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[どこか視線が彷徨ってるように見えるミリィの様子に、きょとん、としつつ首を傾げ]
ん……?
どーかしたか?
[問いかける様子は、どこまでも、素]
ありゃりゃ残念〜。
今当ててればあのクマちゃんもらえたのになぁ。
[しゃがみこんでリーチェをなでなで。]
ん?飴?ありがとな〜♪
[ひとつもらって口の中で転がし、またおしごとに。]
いえ、お世話だなんて、そんな…あの、お買い物はもう…
[少女は優し気に微笑みかけてくれた婦人に、もう行っちゃうんですか、と言いたげな視線を向けてみるが、彼女はにこにこと笑うばかりで]
………
[ちらと、店の主に視線を向けると、明らかに不審そうな顔をされている]
あの、あの、私………石細工を買いに……
[ようやく少女の口から出た声は、虫の音より小さい…かもしれない]
先程、済ませたところだ。では。
[機微に気付かぬ彼と、悪戯っぽい微笑を浮かべた彼の母親は、そう言うと、工房の前を後にする。
頑張ってね、と小さく彼女の呟いた声は、風に乗って消えた]
[妙に落ち着かない様子に(その理由とか全く考えていない訳だが)、大丈夫なのか、とさすがにちょっと心配になった所に聞こえてきた声に、一つ瞬いて]
そっか、ありがとなっ。
一応、種類はそれなりにあるけど……どんなのがいいんだ?
[それから、本当に嬉しそうににぱ、と笑って見せる。
……肩の相棒が呆れたようにへしょり、としているのは言うべくもなく]
[そのまま帰るのかと思いきや、母はまだうろつき足りないらしく。
体調の心配はあったが、楽しそうだからと、敢えて止めはせずに、人通りの多い道を歩く。不思議と人にぶつからないのは、避け方が上手いからだろうか]
[次に聞こえて来たのは、子供達のわあきゃあと騒ぐ声。
どうやら、何かのゲームイベントの真っ最中らしい。
祭り実行委員着用の、派手な法被が見え隠れしている]
Ca, c'est ma vie
Chante et rit
Toi aussi
[柔らかく年齢を積み重ねた女性の声が唄をつむぐ。
その女性の膝で唄を聞くのは青い髪の少年。]
[広くはないけど、暖炉では薪が燃える温かい小さな家の一室。
祖母の聞かせてくれた、御伽噺と唄は、
祖母の生まれ故郷の村で彼女が出会ったある事件と
その時あった―妖精―が唄っていた唄……]
―青年 アーベルの自宅―
[青年はゆっくりと寝台から身を起こす。]
…………
[何年ぶりだろう、祖母の夢を見たのは。]
[青年は朝の掃除での異常な疲労から
祭り見物にでも使えとばかりの空いた時間を
自宅に戻って少し横になっていた。]
[その横になった時に、どうやらうとうとしていたようで。]
…………懐かしいな…
[エーリッヒが昨日よこした、
コンデルスミルク漬けソーセージとドーナッツの生地
…が入った紙袋からソーセージを取りだし水洗い。
軽く茹でなおして温める。
それから、戸棚に置きっぱなしで堅くなったプリッツェルを
深めの皿に開けたコンデルスミルクに浸し食事にする。]
[…考え事をしながら食べ尽くす。]
……ごちそうさま。
[空になった皿を見ながら、
どうして今さらあんな懐かしい夢を見たのだろう?]
[それに朝起こったことは一体なんだったのだろう?]
[しばらく考えこんでみたが答えは見つからず、
自宅で悶々としててもしょうがなさそうだ…
と、溜息と共に結論づける。]
[横になったことと食事で体力を取り戻した青年は
着古したコーとを羽織ると、賑やかな広場へ。]
[――その頃、別荘では。]
…え?
ほんとうに…準備しなくていいのですか…?
[空も茜と藍に染まり、そろそろ夕餉を支度をと厨房へ戻ってきた彼女を出迎えたのは、今日は主親子の夕食は要らないという先輩の言葉で。
目を丸くする彼女に、イザベラは片目を瞑って内緒ね、とお母上様が最初から”そのつもり”で息子である少年を散歩へ連れ出したのだと種明かしして。
更に、「私は毎年来ているから」と、初めて村に来た彼女にも祭りに行ってきたらと勧めてきて、困惑。
――結局、妖精ゆえの(?)好奇心が勝って。
よろしくお願いします、と頭を下げて、祭りの会場へと足を向けた。]
[道を教えて貰いながらも、行く先々の出店に気を取られ、持ち前の方向音痴も発揮して、見事に無関係の道を行く。
ふと思い出したように通りすがりの人に道を聞けば逆方向を示され。
何かもう諦めた]
此処らは何が……ん?
