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[ティルの様子にあは、と笑って]
…メイドのボクが本当はやらなきゃねぇ?
[少し、笑みを作って]
ボク、何でもいいよぉ。暖かいものなら。
[軽くなった身一つでティルの後に従う。
指し示された寝台にぽす、と腰を下ろすと]
――温かい、甘い、もの。
が良いな。
[無理ならどっちかで良いよ、と付け足して]
[空に向けて、銀が舞う。
その姿は一度、廃墟の上へ。
……静寂。
獣の感覚が何かを捉えたか。
翼が大気を打ち、舞う。
何かに引かれるよに、北へと]
良いか悪いかはともかく、私は厭きたな。
[さらりと言いのけ、]
さて、ありそうな気はするが――
どうかな。
[その足はキッチンへと向けられる。
歩みにつれて、緩やかに髪が揺れた。]
いいや。
あれらはどうせ、脱出を目論むだろうと思ってね。
たとえ無駄な足掻きになろうとも、
大人しく処分されるのをよしとする者達でもあるまい。
貴様はどうする。
[どうやら、葉はあったらしく。
胸元付近までの高さの台に遮られて、
紅からは見え辛い位置から、カチャリと音が鳴る。]
[ぺたぺたと裸足のままリノリウムの上を走っていく。
扉に手を掛けたところで向かいの部屋に視線をやる。
ドアノブに掛けていた手を解く。
ブーツを持たない手が、こつり、と小さく向かいの扉を叩く]
─北部・荒野─
[そちらに行こうと思った理由を説明しろ、と言われたなら、多分、困る。
強いて言うなら、そこにいるような気がした、と。そんな所か。
区画の境界線を越えた所ではばたきを止め、滑空する。
いつかのように、空を滑る、銀翼]
……おっと。大当たり、か?
[舞い下りた先、感じた気配に。
ごくごく小さな呟きが零れて、風に乗った]
温かくて甘いもの、ね。
[簡易キッチンにはポットもあって。
棚を探れば紅茶の他にもココアの袋が見つかって]
…何ともね。
[苦笑しながら砂糖と共にそれを見つけたカップに入れる。
お湯を注ぎ、牛乳を少しだけ足して丁度良い温度に。
ふわりとした香りに苦笑も和らいだものとなって]
これでいいかな?
[お盆に乗せて戻ると二人に差し出して]
とにかく落ち着こう。
ブリジットはブリジットで動いているはずだ。今は彼女を信じておくしかない。僕らだけでは無理がありすぎるのだから。
――…嗚呼、
[上から落ちる陰に、伏せていた翠を上げる。
月を遮るようにして現れた銀翼に、一度瞬くと
薄く、笑みを浮かべて――ゆるりと首を傾いだ。]
…此処に居たら。
何となく、来ると思ってました。
[着地した相手に、視線を向けて。
よ、っと小さな掛け声と共に立ち上がる。
左腕に纏った組紐が、しゃらりと音を立てて]
ありがとう。
[カップを受け取り、両手で包むように持つとゆっくりとすすった]
…美味しい。
[ティルの言葉には、頷いて]
…そうかな…
うん…そうだね。うん。
厭きたの?
今の状態はお気に召さないのかしら。
[それはそうだろう。
己と違い、無心に忠誠を誓っているわけではないのだから]
無いなら何でも良いわ。
脱出は、目論むでしょうねぇ。
ティルちゃんがそれらしい言動で匂わせてたしぃ。
イレーネだって頑なだったもの。
[そう返答しながら長い真紅の髪に手をやる。
毛先をパラパラと眺め、たまに枝毛を見つけると眉を寄せたりなんかして]
どうするって、脱出のこと?
アタシは必要が無いもの、加担するつもりは毛頭無いわ。
[音と、僅かに漂ってくる茶葉の香りがすると、視線をそちらに向ける。
ブリジットの手元などはほとんど見えなかったが、準備する様子にまた視線を外す]
[徐々に零れる甘い香りには、ぱたりと翼を揺らして。
両手を伸ばし、にこにことカップを受け取ると]
ありがとう。
[ミルクココアを美味しそうに啜りながら、こくりと頷く]
ブリジットは――。
生きたかった、はず。
幸せになりたかった、はず。
[きっと、だから。
諦めないと、思いたい。
それが同じ彼女であったとしても、違う彼女であったとしても]
何となく、ねぇ。
そいつは奇遇、俺もここに来た理由は何となく、だからな。
[くく、と笑う。
浮かぶのは、孤狼の笑み]
……で、その様子だと。
お互い、ここにいる理由も同じようなもん……かね?
[静かな問い。
向けられる翠を見返す蒼は、ごく静かに]
[カチリと摘みを回す音。
生まれた火が、容器内の水を温める。
カップを二つ、棚から取り出した。
ルージュからの問いには、是とも否とも答えず。]
必要が無い。
意志が無いゆえに?
