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……なんだ?
[訝るように呟いて、そちらへと足を向ける。
平和な村だけに、荒事ではなかろうが、と思いつつも。
一応、聞こえたのが女性の声だったのは、気にはなった]
うおお!?
声かけられた!知性ある生物だ……って、ユリアンさんじゃない。
……驚かせないでよ。
[思わず、ほうっと息をもらした。
そのはずみで、さっきたれそうになっていた鼻水がたりっと伸びた]
わ。
鼻水が……!
[慌てて、服のポケットをまさぐるが、慌てているせいか見つからない]
うわん。
ティッシュが見つからない!
……何をそこまで驚くのかが不可解だ。
[驚かすつもりはさらさら無かったわけで。
不思議そうな視線をミリィに向けた。
途端慌てだすミリィ。
ティッシュ、と聞いて手をポケットへと伸ばす]
……ほら。
[持っていた自分のティッシュを取り出すと、ぽい、とミリィに投げ渡した]
[白猫の気侭さは何時もの事と、特に追いもしない。
そもそも飼っているわけではないと、当人も常日頃から口にしている程だ。
そちらに気を取られているうち、小柄な姿が脇をすり抜けていった。一礼と向かう方向、何よりその様子に正体は悟れたが、声をかける事はせず、むしろ歩を緩めた。明確に明かされずとも、情報の集まる酒場にいては、事を全く知らぬわけではない。
十分間を置いてから、それでも客ではないゆえに、館の裏口に辿り着く。
拳を軽く握り、戸を三度叩いた]
お届けものですよ――っと。
[中にかろうじて届くか、という程度の声]
[丘の方へと足を伸ばし、目に入ったのは非常に対照的な様子の青年と少女。
何をしてるのかと思いつつ、そちらに向かい]
おや、お二方。
こんな時間に、散歩かな?
[こんな時間まで散歩、の人間がいう事でもないと思いつつ、声をかけてみた]
[声をかけられ視線を向けると、そこには昨日痴話喧嘩(?)をしていた青年の姿]
……ども。
[一応年上なので会釈を返し。
散歩かと訊ねられると首が僅かに傾いだ]
…散歩、なのかな。
正確には、さっきまで木の上でぼけっとしてただけだけど。
わ、わ。
[投げ渡されたティッシュを取りそこね、お手玉のようにしていたが、やがてしっかり掴むと、中から2枚ほど取り出して、ちーんと鼻をかんだ]
ふう。一息ついた。
……って、ユリアンさん。
乙女の鼻から鼻水たれた姿見るなんて、ひどいよ!
それに、すごく驚いたんだからね!
そこにいるなら、いるって言ってよ!
それから、ティッシュありがとう!
[罵声と、怒った声と、感謝の声が同時に入り混じった声と表情で、ミリィが一気にまくし立てた]
[痛み止めが効くまでまだ暫く時間はかかりそうだったが、水を飲めばようやく一息ついた。
女将が塗り薬をと奥へと引っ込んでいったので、暫く待っていたが。]
あ、っ。
は、はい。少し待っててください。
[入り口から聞こえた聞き覚えのある声―先ほど見かけた人物―に、慌てて服を着なおし扉を開け応えた。]
こんばんは…アベールさん。
[今度は声に出してきちんと頭を下げる。
先ほど会った事はとりあえず、無かった事にでもした風に。]
届け物…と、何だろう。
すみません、ちょっと待ってて下さい。女将さん呼んできますから。
[そう言ってぺこりと頭を下げ、一旦奥へとひっこんだ。]
ん?
[ひとしきり声を荒げたところで、違うところから声が聞こえてきたので振り返ると、そこにはエーリッヒの姿]
あ。エーリッヒさん。
こんばんわ。
んー。
散歩って言うか、なんというか、父さんに外を散策して来いって言われたから、ぽてぽてと。
[それを散歩と言います]
そうだ。
エーリッヒさんなら、分かるかな?
父さんが、芸術家には考えるんじゃなく、感じるってことが大事とか言ってたんだけど、エーリッヒさん分かります?
