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―灯台傍―
[生者のたてる音ではない音が、届く。
そちらへ視線をやると、幼いエーリッヒの姿。
はたり、と瞬いて、さて自分も年若くなっていたかと思いなおす]
エーリッヒ。
随分と幼くなったものだね。
痛かったり苦しかったりはないかい?
11歳か12歳くらいだったかな?
ここに来たのが13歳になるかならないかって時だったから。
[んー、と思い出すように、顎に手を当てる。
大体そのくらいの歳だったと言うのは覚えているが、あやふやなところもあって。]
…ん、そうか。
ありがとう、ナータ。
[まぁ、身長だけは変わらなかったのはアレでソレだが。
ラーイの姿が元の姿に戻っていたのには嬉しげに目を細めていたが、あえて言及しないでいた。]
そうだな。
[ナータの変化は見ていないから首を傾げるだけだが、
戻れたよとの言葉には頷いて。]
行ってらっしゃい。
[と、二人の弟を見送った。]
―宿屋→灯台傍―
[玄関脇で一つ気配を見つけて。>>+107
けれど何かを待つような様子にその空気を壊そうとは出来ず。
深く一礼して岬へと向かった]
ヴィリーさん。ゲルダさん。
[ゲルダは…エルが抱いているのもあって二重写しのよう。
ヴィリーはやたらと傷が増えているようで、やはり不思議が多いとそんなことを。アーベルが動く前の一瞬に思った]
[アーベルの問いかけに首を傾げるエルゼの姿は、本当に解らないというようで。
それ自体が哀しいと思った。
エーファが護る者だったというエルゼと、それを知っていたようなフォルカーの声も聞いているだけで。
ただ、フォルカーが零した言葉に、それは違うと首を振った。
声は小さかったろうか。]
ちが、う…フォルカーちゃん、それは、違うわ…
[ゲルダは、呪いだと言っていた。
けれど、それを言うことも躊躇われたのは、死した彼女達、力ある者が報われなくて。]
アーベル…?
[エルゼから場のことを訊かれ、答えた後。
彼がこちらに向ける笑みはいつものそれで、けれど何も言ってくれなくて。
肩から離れた手が髪を梳いて、彼自身も離れるのを。
まるで、金縛りにかかったように動けないままで見送った。]
―灯台傍―
ありえそうですね。
誰にも渡さずにすむならそれでもいいって。
そういうのは、とっても………らしい。
[ヴィリー達がそれまでしていた会話は聞いていなかったけれど。
意味は想像しやすかったから、頷いていた。>>+120]
前から思っていたけど。鋭い人だ。
[ブリジットの返答>>44に浮かべるのは、男性的ながらも綺麗な笑み]
それしかないんじゃないか?
オレにはそれ以外の手段なんて、思い浮かばないね。
[自分じゃ止まらないから。止められないから。
そんなもの、思い浮かぶはずも無かった]
何でだろね、足掻く気にはならないんだ。
仲間が死ぬ話をたくさん聞いたせいかな。
ああでもね、r……ライヒアルトはいっぱい足掻いてたよ。
他の人を喰わないように、大切な人を生かすために。
まぁ、オレが全部ぶち壊したけど。
[アーベルの言葉>>47に、オレはふわりと柔らかく笑って返す。
真名を呼びそうになったのは抑えて、名前は言い直していた。
どうせ言ったって伝わらなかっただろうから]
目玉でも良いけど……何?
[したい事があったと言いながら近付いて来るアーベル>>48を、オレは座ったままに見上げる。
ゲルダだけは離すまいと、少しだけ抱き締める腕に力を込めた]
[アーベルの望みが何かはわからなかったけど、それを邪魔することはせず。
ただ終わるのを待ったら、もう自分はその瞬間に動くつもりでいた。
違うとブリジットの言葉に気がいっていたのもあり、横をすり抜けるアーベルに反応をすることはなかった]
そうだね、力ある人は皆死んだ。
[ただそれを呪いとも自分は思わない。
力の真なるを自分は知らないから、それはやっぱり神秘的な力に思っていた]
見たことないから分からないかもしれない。
[思いのほか若い年齢を言うクレメンス>>+119に視線を彷徨わせる。
その姿で会っていたらきっと子供扱いしてしまっていた。
分かる姿でよかったとひっそり思う]
ふふ、如何致しまして?
[悪戯な笑みを浮かべ小さく首を傾げてみせた。
不安を拭い去るように撫でる手>>+125。
大好きな手の感触に嬉しそうに目を細める。
けれど、答えが聞こえてきょとんとした]
い、犬……?
ラーイが、わんこ……。
おにいさまだけずるい。私もみたかった。
[流石に当人の前では言えないがかなり本気のよう。
拗ねたようにくちびるを尖らせている]
[ぶち壊したとか言われたら>>52、思わず笑い声が零れた。]
あははは、そりゃあ……ライの兄さんの願いは、シスターかな?
本当は、二人で生きてたかったんだろうけど…まぁ、二人で死ぬのもきっと一興だよ。
今頃同じ場所で再開を喜んでるサ。
[死者の事なんて分らないからそんな事が言える。
実際どうしてるんだろう?そんな事を思ったけど泡のようにすぐ消えて。
エルザの前に膝を突くと、さらと、両手でエルザの長い髪を梳いた。
その両頬に冷たい手が触れた。
少しだけ、腕に力が篭るのが分った。]
大丈夫だよ、ゲルダの姉さん取ったりはしないからサ。
ずっと……ずっとね。
――…おにいさまも、行ってくる?