[開き直って通りの周辺で楽しもうと見回した目に、見覚えのある姿が映る。確かノーラと名乗った女性だったか]
[少し考えた後、人を避けつつ歩み寄って、驚かせないようにそっと彼女の肩を叩いた]
……って、おーい?
[突然固まられてはさすがに驚く訳で]
ほんとに……大丈夫かよ、お前?
調子悪いんなら、少し座って、休んだ方がいいんじゃね?
[やや心配そうに問いかけつつ。ごく何気なく、大きな瞳を覗き込むように見つめ]
[結局、いまいち優れなかった体調も、祭りの喧騒の中に飲まれる頃には特に気にならない程度になっていて]
[やはり疲れの所為だったのかとぼんやり思いながら、片手には先程買った大判焼きの紙袋を抱えて]
……?
――あら、こんばんは。
[肩の感触に振り返って、赤髪の騎士の姿を目にし。微笑んで挨拶を返す]
[いつもより、遠い場所に、或いは、まったく異次元に、少女は旅していたようで。はっと気付くと目の前に、覗き込む瞳]
…きゃあああああ!!
[お約束]
はいはい並んで並んで〜♪
[きゃぁきゃぁはしゃぐ子供たちを誘導したり、喧嘩してるのをなだめたり。
楽しそうにおかしの包みを持っていく子らを見送ったり。
未だに特賞のクマちゃんは、棚の上に鎮座したまま。]
…あれ?
フィー姉さん〜! 久しぶりっすー♪
[見物客の中に、見忘れるはずも無い姿を見つけて手を振ってみたりとか。]
[振り返った姿に安堵したように此方も笑みを浮かべた]
こんばんは。
良かった、もしも間違えていたらどうしようかと。
[そう言って、ふと彼女の手にある紙袋に目を留める]
…それは?
[漂う甘い匂いに興味を惹かれたか、僅かに首を傾げて問う]
わとっ!?
[いきなり悲鳴を上げられればそりゃまあ、さすがに驚く訳で。
思わず、後ろに下がって硬直。
突然の悲鳴に当然の如く周囲の注目は集まる訳だが]
え、あ、え?
俺、なんかした?
[多分、何にもしてないから問題なのだろうけど。
肩の相棒、呆れたようにきゅうう、と鳴いて]
[はたと気付くと、困り顔のユリアンと、周囲の奇異の視線…というか、すでに取り繕う隙もなさそうな状況で]
あ、あ、あ…ご、ごめんなさいっ!なんでもないんですっ!!
ええと、あの…さっき、そこに妖精さんが見えた気がしてっ!!
でも気のせいだったみたいです。ごめんなさい、ごめんなさい!
[それでも少女は、必死にお下げをぴょこぴょこ振り回し、回り中に頭を下げる]
嗚呼、人も多いですしね。
知り合いを見かけても似た人だったら如何しようかなんて、良く思います。
[周囲を見渡して小さく笑い。それから視線につられ、紙袋のほうを見て]
あ、良かったら食べますか?
[袋の口を開けて差し出す。幾つ買ったのやら、結構詰まっている]
[にこにこと見詰めていた母が、手を振る人影に視線を移す。
あら、と頬に手を添え、其方に歩んでいくと、ふわりと優雅な礼。
「御久し振りね、エーリッヒくん」
親しげな口調で、元気だった?などと尋ねている。和やかな雰囲気]
[彼は、そんな母と、目の前の男――この間の毛布男だ――を見比べ]
……御知り合い、ですか?
[嫌な予感。]
[周囲の人々が苦笑と共に視線を外すと、漸く息をついて、少女はユリアンに向き直り、真っ赤な顔で頭を下げる]
ほんとにごめんなさい…
[今度は消え入るような声だった]
あ、あー、えーとー……。
[何か必死に頭を下げるミリィの様子に、しばし呆然としていたものの、何とか気を取り直して]
そ、そーかぁ、妖精さんかあ。
ま、まあ、祭りだし、そんな気がしても不思議はないよなっ。
[何とか強引に話をまとめよう、と試み]
あー、いやども、すいません、お騒がせしちゃって。
[遠巻きにしている通行人に、自分も頭を下げてみたり]
[ほぼ一年ぶりの再会に積もる話も以下略で。]
ぉー、この子がミハエル君っすかー。
ほんっと、賢そうでいい子っすねぇ。天使のように可愛いって…話以上っすよー。ほんっと。
[馴れ馴れしくしゃがみこんでミハエルの頭をなでてみたりとか。]
あ、雪投げゲーム参加していかない?
