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[引きずられる形で歩き出す。
ゆっくりとした歩調はあわせ易く、真意はさておき、その点では助かっていた]
あー……薬師のとこは、遠慮したい。
小言多いから。
[返す口調は冗談めかした響きを帯びる]
小言を言われるような事をするからだ。
[すっぱり斬ってから、足を図書館へと向けた。入口をの扉を開ける前に、広場の方に再び視線を向け、声を張り上げる]
ミハーエル!後で絵師殿を受け取りに来い!
[本人の意思は無視だった]
父親のほう…?
[いまいちわからなかったがまあいいか。と思うことにして]
んで、エルザは食事とってたみたいだが、ユリアンはどしたんだ?
えー、俺は健全に生活してるのに。
そも、小言を言われる筋合いがー。
[届かないだろうと思いつつも、文句だけは言い。
弟の名が呼ばれるのに、ちらりとそちらへ視線を向ける]
……というか、俺はモノ扱いか。
[ぶつぶつと言いつつ。弟に向けて、何でもないよ、と言わんばかりに空いている方の手を振って、図書館へと]
― 図書館 ―
[モノ扱いという言葉も聞こえぬふりで、当然文句の方も右から左へと受け流し、読書室の一角、割合に柔らかいソファの置かれた場所へと絵師を連れていって座らせる]
湿布を取ってくる。大人しくしてろ。
[命令口調で言ってから、奥の自室へと一度引っ込んだ]
─図書館─
大人しくしてろも何も……。
[動くと痛い、とは言わず、自室へと引っ込むのを見送り。
代わりに、やれやれ、と大げさなため息を一つつく]
ま、薬師殿んとこ行くよりは、いいけどなぁ。
[不摂生云々も理由としてはあるが。
それ以外にも、近づきたくない理由は幾つかあった]
やっぱり。
いけませんよ、本業も大切にしないと。
[本業を大切にしすぎた結果がこれ←だったりするため、どっちもどっちだが。
視線はユリアンからアーベルへ移る]
あはは。
そうですね、頑張りま…す?
[そう答えた辺りで、叫ぶ声。
それが自分の名だと気付いて、目を見張った]
[自室へ入ると、戸棚から常備している湿布薬と綺麗な布を取る。少し考えてから、水を汲んだカップと乾燥キノコと数種の薬草を混ぜた粉薬の入った薬包を一つ用意して、一緒に持って出た]
湿布は自分で貼れるか?
[問いながら、ソファの前の机に水と薬を置く]
こっちは痛み止めだ。眠くなるがな。
[必要なら飲めと視線だけで促す]
え、…え?
[声のしたほうを見ると、その主が近くの建物に入るところで]
オトフリートさ…って、兄さん?
受け取るって、一体何が…
[問いは小さく、相手には届かなかっただろう。
見えなくなる間際、ひらひらと振られる手は見えたものの]
あぁ、貼るのは自分でなんとか。
……にしても、なんでこんなに色々と常備されてんだ、ここは……。
[図書館だよな、と思わず周囲を確かめる]
痛み止め飲むほどじゃない、と思うなぁ、今のところ落ち着いてるし。
……念のため、もらってはおくけど。
[ダラダラ汗を流していたが、アーベルの言葉に我に帰ると]
え? ……あ、ああ。昼ならまだ……というか、そういえば俺、飯食うために出てきてたんだったっけか。
[そう言うと同時くらいに腹がきゅんきゅんきゅるるんと鳴る。]
[自分で貼れるという言葉を聞くと、そのまま読書室を出ようとしたが、疑問の声に足を止めた]
最近、色々無茶をする若いのが多いからな。
ああ…若くないのもいるが。
[くちゃくちゃと蜜蝋を噛みながら]
一晩置いてから痛みがくるぞ、打ち身は。
[この歳になるとな、と、笑みを含んだ声で言った]
[桶を被…れないから、陰に隠れるように翳してみる。効果の程は知らない]
ああ、頑張れ…色々と。じゃな
[頑張れといったのは作曲についてのことだけでなく。ミハエルを見送り。
汗を流し。そしておなかを鳴らしているユリアンを呆れ目で見て]
芸術してるやつって…食事とか忘れやすいものなんかねぇ…
あー、本業っつーても。
親父もまだバリバリの元気だしなぁ。
俺の出る幕なんてまだまだ……
[そこで向こうの方から掛けられる声。]
んあ? 絵師殿って兄ちゃんのことだよな。
あー、なんとなく把握。いってらー。
[図書館へ駆けていくミハエルを見送り。]
まあ、若いのは無茶してなんぼでしょ。
いいのいいの、死なない程度に無茶すれば。
[へらり、と笑いながら言って。
続いた言葉、笑みを帯びた部分には、むぅ、と眉を寄せ]
……お前が言うと、妙に現実味があるのは、なんでなんだかねぇ……。
[肺活量は兎も角として、だが然程体力があるわけでもなく。
図書館の入口の手前で一度立ち止まり、息を吐いてから]
失礼します。
[声を掛けて、扉を潜った]
[きゅんきゅんいうユリアンの腹の音に
きょとりと周りを見渡す。]
…何のおと?
[笑顔で、駆け出すミハエルの背中を見送った。]
―大衆食堂―
うっはー おいしそー!
「がっつくなこら。で、お前まーたもぐってたんだって?」
う゛。食べてるときに言わないでよおっちゃん。
良いじゃんか別にへるもんじゃないしー
ちゃんと貝殻だって置いてきてまーす!
「そういうことじゃねーだろ?」
ああんもー、仕方ないじゃんー!
そこに『海』があるんだよ!
『海』の向こうに何があるか、おっちゃんは気にならなかったのー!?