私は、一人でも平気だから。
[二人の向かった岬の方をチラと見遣り
それからクレメンスへと視線を戻して]
おにいさまの対――…
蒼花の、ゲルダさんもあっちに居ると思う。
[その存在も気にしていたように記憶していたから
促すような言葉を向けた]
狼にキスがしたかった――。
[まるで祝福を求めるように。
逃げないように強く頬に触れ、血塗れた赤い唇に、自分のそれを重ね合わせ、――――視界を塞ぎ、何も見えないようにした。
フォルカーはちゃんと覚えてるだろうか。狩りの際の言葉を。
「相手の隙を、チャンスを逃すな」と教えた事を。
覚えてなくても、忘れていても、死ぬ相手が変わるだでさして問題はないけれど。
自分のユメは叶ったのだし。]
ん……。
[そうして舌を割り入って、その牙の一本一本に舌を這わせた。
舌が傷つくのも構わずに、うっとりと、こびり付いた血を肉を舐めて味わっていた。]
[黒い泥は自己嫌悪などもきっとあるのだろう。
でもきっとこれは…壁だ。誰にも触れないように、触れられないようにする壁。
そうやって、薬師としてでもなんでも、私情をできる限り消していないと]
―→岬―
[ゼルギウスとヴィリーの会話には口を挟むことなく]
[まだ痛みは残っているような気がして、右手は包んだまま]
[それからどれくらい経った頃か]
[離れた場所から、生きたひとを眺めていた]
[分かたれてしまった半身を]
[どちらでも良いか、というのにもう一度小さく頭を下げる。>>+127]
俺と違って、人狼であることを丸ごと受け入れていたから。
絶対に譲れないものだけは間違わない。
俺みたいに間違えて、手からすり抜けさせたりはしない。
[半眼になったゲルダに、少し怯えの色も含ませながら。
また金色に変わっていた眸を軽く伏せて首を振った]
それが一番最良とは、言わないけど。
……そうね。
ゼルも、ゲルダさんも。
ナターリエさんも、クレメンスさんも。
エーファちゃんも、皆。死んでしまった。
…ゼルとゲルダさんは、苦しんでたわ。
力の、せいで。
[血のせいで、人の死が哀しいのに嬉しいと、そう言っていたゲルダ。
役目を全うする為に、自分の意に添わぬことを遂げたゼル。
自分に話してくれた彼女と、彼は。
それぞれの立場で苦しんでいたと、そう思う。
それをフォルカーに言うでもなく、話し。
アーベルの行動に、目を瞠った。]
最初から、知って?
……ヴィリーさんが影の護り手、だったんですか。
[肩を竦めるヴィリーを見て。>>+132
アーベルに視線を向けたら思いもしない「お願い」がされてて。>>55
金を丸くして固まった]
アーベルさんも意味ありげだったから。
お二人とも、怖かった。んです。が。
[声が上擦っていた。こうしたことへの免疫は皆無に近い。
無意識なあれやこれやはさておいて]
何か吐き出したいことがあるんなら言っていいんだからな?
もっと家族を信用していいんだ。
[もう一度、ナータの頭を撫でると岬の方に足を向けた。]
多分ね。
オレはアイツの口から聞いたわけじゃないからはっきりとは言えないけど。
[でも考えうるのはそこしかないから、多分と言っていてもほぼ確信に近かった。
死者については分からなかったから特に何も言わずに居たけど。
触れてくるアーベル>>54に、ゆっくりと本紫を瞬かせる。
頬に伝わる冷たい手の感覚。
少しだけ冷たそうに瞳を細めたけど、それだけ。
ゲルダを取らないと言われて、オレは少しだけ力を抜いた]
ずっと────?
[問い返す前に唇が重なり>>55、視界が遮られる。
ぴくりと眉根が反応したけど、手足が動くことは無い。
特に腕は相変わらずゲルダを抱き締めていた]
んンぅ……───。
[顔は固定されてしまっていたから、逸らすこともままならなくて。
結果、アーベルのされるがままになり、唇の隙間から熱い吐息を漏らしていた]
[アーベルが、エルゼの前に立ち、聞こえた声とその顔を近寄せるのに、タオルから包丁を引き抜く。
獣にできた、隙、向こうからはこちらの姿は見えておらず、何よりアーベルは自分の目的を果たしていたし]
ふぅ……
[短い吐息、それから呼吸を止めて、その背後に向かってゆっくり足音を立てないように近づいていく。
気配を完全に消せるほどに熟練しているわけではないけども、相手に悟られぬように動くのは狩りの基本だと、なんども教えられてきたこと。
ブリジットからはアーベルに切りかかりに言ってるように見えたかもしれないけど。
アーベルがひとしきり味わった頃くらいだろうか、その背後にまで来たところでぽんと小さくその背中を左の手で叩く。
右手に持った包丁は体の内側に向かって構えて、一気に振りぬくときは内から外へ、これも最初に刃物の扱いで教わったことだった]
――…また今度、覚えていたら。
[クレメンスの言葉に小さく笑う。
困らせてしまいそうだと思うから
言葉にすることはないかもしれない]
……信用してるわ、おにいさま。
いってらっしゃい。
[撫で遣る兄にくすぐったそうにして
岬へと向かう姿を目で追う]
――…信用してる。
言えなかったのは私が弱いから。
[ひとりになれば呟いて
両の手の平をぼんやりと眺める]
『場』が崩れるの、もうすぐ、かな。
[細い指先、その輪郭が少しだけ曖昧に見えた]
私は、逃げてばかりね。
[困ったような笑みを浮かべてただその『刻』を待つ]
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