私は土地勘もないから、不安からか人を知り合いと見間違えることも実際にあってね。
[少し肩を竦めて苦笑する。
何処でも土地勘はないだろうという話なのだが。
差し出された大判焼を思わずじっと見つめて]
ああいや、ちゃんと自分で……
[言いかけて、袋の中に随分詰まっていることに気付く]
…もしかして、誰かのところに持って行くところだったのかな。
[邪魔をしてしまっただろうか、と]
[取りあえず、周囲が落ち着いた所で、一つ息を吐いて。
落ち込んだ様子のミリィの様子に、苦笑めいた表情を向け]
ああ、いや、気にすんな。
それよりほら、木箱しかないけど。ちょっと、座って休んどけよ。
[さっきまで自分が座っていた木箱を示しつつ、軽い口調でこう言った]
[少女は泣きそうな気持ちだった。しかし、ここで泣いてもなんにもならないどころか、ユリアンを益々困らせてしまうのは明白で、それだけはなんとしても避けたい事態なのも明白だった]
ありがとう。
[だから、零れそうになる涙を飲み込んで、座るように奨めてくれたユリアンにがんばって笑いかけてみた。うまく笑えたかどうか判らなかったが]
[会話の内容は何ともほのぼのしていて、長閑な空気]
[どうやら、この男の、彼に対する記憶はすっぽ抜けたかどうかしているらしい]
……………
[母の方は我が子を褒められて、嬉しそうに花笑みを浮かべている]
[しかし、彼はと言えば、それどころではなくて。
やけに親しげに頭まで撫でてくる手を振り払おうにも、思考が停止している]
……あの、母上……この者……いえ、方は……
[きょとん、とした表情の母。知らなかったの?という風に]
「エーリッヒくんはね、貴方のはとこに当たるの。
優しいお兄さんだから、仲良くしてね?」
[にっこり。笑みと共に、紡がれた言葉]
[出店の数々を、一つ一つ丁寧に覗き込んで、ゆっくりと歩く。大き目の侍女服に身を包み、髪を後ろに緩く纏めている彼女が、昨日の『舞姫』と気付く人はほとんどないようで、気を張ることなく存分に祭りの雰囲気を満喫していた。
――いくつ目かの角を曲がろうとしたその時。
「妖精さんが見えた(気が)」という声が響いて。
びくっ、と反射的に身を竦めてそちらを見れば、見覚えのある青い髪の青年と紅い髪の少女がいて、思わずくるりと踵を返し、反対方向へ。]
嗚呼、いらっしゃるのは初めてでしたっけ。
[相手の方向音痴っぷりは多分知らなかったと思う]
え?…あ、いえ。
そんなつもりは無かったんですけど、お店の人がおまけだって。
[だから遠慮なさらず、と肩を竦めて。…にしても貰い過ぎだ]
[しかしそんな我が子の様子に、フィリーネは首を傾げるばかり。
それどころか、照れているのかなどと思っているらしく。
エーリッヒの誘いの言葉に、彼の代わりにとばかり、「遊んでいこうかしら」と、暢気に答えている]
[向けられた、ややぎこちない笑顔に笑みで返して。
それから、台の上に置いたままだったオカリナを再び手に取る]
取りあえず、なんだ。
落ち着いたら、見てってくれな、俺の細工?
[軽い口調で言いつつ、再びオカリナを奏で始め]
今まで祭りと休暇が重なることがなくてね。
ずっと来たいと思っていたら、今回は運良く休みが貰えたんだ。
[方向音痴はこの村で知っているのは恐らく一人だけ。多分]
おまけ…
[一体どんな豪気な店員だったのだろうとちょっと思ったが]
では、遠慮なくいただこう。
[礼を述べてから一口齧り、口内に広がる甘さに頬が緩む]
…ん、美味いなこれは。
んー?ちょっと人見知りさんなのかな?
ま、いきなり知らない人ばっかのとこ来たんじゃしかたないかー。
[にこにことしゃがみこんで笑顔で覗き込んでみたりとか。]
[他の団員から、何サボってんだと叱責の声。]
あー、はいはい、いま戻りますよっと。
[振り向いて適当に返答すると、ミハエルに向かって手を差し出し。]
ほら、いくぞ?
お母さん見てるんだからいいとこ見せて来いや。
男だろ?ん?
[たくさんの人を見ていたから、
子供は二人の人に気づくのが遅れた。
首を傾げる。
綺麗な金色の髪の女の人。
一緒にいるのは、ミハエルだ。
子供はすぐに思い至って、手の袋と顔を見比べる。
でも少年は雪投げをしようとしているように、
子供には見えた。]
えーと……。
[正直、色々と暴れたい気分だったのだが、母の手前、それは出来ずに。
覗き込まれれば、それはもう。僅かばかり、顔が引き攣っただろうか。
差し出された手を、ちらと見るも、それには触れず]
言われなくとも、解っている。
[……むっすりと。]
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