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……と。
[歩いている途中で、また電子音。
足を止めて、携帯を開く]
……七恵姉さん……。
[さっき送ってきたばっかりじゃないかあ、と。
思わず呆れたような呟きをもらしつつ、足を止めてメールに目を走らせる]
『と、うん、第一印象は凄くいい感じだよー?
きっと、マコとも気が合うと思うから、気が向いたら会いにおいでっ。
……あ、ところで、さる筋からの情報なんだけど、伝説の男が帰ってきてるみたいねー。
もし会えたら、アタシがよろしくって言ってた、って言っといてー。忘れられてるかもしれないけどさw』
……何ソレ……。
[ほんの少し首をもたげて校舎の方に視線を移すと、
幾つか灯りが点っているのが見えた。
3年通っているとは言え、すぐにはどこかわからないけれど、
ほとんどは部室だろう。喧騒は遠い。
しかしそれも、時間が経つにつれて、1つ、2つと消えていく]
…ふぁー………。
[なんとなく、気の抜けた声をあげた。
心地好いのか、疲れているのか、よくわからないような。]
もどしてってばーっ
「寝てただろ?」
そんなことない!
[むぅぅっと頬を膨らませ――はっとして寮母さんを見れば
その視線の動きによって男子生徒の姿を発見。
にしては大きいような?
と首かしげ]
ねえ亘ー?あの人しってるー?
[こそこそひそひそ。小声です。]
[方向的に、フユと同じく寮へ戻ろうとしているのだろう男子生徒を見付ける。]
ああ。
(あの子も実家へ帰らないで、
残るのか。名前何だっけ……)
[カップ麺をテーブルに置いて、椅子に腰掛け三分間]
……………
[マイコのひそひそ声は聞こえていたかもしれないが、特に気にする様子もない]
……ま、家の方はいい雰囲気なら、良かったけどね。
[そんな呟きをもらしつつ、携帯を閉じて。
……ふと、視線を感じたような気がして一つ瞬き、そちらを振り返る]
…………。
[直後に硬直した……なんて事は、あるかも知れない]
[三分後、おもむろに、カップ麺の蓋を開ける]
…………………
[一分経過の後、こちらをじーっと見ている二人の方へ顔を向け、口を開いた]
……箸、持ってないか?
[忘れてたようだ]
…ぉぁぅぉぁ。
[ことばにならない。
さして痛みはないが、いかんせん、圧迫されて息が詰まった。
反応のないショウを見下ろして小首を傾げるのは、…仔犬。
腹の上に乗ったまま、尻尾がゆらゆら、揺れている]
………っはー。
おーまーえーなー!!
[がばっと勢いよく起き上がって、両手で仔犬を掴む。
きゃぃん!と声があがるのも気にせず、わしわしわしわし]
いきなり飛びつくなっつーの! おしおき!
[さらに、肉球をぷにぷにぷに。
いやいや、というように首を振るが、勘弁してやらない]
[大股に歩いていたフユは、男子生徒……マコトが硬直している間に追い付く。
マコトの挙動をいぶかしむ。
訝しげに見た所為で、元々あまり平和な顔つきをしていなかったフユの目つきが、余計に剣呑になった。]
[目を細めつつも寮のほうへと進んで行く。即ち電子音と共に歩みを止めた人影にも近付くことになるわけで。]
…ああ。
[普段見る時と違い竹刀があるせいか、判断がやや遅れた。直後振り返った彼が微妙に硬直したのにも恐らくは気付いていない。]
今晩和。
[挨拶しながら浮かべる笑みはあくまで人当たりの良さそうな。]
あ、ええと……。
[どこか剣呑にも見えるフユの様子に、声も僅かに引きつったかも知れない]
ど、どうも、こんばんはです。
[それでも、挨拶をするのは条件反射かぺこり、と頭を下げる。
続けて、違う方向から声をかけられ。
見やれば、ある意味よく知った相手の笑顔にまたちょっと固まったかもしれないが。
ともあれ、そちらにもこんばんは、と挨拶を]
あははは、そんなにたっちゃうとのびちゃいますよー!
次はわすれないようにしなきゃ!ですね!
