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ー 集会場・外 ー
[されど逃亡劇は長くも続かず。
人寄せ付けぬ荒波弾ける砂浜で、次の行動選びあぐねるその間に、背後から伸びる腕に捕らわれてしまった]
ぁぁ……
[足掻き暴れても本気の男の力に敵う筈もなく、容易に抑え込まれ。灼熱感と息苦しさに抗おうにも叶わず背後へと倒れてゆく。
最期に見えたのは一対の光。
あれだけ冷静沈着に見えた人には何だか似合わない気がする、なんて思った。
後は周囲から闇が迫ってきて、包まれて**]
─ 広間 ─
……そうだな。
色々と置き過ぎて、感覚がマヒしているような部分もある事だし。
休息した方がいい。
[これからどうするか、の問いかけに頷きと共にこう返し。
食欲はあるとは言い難かったが、食べないわけにも、と軽食に手をつけて。
休息を、と言ったわりにその後の時間はピアノの調律に大半を費やされる事となるのだが。*]
― 翌朝 ―
[大人達が方針を決めている間、少年はすっかり眠りこけていた。それを呑気すぎると見るか、状況から疲れるのも止む無しと許すかは人によって違ったかも知れない。]
もう一人?
[結局目覚めたのは、朝になってからで、もう一度見極めると言われれば少し困ったように首を傾げた]
構いませんけど......他にも人狼っているんでしょうか?
[少年が人狼と判じたブリジットは死んだ。そして昨夜、新たに襲われた者はいないとすでに聞かされていたから]
......ヴィアベルさんも、嘘をついたわけじゃなくて、見極めを間違っただけなんじゃないですか?
[人狼は死んで、もう居ないのではないかと、そんな風に、楽観的に過ぎると思われるような事を少年は口にする。
それでも、試してみるべきだと言われれば、素直にそれには従うのだが]
でも、その前に鎮魂歌を歌わせて下さいね。
[少年の浮かべる微笑みは、まるで死の恐怖も、今の状況も全て忘れたかのように柔らかい。ヘルムートも夜のうちに調律を済ませていたろうか?*]
─ 翌朝/広間 ─
[調律を終えた後は部屋へと引き上げた。
眠れる気はあまりしなかったが、それでも、休まなければ、と横になる事で最低限の休息はとった……と、思う。
ともあれ、目覚めた後に向かうのは広間のピアノの許]
……ん。
[鍵盤に指をおとし、音を鳴らす。
前日の内に調律を済ませた白と黒は、心地よい音を持ってそれに応えた]
悪く無い、な。
[そう、呟く刹那だけは、今の状況を意識の外に追いやっていた。*]
─ 二階 客室 ─
──── …── っ
…嗚呼。
やっぱり、視えた。
[閉ざしていた瞼が、目覚めに因り開く。
その身に駆けたのは落胆だが、芯を染めたのは”あの人は人狼じゃない”という安堵。
とはいえ、視たと告げて良いかどうかの判断はこちらもまだ付かず。
とりあえず何時までも部屋に籠ったままでは案じられるだろうかという思いだけで、外に出た]
─ →一階へ ─
[女が階下へ降り、まず見つけたのは>>61エーリッヒとクレメンスの姿。
女が近付くより先にこちらに気付いた画商の、大丈夫かとの問いかけにはまず頷きを返して]
えぇ。
取り乱して、ご迷惑をおかけしたわね。
手を貸してくれて、ありがとう。
[エーリッヒが足を負傷していることは、>>1:18最初名乗った折に聞いていたから。
負担を掛けてはいけないという思いで厚意を無碍にしてしまったけれど、感謝の気持ちは変わらない。
礼を述べた後他の人達は何処にいるかと問おうと思ったが、エーリッヒは誰かに向かい話を始めたのでそれは叶わず。
彼が踵を返したのを見て、誰と話していたのだろうと視線を向けた先にいた、>>64音楽家の腕を染める紅に気付けば、息を飲んだ。
その衝撃の強さに、>>67>>70エーリッヒを追いかけて行く少年の気配は打ち消されて。
恐らくは浴室へと向かうのだろう、>>68その場を離れる音楽家にも声をかけることはできなかった]
[暫くその場から動けなかったが、>>65クレメンスの言葉を思い出し女はまず厨房へと向かい。
少年や画商達で手伝いの手は足りていそうだったから、火を借りて、野菜のスープの仕込みをさせてもらって。
そして彼らと同じく広間へと移動して、そこで>>74>>76>>77>>78伝えられた言の葉の数々に、女はただ、目を瞠った]
[ヘルムートが死者から見出すと宣言したことも。
ウェンデルが、生者から見出す者と言ったらしいことも。
その為に、ブリジットがヘルムートに殺されたということも。
女にとって、思いもよらぬことで。
尚且つ、女の迷いを更に強く、深めることだったから]
[結局女は、>>79エーリッヒの提案に是とも否とも答えぬままに、広間を後にして。
一睡もしない内、この集会場での三度目の朝を迎えた*]
― 翌朝 ―
当人同士の約束、だからな。
[男はウェンデルとヘルムートを止めない。
楽しみ、と言ってはアレだが、気持ちの張りは必要な事だろうから。
昨日に引き続いて、男は簡単に食べれるものを用意しておこう*]
……社交辞令はともかく、私の伴奏で歌いたい、などと。
言ってきたのは、覚えている限りでは君が最初だ。
[そこには単純ではない柵や慣習もあるのだが。
少なくとも、直にそれを願われたのは初めての事]
……さて、それでは。
今この時は、余計な事は考える事なく。
……ただ、鎮魂を願うとしようか。
[静かな宣の後、鍵盤に指を落とす。
奏でられる旋律は静かで。
どこか、哀し気な響きを帯びたもの。*]
─ 翌朝 ─
[光が窓から差し込むのを見て、朝が来たことに気付く。
眠気はあったが、眠ることができなかったのは身の内から心の奥から己を苛む痛み。
ウェンデルが見出したからヘルムートがブリジットを手にかけたのだと聞いた時、団長の躯を目にした瞬間から募り続けていた罪悪感もより、増した]
…どうすれば良いの。
[言えば、少年を手にかけることになる。
言わなければ、音楽家が人の手にかかり兼ねない。
それは駄目だ、だって彼は]
人間だって、解っているのに───
[女にとって、共に花を支える片割だと解ってしまったから]
─ 厨房 ─
[痛みに耐えて、見据える未来から目を背けたくて。
女は、おそらく人が揃っているだろう広間に向かうのを避けて、厨房へと移動した。
そして、昨日仕込みをしておいたスープの鍋の仕上げに入る。
手を動かしている間だけは、他の事を考えなくて済むから、と。
野菜の皮を一晩煮込んで出汁を取り、濾した後にみじん切りにした野菜を入れてまた煮込む。
野菜だけの、優しい甘みは食欲の無い者でも口にしやすいだろう。
そんな思いを込めて厨房に立つ女の姿を、見るものはあったかどうか]
〜〜Requiem aeternam dona eis,
et lux perpetua luceat eis.
Juste judex ultionis,
donum fac remissionis
ante diem rationis.〜〜
[それは魂の安らぎと.........
.........罪の許しを請う、うた]
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