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>>157
ありがとうございます。エグランティエさん
じゃ、失礼します。
[そして、ブリジットの傷を確かめてから、その指を縛った。]
どんな小さな傷でも、それ以上傷つかないようにしておかないとですね。あとで何かみつかればちゃんと手当しましょう。
[そして、少し満足気に笑みを零すと、茨を観察する男性に目を向けた。]
繁殖させる意味はない、つまり、
………嫌な予測しかできませんね。
―大広間―
[白髪の男は部屋の中央にある石像のそばに佇んでいる。
誰かがきたならば、そっちにゆるりと顔をあげる。]
・・・・・おや、お目ざめかな・・・・
[深く顔に刻まれた皺は、いろんな苦悶に満ちて・・・・]
……コールドスリープにおける副作用。
個体差はあるが、長期間、脳の神経回路を使わないことにより、
神経回路の繋がりが緩くなってしまう可能性がある。
また、長期低温に脳が晒されることで、
回路自体が破壊される可能性もある。
どちらも目覚めた際、記憶障害のような反応を示すことがあるが、
前者の場合は、新たに神経回路を結びつかせることで、
記憶を安定させることが出来る。
この場合に有効なのは、記憶の元となる人との会話……
……だったかな。
[専門書に書かれているような言葉を諳んじる。
この場所でそんな説明を受けたのだったのか、
大学の授業で学んだことだったか、
自身がその様な研究をしていての考察だったのか
――まだ、はっきりとしない。]
…起きなかったらきっと、あんなふうになってたのかな?
[赤の点灯したカプセル。覗き込むのが怖くて目を逸らした。
パタパタ響くスリッパの足音。
陶器の洗面台を見つけ、蛇口をひねる。]
…わ。
[噴出す水は赤錆びていたけれど、しばらく出しっぱなしにするうちに色も消えて。]
お水でたよー!
[嬉しそうに声を上げる。]
[押し黙り声を聴いていた
そこへ少し離れた位置からの嬉しそうな声]
……ふふ
[片やの空気とは異質なまでの其れが
妙に愛らしく感じられ思わず笑みが零れる]
元気、ね
[ゆっくりと声の方へ歩み寄っていく]
[口に出した言葉が、あってるにしてもあってないにしても]
僕は、若干、副作用のようなものがあるみたいだ。
ベアトリーチェさんが知り合いだとしても、
忘れてるみたいな反応してごめんね?
[傍に盲目の少女が居るのなら、そんな風に謝って、
そして掛かった声に、はっと顔を上げる。]
……おはようございます。
すみません。副作用が強いみたいで。
もし、知り合いだとしても、良く分からないのですが。
……ご体調が、すぐれないのでしょうか?
[眸に捕らえた老年の人。
その苦悶の表情に、気遣わしげに尋ねた。]
嫌な予測以外、抱きようもない……がな。
[男の言葉>>164に、は、と一つ息を吐く]
……ああ。
何かしら、急速成長を促す作用があったなら、別だが。
それはそれで、芳しい事態とも思えん。
[常葉の態度>>165をさして気にした様子もなく、淡々と推測の一つを口にする]
……ああ、そうだ。
一応、名乗っておくか。
俺は、ライヒアルト=ファルベという。
『園芸家』、だ。
[その一点にこだわりながら。
周囲にも向けて、短く名を*告げた*]
>>167
[どこからか、女性の声がして、水があると報せてくれる。
その方に茨を避けながら向かうと、
古びた洗面台、そこから溢れる水と緑髪の女性がいた。]
水が出たのか……。
[この事態でそれがどんなに貴重なことか、すぐに予測がつく。]
お手柄ですね。
[嬉しそうな女性にそう声をかけた。]
[一つ一つのカプセルを、時にはノックも混じえて、覗き込む。]
[石。][石。][石…―――また、石。]
…ああ。
お前さんはだめだったか…。
[知り合いは1人、だめだった。
眸閉じて短い黙祷を捧げると、また同じ作業を繰り返す。]
[元気ねと評されると、にっこり笑って。
冷たい水を両手で掬い、顔を洗った。]
…ふぃー、さっぱり。
あ、おねえさんもおはよう?
