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[家の扉をそうっと開けてみる。そこに自衛団員の姿はなかった。恐らくは、軽い軟禁状態にしていたのは一時の戒めだったのだろう。
もしくは、他にやるべき仕事ができたのか。
ほっと息をついて、外に出た。]
アーベル……。
大丈夫かな。今頃、どうしてるんだろう。
[急ぎ足で、道を歩いてゆく。
殴られた頬は、幸い痛むことはなかった。
と、丘から診療所に向かって、誰かが歩いていく姿が目に入る。]
先生?
え、そんなに長く。
[そういえば昨日はミリィと…もう一人の人の事に感けていた気がする。別段ユリアンの事を忘れていたわけではないが、気がつけば夜中で会うような時間ではなかった故に。]
ごめんね、昨日は…
あ…うん。そう、ミリィの所に暫く居たから。
[昨日の事、を思い出すと表情は翳る。]
…ノーラさんたちも亡くなったんだよね…。
あ、あのねユリアン、私。
[ふと思い出したように顔をあげて。]
私が昨日『視た』のは、ノーラさんだったんだけど…。
駄目、だね。亡くなった人を見ても…。
[これでは意味が無い。その事実に申し訳なさそうに顔を伏せた。]
ああ、ユーディット。
おはようございます。
[小さく頭を下げて挨拶をする]
…どうしました、それは。
[腫れの残る顔を見て眉を寄せた。
様子をちゃんと見ようと近寄る]
おはようございます。
ええと……。
[昨日のアーベルの言葉を思い出す。
気になる、という評価。
気付かれぬぐらい、ほんのほんの少しだけ、身構える。]
……ちょっと、若かったんです。私が。
[笑ってみせた。]
…女将もかよ…。あぁ?気づくも何も…酒かっくらって寝ちまった時はよっぽどひでえ騒ぎにでもならねーと目が覚めねーんだよ…お前らだってそういう経験くらいあるだろが。
それともあれか?俺が犯人とでも言いたいのか?ああ、そうかもな。で?証拠はどこだ?
ねーんだろ?ならそこ退けよ。
[ドアの前に詰め寄る自警団を押しのけて宿の部屋から出る]
俺が泊った部屋調べたきゃ好きなだけ調べてろよ。
どーせ何もでやしねーんだから。
[立ち去ろうとするハインリヒの肩を自警団の一人が掴んで止めようとするが、その手をパシリと打ち払い]
…んな事より。他の奴らは無事なんだろーな。
[その言葉を聞いた自警団の顔が少しだけ歪む。そして続けて放たれた言葉は]
…ミリィもかよ。まさかテメーらが無茶したせいで自殺ってんじゃねーんだろうな。
[目に篭るのは微かな殺気]
[驚くような声に、ん、と短く返事をして。
続く言葉にはゆるりと首を横に振った]
いや……。
…そっか、傍に居てやったんだ、な?
[どのタイミングでミリィが亡くなったのかは分からないが、死した後にも傍に居たのだろうとあたりをつけ。
ノーラ達の話になると一つ頷く。
それから名を呼ばれ、イレーネの顔を覗き込んだ]
…ノーラ、を?
そうだったのか…。
……ノーラ達は人狼に襲われた、らしい。
となると、人でしかありえない、か…。
[申し訳なさそうなイレーネの姿に、抱き締めていた腕に力が籠る。
慰める言葉がなかなか出てこないため、その代わりであるかのように]
……、
同じ場所に逝ったのなら、逢えてるのかな。
[独り言ちるような、語りかけるような言葉。
応える声があろうと聴くことは叶わない。
感傷に浸っているにしては、言い様は淡々としていた。
眼を伏せると、踵を返してその場を去る。
足下に居た白猫が、ちらりと後ろを振り返りながらも、青年の後を追っていった]
[ともかくとして、宿を出る。ミリィの事を聞きオトフリートに会いに行こうかと考えた。]
先生さんならなにか知ってるかもしれねーしな…。
アーベルの奴も心配っちゃ心配だが。あいつはどーもなぁ…。
[宿から出たところで、一度だけ振り返りノーラとエルザの為に目を瞑り祈りを捧げた]
[僅かな動きに気付けば伸ばしかけた手を止める]
私も“容疑者”ですからね。
失礼をしました。
[苦笑と共に首を振って]
…やりそうなのは、自衛団の人達ですか。
殺気立っているとはいえ、女性に手を上げるとは。
[触れなくとも近寄れば殴られた痕であること位は分かる。
溜息をついた]
できるだけ、刺激はしない方が良いですね。
傷ついて嬉しい人はいませんし、心配をかけますよ。
[誰にとは言わない。だが後ろを一瞬振り返って]
今、エーリッヒと話してきた所です。
これから少しでも、お役に立つことができるかもしれません。
[ぶらぶらと歩いていれば、墓地の近くにたどり着いていた]
珍しいとこにたどりついちゃったなあ…
[ティルの父親の墓もここにあるが、滅多に顔を出す事もない。久しぶりである。
そして「死」を連想させる場所ということに気がつけば、3人の死に思い至り、また悲しげな表情になった]
――ティル?