私、そんなこと言われても、考えなきゃ、何も出来ない気がするし、散歩してても、やっぱり空の色ってのがよくわかんないしで困ってるんですよ。
[まくし立てるミリィに瞬き一つ]
…そっちが勝手に垂らしたんじゃん。
ミリィが下に居るなんて、知らなかったし。
[どこまでも対照的に、表情を変えず淡々と言葉を紡ぐ。
反論も端的で、自分は悪くないと言わんばかりの雰囲気。
最後の言葉には小さく頷き、ティッシュを返せと言うかのように右手を出した]
木の上でぼけっと、って。
[それがいつからか、によっては色々問題なんじゃなかろうか、とふと思いつつ]
……いや、だから、それって散歩って言うんじゃ。
[ミリィには律儀にこう突っ込んで。
投げられた問いには、腕組みをして、思案の素振り]
ああ、何となくわかる。
俺も深く考えないで音を連ねた方が調子いい時が多いし。
空の色、ねぇ……それは、俺も今、悩んでるところだなぁ。
…起きて、動く気しなかったから。
[その言葉で、木の上で寝ていたと言うことが伝わるだろうか。
芸術家二人の会話を端から聞いて、僅かに首を傾げ]
……どこも大変なんだな。
[呟く顔は無表情のまま。
成される会話は半分も理解していないが]
[ユリアンに向き直り]
知らなかったじゃすまされないの!
男の人は、女の人にもっと優しくしないと駄目なんだよ!知らないの?
大体、木の上にいるなら、下に何があるかぐらい眺めるもんじゃん!
[言いながら、ユリアンが登っていた木を見つめて]
うわ。たっか。
よくこんなのに登れたわね。
いいなぁ。男の人は、こういうのに登っても何も言われなくて。
私が、木に登ろうとしたら、両親に総出で止められたことあるし。
[それは男女関係無しに、ミリィの運動神経が悪いせいです]
……ん?何?
慰謝料?むしろ、私が欲しいんだけど。
[もう一度視線を戻すと、ユリアンが右手を伸ばしている姿が眼に映った]
[改まったイレーネの挨拶に追求をする事もなく]
こんばんは、イレーネ。
届け物って言っても、お裾分けみたいなものだけどね。
[呼ばれて応対に出た女将に、袋を差し出す。
中に入っているのは酒が主。客に出すよりは、個人の趣味の部分が大きそうだった。渡そうとして、女に重いものを持たせるのかと言われて、首を僅かに傾ける]
普段は、客以外の男は入るなって言う癖に。
従業員になれば、別だっけ?
それに、取り込み中みたいなのに、僕がうろついてもいいんですか。
[取り込み中――その単語を発するときには、視線をイレーネへと向けて]
お疲れだろうし、労ってあげないと。
[若干、含みのある言い方になったのは、わざとか否か]
……ん。
[ふと、感じた視線。
何となく振り返った先には、白い影]
……猫?
[どこかで見たような、さてどこでだっけ、と首傾げ]
って、君ね。
確かに、そこの木の上は寝心地いいけど、夏場は辛いんじゃ。
[自分も子供の頃はよくやっていたので、そこらは妙に身に染みていたりする。
大変な、という言葉には、軽く、肩を竦め]
[頭がズキズキと痛む。昨日はあれからいつの間にか家まで戻っていたらしい。今日は咳の代わりに静かな寝息が隣の部屋から聞こえてくる。]
ああ、そいや昨日、先生さんが薬がどうのと言ってたっけか…?
[母親を起こさないように静かに家を出る。キッチンの食器棚の母親のへそくりから数枚紙幣をくすねた後で。]
[エーリッヒの言葉に少しだけ詰まりそうになったが]
散歩じゃないよ。
なんてゆーの?イマジネーション高める作業?それなのよ。
[さっき、思いっきり散歩って言ってました]
あー。でも、やっぱり父さんの言ってること間違って無いんだ。
んー。いや、疑ってたわけじゃないけど、私にはよく理解できないかなって。
げいじゅつかって難しい……。
空の色はさ。ほら。以前に、私が練習がてら村の人達全員集合のスケッチ取ったことあるでしょ。
もっとも、村の人達全員がヒマなときってありえないから、何十人もいないけどさ。
その時のあれがまだ出来ていないの。
いつか、芸術家ミリィの最初の作品とか言って、家に飾っておきたいんだけどなあ。
[女性に優しく、と言われてしばし考え込む]
………一応、してるつもり、だけどなぁ。
[その思い出す対象がイレーネな辺り、優しくの意味はミリィが求めているものとは異なることだろう]
…下じゃなくて前見てた。
眺め良いし。
……木登りは慣れてるからな。
昔からよく登ってた。
…ミリィ、登ったら降りれなくなるだろ。
[まるで仔猫扱い。
慰謝料とか言われると、ゆるりと首を横に振ってただ一言]
ティッシュ。
俺の場合は、その作業が目的で散歩するんだけどね。
[詰まりかける様子に、くすり、と笑い]
君の場合は、考えすぎているような気もするが。
まあ、俺も人の事は言えないけれど。
……集合絵の空、か。
描いた時とはまた、季節も変わってるし、確かに悩むかもしれないね、それは。
最初のって事で、気持ちが急くのはわかるけど、もう少しのんびり構えてもいいんじゃ?
