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ええ。
大丈夫。悪くないですよ。
[まるで、先ほどまでこん睡状態になっていたのが嘘であるかのように、老婆はごく普通に振舞う]
貴方こそ、無理してないかしら?
……苦しいことや、悲しいことがあるのならば、今のうちに私に全て吐き出してもいいのですよ?
その全て私が引き受けて、持って言ってさし上げますから。
[狂信者としては、ゼルギウスが狂ったままでいてくれたほうがずっと好都合なのに、それでも、老婆はそんなことを言う。
―――否。考えてみれば、老婆は人狼だけではなく、人間までも、苦しそうになってたら手を差し伸べていたような気がする]
そう、それなら良かった。
…俺?
無理なんて してないよ
[それは常の柔らかな笑みに乗せて紡がれた]
[壊れた精神が抱くのは負の感情なれど]
[それが異常とは理解していない]
[むしろそれが快楽となり得るため、老婆の申し出は極自然な雰囲気で遠慮した]
……ねぇ、婆ちゃん。
ベアタが しんじゃったんだ
ナタに、騙されたみたい。
[ぽつりとヨハナに告げる]
[真実と偽りとを織り交ぜて]
[そこにどんな意図があったのかは]
[ゼルギウスの心の奥底に仕舞われた]
― 集会所一階・厨房 ―
[珈琲を淹れる。
苦いのはあまり、得意ではない。
だから、砂糖とミルクも共に。
しかし加えても、味は変わったように思えなかった。
味覚が麻痺している。
温かみばかりが、口内に染み渡っていった]
お願いがあるの、ゼルギウスさん。
早くわたしのところに来て?
できれば何人か、あの人のために道連れにしてくれると嬉しいなぁ。
[死んでいったものの事を思う。
ベアトリーチェ。ナターリエ。
イヴァン。ライヒアルト。
アーベル。
神に反する『人狼』であろう者。
『神に与えられし力』を有した者。
――そして、無辜の人間。]
必要な犠牲だった。
[言葉は虚ろだ。]
……そう。
[ゼルギウスの反応に、老婆が小さくそれだけを返した。
そして、続く言葉には、小さく息を吐いて、答える]
……そのようです、ね。
私は……この場所で、夢とも、現とも、つかない状態で、なんとなくは、聞いていましたから。
[そこまで言うと、老婆は寂しそうな笑みをゼルギウスへと向ける]
それでも。
人と、人狼の確執なんて、ずっと変わらず、抗いようがないので、私は誰も恨みません。私は全てを許します。
そして―――その最後を迎えなくてはいけないのです。
……ゼルギウス君。
悪いのですが、もう一度、みんなを呼んできてくださってもよろしいですか?
私は。
そこで、私の正体について語りたいと思いますので。
[夢現で聞いていた]
[そう言われてもゼルギウスの表情は変わらなかった]
うん、ここで騒ぎが起きたもんね。
……分かった、呼んで来るよ。
[ヨハナの正体] [最後を迎える]
[その言葉を聞いても、浮かんでいるのは柔らかな微笑みだった]
[ベアトリーチェを手に掛けたのが自分だと知りながら]
[それを許すと言うヨハナ]
[それに感謝も何も思わないほど、ゼルギウスの精神は病んでいた]
[ヨハナの願いに頷くと椅子から立ち上がり]
[部屋を出て他の者達を探し始める]
─ ヨハナの部屋→集会場内の各所─
[皆が居そうな場所を巡って、見つけるとその都度ヨハナの願いを伝える]
婆ちゃんが目を覚ました。
皆に部屋に来て欲しいって。
…自分の正体を教えるから、って。
[それだけを告げ、次の場所へと移動するのを繰り返した]
[表情こそ普段通りだったが口調は淡々としていて]
[けれど、顔を合わせた者に対して何を言うでもなくやるべきことを為し続けた]
[伝え終えるとまたヨハナの部屋へと戻って行く]
[開かれる扉に、以前のような緊張の気配は見せなかった。ナターリエの来訪を受けたときと変わりなく、言伝てを聞く]
…ヨハナさんが。
[正体。
思わせ振りな言葉。
想起するのは、子供の言]
[やがて、何事もなく締まる扉。
やりとりは無機質だった]
…。
[淡い黒のこびりついたカップを片す。
訪れる静寂。
窓より差し込む月明かりを受けて煌めく食器は、どれも凶器と映る。視界は以前と異なっていた]
