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[呟きは、雪を巻き上げる風に散る。
峡谷の傍、しばしぼんやりと空を見上げた]
……死んだら、すぐに何にもなくなるもんだと思ってただけに。
これはこれで、拍子抜けすると言うかなんと言うか。
[元より、死は身近なもの、と思っていた。
だから、それが訪れる事への恐れなどはなかった。
……生きる事を諦めていたわけではない、けれど。
他者よりも短い事は、避けられぬものと思っていたから。
だからこそ、延命のための治療よりも、望むままに生きる事を選んだ。
大切と思える場所で。
大切と思えるものたちの近くで。
ただ、刻を待とうと。
けれど]
……ままならないもん……だよな。
―一階:台所―
ユリにい、が?
[兄と慕う人物の名が出たのは予想外で、まなこを瞬かせた]
選ばれた、のかな。
自分に『力』があるって知って、誰かを護れるってわかって、嬉しいより、怖くて。
……実際、僕は、護るより傷つけてばっかりで。
人狼の事をおもうと、訳が、わからなくなる。
エーリッヒさんは、
……全部、“エーリッヒさん”だったんでしょうか。
人と話すのも、人を襲うのも、全部、自分の意志だったんでしょうか。
それとも、彼も、……同じ、だったのかな。
[エーリッヒの告白を、少年は聞いていなかった。
聞いていたとて、あの場では理解することは出来なかったろうが。
己の拳を緩く握り、開くことを、繰り返した]
[ウェンデルに指示を受ければ、言われるままに瓶から水を汲み取り、火を起こす]
仲、良いんですね。
別々のところに、住んでいるんですか。
[彼の語りを聞いているうち、表情は笑みに近いものになった。時おり相槌を打ち穏やかに話しを聞いていたが、よく知る姓を耳にして、沸かした湯をポットに注ぐ手も止まる]
……はい。
それだと、ご存知なのかな……
僕も、双子――の、はずでした。
生まれて来たのは、僕だけだったけれど。
[でも、と言葉を区切り、己の首許を示す。
常に付けている、赤石のブローチを。]
エーファは、ここにいる。
器も魂もないけれど、彼女の力は、……ここに。
[遠くを見つめる眼差しで静かに言い、少年は作業を再開した。
ウェンデルの料理が出来る頃には、紅茶も程よく蒸れたところだった。彼へと告げ、運ぶためのトレイを用意する。
問いかけには、俊巡ののちに首を振り、他の皆の様子を見に行くと、外に足を向けた。
行き先は昨日も訪れた、太陽の、月の光を一杯に受け取れる、開けた場所。そこに佇む人物を見つけて、ゆっくりと歩み寄る]
……紅茶と、食事の準備が出来ました。
ハシェさんが、して、下さって。
[そう声をかけたものの、二の句はなかなか継げない。
口の開閉を幾度かして、大きく息を吐き出した]
先日は、……すみませんでした。
[ようやっと言えたのは、それだけ。
まだ物言いたげにしながらも、相手の反応を*窺っていた*]
―回想 階段下―
いや、無理せんでいいが…あまりいい記憶でもない。
でも忘れたままってのも気味が悪いもんだからこれもまた半々なのかもな
[半端だ。と内心で呟きながらも]
理解できないほうがいい。いっそまるで関わらないほうがよかったんだろうけどな
[運が悪いこったというように肩を竦め休むのを勧めるのには断る。
それよりもすることがあるわけで、埋葬しよう。とハインリヒよりも先に来る前にイレーネが走り、自分の横を抜けて階段を駆け上っていく。
それを無言で、ただ目を細め注意深く見つめる姿は他のものたちには見えたのだろうか]
ああ。もちろん。このまんまにはしないよ。
夫婦は一心同体…ってか?
