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冷静ですか。
…そうですね。
[死を目の前にしても深い感慨を覚えない自分を自覚する。
色を薄めた翠が揺らぐが平板な声は変わらず]
死は誰にも平等。
そんなところだけ、平等。
終焉を齎すものに終焉を。
やられる前に、やる。
[溜息に続く言葉には小さく瞬き]
見極める術があったとして。
それが真実であるか否かはどう見極めれば。
むずかしいです。
[息をついてから零れた呟きだけは幼げに]
……酷いものだ。
歌劇とはまるで違う――『死』とは、あくまで無惨なもの。美しいものたりえない。
せめてこの場所をきれいに拭くことくらいは必要だな……。
遺体は運ぶべきか?
焼くのはまずいかもしれない。番人殿だけでなく、花も城も焼けてしまう。
[ちいさく、溜息。]
死は、誰にも平等……か。
[呟く刹那、蒼氷は翳りを帯びて伏す。
だが、それは本当に一瞬の事で]
そう、やられる前に。
とはいえ、どこぞの酒臭い男みたいに、難癖つけて噛み付くやり方じゃ、ただ消耗するだけだ。
[先の騒動を思い出してか、口調は吐き捨てるよに]
見極める術が真実か、見極める術、ね。
確かに、それも問題か……。
そも、そんな力がある、と大っぴらに名乗り出るのも難しいだろ。
それこそ、『番人』の二の舞になりかねん。
はい。では私は布を持って参ります。
水も汲んで参りましょう。
[常盤の房を左右に揺らし、灯を持つ少女に頷いた]
弔いはどうすれば良いか分かりませんので。
ご存知の方々にお任せします。
[女が返事を考える間に目の前に立ち、持ち上げられた手を無骨な指で掬い上げる。綺麗と言い難い髪に隠れ検分する目は鋭い]
確かにコイツは毒にやられたようだな。
薬なんざねえし洗っておくのが一番だろ。
[あくまでもついでだと鼻を鳴らし、布を巻いていく手つきは慣れきった仕草。指を曲げられぬほどきつくなく、解けてしまうほど緩みはしない。その理由を問われても当然*記憶はなく*]
ほらよ、もう触るのはやめときな。
綺麗な華にゃ毒はつきもんだ。アンタがどうかは知らないがな。
…そうですね。
焼けてしまっては、困ります。
[別の声が語る、火の危険性にはひとつ頷きました。]
では、掘るものを探しましょうか。
[言って、昨日の記憶を頼りに、その方向に歩き出します。
当然、歩みはそう早くはないのですが。]
城が焼ける……のは。
それはさすがにまずい、か。
[ギルバートの言葉に、小さく呟く]
と、なると。少し離れた所に埋めるのが一番よさそうだな。
手伝う? その腕で
[言いかけた言葉は、大丈夫だという言葉に止まる]
[ため息]
なら手伝え
……どちらにせよここには置いておけない
花は燃えるかもしれないが、外で燃やすのが一番だ
それとも掘るか?
水に沈めるか?
花が焼けるのは、見たくありませんね。
あれだけ美しいものなのに。
[一面に広がる緋色の景色を。
今この状況でも美しいとそう口にして]
酒臭い男?
[初見の広間でしか会っていないためか、確りとは思い出せず。
けれど続く言葉に気を取られ]
ほんとうに、むずかしい。
[再び呟くように言うと、ペコリと頭を下げて水場へ向けて歩き出す]
掘る方が良いだろう。
水に沈めては、いずれ腐敗臭が泉から湧き出てしまう。
しかし土に埋めれば、いずれ彼の身体も、あの夢幻の花の栄養となり生まれ変わるだろう……。
シャベルはどこだろうな?
探せばあるだろう。玄関にほど近い倉庫かな?
花が燃えるのは、俺は別に構わんが、延焼されちゃかなわんからね。
[クインジーの問いに、肩を竦め]
泉に沈めるのは個人的には好ましくないし、埋めるのが妥当なんじゃないか?
