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〔雑貨屋から宿まではそう遠くない〕
〔早足で行けばあっという間に着いてしまう〕
…あ、フランにタオル返すの忘れてたな。
ま、いいか。後で返そう。
〔また新たな煙草に火をつけ、自警団員すらいない無人の広場をゆっくりと横切り、宿屋までぼんやり進む〕
〔どうやってシャロンに切り出そうか〕
〔そもそも俺と会話してもらえるのか〕
…あー、やめやめ。
当たって砕けるしかねぇだろ。
なるようにしか、ならんもんだ。
〔そう思った瞬間に〕
〔シャロン、その人から、声をかけられ、驚く〕
[…そんなこんなで、暫く気まずい沈黙が続くわけで。]
…ぁー……えっと、その…なんでも無い…から……
[済まなそうに言い訳すると、親父はフ…と軽く笑んで。]
「そうか…お前、継いじまったのか。」
[そう呟く姿は、なんだか寂しそうにみえた。]
う、ふふふ・・・ふ・・・ふ・・・
[チョコレート。
チョコレート。
暖めて。
暖めて。
少しずつ
少しずつ。
溶けていく]
ランディ・・・。
ええ。ランディ、よ。
でも、生きてて欲しかった。
[ぽつりと呟く。それはもう如何しようも無いことだ。
如何しようも無いことは言うべきではないと知っていながら。
口にせずに居られなかった。
ただしその呟きは低く小さく。殆ど誰にも聞こえないような声で]
[つと、頭を上げて空を見る。
空の彼方から、ぽつりと雫が一滴、零れ落ちた。]
これ……リディア、が呼んでる?
[感覚がそう伝える。身体が、浮く。]
[瞬間、月の光が強くなって目が眩む]
[瞳を開ければ描きあげたばかりの姿が目の前にあって息を飲む]
…………。
[少し戸惑いながら]
[ようこそ?とスケッチブックに書いて見せ]
[でもこの人たちは私の秘密を知ってるはず…ほんの少し警戒しながらも笑顔で]
[行くべきだろうか。
それとも。
思考が空回る]
……も……やだよ、こういうのって……!
[言葉と共に、大きな瞳が、揺らいで。
それを、黒猫が心配そうに見つめる]
シャロン…。
〔気持ちの整理をつけるかのように、唾を飲み込んで〕
お前さんに、聞きたいことがある。
宿屋の主人から聞いた、この村に伝わる人狼伝承にゃ、人狼とコンタクトの取れる人間って奴は出てこなかった。
あれは、何処で仕入れた情報だ?
〔風は少し湿り気を帯びていたが、汗が引くには十分な温度へと変化していた〕
〔シャロンの様子に、眉をひそめる〕
…?
お前さんの、それは独り言か?
…それとも…。
人狼と、会話、してんのか?
〔わざと区切り、強く、言葉を発する〕
[パトラッシュが黙り込んでしまったように見えて。光が降り注ぐ不思議さも相まって、しゃがみ込み抱きつくようにパトラッシュの首に腕を回す。何も言わず、ただそうして]
[空を見上げるパトラッシュにつられ、空を仰ぐ]
リディアが…?
[呟かれたその名を不思議そうに繰り返す。途端、身体を浮遊感が襲い、思わず目を瞑った。その浮遊感が治まったのを感じるとそっと瞳を開ける。その先にいたのは──]
…あ…リ、ディア?