[若干茶化すようにいいながらユエをなでつけたところで、ダーヴィッドがエーリッヒを人狼だという言葉を聞く。
魂といっていた。ああ、死したものを見るものはそこだったのか。と思いながら]
そだね。終わった…やっとか
[本当は終わっていないのを知りながら安堵するようにハインリヒに追従する。
その後エーリッヒを差し出すか、埋葬するかの話題が出て、ウェンデルの意見を考慮したダーヴィッドの意見に賛成と控えめに主張しながら、外へ。
まずはオトフリートを埋葬しに向かった]
―→ 外(墓地)―
―集会所・個室―
[移動に関しての自覚は特に無く、ただ一刻も早くそこを離れたかっただけで。
女の意識は如何程漂っていたか。
やがては自らが使っていた部屋に辿り着いて、遠くで行われる埋葬を無言で眺めていた。
窓についた右手が拳を作る]
…莫迦だ。
[掠れた言葉は何に向けるか、既に涙は無い。
代わりに下唇を噛み締めた]
―墓標前―
[スコップを片手にハインリヒとともに土を掘る
心配そうにこちらをみるウェンデルには大丈夫だというように一つ頷いてみせる
ちなみにヘルミーネの墓標の隣に作るのはお互い示し合わせるでもないが当然のことでした。ハイムという名の話題には特に反応は示さなかったが、エーリッヒについての話題にはただぽつりと呟く]
完全な本心じゃなかったとは思う
[とはいえ、兄、姉と慕う二人。幼馴染の二人。それらがなくなったことを全て流せるでもない。それも全て本音で]
こっちは俺とハイン兄さんだけで大丈夫だから、ダーヴを頼む。
弱ってたら蹴飛ばしていいから
[そんなことをいってウェンデルを見送った]
[そして土を掘り、オトフリートを納め、土を被せ終えるとしばし瞑目をする。
ユエが先程まで鳴いていたが、その声も今はなく、ただ淋しそうにオトフリートが埋まっていた場所を見つめていて]
いや、ヘル姉に鍛えられてオト兄はがんばって婿修行中じゃない?
[あの人嫁はいらんといってたしというように。ハインリヒの冗談に乗った。じゃないともう色々やりきれない気持ちもしかとあるから]
結局、甲斐性がない野郎だらけだったってこったな。
[肩を竦め、タバコをすうハインリヒを横に思考は既に別に移っていた]
ん、俺、先に戻ってるな
[未だ紫煙を揺らしているハインリヒに短く言って、軽く手を振って、別れる
途中、トレイに紅茶と食事をもってきたフォルカーには話しかけられても、薄い反応しか返さずに、すれ違って]
安堵する人々を横に、血の宴はまだ終わらず、くだした結論は、終幕は如何に
[底冷えするように冷めてるとも、煮え焦げ付くように熱くもとれる声は風に乗って墓標近くにいる面々に聞こえるだろうか。だがそれに気づいたときには既に...は集会場へと入っていた]
─外・西側峡谷近辺─
……で、それはそれとして、だ。
[はあ、と。
零れるのは、ため息。
呼吸など当に関わりのない霊魂の状態でも、そんな仕種は生前と変わらない]
こうなった以上は、隠しといても仕方ないし。
……洗いざらい、吐いておいた方がいいんかね……。
[先に自分が消えるつもりだったから。
言わずに持って行こうと思っていた事は、結構、ある]
……かなり、今更な事も多いけど。
[そも、『隠していた事』は、身体と寿命に関わる事が大半だったから。
そんな考えも、片隅にはあるのだが]
[そしてそのまま二階へとあがり、目指すのは、イレーネの部屋
音もなく静かに扉を開ける]
―二階 イレーネの部屋―
望むもの…唯一の願いは出たかい?
[その言葉に反応したのかはわからない。ただ空気を震わせてイレーネの口からもれる矛盾した言葉に似通ったものを見出し、同時に合わないものも見出す]
単純だな。
結局…いずれかが死なないと進まないんだから
[過去に、どうにか場を上手く壊したものがいた気がするがそれは口にせずに、
歪んだ笑みを浮かべるイレーネに静かに言う]
[一部屋挟んで隣の声は、此処まで届くことは無い。
窓から離れた]
…ともあれ。
終わったのかな。
[あの場を去る直前に、エーリッヒの姿は見ていた。
自らの死の直前の記憶は曖昧だったけれど]
なら、あの子は無事ッてコトか。
[罪悪感は未だ根深く残っているものの、せめてもの安堵を覚えて呟く]
―墓標前―
へえ、そいつはスパルタなんじゃないのか?
