだよー。
[相手の名前を知らないことに気付き、名乗ってみた]
はれ、ウェン先輩、大丈夫ですかー?
[それからようやく倒れたウェンデルに気付き、目をぱちぱち]
[他の導師にウェンデルを医務室に運ぶよう頼み。
先程視線を止めたライヒアルトに視線を戻すと動きがあった]
お、やってくれるか。
それじゃあカルメンと組んで位置についてくれ。
へ?
アル先輩がウェン先輩の代わり?
てことはぁ。
[ライヒアルトを指差し、自分を指差す]
うっひゃあ。
これは、また。
『大した経験が出来そうだな』
[羽猫が面白そうに口元を吊り上げた]
私は、精神学科3年のベアトリーチェ。みんなベアトかリーチェって呼ぶ、の。
[名乗って大きく頭を下げた。あわせてぬいぐるみ達も頭を下げて挨拶した。
それからロミの視線を追ってウェンが倒れているのに今気付き]
……お腹すいたのかな?
[と、勘違い甚だしい感想を口にした]
まだ、暴発の余波残っちゃいますが、動けなくはないですからね。
[マテウスに軽く、肩を竦めながら返して、前衛位置へと向かい]
……そんなわけなんで、よろしく。
[カルメンに軽く、一礼した。
肩に乗ったままの真白も、みゅっと鳴いてぺこっとお辞儀。
今度は真白も漆黒も離れるつもりはないらしい]
/*
はっはっは。
期せずして、同クラス対決かwwwww
一組くらいはやったらおもろいやろな、と思っとったがwwww
>>1572 ベア
まてまて、なんでそこでそうなるかwwww
ライ君がパートナーねぇ。
よろしくお願いするわぁ。
[にこり、と笑みを向けて。
ライヒアルトの肩でお辞儀をしてくる真白にも笑みを返した]
はぁい、いつでも良いわぁ。
[マテウスにはそう返して準備完了]
ベアト、リーチェ。
うん、頑張ろうね、リーチェ!
[相手の外見に惑わされてか。
精神学科の、しかも3年生であれば先輩だというのを忘れていたりもするようだ]
うーん、どちらかというと。
お腹膨れすぎとかじゃないかなぁ。
[罰ゲーム対象となっていたのを考えて、ちょっと遠い目。
それもまた大きく間違っているわけですが]
[ホワイトカードを数枚取り出し、内一枚の角を指先に滑らせる。
滲む血で、白の上に紅の紋様を描き出し]
俺は、いつでも。
[短く言った後、右腕の漆黒をちらりと見て]
フウガ、お前は、動くなよ。
[投げかけるのは、素っ気無い言葉]
はいっ!
アル先輩だからって負けないっっ!
[マテウスに元気良く返事をしながら。
自分にも着合い入れ。流石にちょっと緊張しているようだ]
/*
>>1574 ライ
え!? その予定じゃなかったの!? ハーレム状態だしてっきりそんなあくどい事をするのかと……(ニヤリ
赤コーナー、影輝学科1年ロミ・精神学科3年ベアトリーチェ組。
青コーナー、影輝学科3年ライヒアルト・機鋼学科3年カルメン組。
クリスマス恒例バトルイベント、第四回戦。
開始!!
[かーん]
[開始の合図に、一つ、息を吐く。
先ほど暴走しかけた闇色の焔が僅かに疼くような感触はあるが、それは押さえて。
左肩の真白がきゅ、としがみ付くのを感じつつ、手にしたカードをロミへと投げた]
静かなる流水、内に秘めし激流の牙を持ちて、我を阻むものを打ち砕け……流水破!
[言に応じて砕けたカードは、唸りを上げる奔流を作り出し、ロミへと向かう。
後輩だからとか女の子だからとか、そんな気遣いはこの男の辞書には存在してはいないわけで。
攻撃に遠慮は、全く、ない]
[開始の合図を耳にしながらカードに指を滑らせる。
紅がルーンを描ききった直後、投げられたカードにあわせたように地面へとそれを落とす]
大地よ、堅牢なる壁を、築け。結土!
[地面が盛り上がり、壁となって押し寄せる奔流に立ち向かう。
その後ろから放物線を描いて投げられるもう一枚]
疾風よ、鋭き牙を、剥け。風刃!
[ヒュン、という音を立て、壁が立つ直前まで先輩である相手の居た場所へとカマイタチが飛んでゆく]
[飛び交うルーンカード。
奇しくも同学科対決となったこのバトル。
後衛のサポートも関わって来るだろうが、如何にルーンカードを使いこなせるかで勝敗が決まるだろうか]
なかなか面白い対決になりそうだな。
そう思わないか?
[訊ねかけたのはいつの間にか観戦しに来ていた影輝学科の導師。
ロミやライヒアルトの担当導師かどうかは謎]
[壁に阻まれる水流に、微か、笑み。
素早く取り出したルーンカードを真紅の滴で複写する]
……力の導き手、抗う力を猛る流水に!
[阻まれつつ、先へ進もうとする流水に向け、投げ込むのは『力の導き手』を意味する『歯車』のカード。
カードに込められた魔力は水の勢いを増し、壁を乗り越え、先へと。
そこへ、ルーンを描いたカードを更に放り込み]
玲瓏たる氷破の吐息、流水の舞いと重なり、砕け、舞い散れ! 氷牙穿!
[水が壁を乗り越えたタイミングで砕け散り、氷の刃となって降り注ぐよに力を加える。
そちらに集中する関係上、風の刃を正確に避ける事はできず。
右の肩口を掠めた風は、紅を引いた]
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