[処置の終わった指先を、一度二度曲げて感触を確かめる]
[チリ、リィン]
ありがとうございます。
…なるべく毒に侵される事の無い様にはと。
――けれど、毒が生き延びる為に必要であるのなら。
[くれないを閉ざし、女は*俯いた*]
シャベルのある場所は知らないな
ならば適当に運んでおくか
[死体に布団ごしに触れた]
[冷たくなっている]
生憎と花には詳しくないんでな
――手伝うなら手伝え
[言いながら、両腕で持ち上げる]
[死体の頭がぐらりと垂れて、それでも凶行の痕跡を人の目からは隠した]
[ひとの声から遠ざかり、倉庫まで歩きました。
玄関から倉庫までは、距離はそう遠くなく。
とはいえ普通のひとより時間は掛かってしまうのですが。]
…ここかしら。
[杖で先を確かめながら、暗がりへと足を踏み出します。
青い色の女のひとが、先程までいた場所と同じでしょうか。
いずれにせよ、わたしにそれを知る由はありません。
中は埃っぽく、少し咳き込みました。]
酒臭い男……
ああ、あのネズミの御方か。
まあ、あれだけ生きることに貪欲な人間ならば、死体を見て、なりふり構わず人に当たり散らすのも分からないでもない。
[玄関から離れ、シャベルを探しに歩き出す。]
……終焉、か。
それをもたらす人間を探せ、ということか。そして……
(……それを殺せということか。)
倉庫になら、あるかもな。
[他にありそうな場所の心当たりもなく、軽く言い]
ああ、埋めるくらいは手伝うさ。
[運ぶのは任せる、と言外に言って。
持ち上げられる『番人』の亡骸に、微かな翳りを帯びた蒼氷を向けた]
庭師の為の倉庫くらいはあるだろう。
それより、青年。
その腕で土を掘っても大丈夫なのか?無理はしない程度に動いてくれれば十分だが。
[古城の庭にあった、小さく古ぼけた倉庫を探し出す。ガタガタと扉を動かし、強引にその場所を開けた。]
[後から倉庫に来る者達とはすれ違う形となったろうか。見えたとしても、廊下の奥に朱色のリボンが見えるだけだったかも知れない]
[歩みは広間へと向かう。冷えた空気のその空間に入り、そのまま窓辺へと歩み寄った。外には先程見た緋色と同じような色の花が咲き乱れている。惨状を思い出し、眉根が寄った]
(…あの時、何か…)
[思い出しそうになったことがあった。あの鮮やかな緋色は以前にも見たことがある。そんな気がして、何かが頭を掠めた。それが何なのかは分からずじまいなのであるが]
[広間の窓辺、その窓枠に寄りかかるようにしながら、カーテンから覗く外の緋色をしばし眺める]
体力を変に使うのは嫌なんでな
許せ
[死体に対して配慮などするつもりはなかった]
[男は引きずり出した死体を――少し痕は残ったが仕方ないと、地面に落とす]
[緋の花が咲く傍で、音を立てて落ちた死体から布がずれた]
ん、ああ。
[腕の事を言われ、視線を紅滲む包帯へと刹那、落とす]
見た目は派手だが、大して深い傷じゃないからな。
だから、大丈夫だ。
[軽い口調で返しながら、倉庫の戸が開くのを待って中を覗き込む。
倉庫の中に並ぶのは、古びた感のある庭道具たち]
[中には添え付けの灯もありましたが、隅のほうまでは分かりません。
灯で照らして、それらしき形状のものを手で触れて探します。]
…っ、
[何かに触れ、慌てて手を話します。
指先を確かめると、僅かに赤い色――血が出ていました。]
刃物?
…こんなところに、危ない。
[今度は用心して触れてみます。
小さなナイフのようでした。
その近くには不自然な、何かを抜いた跡のような隙間がありましたが、わたしは気付いていませんでした。]
………そうか。
[傷のことについては、ただ簡潔に答えるのみ。]
それにしても、時が止まったような倉庫だな。随分と埃くさい。
この鎌は切れるのか?