[こちらを見ている白猫は気にも留めず。
エーリッヒの言葉に「…んー」と唸る]
……木陰、出来てたし風も吹いてたからそこまでは。
無風だったらきつかったかも。
[あまり頓着しない様子]
[ユリアンの言葉に、眉根を寄せて首を小さく振った]
うむ。
君は認識を改める必要があるようだよ?
今日此処ですっぱりはっきり言ってあげよう。
してない。全くしてない。ビックリするくらいしてないよ。
[びしぃ!と指差す]
後さ。前見るのはいいけど、降りるときぐらい下見ようよ!注意力が無いよ!
それに私だって降りれるよ!昔、こーんな高い木に登ったことあるもん!
[ミリィが両手をいっぱいに広げて説明する]
うん。降りたときに、骨折したって両親が騒いでいた覚えあるけど。
[一般的に、それは落ちたといいます]
[白猫は、エーリッヒとは逆方向に首を傾げ返す。
芸術家と自称する割には、何だか理屈っぽい少女――ミリィの傍までいくと、つん、と鼻先で突っついて、白金の眼で見上げてみた]
[アベールの視線と含みのある言葉。
意味する所は容易に知れたので、半ばああと、気にしなくてもいいんだと安心したような、諦めたような、そんな曖昧な事を思いながら、ふるふると緩く首を振った。]
平気です。…いつもの事だから。
[向ける微笑は透明なもの。
だから気にしないで下さいという前に、屁理屈言ってないでさっさと運びなと女将がアベールを娼館へと引っ張り入れ、今度は逆に宿への届け物なんかを押し付けたりするのを少し楽しそうに、小さく笑いながら見ていた。]
[二日酔いが酷く、今はまだ酒場に行く気にもなれず、ぼんやりと空を眺めて酔い覚まし?も兼ねてブラブラと歩く]
…こういう時になんか言葉がふわっと浮かんでくるもんなんだろうな。詩人て奴は。
[言葉を掘り出すとっかかりに空を見上げてはみるけども、特に何も浮かんではこず]
あー……あったま痛え…。
[出てくるのはそんなボヤキの言葉だけ。視点を前に落としてみれば、珍しい組み合わせの三人組が居るのが見えて]
うむ、適当な木陰ができるのは知ってるが。
……一体、どれだけ寝ていたのかによっては、やっぱり色々と問題だと思うんだけど。
[無頓着さでは定評のある自分だが、さすがにここまでできないな、などと自慢にならない比較をしつつ、ユリアンにこう返す。
それから、視線はこちらにやって来て、ミリィを見上げる白猫へ]
むむむ。
[エーリッヒの言葉に、ミリィが唸る]
と、とにかく、散歩ではないの!
[無理矢理に締めくくる。
そして、次の言葉には、腕組みをして考え込んだ]
それ、父さんにもよく言われるんだけど、うーん。
難しいよ、それ。まだ数式を解いているほうが簡単かな。
……のんびりとやってるつもりなんだけど、さすがに時間かかりすぎてるから、ちと、気にかかるかなって。
何しろ、あれってユーディットさんが村に来てからすぐに描いたやつだから……わ。もう1年経ってるじゃん。
まあ、だろうね。
[透明な笑みと共に返された言葉に、返すのは労いでも何でもなく。
それだって、「仕事」の一つ程度にしか思っていないという言い様]
強引だねえ……、使用人じゃないんだけど?
[往復便となったことに口応えをしつつも、女将に言われる侭に動く。足を踏み入れたのは一度や二度ではないから、慣れたもの。
一通り終えると、荷物を足元に置き、腰に手を当てて一息吐いた]
他にやることあったら、使われますけど。
イレーネは今日はもう休み?
……ティッシュあげたのに?
[優しくしてないと言い切られてこれも違うのかと訊ねかけた。
実際、興味の向かない者に対しては常にこの調子だと言うのは、興味ある者に対する態度の違いを見ない者には分からないだろう。
あれこれ言われるのが煩わしくなってきたのか、ほんの少しだけ眉根が寄る。
注意力云々の話はスルーして、高い木に登ったと言う話を聞くと]
……それ、落ちてるだけじゃん。
[すぱ、と言い切った。
ティッシュが返されると再びそれはポケットの中へと仕舞う]
うひょお!?
[白猫が近づいてきたのに気づかなかったミリィが、いきなり鼻先でつつかれたので、飛び上がった]
何かいる!?
へ、蛇!?
[視線をずらすと、そこには、少しずつ暗くなっていく帳の中でもなお目立つ、白い毛を持つ猫の姿]
……猫?