[ユリアンから返って来た言葉にふ、と静かに笑って空を見上げる。
墓標から伸びる影は、東へと長く伸びていた]
甲斐性なしだけ…って……は。
[煙を一筋吐き出して、自重気味に笑う。
―うるせえよ。表情はどう見てもそう語っていた]
てめえが甲斐性なしだってのは…とっくの昔から知ってるさ。
[どこまで行っても甲斐性なしは、甲斐性なしだったってわけだ。
そんなふうに思いながら伸びる墓標の影を見つめた。
戻るといったユリアンへは、もう少ししたら戻ると告げ、見送って
入れ替わりにやってくる足音を、耳だけで捕らえていた]
―そうか。
お前さん、強いな。
[紅茶と食事ができたと告げる次期村長に、そんなふうに言葉を向ける。
特に警戒もせず、彼に向ける怒りもない。
消化不良の怒りは向ける先を完全に見失い、ある種の空虚さと変わりかけていた]
落ち着いたみたいだな。
もういいさ、気にするな。
[謝る様子に煙をふわと吐き出して苦笑した。
いつまでもカリカリしている自分が大人気ないと思えた]
だが…次にまたやらかしたらぶん殴るぞ。
俺はお空のせんせいと違って、優しくはないからな。
[にやりと笑う。
―その耳に、風が誰かの言葉を乗せてきた―気がした。
「血の宴はまだ終わらず、くだした結論は、終焉は―」と。
聞こえたか?とフォルカーを見下ろし、誰の姿もない集会場の方を見た]
─外・西側峡谷近辺─
[ふ、と木立ちの方を振り返る。
猫はどうしているのかと、それが気になった]
……まだ、外……かな。
[小さく呟いて、そちらへ向けて歩き出す。
猫、以外にも気になるものは多かった。
終わっていない可能性に気づいたから、ある意味では残された全員がそう、とも言えるのだが。
特に気にかかるのは、熱心に星の話を聞きに来ていた少年の事]
[机の上のオルゴール、もう触れることの無いそれに一度視線を向ける。
それから歩いて部屋を出た。
丁度ユリアンが部屋の前を通り過ぎるのに出くわして、訝しげな表情をしたが、それを追うことは無く]
─二階・自室─
死ななきゃ進まないなら、殺すしかない。死ぬしかない。
その先にボクの望むものがある。
ユリさんは、敵じゃないって言われた。
でも敵じゃないことは、味方とは限らない。
ユリさんは、手伝って、くれるの?
[振り向いた先、ユリアンを視界に捉える。僅かに金を帯びた縹色がユリアンを見つめた。その顔に既に笑みは無い]
─外・墓標近辺─
[場にたどり着いたのは、埋葬も終わり、ハインリヒとフォルカーが言葉を交わしている頃。埋葬中のやり取りを聞かなかったのは、ある意味では幸い。
ハインリヒがフォルカーに向けた言葉に、ほっとしたのも束の間]
……今のは……。
[風に乗り、届いた声。
それは、気づいた可能性を裏付けるもの]
ユリ、くん。
……ほんとに、君は、何を……。
[知っているのか、と。
呟く声は、どこか掠れていた]
その認識は正しい…敵でも味方でもないんだろう
エリ兄から力を貸してほしいといわれて、こうしてきたのも気まぐれだ
[人狼を前にしてもあっさりそんなことをいう]
でも…そうだな。手伝うならせめて覚悟を聞きたい。
…フォルカーを殺せるか?それとも…フォルカーの変わりに死ねるか?
─二階・自室─
エーリッヒに言われてたんだ。
[今まで呼ぶことのなかった名を呼び捨てる。続いた問いには、歳不相応な艶のある深い笑みを浮かべた]
殺さなきゃ、死ななきゃ進まないんでしょ?
[融合ではなくちぐはぐに繋がれた二種の意識。歪んだ心は拒む部分を切り捨てていた]
―(前)1階・廊下―
…あなた以外の誰が変態だと。
いえ。他の方も変態かもしれませんが…オトフリートさんとか。
[死んだ人の名を言った。少しばかり、悩んだ後に]
ユリアンさんにも蹴れって言われましたから、遠慮なく蹴らせていただきますね。
……神学は。いえ、なんでもないです。
[とりあえず、最初は手で起こしていたが、実際蹴ったかどうかは心の底に沈めておこう]
――ありがとうございます。
後で、掘るお手伝いにいきますね。イレーネさんに紅茶をお届けしてから。
フォルカーさんは……、わかりました。
拭いておきますから、安心してください。
[フォルカーと一緒というのに、少し、悩んだ。
が、なんでもないというように、首を横に振り、そして拭き終わったころにやってきたフォルカーと、台所へ行ったのだった]
―外・墓標近く―
あれ、オトちゃんだ。
ヘルさんと一緒じゃなかったのー?