あ、私、日月っていいますー
私が舞子で、あっちが亘
せんぱい、は?
[首を傾げて]
[その近くに、恐らくは洋亮と同級生であろう女子生徒。クラスメイトと親しげにしているのを何度か見たことがある。]
……んーと。
[相手が気付いたかは定かではないが、とりあえず会釈を。]
[険しい目のまま小さく会釈を返す。
マコトの三竦みなどお構い無しだ。]
嗚呼、ヨウスケ君。
[もう一人は親しい友人であるモモが最近熱をあげている相手だった。]
[同じ名字だと名乗られて、それじゃあ恋人同士じゃなかったのか、と思ったとしても口には出さずに、頷いた]
ああ…そうしよう。
俺は、天野久鷹。二年に編入した。よろしく。
[部活、とのフユの問いに、こくり、と頷いて]
ええ、俺は、部活で。
実家に戻って、向こうの道場に行ってもいいんですけど、ここの剣道場だと、一人でも使えるんで。
[理由はそれだけではないけれど、そこまで言う必要はないから、と。
建前だけを説明する]
ん。
[名を呼ばれたのが意外だったか、少し瞬いた。恐らくはかのクラスメイトからでも聞いたのだろう。だがその内容までは思い至らずに、]
……あっと。
榎本さん、だったかな。
[あれは友人との会話だったか、朧気な記憶の中から女子生徒の名前を捻り出す。]
夏休みからですかー?
[不思議だという声が出る
それから少し考える顔]
二年生っていうとー
フユ先輩と同室のせんぱいとかかなー?
あ、あとものしりのかがみせんぱいもー
[なんとなく覚えのある名をあげて]
あ、よろしくおねがいしまーす!
[二人がどう思われていたかなんてわかりもしない]
…よーし。
リュウ、これ、なーんだ。
[―――すちゃ。
用意のいい事に、ポケットから取り出したのは犬用ビスケット。
しょんぼりしていた仔犬の尻尾は、たちまち元気よく振られる。
きらきらきら。小さな黒い眼が輝き出した]
いえ、俺の家じゃなくて、ウミの家なんですけどね。
[素っ気ない相槌に、早口でこう返し。
戻る、という言葉に、末姉のメールから忘れていた事を思い出して、そうでした、と呟いて歩き出す]
……ああ、留学していたから、あちらの卒業試験があって…夏休み前には来るはずだったんだが、台風のせいで帰国が遅れたんだ。
[説明になっているのかいないのか。マイコから出た名の一つに、軽く首を傾げる]
かがみ?
よし、
リュウ、よく出来ましたー。
んじゃ、これは、っと。
[ビスケットを鼻の上に置いてやる。仔犬、円い眼をぱちくり。
にぃっと笑って、いいって言うまで食べちゃダメと、釘を刺して]
まだだぞー。
[…じぃ。]
まだまだだぞー。
[………じぃ。]
まだまだまだだぞー。
[……………じぃ。
仔犬にとっては、一瞬が永遠にも感じられる時間だろう]
…よしっ!
[待ち望んだ許可の言葉に、今度は耳がピンと立った。
器用に弾いて、落ちてきたビスケットは仔犬の口に収まる。
その様子にまた、わしわしと頭を撫でてやると、
ちぎれんばかりに振られる尻尾。
自然、ショウの顔に満面の笑みが浮かんだ。]
…ああ。
じゃ、今日は茶道のほうには行ってないのか。
[男子生徒の部活との返答に、小さく呟いた。そこには何処か安堵したような、残念そうな響きも含まれていたかも知れず。
2人に合わせて歩き出す。]
あー!台風!
[ぽふりと手をうって]
って留学ですか!?
うわーすごーい!
アメリカ?フランス?
[目がきらきらしてます]
……ふぇ?
うん、かがみせんぱいです
ものしりなんですよー
[小さな呟きは辛うじて届いたようで、そちらを振り返り]
剣道も茶道も、精神的な部分を要求されますからね。
さすがに、一日に両方に行くのは辛いんですよ。
[微妙な響きには、気づいていたのかいないのか。
何気ない様子で、こう返し。
フユの短い相槌には、言葉の続けようがなくなってか、ええ、と頷いて返すに止めて]
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