[パトラッシュの言った通り、リディアの姿。言葉を話さず文字で表す彼女に首を傾げた]
[しばらく、そうやって、泣き出すのを堪えていたものの。
黒猫の、案ずるような鳴き声に、辛うじてそれを押しとどめ]
そ……だね。
行かなきゃ。
……決めたんだよ、ボク……逃げない、って……。
[小さな声で紡ぐのは、決意]
あの時みたいに逃げて、何もかも無くすのは嫌。
ここには……無くしたくないものがあるから。
[呟いて、蛍石のペンダントを握り締める]
……行こう……リエータ。
[いつだか、母親に…何でこんな奴に惚れたんだと聞いたことがあった。
「男って言うのはね、イザって時に頼りになる。それだけで十分なのよ。」
なんとなく思い出した、その言葉。
幼かった自分は、ただ腑に落ちなく思っていただけで。]
…親父……。
「なんとなく、判ってんだろ?てめぇが出来る事だの、使命って奴だの。
…だったら、きっちり悔いなくやってこい。」
[黙って、その目を見つめて頷く。]
「…もってけ!」
[いつも腰に帯びていた古びた鞘の短剣を、放って寄越された。
意外なほどの重みと、手になじむ感触に、思わず目を丸くする。]
…あぁ、ありがとう…父さん。
[一言継げて、家を飛び出した。
父がいつもしていた右手の手袋は、机の上に無造作に放り出されていた。]
殺す?
お前が?
全て?
何もかも…。
お前、自分で何言ってるか、わかってんのか?
…パトラッシュやディーノについては、俺の見立てじゃ間接的にお前が手を下したって言われても納得いくが。
じゃぁ、クローディアや、ノブは?
あれもお前がやったのか?
違うだろう?
お前は、人間だ。
本物の占い師、ディーノの占い結果だ。
お前には、牙も、爪もない。
だが…。
それを、身にまとっている奴の事を知っているんだろう?
[首を傾げられて、警戒されてないことを悟る]
[リディア?誰のことだろう?
少し考え込んでクレア、と書いてみせる]
[リディア…何か懐かしい響きがする]
[何だろう?ぐるぐると思考を駆け巡らせて]
[静かな言葉に、黒猫はにぃ、と鳴いて答えたろうか。
行こう、と、その声が言っているような気がして。
ぱたぱたと、走り出す。
下に下りれば、何があったんだ、と主人に問われるが]
ごめん、説明、あとっ!
[それには、早口にこう返すだけで、外へと]
…俺に出来る事。やらなきゃ、な…。
[短剣を一度ぎゅっと握り締め、腰へと帯びる。
足の向く先は、戻らなきゃいけない場所。
守らなくてはならない人の居る場所。]
[当ても無く村の中を歩く。
どうしても部屋でじっとしていることは出来なかった。
ただひたすらに、意味もなく歩く。すると・・・]
あれは、ランディ・・・?
シャロンも・・・。
[遠くに見えた姿に向かって、歩き出した。]
[月明かりの中、「ようこそ?」と告げるスケッチブックを掲げる少女の姿。彼女は。
人狼。
しゃがみ抱きつくディーノの存在に、はっとして。
守ろうという意思が働きかけるが、理性が言う。
『けれどお前は死んでいるだろう?』
首を振る。
そう、確かに。死んでしまえばそんなことは関係ないか。
警戒するのは止め、続けてスケッチブックに「クレア」と綴る少女に目を細める。]
クレア……お前の名前なのか? それが。
〔今まで憶測に過ぎなかったものが、確信へと変わり、質問が詰問へと無意識に変化していたことに、気づかないまま続ける〕
おい、しっかりしろ!
俺の疑問に答えてくれ!
…そんな、ずるいじゃないか!
お前一人だけ、狂気に身を任せて、クローディアに会いにいけると思ってんのか!
半身とも思える大事な奴に先立たれ、後に残った人間のやるべきことは。
あいつらの命の分まで、後悔せずに生きることだ!
お前は…そんな生き方で…後悔しないのか?
〔シャロンに向き合うと、彼女は、俺を、食べる、と言ったのが、聞こえた〕
〔食べる…それは、死を意味していて…〕
〔シャロンに対して怒りを覚える反面、甘美な死への誘いに抗えない自分が、そこに、いた〕
[次いでスケッチブックに書かれた文字は『クレア』と言う文字]
クレア…?
リディアじゃ、無いの?
[実際ディーノはリディアが人狼だと言うことを知らない。その可能性があると理解しているだけで。ふと視線を横に向けると、眠っているのか倒れているのか。伏せた状態のノブの姿]
ノブも…?