[それらに手をつけることはなく、*紅茶を淹れ始める*]
[触れられぬ仕事道具を眺めていたのは、如何程の時間か。
その姿はいつしか白を纏う空間へ。
大気の冷たさ。
雪の清冽さ。
それらの感触は既に遠く。
暗き翠は、ただ、月を写す]
……紅き月……か。
[始まりを兆したそれ。
幾分欠けた夜天に座すものは、何も語らない]
あの人…つまりはあと一人、か。
[あと一人、いるというのなら。]
見当はつくが。さて。
[予感がする。親友が選択を迫られるような時がくるやもしれないと。
万一その時がきたら。彼女はどちらを選ぶのか**]
[生ある者たちが先へ向けて動く気配は感じている。
時が来たなら、その場へと。
見届けるために。
そう、思いながらも、今は。
ただ、ゆらりと漂っていた。
想うは過去。
以前の事件であり、何も知らなかった頃の事であり。
いずれにしろ、生ある頃には。
振り返るのを避けていた事象たち]
そうだなあ……正直、今残った連中なら連中の意志に任せれば後はどうなるのであれ、納得がいくな。
ゼルギウス以外なら誰が生き残ってもいいや。
それが人狼でもね。
疑いたくない人を疑うよりも、騙されたまま死んだ方がいいというのもありかもしれないな。[ぽつり、と]
[聞こえた声。
虚ろな、取り留めない物思いは破れる。
この場においては、距離の概念はないに等しいのか、などと考えつつ]
……絶対の正解など。
ありは、しない。
より強く生を、先を望むものが、最後に残るのだろうな。
それが何者であるかは、今、生あるものの選択によって決まる。
それだけのことだろう。
……騙されたまま、か。
確かに。
知りすぎるのは、重いものを背負う結果となる。
知らぬままに、というのは……ある意味では、楽な終わり方だろう。
人をおもちゃにして弄ぶのが好きなだけの生きものに面白半分になぶり殺しにされるのはまっぴらごめんだけれど。
それにあの迷子やウェンデルには迷いがないな。あいつらはきっと人狼を斃すことをすべてに優先させるつもりだ。
[そこに柔な情の介入する余地などありはしないだろう]
もちろん、人狼を早く退治してなるべくたくさんの人が生き残ってくれるならそれに越したことはない。
[けど、戻れるのだろうか?
この後、ウェンデルは人狼を滅ぼすためには手段を選ばぬ男になってしまいそうな気がする。
ゼルギウスは、たとえ人でも最早正気には戻れまい。
ゲルダは……もっとも辛い選択を強いられるかもしれない。
そして……マテウスは。そこまで考えて*目を伏せた*]
……ま、確かに。
生繋ぎとめるために喰らうというならばまだしも。
[それは、生あるもの全てに共通する事象故に]
ただ、紅のみを望んで殺められるのは、さすがにな。
[自衛団長の亡骸。
己のぬけがら。
何を求め、何を意図して紅は流れたか。
それは知る由無く、また、問う気もなく]
……人狼は滅する。
それは、双花のあり方。
[呟く。
それが時に、人としての心を軋ませること。
苦痛を与える事は知っているが]
[逃げては駄目だ。だから逃げない。
そう言い切っていたはずの自分。
けれどここにきて、それを出来ない自分が居た。
彼は。彼らは笑うだろうか。怒るだろうか。
それとも。
どうしても時間が欲しかった。
ナターリエの箱の中身。双花宿す者達の言葉。
それとは別に、何かが壊れてしまったようなゼルギウス。
即座に冷静な判断が下せるほど強くは無かった。
無理矢理にでも支えてくれるものは何も無かった]
[残っているのは、弱さと。迷いと。
その時が来れば選んでしまうのであろう、選択肢。
守るためならば再び手に取ってしまうだろう。
そして、もしも一番恐れている形であるならば。
……きっと、もう――……ない]
一人でも、多く。
……確かにな。
[人の死を視る。
それ故に、忌避する所は強かったもの]
……生き残り、その先に。
[希望を抱けるか否か。
それは、それぞれの想いの重なり。
自分は、何も抱きはしなかった。
ただ、喪失感を抱え込んだのみで。
共に生き残った二人は、今、どうしているのだろうか。
別れてからの事は、何一つ知らぬけれど。
少なくとも、自ら死は選ばない、と。