――無理だな。どうしようもなく錆びている。
[無意識のうちに刃物から探し出していた自分の言葉に、呆れて舌打ちをする。]
ああ、違う。シャベルはこっちだ。
こちらも錆びてはいるが、使えそうだ。
[溜息をつき、シャベルを手に取った。]
[暫くその光を見つめていましたが、やがては眼を逸らします。]
…探さないと。
[それきり、刃物のほうは見ませんでした。
保身を考えるならば、それを手に取るべきだったかも知れませんが。
結局そこではシャベルは見つからず、刃物もそのままにして部屋を出ました。]
時が止まったような、か。
あながち、間違ってないんじゃないか、それ。
城の中も、埃が大分たまっていたしな。
[冗談とも本気ともつかぬ口調で言い。
鎌を検分する様子には何も言わず、自身も錆び付いたシャベルを手に取る]
さて、それじゃ、戻るとするか。
そろそろ、外に出されているだろうし。
――…そうだな。
[自分の脳裏に浮かんだ言葉をかき消すように、栗色の髪の青年の言葉に頷き、外に出た。]
[埃と黴の臭いにまみれた倉庫の外に出ると、今度は「番人」の血と肉の臭いが、ギルバートの身体の中に流れ込んで来た。]
まったく……どこもかしこも異臭だらけだな。まずは「番人」殿を埋めよう。そうでなければ、俺の中の嗅覚が死滅しかねない。
[外に出された「番人」の遺体を見て、肩を竦めた。]
[小さくない桶に水を汲み。
抱えられるだけの布を持って玄関へと戻った。
誰もいないホールで一心に床を拭く。
手にした白い布はあかくなり。
それを漬ける桶の水もやがてあかに染まってゆく]
これでいいのかしら。
[疑問を口にしながらも、ひたすらに床を拭く。
足を包んだ布もまた赤くなっていることには気付かずに]
[倉庫を離れ外へ。
感じるのは死に纏いつく臭い。
それを認識すると、腕に疼きが走る]
……理屈はともかく、早めに埋めるのは、賛成だな。
見てて、気分のいいもんじゃない。
[『番人』の亡骸に一瞬蒼氷を向けて早口に言い放ち。
埋める場所を検分するように、シャベルの先で土をつついた]
[広間の窓。そこから番人を外に埋めようとする青年達の姿が見えた。少し遠めではあったが、何をしようとしているのかはシャベルなどを持つ様子から容易に想像出来る。その際に運ばれた番人から布がずり落ちたのが見て取れた]
………獣の爪………。
倒すべきは、もはやヒトでは無いのかしら、ね。
[ぎゅ、と胸元で左手を握った。終焉の使者を廃さねば、あの番人のようになってしまう。果たして自分の手で、それに抗うことは可能なのであろうか。握った拳がふるりと震えた]
[他に心当たりはなく。
指先の血を舐め、玄関へ戻る前に手当てをしておこうかと、廊下を進みます。
途中、広間を覗きました。
杖の音が止まったのが、聞こえたかも知れません。]
…ええと。
シャー、ロット?
[声の内容までは、遠くて聞き取れませんでしたが。
見えた青い色と声に、記憶を掘り返しながら呼び掛けました。]
[検分をしていたのは足音を聞きやめ、再び布団でくるんだ]
掘るのは任せるぜ
臭いが付いた
[腕を払って、少しでもにおいを落とそうとする]
[掘ってゆく姿を見ながら、男は緋の花へと目をやった]
その通り、だな。
埋めれば、とりあえず彼の無惨な姿は見ずに済む。
[栗色の髪の青年に続き、土に穴を掘る。]
願わくば――…
花の栄養となりて、化けては出てこないようい……
―客室―
[目を開けて最初に見えるのは、ベッドの古びたシーツ、そして]
[見知らぬ部屋の有様。]
…………。
[未だ目覚めきらぬまま、ゆる、と身を起こす。]
[カツリと、背後で音がした。ハッと振り返り、紅紫を細め誰なのかを見極めようとする]
…ニーナ。
どうか、したの?
[その姿を確認すると、名を呼び小首を傾げる。表情は、乏しい]
はいはい、任されるよ。
[クインジーに返しつつ、土を掘る。
力を入れる事で、浅く裂かれた傷が広がるのは感じていたが、その痛みは押さえ込む。
痛みがあれば、疼きは感じない。
否、元々、疼きを感じたくないからこそ痛みを与えていたのだと。
昨夜までは霞の奥にあった思考は、今はごく自然にそこにあった]
いえ。
少し、探し物が…
[表情は見えません。
けれど声の覇気のなさもさることながら、何処となく違和感を感じたものですから、]
…どうか、しました?
[全く同じ問いを返しました。]
とむらい。
[土を抉り、掘り返す音が耳の奥に響く。
小さな山が積み上がるのを眺めていた]
そうやるんだ。
[感慨のない声が滑り出る。
つんとした臭いに口許を押さえかけ、
寸でで、先に女に触れたのは逆の手に変えた]
……うん? うん、平気。
[思いがけずたっぷりと睡眠を取った所為か、昨日の不調が嘘のように身体が軽い。]
[まだ幾らか頭の芯に重さを感じるが、酷い目眩は消えていた。]
[身支度を整え、部屋を出る。]
[昨夜の約束をふと思い出し、シャーロットを見つけるために、階下の広間へと向かった。]
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