阻止はするだろうと思ってはいたが、当然ね。
[こつりと、叩いた扉をもう一度見てから、背を向け、間借りの自室の扉を閉める。
しばらくすれば水がタイルを叩く音に混じって、治りきらない傷にしみるのか短い悲鳴やらなにやら、呻くような声も混じっていたけれど]
[さらにしばらくすれば、すっかり血のあとを洗い流した姿の青少年が、以前からそこにあったらしい新品の人民服に袖を通している姿があった。
白いバンダナに残った赤いあとは薄く残ったけれど、そんなことかまわないとブーツの紐を締めれば一つ決意したような芯のある瞳を一つ瞬かせ、猫のような身軽さで窓からひらりと飛び降りて着地。
空の月を一度仰いで、当てもなく歩き出す]
全面的に信じるのは危険かもしれない。
それでも他に手段が無いのなら。
いざとなったら利用するつもり、でいればいい。
[ユーディットにはそう返して。
続いたイレーネの言葉にはフゥ、と息を吐いて]
まあ、信じられるかとは思っているけどね。
僕も失言しそうになった所を止めてもらったし。
そうじゃなければあのまま喋らせていただろうから。
あの影だって別段死にたくはだろうさ。
だが、生よりも大切な何か、を持っていることは、ありうる…。
[僅か目を伏せて]
そこは注意しなければいけないだろうな。
ああ、それでいい。
邪魔をするなら誰であっても排除しなければいけない。
僕もその場合は躊躇しない。
こう言うと少々悔しいが、それは僕らも敵も変わらないからね。
[ポツリと零された呟きにはそう頷いた]
――あれ、それは奇遇ですね。
気が合うのかもしれませんよ、もしかしたら。
[…こういう場でいう事じゃないかも知れませんけど。
くつりと喉を鳴らして、蒼へと対峙する。
向けられる問いに、金を揺らして]
でしょうね。……此処まで来たら、他に理由が無い。
――嗚呼、けどそうだ。
一つだけ。
[ふと、何かを思い出したように。ゆるりと瞬く。]
貴方に、伝言が。
――『銀翼の孤狼』。
そんなところかしら。
駒は必要以上のことはしないの。
駒を動かすのはあのお方でなければならない。
アタシが勝手に動いちゃ、ダメ。
だから動かない、逃げる必要が、無い。
阻止は、どうかしら。
そこまでの『命』は受けてないのよねぇ。
[言いながら首を傾げる]
アタシが言われたのは『遊戯』を盛り上げることと、時と場合によってアナタ達の盾となること。
この二つだけ。
気が合う……ねぇ。
こんな状況でなきゃ、笑い話ですむんだがな、それ。
[軽く、肩を竦めて言って。
理由がない、との言葉に一つ、頷くものの]
……伝言……俺に?
[唐突な言葉に、訝るような声が上がった]
なるほど。優秀な事だ。
……ああ。
事前に阻止をしない方が、喜ばれるかも知れないか。
[会話を交えるうちに、液体は器へと注がれる。
トレイに並べたそれらを手に、彼女は奥から姿を現した。湯気が漂う。
とは言え、地上に比べて狭い室内には、歓談出来るような場所も無い。椅子が一つの他は、寝台に腰掛けるしかなく、傍らの机に置いた。]
盛り上げ、ねえ……
達成されたと思うか?
あの方は、満足するかな。
[ブリジットは、嘘は吐かないような気がした。
何となく、何となく、だけど。
言わない、事はあっても]
[ポケットから、ふと銀を取り出す]
――アーベル、元気かな。
判断するのはアタシじゃない。
駒を進めるのはアタシじゃない。
やるのは、あのお方。
[奥から姿を現すブリジットに気付くと視線は自然とそちらを向き]
さぁ?
それを判断するのも、あのお方。
アタシが知り得るところじゃない。
希望としては、満足して頂きたいところね。
やるだけのことはやったもの。
――嗚呼、本当に。
[薄く、笑う。
リィン、と。白金が一つ鳴り響いた。]
ええ、他でもない貴方に。
――「大丈夫だ」と。
たくさん、心配しただろうから。だそうですよ。
[誰から、とは敢えて告げない。
ゆると、蒼を見据えて。翠を細める。]
尤も、心配しなくても。
――直ぐにそちらに送って差し上げる心算ですが。
[何度転倒しただろうか?元々数えてはいないけど
数えていてもやめてしまう回数転倒しただろう。
少女は包帯を巻いた足で…その包帯は薄汚れているが
息を切らして駆けている。]
─回想:中央部廃墟─
…………!?
[どこかで、声が響く。
……それを少女が聞き間違えるはずはない。
だって、その声は……]
………ユリアン…
[それはユリアンの叫び声。
それは、とても悲痛な声……少女は瞬時理解する
もし、今離れていなかったとしても
身体は守れてもきっと精神を守るのは……]
[……どうやら、ユリアンの相手は…エーリッヒ…その人のようだ。]
[深くと頷くとココアのカップをことりと置いて]
――行く。
[柔らかい銀の感触を手に、床に足を降ろす。
その向かう先は、モニタールーム]
[白青龍…それは、どうやらユリアンが召還したようだが…
けれど、エーリッヒの手が動くのを見る。]
[音と、月光の反射で少女はそれが刃物と知る]
…………!!
[息を呑む。衝動。自分が凶刃に狙われた時のような恐怖とは違う。
胸が苦しい。駆ける足…は、絡まって、
ほとんど転がるように大切な人のもとへ。]
それも僕も同じだけれど。
[肩を竦めるユーディットに苦笑を返す]
…そうだな。
向こうにはもう一人、漆黒の星がいる。
様子を確かめておくのも必要かもしれない。
[自分の分のカップを盆に戻して]
もう一度確認しておこう。
この話は向こうではしない。その時が来るまで。
いいね?
[ティルの念押しにはこれまたしっかりと頷いて。
人差し指を唇にあて]
ナイショの、ナイショなの、よね?
[そうして部屋を出ると、ぱたぱたと]
/なか/
>>+187 イレーネ
連投とは割り込まれるものである!!
と、言うわけで(・ε・)キニシナイ!
うん、霧が瞬時。焦った……
[誰からと言われずとも、その伝言の主はすぐに知れる。
他に、自分宛のこんな言葉を託す者はいないだろう]
……ったく……。
[刹那、笑みが零れて。
伝言の後の言葉に、それは消え失せる]
……悪いが、送られて行く気は、ねぇ。
行くなら、それは、俺自身の意思で、だ。
[案内はしてもらうようだろうが、と、言いつつ。
こちらも蒼を細め、翠を見やる]
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