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─ 前日・1階 個室B ─
…今から戻ってお茶をって気分でもないわねぇ。
今日はもう寝ちゃおうかしら。
[集会場に来る前、身支度を整えるついでに入浴は済ませてきたから風呂に行く必要はなかった。
広間に戻れば多分酒宴になっているだろう。
酒を飲んでいるのを見て我慢出来ると思えなかったから、やっぱり行くのはやめようと、ベッドに横になった。
そのまま、朝を迎えて──聞こえた喧騒に、起こされることになる。**]
― 夜・広間→個室D ―
[ジュースを飲んでいれば、そのうちに片づけを一通り終えたユーディットや、ブリジット、ベアトリーチェが現れただろうか。
ベアトリーチェがジュースを飲むようなら、その隣で頭を撫でたりしてたかもしれない]
さて、ボクもそろそろ部屋に戻ろうかな。
おやすみなさい。
[ジュースを飲み終えたグラスはユーディットに任せたのだろう。
その場に居る面々にそう告げて、部屋に戻ると。しばらくの間は、届けられた資料に目を通していた。
もっとも、届けられた直後に思った通り、たいして詳しいことは載っていないが]
…………『双花聖痕』、か。
[読み終えた資料を放り出して、ため息を零す。
左手で胸の『蒼花』の上に触れた]
『神の加護の象徴』って言う割りに、生贄扱いもされるって酷いよねぇ。
[女児は必ず『人々の指導者』たる『花』を持ち。さらに男児にも、必ずではないが『守り手』の力を引き継いだ者が現れる事が多い。
そんな血統だからこそ、モルゲンシュテルン家は貴族の中でも強い発言力を持ち。
同時に、そのことを知る貴族たちからは、敬われながらも忌避されてきた。
父の先妻は『花』を持ち、その子である己の異母兄は『守り手』の力を引き継いだ。
それゆえに、自分たちが現場に赴く事を躊躇った父の弟妹たちによって、事情を知らされぬまま、人狼騒動の中に放り込まれ。
母を守ろうとした幼い異母兄も、『人狼への生贄』たる朱花を持っていたその母も、人狼の牙に倒れた。
その前後、外交の任を帯びて家を離れていた父がそれを知った時には、酷く悲しみ。二人を間接的に殺した弟妹たちには相応の『報復』をしたと聞く]
………もし、ここに集められた中に、人狼がいたなら。
ボクは蒼花の責務を果たさなきゃならない。
[呟き、小さなため息を零してから。ベッドに横になった]
― 昨夜の回想・広間 ―
[ライヒアルトも台所に向かえば、広間には自分とギュンターだけになった。
なんとなく居心地が悪かったので、お酒台所に運ばせたのは失敗だったかもしれない、と思いながらも、台所の面々が広間に戻ってくるまでは、無言でジュースを飲んでいた。
ふと。そういえば、子供の頃母の旧友のところで、その弟さんと一緒にぶどうジュースを貰ってのんだなぁ、思い出す。
自分より6つ年上の彼は、よく他の子供たちと一緒に遊びに誘ってくれた。
村でも特に親しくしていた内の一人だったのだが]
………いつからだっけ、あんな風になったの。
[子供の頃は名前で呼ばれていたように思うのだが。
いつの頃からか、貴族様だの子爵様だのという呼び方に変わってしまって。それを真似したものか、他の子たちも同じように呼ぶものが増えていった。
最初の頃は、酷く寂しく思ったのを覚えている。
次第に、その寂しさは『女だって事がバレたんだろうか』という疑問に変わっていったのだが**]
―翌朝 個室M―
[当たり前に続いていた昨日が、今日も続くもんだと思っていた。
そんな望みは、朝から打ち砕かれた。
クレメンスの叫びが小さいながらも鼓膜を震わせ、ライヒアルトが出て行く音に目が覚める。ただ、事態の理解はほど遠く……]
[ガンガンとする頭を抑えながら、簡単に身支度を整えた]
[そして、変わり果てたギュンター爺の姿を目撃する]
→集会場 外
―集会場 外―
[到着したのは、全員の中でも遅い方だろう。部屋が遠いのもあるし]
ギュンター……爺?
[もう血圧の心配をしなくてよくなったんだな、とかつまらないことはさすがにいえないほどの無残な姿だった。
足跡は降りてきたものの数だけ。犯人がどこへいったのかもわからない。
そしてその傷は、刃物や銃などによってつけられたものだとは到底思えず。むしろ、熊やそういう野生の獣の襲われたものを連想させる。
そして、引き出された腸は 散らかされた、というばかりに体を大きく跳ねて飛び散っていたりもした]
うそ、だろ…?