ユリアンは『空』なんだし、被ってないから良いじゃーん
無茶した挙げ句死んだ、馬鹿兄貴もいたがな。
[さらりと言ってから、現実味があるという言葉に、肩をすくめた]
経験則だからな。・・・絵師殿の幻の記憶とはわけが違う。
……それは言わない、言わない。
[さらりと言われる言葉に、掠めたのは苦笑]
幻、と言っても、過去の積み重ねに変わりはないけどねぇ。
俺が見てない、ってだけで。
[軽く言った所で、耳に届いた声に。
早めに手当てをしてしまおう、と動き始める]
む、し?
虫を飼っているの?
なんていう虫?
それは可愛いのかしら?
見たいわ、見たいわ?
[アーベルの言葉に、ぱっと顔を綻ばせ
ユリアンに、期待の眼差しで詰め寄った。]
まあさ、もう糸のお仕事は終わらせたんだよ!
だから良いじゃんー。
「その前にやってたと聞いたが?」
う、うっさーい! 気のせいだよ!
それに早く糸できるんだから良いじゃんかー
サボってないよ、絶対サボんないよ!
あ、そういえば、さっき絵師さまがいらしたんだけどね。
……あーあ。ご挨拶くらいしたかったのになぁ。
あ、ごちそーさま!
[何か言いかけたおじさんに、少女は元気に言うと食器を置いて話を打ち切った。]
いっつもながらに美味であった。なーんてね!
図書館の先生のところ行ってこよっと。
「あ、こら待てお前」
[2人を探して見回していると、声が掛かる]
ああ、済みません。
[頭を下げて、姿の見えたほうへ。
荷物は入口の脇に、なるべく邪魔にならないように置かせて貰った]
ええと。
何がどうしたんですか?
[近くまで来て、オトフリートを見上げ問い掛けた]
[無邪気に顔をほころばせるエルザをみて罪悪感が…]
そう、虫だ。こんな形の。可愛いかどうかはわかんねーけど
[罪悪感がわかずに、桶を頭に乗せ直し。空いている手で菱形のような形まで作ってみせる。]
9人目、薬師 ミリィ がやってきました。
― 診療所 ―
[床に胡坐を掻いて座りこみ、鉢を抱え込む。
ごりごりと干した草を擂る音が支配していたが、不意に動きが止まる]
くしゅんっ!!
[思い切り前のめりになり、大きなくしゃみ。
手が滑り、内の粉が舞い上がった。ぱらぱらと緑が舞い落ちる。
横を向くとずれ落ちかけた眼鏡を押さえ、眉を寄せた]
はぁ!? ちょ、アーベル。おまっ!!
[エルザの疑問に目線を逸らしていたわけだが、アーベルのキラーパス(死ぬのは俺)に思わず声を上げる。
そして向けられるエルザの期待の眼差しに、あーうーと唸っていたわけだが、]
あー、そのー。うん。
勘弁してください。
[そういって土下座。]
[読書室の外、弟と幼馴染のやり取りを聞きつつ、手早く上着を脱いでぶつけた所を見やり、湿布を当てる]
……あー、いてて。
次の『月』が昇るまでは、死にゃしねぇとはいえ……。
痛みとかは、人並みに感じるからなあ……。
[小声でぶつぶつと呟きながら手当てを終えて、脱いだ服を着込む。
薬はとりあえず、上着のポケットに入れておいた]
ん、と。
動けそうかねぇ。
……むぅ。しまった。
[黒地の服に纏わりつく緑を払う。
その色は、薬と言うには少々毒々しい]
私に限って風邪ということもない、となれば、
誰ぞが噂をしているのか。
[妙な自信を持っての、自己完結。
町の医療を担うものとしては当然とも言えるかもしれないが、その言いようと、見た目の幼さは相反するものであった]
…………歳の事ではないだろうな。
[すりこぎ棒を持ち直した手に力が篭る。ぱき、と微かに音。
微かに纏った負のオーラは、少女のものとは思えない]
…それはまた、兄さんらしいというか。
お手数お掛けします。
[少しばかり呆れた顔をした後、謝罪を込めて頭を下げ。
読書室を覗き込んだ]
[アーベルの説明に、更に目を輝かせる。
菱形を描く指を黒目が追い、
そしてユリアンへとまた目線は戻る。]
見たい、見たいわ?
可愛くないかもしれない虫さん?
[キラキラと目は輝くが、土下座するユリアンにきょとん、とその目は瞬かれる。]
どうしたのかしら?
[首を傾げ、疑問と視線はアーベルへ。]
…まあ、いい。
そのときに備えても、しっかり準備をしておこう。
[ふ、と息を吐いて呟くと、作業を再開する。
薬師、ミルドレッド=ハーヴェイ。
*――今年で32歳の彼女は、微妙な御年頃だった*]
……と。
[覗き込む気配に振り返れば、目に入るのは見知った顔]
よ、どした?
[かける言葉は、ごく軽いもの。
というか、御気楽至極]
10人目、少女 ベアトリーチェ がやってきました。
[水晶花の花畑。
細い声が叫んでいる]
ねぇえ、降りてきてよぉ。
[清水のつたう岩肌、
薄桃色の小さなトカゲがはりついている。
平均的な成人男性の頭上の高さあたりか]
降りてきてってばぁ…
[苔を舐めてでもいるのか無視される。
二つ三つ、跳ねて手を伸ばしても、トカゲに届かない。
少女の双眸がうっすら涙をたたえた*]
俺は構わないが、お前も苦労するな。
アレが兄で、しかも絵師ときては。
[心底気の毒そうに言って、読書室を覗くミハエルを見送る]
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