それは、別れ際に三者の間で交わした誓い。
それを忘れずにいてくれるならば、それでいいと。
ふと、そんな事を考えていた]
[聞こえた呟き。
巡る思案]
……彼の御婦人が、師父と同じであるならば。
[果たして、己が真実を告げるのか、という疑問は、ある。
残る一人。
守るための時間を稼ぐ可能性もあり得る]
とはいえ、その先に何があるのか。
……今のままでは、『場』は閉じたまま。
逃れる事は、叶わぬはず……。
どうせならもっと死んで終わるのがいいよ。まだまだ血が足りないよ。
わたしの手で出来ないのは残念だけど。結局わたしの手でできたのは、ナターリエさんと団長さんだけなんだもの。
あ、アーベルさんもそうと言えばそうかも。
[指折り数えながら]
ゼルギウスさんとーエーファちゃん、あとはウェンデルさんも欲しかったなぁ。
エーリッヒさんも良かったかも。
ゲルダさんと、ほんとうはナターリエさんもは、あの人のだけど。
……直球だな。
求めすぎると、逆に、手に出来んもんだぞ。
[聞こえた声に、漏らした呟きは苦笑まじり。
言葉の内容を非難するでなく、否定するでなく。
ただ、素で抱いた感想を漏らした、という風に]
ま、いずれにしろ。
最後の人狼が生きて『場』を抜けるを望むのであれば、まだまだ紅は必要となるだろうがな。
[願わくば、双花と家主のそれは見たくない、とは思えども。
口にはせずに]
ねぇ、その変な言い換えの仕方って、詩人さんだから?
直球?
えーと…ゼルさん、ウェンさん、エーリッヒさん、エーファちゃん、ゲルダさん…
[生き残りから、今自分が言った人を引き算する。]
あ。
詩人だから、は関係ないと思うが。
言い回しがややこしい、というのは、修道士の頃から言われていた。
[言い換えへの疑問には、さらりと返して]
求めるものに対し、直球の如く突き進んでいる、と思ったんだよ。
で、気づいたか。
欲を張ると、真に欲しいものは手に入らんもんだ。
― 二階・ウェンデルの部屋 ―
[子供は、招き入れられた部屋の片隅でいつのまにか寝入ってしまっていた。起こさずに階下へと降りて行ったウェンデルの気配にも気付かずに]
[ゼルギウスは、その部屋にも声をかけていった。子供はそれを眠りと現実の狭間に聞いて、ぱちり、と目を開ける]
[部屋の主が居ない事に気付くと、茶色の瞳は不安気に揺れた。胸の花を押さえ、そこに変化がないことを確かめる。以前に対を失った時は、その花が教えてくれたのだ]
………?
[…けれど、その行動の意味も子供の記憶からは消えていたから、なぜ自分が安堵したのかを子供自身は知らなかった。ただ、突き動かされるように、起き上がり、部屋を出た]
やはりか。あの、馬鹿が。
[はじめから狼だったのか、どこかで狼になったのか。そんな事は知らない。しる必要もないが。]
ゲルダを裏切るような事したら呪ってでも殺す。
ついでに死んでも殺してやる。
[ぼそりと無茶を*呟いた*]
/中/
聖痕者って二人も要らなくないかな。
どうしても対立関係に絡まないから要らない子になると思うんだけど。
この人数だと一人には出来ないの?
[お酒。
聖誕祭には遅いけれど、グリューヴァインでも作ろうかと。
話には、そんな風に加わって。
暫くの後、部屋に戻り、机に伏せって。
眠ることすらできず、ぶ厚いレシピ集を捲っていた]
…。
[扉からのノックの音に、ぱたりとそれを閉じて。
所在の証明の代わりと成す]
……死んでも殺す、と来たか。
[それは、想いの強さからの言葉なのだろうけれど。
ナターリエの物言いに、浮かんだのは、やはり、苦笑で]
拗ねるな。
いずれにせよ、彼岸に漂うものは、現世には願い託すしかできんのだから。
[ベアトリーチェに向けるのは、こんな言葉]
[同じ人物に対して向けられる、対照的な想い。
それが、向けられる側に如何様に返るのか。
ふと、思うはそんな事]
[聞こえてきたのは、ゼルギウスの言葉。
淡々とした響きの伝言]
ヨハナ様が。
[ぽつり。扉越しに声を返す]
…わかりました。
少ししたら、行きます。
[立ち上がるにも。僅かに気力が必要だった]
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