[ここへ来てから疑問ばかりが頭に浮かぶ。その疑問に彼女は答えをくれるのだろうか]
[外に飛び出し、周囲を見回して。
探していた者の姿は、すぐに目に入ったけれど]
……っ……。
[そこに立つ。女性の姿は。
かつて、人狼の元に走った姉の姿を、容易に思い起こさせて]
…………。
[軽く、唇を噛み締めつつ、その様子を見つめる]
〔シャロンの言葉が頭の中を駆け巡る〕
〔俺を、喰う〕
〔シャロンは人間?違う。違う〕
〔食べた。心臓を〕
〔クローディアの心臓を〕
〔クローディアの、心臓…心臓!〕
…おまっ!
何をっ!
〔目の前が赤い。身体が熱い〕
〔はらわたが煮えくり返るほどの怒りに身を任せ、シャロンに掴みかかった〕
[問われ、こくり頷いて見せ。
ああ、ほんとに喋れるんだと綴る。
警戒された様子に少し寂しげな表情を浮かべて]
[ごめん、怖いよねと続け]
[気が済むまで罵っても殴ってもいいよ。だけど]
[彼だけは連れていかないで?
その思いに筆圧が篭もる]
〔感情のままにシャロンを揺さぶる〕
お前が、おまえ自身が、守りたいと思った者を手にかけておきながら、狂うなんて!
許さねぇ。
ゆるさねぇ。
ゆるさねぇぞっ!!!!!
誰だ、お前にクローディアの心臓を与えた奴は!
お前の自分勝手な望みを叶えた奴は!
何処にいる!
〔かなりの大声で怒鳴っているため、周囲には人だかりが出来始めており、武装した自警団員の姿もちらほら見られ始めていたが、構わなかった〕
〔ただ、目の前にいる女が、憎らしかった〕
[ここがどこなのかは分からない…気がついたら彼が居た。
それ以外は何も知らない、と。]
[怖かった。兄さんと同じ力を持った人……小さく綴る]
[初めて真っ直ぐ見る気さえするディーノの顔]
[苦笑気味に笑って見せ]
〔その、細い頤にそっと手を伸ばす〕
〔もう、人狼のことなんて、どうでも良くなっていた〕
〔ただ、目の前の女を、許してはおけなかった〕
溶けて、消える。
いいぜ、一緒に、消えてやらぁ。
〔そういうと、懇親の力を両手に込め、ぐっと握った〕
[綴られる文字は徐々に必死さが現れて。ああ、彼女にはノブが必要なのかと理解する]
連れて行かないよ。
離れ離れにする理由も、必要も無い。
[続いて綴られた文字には、そっか、と返して]
兄さん? 同じ力?
[疑問は尽きない。そう言えばリディアとはあまり話さなかったな、と思い出す。苦笑気味な笑みを見ると、どうかした?と首を傾げ]
[人だかりの中、ただその姿だけを探して。
その騒ぎの中心、声を荒げる姿を見る。]
…オッサン……。
[幼いながらも覚えている。優しくて綺麗だった奥さんと、幸せそうだった彼のことを。]
喋れるよ。元は人間だしな。
……つか、驚かないのか?
[首をかしげて。]
怖い? いや、別に。俺は喰われるような心配ないしな?
それに、もう済んだことだ。
おめぇも俺らも、今は同じってことさ。
[ふっと笑う。
リディアの言葉に、隣に横たわる男の姿に気付くと]
…何もしねぇよ。そいつにも何もしない。
寝てるのかよ、しかし。
[ノブの顔を覗き込んで]
平和なヤツー。
[ランディの手で首を絞められ。
少しずつ意識を失っていく。
誰にも見送られないで。
孤独に。
ただ、自分自身が消えることだけを思いながら消えるのは。
自分らしいと思った]
私は私のままで死ねた。
ああ。良かった―――。
[最後に呟き、シャロンが目覚めない*眠りについた*]
〔もう何も考えられない〕
〔意識は既に、指先にしかなく〕
〔相手の息が耐えてもなお、力は緩められる事はなくて〕
〔見るに見かねた自警団員が引き離すまで、懇親の力を込め続けた〕
…ァァァアッ!!!!!
〔崩れ落ちる瞬間に叫んだのは、誰の、名か〕
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