[口を押さえる。すっぱいものがこみ上げてくる。>>78クレメンスが掻き乱して凍結させられた血の臭いもまた鼻について]
[そして、先に到着したものから出る呟きに、地面ばかりを見つめそうだった顔が、はっと上を向く>>91]
――こっから先は、未成年と女はお断りだ。見んナ。
見ちゃだめだ。
[ミハエルと、そしてその場に出てきただろう面々に、そういって。上記の条件だったら来ていいのは、自分、ライヒアルト、クレメンス、そしてゼルギウスくらいになってしまうだろうか]
クレメンス先生……検死とかまでできるんすか
[こういう時素人は現場を荒らさないのが常識だろうのに。
遺体に手を早速触れたクレメンスは、頼りになるとも異様だともどう捉えればいいのかわからない]
ほんと、何だって、こんな時にっ
[雪を殴りつける。ただ冷たかった]
いつ気付いて助けてもらえるか……
下手したら、春までこのままかもな。殺人犯なんて、閉じ込めたまんまがいいもんな……
[この谷底の村では、孤立する民家の住民は冬の間だけ仮住まいに引っ越すということがある。その家開きをするのが、だいたい雪解けを待って、だ]
[空気は湿っているというのに、喉はカラカラにかわいてしまっていた**]
なぞるしかねぇんだろ、こうなっちまったら。
現に被害が出た。
少なくとも、この村に人狼が居るって証拠だ。
[未だ村との繋がりが断たれたことは知らないため、含める範囲が広義になったが、ライヒアルトの呟き>>84には同意の意思を見せる。
集会場に限定しなかったのは、未だ集められた者達の中に人狼が居ることを認めたくなかったからだ]
細かい検死はしたことねぇが、死体を見るのは初めてじゃねぇ。
外傷見て何が原因かくれぇなら、判断出来る。
……つっても、原因なんざ一目瞭然だがな、これじゃあ。
[エーリッヒ>>95からの問いには短く息を吐きながら答える。
どのように見られたかまで気にする余裕は無かった]
自衛団が来るまではこのままになるかね…。
皆中に入っとけ。
見て気分が良いものでも無ぇ。
[とは言え、目に触れやすいままにするわけにも行かず。
かと言ってシーツかけてしまうと、確認しに来た誰かが知らず踏みつけてしまう可能性が頭を擡げて、仕方無しに自分の上着を目隠し程度に団長へとかけた。
上着なしの寒々しい姿になってから、外へと集まって来た者を集会場の中へと促す。
全員が中に入るのを確認してから、クレメンスも中へと入って行った]
[思わず呟いた後、制止する2人の声>>95>>100には、小さく吐息を零して。
顔色はあまりよくないだろうが、それでもゆっくりと首を左右に振った]
ボクは、大丈夫です。
亡くなった方を見るのは初めてじゃありませんから。
[若手貴族として、表向きは男ということになっているので、一応騎士団にも所属していたりする。
実戦経験はないが、斬り殺された遺体なら見た事は幾度かある]
さすがに、ここまで酷いのは見たことありませんでしたが……それでも。
ボクは立場上、こういう事から逃げ出す訳にいきません。
[他の女性や若い者が来たなら、さすがにとめようとするが。
自分は平気だと、そう言い張る。
ライヒアルトとエーリッヒが村へと向かう背には、「よろしくお願いします」と声をかけ。
上着をギュンターの遺体へかけるクレメンス>>103には、同意して集会場の中へ]
ユーちゃん。
わるいけど、温かいお茶でもみんなに用意してもらえるかな?
[ユーディットが起きてきているなら、彼に声をかけただろう。
なお、さきほどのエーリッヒの「未成年と『女』はお断り」という台詞に、(やっぱり、女ってバレてたんだな)と勘違いしたのはお約束というやつだろう**]
─ →広間 ─
……あー、手ぇ洗ってこねぇと。
いっそ風呂入った方が良いか。
[遺体に触れ、近くにも居たせいで血の匂いが移ってしまっている。
そのままでは他の者の気分を害してしまうだろう]
茶ぁでも淹れてやりたいところだが…仕方ねぇ。
[他に茶を淹れてくれる者が居るなら頼み任せて。
呼び止められなければ湯を浴びて来ようと歩き*始めた*]
[幼い頃の記憶、赤に沈む両親の姿。
その時住んでいた村の大人達は、仔細を教えてくれなかった。近付く事も許されなかった。それは子供に対する配慮だった、のだろうが。]
[当の子供がこうだったから、孤児院に預けた大人は、保父にも何も伝えなかっただろう。両親が亡くなった娘だと唯それだけ。]
[大人は怖いと思う気持ちが薄らと残った。教えてくれない、触れされてくれない、置いて行く。
開院当初、クレメンスに懐かなかったのは幼心にその感情が理由だった筈。自分の他にも4人程の子供>>0を抱えていた彼がようよう皆を寝かし付けようとしても、一人眠たくないと駄々を捏ね、放って置いて、と部屋を抜け出した事も良く有った。]
[それが変わったのは半年程経った頃だっただろうか。懲りずにこっそり部屋を抜け出した自分は、近くの森まで足を延ばして、案の定迷子に成ったのだ。]
[道を失えば途端に一人取り残された気に成った。怖くて怖くて堪らなくて――その時、クレメンスの声が聞こえたのだ。
迎えに来てくれたのだと気付いた時には泣いていた。クレメンスは如何したのだったか。兎に角、酷く、怒られたが。唯、それが保父としての責任感が理由であれ、とても嬉しかったことを覚えている。]
[その翌朝、クレメンスを父と呼んで固まらせたのだった。]
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