[オトフリートがやってきたなら、自分の遺体が埋められている真上に体育座りしたまま、きょとんと首を傾げた。
ユリアンの声は聞こえなかったようで、ハインリヒとオトフリートの様子に不思議そうに二人を見比べて。
さらにフォルカーの方を見れば、無意識に視線がトレイに。]
………あたしも何か食べたいなぁ。
[いや、お前もう死んでるから食べる必要ないだろう]
ユリにいは、何を、知っているの……?
[すれ違いざまに、小さく問いかける。
彼の顔は見なかったし、引き止めることもなかった。
答えを得ることを、厭うかのように]
―外:墓標前―
[強い、と評された少年は、緩く首を、左右に振る]
強くなんて、……ぜんぜん。
変わりたいと思った、でも、僕は弱いままだ。
[吐き出される煙が空へと昇っていくのを追って、顔を上げた]
……せんせい。
[殴ると言われたことに怯えるでもなく、ぽつ、と繰り返した。
地面に水平の高さになった視線を、墓標へと向ける]
せんせい――…………… オトせんせい、いなく、なっちゃった。
[今更に実感したように、噛み締めるように、声を紡ぐ。
しかし感傷に浸る間もなく、まるで知らない者のように聞こえる声が、届いた]
……………ルディン、さん。
僕、
……“人狼”が死んで、終わったと、思った。
でも。
胸の奥底に燻る、何かが、消えないんだ。
[言葉に呼応するよう、首元の赤石が煌めく]
もし、――……もし、僕が“やらかし”そうになったら、止めて、くれますか。
そうだよ。
にしても。こんなガキンチョがそんな笑み浮かべちゃって
[イレーネに近づいて、払われなければぼふっとなでる。]
んじゃま、人間でやれることでもやりますかね。
…どうせ…ま、いいか。
外に、フォルカーとハイン兄さんがいるのは知ってるが、後は知らん。既にしってるかもしれんが、神に選ばれたとかなのは、フォルカーとダーヴ。
俺も含めて後人間を三人殺せば確か場が壊れるんじゃなかったかね?
[と知っている事柄をだらだらと挙げていく]
─外・墓標近辺─
[あれこれと巡らせていた思考は、ローザの声に遮られる]
……あのですね。
俺は俺で、整理したい事があったんですよ。
[首を傾げつつ向けられた言葉には、ただ、苦笑するのみ]
……いや、もう食べるとかそういうのは、越えてるじゃないですか。
[でも、そこには突っ込んだ。
何となく]
― →広間―
[女が階段を降りる時には、生者も死者も、殆どの姿はそこになかった。
エーリッヒは未だ残っていたか、いたならば僅かに逡巡を見せたものの、結局は目を逸らした。
そうして広間に入り、入口のすぐ傍に陣取って、台所からの音を聞いていた]
[『いなく、なっちゃった。』
少年の紡いだ声>>112には、ほんの少し、困ったような笑みを浮かべ]
……今だから、この季節だから、見れるもの。
見せてあげたかったんですけど、ね。
[零れたのは、こんな呟き。
それから、少年の言葉を聞いて。
それに返される応えを、待った]
―台所―
前に、同じことがあったと言っていました。
[ユリアンが、という疑問に、頷いた]
力が、嬉しいって思ったら、おぼれちゃうんじゃないですかね。僕がそういうものを持ってるとしたら、と考えると。
力に頼りすぎるのは、きっと良くないことだと思います。
…フォルカー君は、つらい、でしょう。
でも、そう思っていられるなら、きっと、大丈夫だと思います。
たとえ……神がそれをお望みになっても。
[最後の言葉はちいさく。
そして、エーリッヒのことを気にするのに、少し、曖昧に笑った]
いろいろ、あったんだと思います。
僕はエーリッヒさんではないから、感情の全部がわかるわけじゃないけど。色々、重なってしまったんじゃないかなと。
─二階・自室─
[表情について言われても何も言わなかった。自分がどんな笑い方をしているかなんて分かっていなかったから。撫でられるのには抵抗せず、挙げられた内容を耳にする]
場については母さんが残した日記でしか読んでないの。
母さんは、自分が死ぬことで場を崩してたけど……そう、後、三人。
一人、誰かを……頼んで良い?
