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……氷柱……?
けど、事故にしては……。
[それは異様とも言える光景だった]
[自衛団長の身体を貫いていたのは氷の牙]
[しかも複数本、急所を的確に貫いているのである]
[集会場の屋根を見上げれば氷柱の折れた跡]
[偶然落ちてきたようにも見えるが、これは──]
…あり得ない。
ただ氷柱が落ちてきただけで、こうはならない。
何より、深く突き刺さりすぎてる──。
[人の為し得る手段でありながら、人の為し得る手腕ではない]
[人でありながら、人ではない力を持つ者]
[空気の冷えとは別に、背筋がゾッとするのを感じた]
[検死の結果は偽りなく自衛団員へと報告する]
[その報告の最中でも、彼らのゼルギウスを見る目は異様だった]
[疑われているな、そう胸中で呟く]
「報告内容を完全に信じるわけではないが、我々も貴様と同意見だ。
貴様はもう中に入れ。後は我々が行う」
[そう一方的に宣言され、強引に集会場の中へと連れ込まれた]
[抗いはしなかった]
[遺体を見たことで、半信半疑だったものが確信へと変わったのだから──]
─広間─
[集会場へと戻って足を向けたのは広間]
[そこではライヒアルトが既に暖炉に火を入れていて]
[何も言わず少し離れた場所のソファーに身を沈め、額に手をあてた]
[その後、自衛団からの通達が来るまで]
[ソファーで瞳を閉じたまま、静かに思考を*巡らせた*]
[早朝、目が覚め気分がうわだつ、
なんとなしに、自室をでて集会場の中を歩きまわる。
早朝らしからぬ慌ただしさが集会場内に満ちており、自然、腰に手がいき]
ああ、そうか…、
[呟き、どこかものたりなさとおちつかない感じを受け、足が向かった先は物置。
すでに周囲の慌ただしさは気にならなくなっており、中に入る]
これで、いいか。
[木刀を見つけるとそれを手にし、笑みをこぼし]
こんなものでも、ないよりはなぁ。
― 集会所二階・個室 ―
……中途半端だ。
[信じるのも、疑うのも、何もかも。
目覚めてすぐ吐き出されたのは、苛立ちを含んだ台詞。
神へと捧ぐ言葉は祈りというより、救いを、赦しを請うようだった。朱い花は絡め取らんとばかりに、徐々に、その手を伸ばしている。
包帯を幾重にも巻く。黒い袖を引く。手袋を嵌める。
じくじくと、急かすような痛みがあった。]
[外の喧騒に気付いたのは、日課を終えてから。
窓を開く。
飛び込んでくる音。
一人の名が、盛んに叫ばれていた]
…ギュンター、さん?
[口の中で、音を繰り返す。
身を翻し、窓は開け放しのまま、階下へと向かった]
― 集会所一階・広間 ―
[そこには既に幾人かがおり、間もなく通達が為された。
エーリッヒが殴られるのを見、止めさせようと、ウェンデルは声をあげた、はずだ。しかし、心は遠く、そこにはない]
………起きて、しまった。
いや、…既にわかっていたこと、か。
[自衛団員が出ていった後、窓辺に寄る。
所々地面が露になった雪景色は、無残だ]
…神よ。申し訳ありません。
この世を去りし魂に、永遠の安息を。
彷徨うことなく、主の御許にゆかれますよう。
そして。
[何かを疑わなければならないのなら。
何かを信じるべきなのであれば。
どうすれば善いかなど、決まっていた]
………その御心に、感謝致します。
[次いだ言葉は、この場においては異質だった。
*痛みは、ない*]
[後ろに感じた気配に振り向き]
おはよう、朝早くから仕事熱心だな。
自衛団っていうのも大変だな。
特に団長なんか一番の嫌われ役なんかして。
まぁ、一番なにか起きたときには危険な立場にたったのはこっちとしてはありがたいがな。
[声をかけられた人物達は驚いた様子を見せてから、
団長の話がでれば感情の入り交じった複雑な表情。
団員がの一人が声をかけてくる]
「そっちこそ、こんな時間になにをしている。
そんなもの持ち出して」
[肩をすくめて]
そっちが俺の商売道具持っていったからな、
代わりだよ代わり。
[こちらの様子に3人その場でひそひそと相談をしはじめる]
「おい、どうする?」
「…………凶器に………………間違いも…………」
「いっそ…………全員…………それで………………」
[断片的に聞こえる声
それだけでも大体の内容は察しがつき、唇の端にかすかな笑みがこぼれる。]
たいした自衛団だな…。
[呟いた声は相手に届くことなく、
結論がでたのか先ほど話しかけてきた一人が]
「わかった、好きに持っていけ。
護身の足しくらいにはなるだろう。
早まった真似はするなよ。
あんなことがあった後だしな」
あんなこと?