[同じような病衣。
香水などもつけてなんか居ないはずなのに、歩み寄ってきた綺麗な人は、なんだか華やかに見えた。]
>>169
[声をかけてきた青年にはゆるりと首を振って…]
……ちょっと、知りあいが石になりましてな……。
[さも当たり前のように目の前の石像を指さす。
それはとても精巧な美術物にも見えたが、確かに、苦悶に満ちた壮年の男だった。]
ちょうどさっきです。石になりました。
さてさて、これから、ワシは一つ仕事をせねば……
こんなに綺麗に石になってしまっては、よくないものが生れてしまう……。
[そして、老人は立ち上がると、その石像を悲しそうに見てから、手を前に突き出す。]
[あとは、スローモーションのように倒れる石造。
砕けるその全身。]
すっかり石になってしまわないと、綺麗に土になりませんからな……。
[そして、青年と少女に背を向ける。]
[飲めそう?と問う言葉に指先の水滴をぺろりと舐めて、]
うん、ヘンな味はしないみたい。
大丈夫だと思うよ。
[場所を譲るように脇へとよけた。]
[眠たげな蒼が少しだけ大きくなる
躊躇無く洗顔を行う様を目撃したからだ]
…ぁ
[それでも、"さっぱり"と
明るい笑顔を見せる彼女を見れば
一拍遅れてしまったが、此方にも笑顔が生まれた]
おはよう。
[挨拶には、小さな声だけれど確りと挨拶を返す。
けれど。
問い掛けに、再び躊躇無く、ぺろりと舐めた様子を見て]
ぁ……
[二度目の吃驚]
お嬢さん。
[カプセルへのノックは止めることなく、
壁を伝ってスイッチを捜そうとするブリジットへ声をかけて
ちょいと、指先を気にするような仕草を向けて。]
指、お気をつけて。
>>171
[茨を見ていた男が名乗れば、こちらも名乗った。]
園芸家ですか……。
[なぜその言葉を強調するのかはわからなかったが、そのまま水のほうに向かったあと、>>177音にまた反応して見回す。
>>181カプセルを叩いている男が視界に入るが、そこではない。]
……あっちか。
[誰かが向ったというエントランスのほうへ足を向ける。]
そうですか、お知り合いの方が……。
[気遣わしげな表情は、痛ましげなものへと変わる。]
仕事……ですか?
[ちらりと石像を見てる間に、老人はその前へと。]
…――なっ。
[砕ける人であったもの。
思わず近くにいた少女の目を塞ぐ。
その後、我に返り、
盲目の少女には目でなく耳を塞ぐべきだったと後悔を。]
………。
[背を向ける老人に何と声を掛けてよいのか分からずに、
石像が砕ける音を聞いてだろう、近づく人達の足音を聞いた。]
ミスター・エンツェンベルガー?
[名を呼びながら向かった先、
青年の向こう側に砕け散った
“ひとだったもの”を見、常葉色の眼を見開いた]
――…、…
[苦悶の表情だったのだろうか。
かけて、くだけて、もう半分しかない。]
…壊し ましたの?
[けれどこれは 死体 と 謂える。
誰にとも無く訊ねた。]
[走っていった男の人たちの後ろからそっと覗き込んで、床に降り積もる白い粉に息を呑む。]
壊れ…ちゃった?
[いや、本当は理解っている。死んでしまったのだと。
けれど、それを口にしてはいけない気がして。]
おじいさんも、起きたばかり?
前から起きてたなら…知ってる事教えて欲しいの。
ここはどうなってしまったのか、外に連絡は取れるのか…
ツヴァイさん……。
[背後から自分を呼ぶ声に振り返る。
困ったような微笑を向けて、少女の目を覆っていた手を下ろした。]
先に目覚めた方のようなんですけれど。
[見やるのは背を向けた老人と、砕けた石像。]
やはり、特効薬が出来たというわけではないようです。
[少し声を潜めたのは、ハインリヒ以外に女性達の姿があったから。
それでも、潜めた声を聞きとがめられたなら、
隠すことはしないのは、
少し考えれば思い当たってしまうこと故。]
―大広間―
[音を聞きつけてか、数人がこちらに向かってくる。]
>>190
[女性がかけた声を背中で聴くが、そのまま、歩いていき、ひとつのドアを開けて中に消えた。
中から軽く錠をかけた音が聞こえるだろう。]
む、勿体無いですね。
えーっと、なんでわざわざ砕いたんですか?
[石像が砕ける音を聞いて近づいて来た。
辺りの空気を読むことはない。
いや、出来ないと言った方が正しかった]
[遅れて到着した足は
面々の背後から声を先に、聴いた]
…
[壊れたのだ、という遠まわしな表現
けれど結論付けるには十分な表現
立ち止まり、押し黙り
問い掛ける声すらも、無表情に後方から聴いている]
[部屋に入っていく老人>>192を見おくる]
ふあ〜。
なんだったんですかね、結局??
[欠伸をしながら回りに話しかけてみる。
あまりの緊張感のなさに周りは怒り出すだろうか?]
【RP】
[つたが生い茂る大広間をで、謎の老人は石像を砕き、部屋に閉じこもった。
部屋のドアは簡素なようだが、開かない。]
●業務連絡●
あと2名の方の入村をお待ちしております。
全員そろった時点で無茶ぶり【実はメデューサに患っていない人物のランダム】を行います。
そして、その後の進行をしようと思っています。
ちなみに部屋のドアは全部で4つ。
そのほかに外からここに入ってきた玄関にもいくことができますが、玄関にはいばらが何十にも巻きついており、決して外に出ることはできません。
【★現在の移動可能地:冷凍睡眠装置安置所、大広間、閉ざされた玄関、開かない4つのドア】
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