墓参りにでも、来たのか。
未だ、皆は此処に眠っては居ないけど。
[小さな影。今の時分、村内を一人で出歩く人間と言えば限られている。
後からついてきた白猫はアーベルが止まると同時に立ち止まり、首を傾げた]
うん、ずっと居たのはお医者先生だったけど…。
[おそらく一晩はそこに居るだろう、別れ際のオトフリートの様子を思い出しながら。一瞬、表情が翳るも、すぐにそれはミリィの死に対するものへと重なり紛れる。]
ミリィは、よくは分からないんだけど…。
そんなに傷つかずに死ねたみたいだった。
[死因は未だ分からないが、あの最後のメッセージと安らかな寝顔は、誰かに殺されたり、苦しみぬいて死んだというような様子ではないように思った。
だから死んでいい、というわけでは勿論ないが。]
それにね、絵。ずっと描いてた絵を、ちゃんと描きおえてた。
…すごく、とっても綺麗だったよ。怖いくらいに…。
[そうミリィの死を語る時の表情は、悲しげながらもどこか嬉しそうな、親友を誇らしく思うようなものだった。]
…うん、そうなるよね。
[人である、には同意したように僅かに頷く。
力を込められた腕に体を預け、暫くの間目を閉じた。]
あ、そうだ。
ノーラさんとエルザさんが亡くなっても、宿屋って開いてるのかな…?今から行こうかと思ってたんだけど。
[暫く胸の中で癒されるようにまどろんでいたが、当初の目的を思い出し、どうだろう?と尋ねてみる。]
ああ。アーベル兄ちゃん。カインも一緒か。
[声をかけられ、そちらを向く]
いいや。ぶらりお散歩中だよ。
家に一人でいてもしかたないし…宿は…
[目の前のアーベルが、女将とノーラの弟だった事に気がついて、言葉尻を濁す。]
兄ちゃんこそ、お墓参り?
あ、……すみません。
[止められた手を見れば、僅かに罪悪感を覚え、謝る。]
ええ、そうです。けど、私も悪かったので。
……ちょっと言いすぎちゃいました。
[刺激をしない方が良い、という言葉に頷く。]
わかりました、気をつけます。
[心配をかける先については、特に意識もしないまま]
エーリッヒ様とですか。
散歩でもしてらっしゃったのかしら。
……役に立つ、って?
ティルの親は、居たんだっけ。
[普段より若干、茫としてはいれど、彼に大きな変化は見えず]
あぁ。悪いね、放っていて。
俺は――そうだね、そうなるかな。
何方と言えば、再確認に来た、ってところだけど。
[何処か自己完結した台詞を吐いた]
後は、診療所にでも行こうかなって。
はい、気をつけてください。
散歩というよりは、寝起きのようにも見えましたけれど。
[苦笑しながらサラリと教え。
最後の言葉にはじっと相手を見て]
元々は貴女に最初にお伝えしようかと思っていたのですけれどね。
私にもあったのですよ、忘れていた力が。
真実を『聞く』ことのできる力が。
[居たんだっけ?との言葉に]
うん。親父はここにいるけどね。滅多にこないよ。
[母親の事には触れずに、それだけを答え]
再確認?