「なんだ、知らないのか?」
─ 一階・広間─
……家主殿。
[自衛団員に殴られた様子に、一つ、息を吐く]
わざわざ、殴られ損をせんでもよかろうに。
[口調は、呆れたような、疲れたような、そんな響きを帯びて。
それからふと、窓辺に寄るウェンデルに気づく。
唱えられる祈り。
それが、思い起こさせるものは]
……御丁寧に……と、言うべきか。
[小さな呟き。
猫がゆらり、と尻尾を振った]
ライヒアルトさんは、
[不意に『祈り』は止まり、名を呼んだ相手に視線が止まる]
…人狼に遭ったことが、おありなんですよね。
そのときは、――どうでしたか。
[無遠慮な問い。]
「団長が…死んだ……、いや、殺された。
人による手口とは思えない方法でな。」
そうか…、今朝から慌ただしいわけだな。
「たいして驚かないんだな。」
[不審そうにする団員に肩をすくめて]
言っただろう、何かあれば一番危険だって。
ことが起こる場所としては妥当なところだ。
「身近なところで人が殺されたんだぞ!
それにあんたこの村の出身者なんだろう?なにもおもうことはないのか?」
[食って掛かってきた団員に鬱陶しそうに]
落ち込んだり慌てたりすれば解決するわけでもあるまい。
俺はもういくぞ、詳しい話は他のやつにでも聞くさ。
[最後はおどけた素振りを見せながらも、言葉とまとう雰囲気には有無を言わせるつもりはない凄味をまぜる。
怯んだ団員達はおとなしくなり、
団員たちのさまざまな感情の混じった視線を受けながらその場を後にした]
……その時は、というのは。
[問いかけに、瞬き一つ]
結果から言うならば、人狼を退ける事に成功した。
……もっとも。
生き延びたのは、俺を含めて三人ほどだったがな。
―回想・昨夜―
[マテウスから部屋の位置を聞き、それを頭の中に入れる。
二人分の美味しかったとの言葉と礼に翠玉を細め、首を振った。
食事が終われば、まだの人々に勧めに。
戻ってきたときに掛けられたウェンデルの言の葉>>149に二度瞬いて、声を零した]
すごい?
ウェンデルはそんな風に思うの?
…でも、あたしは。さっきのウェンデルに助けられた。
薬師様の分、どうしようかと思ってたから。
[ウェンデルが自ら進んで、渡しに行くと言わなかったのなら、途方にくれていたかもしれないと。
料理を手に階上へ向かうその背を見送ったあと、厨房へ行き、仕込みをし。
それから自室に戻って眠りに就いた]
それも『参考』にはなりましょうが。
[緩やかに首を振る]
私がお訊ねしたいのは、もっと実質的な事です。
どのように人狼を見つけ、滅ぼしたのか。
人狼は何処まで、人間の振りを出来るのか。
この中にいるというのなら、余程上手く化けている。
―自室―
うん…?
[微睡みを妨げるように、どこか騒々しく。
そして、空気に棘が孕まれているかのような居心地の悪さ。
部屋の窓から外を覗けば、慌しく走り回る自衛団の姿]
いい知らせでは、なさそう。
[溜息を吐き、身支度を整える。
ゼルギウスから預かった小さな薬箱も持って、広間へと]
でも、人狼って人間に化けてるって。
わたしたちの中に人狼がいるって。滅ぼすって、殺すってことでしょ?