出来れば、力ある人を。
[殺して欲しい、と。そう言外に含んでユリアンを見上げた。その顔に先程まで浮かべていた艶のある笑みは無い]
誰かに吹き込んで別の人を殺すように仕向けても良い。
手段は、任せる。
―墓標前―
[オトフリートがいなくなってしまったと言うフォルカーの視線につられるように墓標を見た。
その後、不穏なことを言う誰かの声にはフォルカーも気づいたようで―]
あー、その、なんだ。
俺はチビがそんなしけたツラしてっとむしゃくしゃするんだ。
[フォルカーの頭をくしゃくしゃと撫でる代わりに自分の無精髭をごしごしと擦って]
お前さんのことはお空のせんせいにも頼まれてるしな。
妙な力があるんだろう?
心配するな。―言われなくても止めてやるよ。
それに俺も―さっきからどうも胸騒ぎがする。
[集会場の方を見やって息を一つ]
―台所―
僕が村を出てしまったから。それ以来、会ってないですね。手紙は何度も書いてるんですけど。
僕が休学してからは、僕からしか送ってないのか、それとも寮に溜まってるのか。怒られるのは確実でしょう。
[姉の事を話すときだけは、とても楽しげに。
フォルカーの様子を見ては、ほっとした息を、気付かれないように吐いた]
――あぁ、やっぱり、フォルカー君だったんですね。
エーファさん、っていうお名前なんですか。良い、お名前ですね。
[ブローチを見て、微笑む]
ずっと傍にいるのは、良いことです。喜んでいると思います。
…エーファさんは、きっと、フォルカーさんをずっと護っててくれるんですね。
そういえば、僕のことは、ウェンデルで良いですよ。何なら、ウィーでも。
[姉が呼ぶ愛称だと、問われれば説明しただろう。
他の人を見に行く、というのに頷いて、少年は蜂蜜を溶かした紅茶を持って、台所を出ていく。行ったところで、また部屋を知らないと思ったが――まぁなんとかなるか、と階段へ]
へぇ…そなんだ。ってか母親もか
いや、まあ俺もわかんねーよ。聞いただけの話で確信なんてないから
[血族なのね。とか思いながら、思わず普段のように抵抗のようなものをしないので調子にのって頭をぽふぽふした]
吹き込んでは無理だな。
もう人狼いないって思われてる感じだし。じゃあ場所がわかってるやつか目に付いたやつにするか
[軽く伸びをしてから、扉のほうへと向かう]
―外―
[森の適当な場所に穴を堀、エーリッヒを埋めた。
ほんとに適当なのか、開けた場所でもなく、樹が生い茂った間の狭い隙間だった。]
目印目印と…。
[標の代わりに、拾った石で傍の樹に格子模様を彫っておいた。
後でウェンデルに教えないとなぁと思いながら、その前に暫く立っていた。]
[部屋の扉を開けたところで止まった]
ぉ、ウェンデル。
紅茶なんてもってどうしたんだ?
もしかして、俺と同じでイレーネが心配できたってとこか?
[なんていって、入るか?というように扉を開けて…誘い込んでみる]
─二階・自室─
うん。
母さんは、死を選んで一緒に場に巻き込まれた父さんと心中した。
それを知ったのは、ここに来てからだけど。
───自分が人狼の仔であるのを知ったのも。
[調子に乗って何度も撫でる様子には、軽く睨み上げるよな視線を向けた。それは以前にも同じようなことをされた時に行ったものと同じ仕草]
それで構わない。
よろしくね。
[声は淡々としたもの。扉へ向かう様子には引き留めることなく、僅かに金を帯びている縹色を向けた]
―2階廊下―
あ、ユリアンさん。
[部屋から出てきた様子に、首を傾げる]
いえ、2階にいらっしゃったとは知りませんでした。
イレーネさんが、さっき辛そうに見えたので、あたたかいものでも、と。
ほっとしますから。
[それから、半眼になった]
もしかしてイレーネさんのお部屋に、二人っきりでいたとか、言います?
ダメですよ、年頃の子と入るときは、ドア開けておかないと。
[言いながらも、扉を開ける様子に、それじゃあお邪魔します。なんて答えてその傍へ]
ユリアンさんも飲みます?
持ってきましょうか。
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