[よくわからない自己完結の言葉に首をひねりつつも、診療所という言葉に反応する]
診療所?オト先生いるかな?
俺も一緒についていっていい?
[診療所の方へと歩を進めていたが、遠めに見慣れた人影を見かけ]
ありゃ…あれは…。
[手を軽く上げ会釈をする。診療所へ急ぎたい気分もあったが、どちらにせよ話をしておいた方がいいだろう。]
[取りあえず、先の事を話す宛、と言っても限られるのだが。
問題は、相手が何処にいるか、という点]
……取りあえず、宿に行ってみるか。
[思いついたのは、妥当な所で。
ゆっくり、歩みをそちらへと向ける]
……と。
[不意に、目に入ったのはこちらへ向けて手を上げる姿。
しばしの思案の後、そちらへと向かい]
や、どーも。
どうやら、そちらはご無事のようで。
[投げかけるのは、いつもと変わらぬような、挨拶の言葉]
寝起き?
え、まさか。あの人、丘で一晩過ごしたんじゃないでしょうね。
[と、思わず丘を見遣ったが。]
……真実を『聞く』。
[オトフリートに見つめられ、瞬きをした。]
聞く、というと、視る、とはまた、違うのですよね。
ブリジットさんと同じ力、という意味ですか?
[どう考えたものだろうか。
じっとオトフリートを見つめ返す。]
ブリジットさんのことは……、敵だと思いますか。
そ。
俺も、似たようなもんだけどね。
[首を捻るさまに、何でもないというように首を振る]
昨日は、いなかったな。
今日は、いるといいんだけど。
[特に嫌がる素振りも見せず、頷いて、歩みだした。
ぽつり、主語の無い疑問を零す]
しかし、なんで――だったんだろうね。
自衛団長という立場の人間なら、解るけれど。
[ずっと傍に居たのがオトフリートだと聞けば、死した者が居るからだろうか、などと見当違いな思考が過ぎる]
…苦しんだりしたわけじゃ、無いんだな。
[苦痛に苛まれなかっただけ良かったのかも、とは思うが、死が良いものではないため、口にするのは憚られ。
そう言えばブリジットもそんなことを言っていたか、と宿屋を飛び出した時の事を思い出す]
…絵、出来たのか。
ミリィの、力作なんだな。
やりたいことを、やり遂げたのか…。
[どこか誇らしげなイレーネに乗じて、ユリアンの表情も柔らかなものへと変化する。
しばらくの間そのままイレーネを抱き締め続け。
ふと漏らされた言葉に僅か首を傾げた]
…アーベルが居るだろうから、やってるとは思うが…。
何でまた?
さて、そこまでは存じませんが。
[最初の問いにはハッキリと頷く]
そうです。
ブリジットが言っていたものと同種の力。
…残念ながら、私の知る限りでは同じ場所に同じ『真実を知る』能力を持つ者が集ったという話を聞いたことはありません。
或いはの可能性を否定もしませんが、どちらかといえば『疑わしい』ですね。もっとも。
[軽く眼を伏せる]
あの様子では『完全に疑う』のも難しいのは確かですが。
[かけられた声に歩み寄り]
あぁ。まあとりあえずは無事ってとこだな。
だからって手放しで喜べる状況ってもんでもねーが。
[死んだと告げられた人々を思い出してやや顔が歪む。とエーリッヒの様子を見て]
そっちはまるっきり無事ってわけでもねーみたいだな。…もしかして、あのねーちゃんにやられたのかもしんねーが。
[と、軽く冗談を言って苦笑する]
うん、それだけは…ほんと、それだけは、よかった。
あとでユリアンも見てくるといいよ。
きっと、気に入ると思う。
…空がオパールみたいに綺麗なの。
[オパールに魅せられこの村を訪れた人なら、あの絵にもきっと感心するだろうと思いながら。]
…その、娼館追い出されちゃったから。
[ぽつりと俯いて、途方にくれた様子で苦笑した。]
[宿で二人の残骸を見てから、ただただ外を歩いていた。夜に沈んだ村の中、目的のない足取りで。青白い月の光に照らされ、無表情な顔はどこか不明瞭に浮かび上がり]
岩戸は閉ざされた。
怒りによって。
閉ざされた。しかし。
存在するは内か外か。
望むべきは内か外か。
――どちらだと思う?