わたしたちの中の誰かを殺すって…
[ふと気づいたように、わたしは言葉を切る。]
あ。そうか、イヴァンさん。
昨日言ってたのは、そういう、ことだったんだ…。
……見つけ、滅ぼす術、か。
[重ねられた問いに、しばし、瞑目して]
見つける手段として最も有効だったのは、見極める者の力だった……これは、言うまでもないな。
とはいえ、肝心の相手を見出すには至らんかったが。
[それは、苦い記憶の一つ]
奴らは、本性を示す時以外は、人となんら変わらない。
故に、外見だけでは判断しかねる。
……裏を返せば。
本性を示さねば、その力は人と大差ない。
ようは、『人と同じ方法』で、対処できる、という事だ。
[静かな言葉。
直接的な言い回しは避けてはいても、言わんとする事は簡潔なもの]
[途中擦れ違った自衛団は、何処かぴりぴりした様子で。
話しかける隙すら無い。
広間の中、見知った顔が幾つか有り、頭を下げた]
何かあったの?
[巡る翠玉が捉えたのは、エーリッヒの口の端の紅]
喧嘩?
…エーリッヒは喋らなくて良いから。
少し、そのままでいて。
[抱えた小箱から傷薬を取り出して。
細い人差し指で掬い、塗りこもうとした]
―二階自室―
[昨日ずっと起きていた為か。
かなり遅い時間まで眠っていたようだった。
目が覚めても、暫くぼんやりと。
震えは鈍い思考のおかげか、収まっていたが。]
『……意志強く。』
[ぽつりと呟く。だが心は未だ揺らいでいた。
揺らぎは小さな痛みを呼ぶ。振り払うように頭を振り、木箱を手にしたまま一階へと降りた。]
[入ってきたゲルダに気づいて、視線を軽く、そちらへ向け]
喧嘩と言うか。
八つ当たられて殴られ損、とでも言う所か。
[自衛団に殴られたのだと。
簡潔に、説明して]
…馬鹿で悪かったな。
[同居人にはボソリと返し。
したのは自分。あんな言い方をすればどうなるのかは分かっていたのだ。それでも止められなかった。
ともすれば、涙を見せてしまっただろうから。
後はベアトリーチェが辿り着いたであろう結果に、小さく頷いただけ]
ゲルダ。
あ、いや。
[伸ばされる指。少し避けるようにするも、座ったままでは大して動くことなど出来るはずもなく]
っ。
[小さな声を零した]
八つ当たったのは、俺の方かもしれないけどな…。
[低い声でボソリと呟くよに]
ありがとう。
[曇りを帯びた翠は逸らしたまま、ゲルダに礼を言った]
…人の姿のままであれば、人と同じ方法で対処が出来る、か。
[ソファーに座ったまま小さく呟く]
[昨日のウェンデルとの会話からは見出せなかった対処法]
[特別な方法が必要なのかと思ったらそうでも無く]
[かと言って難しいことに変わらないために溜息が漏れた]
変じた後に遭遇した場合は、どうしたら良いものやら。
八つ当たり?
殴られた…って。なんでですか?
[簡潔な説明では、尚更に疑問が浮かぶばかり]
確かに、自衛団の方々は苛立っていらっしゃったみたいですけれど。
そうですね。
[ベアトリーチェへの、短い肯定。
彼女の率直な言葉は、ライヒアルトの口にしなかった台詞の代弁のよう]
それなら、やはり……。
[口元に手を添え、思案の素振り。
現れたゲルダには軽く会釈をして、応対は他に任せた]
[エーリッヒの避ける仕草にも、手を止めることは無く]
沁みる?
でも、小さくても怪我だから。
[小さく零れる声に、少しばかり指の動きは優しくなって。
呟くようなお礼の言葉に、首を横に振った。
そっと頬を掌で撫で]
気をつけてね。
[塗り終えた薬を小箱へと戻す]
[ゼルギウスの言葉。
ため息混じりに呟き、右手を左肩に触れて、離す]
……ま、一応は。
倒せなくは、ない。
……もっとも、こちらも死ぬ気でかかる必要はあったが、な。
[過去形の言葉は、暗にそれと対峙したと告げて]
……最悪の方向に、事態が推移した、とでも言う所か。
[ゲルダには、短くそう返し。
後は任せた、と言わんばかりの視線を家主へと]
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