わあ。なんだ。驚かせないでよ。
足音も立てずに近づいてくるなんて、このお茶目さん。
[ユリアンに驚かされたのとは真逆の反応で、猫の鼻をつんつんとつついた]
生憎と、エサは私持ってないよ?
[会話に耳をすませてみれば、何やら芸術の話らしく。あまり興味を持てなかったが自称詩人なりの矜持なのか、その会話から詩のヒントでも得ようと思ったのか、少し離れたところから]
こんな所に人が集まってるってのは珍しいな。
揃ってなんの話をしてんだ?迷惑じゃなけりゃ俺も混ぜちゃくれねーか。
[会話に混じろうとすると同時に上着からメモとペンを取り出してしまうのは記者をしていた時の癖がまだ抜けきっていないからか。]
……陽が傾く前には目は覚ました。
[どれだけ寝ていたのか、との言葉に、目が覚めた時の陽の位置を告げる。
どちらにせよ、呆れられる時間帯であることは間違いない。
エーリッヒの視線が下に向くことで、ようやく白猫の存在に気付いたり。
何かじーっと見つめている]
……そうなんですか。
[これ以上は堂々巡りだな、と思い、散歩の話題は打ち切って]
数式って。
感覚とか感性は、理論的には解析できないものだから、公式的に当てはめるのが問題なんじゃないかな。
ん、もうそんなになるんだ。
……早いもんだなあ……。
[一年、という言葉に、妙にしみじみと呟いて]
でも、焦って仕上げて、本当に自分の作りたいものじゃなかったら、それはそれで辛いんじゃないかな?
―回想/バウム家―
はい、新しい薬です。
朝と晩には欠かさず飲んでくださいね。
少しでも症状を抑えてくれますから。
[教わったとおりにカップへと水を入れ、その朝の分を飲ませた。
もう一人の住人はまだ寝ているようだった]
ああ、それは後でハインリヒから。
大丈夫ですよ、ちゃんと取り立てておきますから。
[すまなそうに謝る老女に首を振り、最後は軽口めいて答えた。
鞄を抱え直すともう一度穏やかな笑みを向け]
今日はこれで失礼しますね。
また伺います。
[村の往診は他にも何箇所か。
全てを回り終えれば診療所で怪我人や突発の腹痛を訴える者などを診て。一段落すればいつものように本を開く]
[ユリアンの言葉に]
それとこれとは、話が別!
[きっぱりはっきりと言い切った]
それに、ちゃんとお礼言ったじゃん。
え?何?もっと、強いお礼必要だった?
何よもー、意外に、恩着せがましいんだから。
[意地悪く笑いながら、うりうりとユリアンを肘でつついた。
最後の言葉には]
落ちてないの。降りてきたの。
ちょっと、骨折しただけ。
人間、歩いただけでも足の骨折れることあるんだもん。それと同じよ。
[自分に対しての反応と全く違う反応を猫に返すミリィを見て、訳分からん、と思ったのは言うまでも無く。
ハインリヒがこちらへと向かってくるのを見れば、軽く会釈だけはした]
…何の話って…雑談?
[見も蓋も無い]
……と。
やあ、こんばんわ。
[やって来たハインリヒに会釈を一つして]
何の話……と言われても。
感性と感覚の話と、夏場に木の上で寝る事の危険性に関する考察?
< 白猫、蛇呼ばわりされて、なぅ、と抗議の鳴き声。
しかし突かれ、ぎゅ、と鼻上に皺を寄せつつ尻尾を揺らす。
餌を持っていない事は気にしていないようで、
背後からのユリアンの視線に、今度はそちらを振り向いた。
じーっと見つめ返す、白金 >
[理解されるも追求もされず、ある程度の距離を置いた会話は、自分にとって楽でありがたいもので。こくと小さく頷いた。]
[女将はついでなんだからと何処吹く風で。
他にやる事、と言われて少し考え始める。
運良く何か思い出せば折角だからの一言で押し付ける気満々だ。]
はい、今日は特に。
[ですよねと、一旦女将へ確認しながら。]
そっちで夕飯、食べようと思ってました。
[ハインリヒの言葉に気づいて、振り向くと]
おや。ハインリヒのおじさん。
うんと。まとめて言うとなんだろう?
井戸端会議?
まー、取り留めの無い話だよ。
それよりも、おばさんの様子はどう?
少しは元気になった?
……礼より罵声が多かった。
[相手が言い切るのには既に諦めた様子。
肘でつつかれても反応は薄く、無表情のままで「…別に」と返すだけ。
落ちたことを否定する言葉には]
……ああ、カルシウムが足りなかったんだな。
[暗に怒りっぽいもんな、とか言ってますこの人]
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