[語りかける。誰に向けてでもなく。あるいは「誰か」には向けてか。ふと、ああ、と小さく叫び声をあげた。荷物を持っていない方の手で片耳を押さえ、傍の裏路地にふらりと入り込み。壁に背を付け、そのままずるずると崩れるように。
瞼が下ろされる。眠るよう、*気を失い*]
[何でもないと首を振る様に、それ以上気に留めず。
歩き出したアーベルの後ろについて、猫と一緒に歩きだす。
程なくして、上から降ってきた疑問の言葉に、きょろりと大きな目を上に向けた]
なんで…かなぁ…
確かにギュンターのおっちゃんは、自警団長だったから…とは思うんだけど…ノーラ姉ちゃんだけでなく、赤ちゃんも、女将さんまでって…
[言葉を選びつつ、ぽつりぽつりと返す]
狼を見つけられるって言った、イレーネ姉ちゃんならまだしも…
今の状況を手放しで喜べるヤツがいたら。
……漏れなく、痛い目にあわせてやれる自信はありますね。
[さらり、と返すのは物騒な言葉。
冗談と共に向けられた言葉には、軽く、肩を竦め]
無事といえば無事ですよ。
後からどうなるかはわかりゃしませんが。
[実際、丘で一晩、が知られたらどうなるかは想像に難くないのだが]
ま、それはさておき……これから、どちらかへ?
[頭の中で、くるくるくる、と、対立する図が浮かぶ。
アーベルと、イレーネ。
ブリジットと、オトフリート。
どちらも本物。
そういう可能性は無くはない、けれども、4人とも本物という可能性はあまりに――あまりに、低い。]
そう、ですか。
でもあの後、私もイレーネさんに聞いてみましたけど……
何て言うんでしょう。
ブリジットさんは、本当に、本気で、死者の声が聞こえると言っているんじゃないかと思いました。
[個人的な感触でしかないんですけど、と付け加えて。]
……何だか複雑なことになってきましたね。
[目線を落とした。]
[顔は前に向けた侭、ティルに視線を向けることはなかったが、代わりのように白猫の白金の眸が頭上を仰いだ]
俺は逆の意見かな。
エルザ姉なら、未だ解る。
酒場の主という立場上、情報を握っているかも知れない。
けれど、ノーラ姉は?
容疑者の一人だ。人狼がこの中にいるというのなら、
何故、わざわざ、隠れ蓑を減らす必要があるのか。
[己の中で、一つの可能性は見出していながら、敢えて問うた。
他に診療所へ向かおうとしているものがいるとは知らず、また、来る方向が違ったのか、出くわす事もなく、歩みを進める]
…オパールみたいに?
[自分はオパールに魅せられてここに留まっている。
当然、その絵に興味が向いた]
そんなに綺麗なら、見てみたいな。
[ぽつりと漏らす。
しかしそれも次の言葉を聞いて直ぐに頭から消えた]
追い出された、って。
何でまた。
…何か、あったのか?
[抱き締めていた腕を放し、イレーネの両肩に手を置いてその顔を覗き込む]
……そうですか。
[ユーディットの感想については静かに頷くのみ]
どちらにしても、私は私の知るところを告げるのみです。
今、狼に襲われたとは見えない形で亡くなったのは、ミリィのみ。そのミリィが人間であることは、誰よりも私が知っている。
[真摯な声でそう告げて]
本当に、複雑になったものです。
…すみません、そろそろ診療所にも戻りませんと。
何かまだあるようなら途中でお聞きしますが。
ああ、ミリィの事は…もう聞いたか?
その絡みでオトフリートの先生さんに会って話聞こうかと思ってよ。
まあ、話聞いて何になるってのもあるし、ひょっとしたら先生さんも今はそっとしといて欲しいのかもしんねーけどな…。
[軽く伸びをした後で]
何ができるか、どうなるかもわかんねーけどなぁ。
ま、やれることやってみるしかねーだろ。な?
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