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[ロランの言葉がじわりと胸に染む。
此処で秘密を明かせば
襲われる誰かは自分になるだろうか]
――…ン。
[ロランを見遣り小さく吐き出される息]
――?
[何の話をしているのかはわからずに、疑問が表情に浮かぶけれど、
たずねることもしない。
棺へと入れられたマクシームの体を見て、一歩前に出て]
ごめんなさい、ちょっと良い?
これ、入れておきたいと、思って。
[銀の軽いブレスレットを差し出して。]
何も答えてあげられなかったから。
考えもしなかったし。
そのお詫びに。
[恋愛感情はなかったけれど、嫌いなわけでもなく。
視線に気付いていたから、それだけと。
そっと困ったように笑った]
――いまさら、要らないかもしれないけれど。
―― 広場 ⇒ ――
[ユーリーが手伝うというのに頷いて、それから。やがて準備が整えば皆と歩調を合わせてレイスのいう水辺の小屋まで遺体と棺を運んでいく。それは誰かに指示をされれば言われるがまま]
……………
[全てが終われば、誰かに呼び止められない限り黙って自分の作業場へ。実は昨日は一晩ここで仕事をやりながら眠ってしまってた]
[そこでぼんやり何かを考え込んでいるだろう**]
[イヴァンの方を見るキリルへとそっと声をかける]
キリル、行っていいよ。
カチューシャの傍には俺が居る。
[そっとカチューシャの腕に、また伸ばした指先で触れる。
暖かい温度が、自身の冷たい指に感じられた]
[棺に何かを入れるイライダを見て。
自分には入れるものがないな、と、頭の隅。
幼馴染の兄。色々と、世話になった事は数え切れない]
…今まで、ありがとう。
[もう喋らない彼に向けた言葉は、謝辞だった]
[イライダの手からマクシームへと差し出される銀色]
――…。
憧れの女性からの贈り物に
厭な顔するようなやつじゃないと思うよ。
[幼馴染が如何思うかは知れぬが
彼女の行動を遮るような真似はしない。
謝るロランと視線が交われば困ったような笑みを浮かべ]
……ロランの優しさに助けられてるって
何時になったら気付いてくれるのかな。
[ぽつ、と小さく呟いて
マクシームへの言葉を聞く]
[ユーリーの小さな呟きに向けたのは少し見開いた眸。
聞き間違えたかな、とか、言い間違えたのかな、とか
そういった不思議な表情]
…俺。
優しくないよ。
[視線が絡んだから聞き間違いじゃないのかと。
頭を斜めに傾いで花色を見返した]
…っ、
[それでも一瞬足は動きかけた。
けれど、と再び首を振る。そうして幼馴染の烏色の瞳を見た]
あとでいい。今は…送ってあげるのが、先でしょう?
[恋人との会話はあとでも出来るのだと告げる。
棺に腕輪を入れるイライダを見た。
カチューシャもまた動くのならば、止めることをしはしない]
ロランは優しいよ。
僕が保証する。
[花色はロランの双眸を真っ直ぐ見詰め
確かな音色でそう告げた]
さて、と。
行こうか。
[イヴァンやレイスへと声を掛けて
ミハイルへとチラ、と視線を向けてから
マクシームが眠る棺代わりの木箱を川辺の小屋へと運ぶ]
そうかしらね。
……一言でも、ごめんなさいっていっておいたら、他に好きな子を見つけられたかしらね。
[困ったようにいって、棺の中に銀のブレスレットを落とす]
運んであげて。
手伝えなくて、ごめんなさいね。
[マクシームの棺が遠ざかるのには、一度目を閉ざした。
先に祈りは捧げたけれど、再びの瞑目を彼へとおくる]
マクシーム兄さん。…安らかに。
[無残な姿の彼へと捧げる言葉が、我ながら虚しかった]
…俺が優しい筈、無いよ。
[真っ直ぐ見られる花色を烏色で見返すけれど、
すぐに耐えられないという風に逸らしてしまった。
優しい筈は無い。だけれど、ユーリーが保証するという事までは否定しづらくて、口を噤んでしまった。
少し視線を彷徨わせる間、棺が持ちあげられるのを見て]
…気を着けて。
[川辺は足場が悪いから。
その背に告げた。
脇のカチューシャを一度、見上げる。棺を見送る様子は一緒だっただろうか、それとも思い返して着いて行くと言うだろうか。
その場にとどまるならば、その傍を離れる事はしない。]
如何かな。
それでも想いは変わらなかったかも知れない。
[イライダの言葉にゆると首を傾げ]
仮令報われずとも……
キミを想ってたシーマは
微笑ましくなるくらい幸せそうに見えたよ。
[発つ前にそういい残して男は棺を見下ろした。
ロランの声にひとつ頷く。
何時もなら手を掲げてみせるところだが
棺を持つ為にその両の手は塞がっていた]
[川のせせらぎが近づく中。
男はイヴァンへと声を掛ける]
そういえば……
“大事な恋人”とは仲直りできたのか?
[尋ねは確認にも似る響きで
からかう心算は毛頭なかったが
イヴァンには如何響いたか]
…カチューシャ、
今日は、あまり一人で居ない方が良いんじゃないかな。
[ふと、葬列歩むを見詰めたまま、呟きを落とす。
マクシームと共に過ごした家で独りで眠るという事が、
なんだか辛いのではないかと思えたから。
自分の所という訳には行かないから、
イライダとキリルへと顔を向けて問う視線を投げた]
嗚呼。
[棺の中に落とされる銀色。
それを見届け、瞑目をし、それから掛けられた声に従う。
歩き出してからは、僕は時折方角を告げるだけで、他は黙って歩いた。
ユーリーがイヴァンに掛ける声にも、僅かに視線を向けるのみ。
川辺にある小屋は、主を失って何年経つだろうか。僕にとっては懐かしいと同時に、寂しい場所。
錆びた鎌や擦り切れた縄や、最早生活に役立たない幾つかのものはあるけれど、もう殆ど空に近い。]
変わらなかったかしらね。
……わからないけど。
結局答えられないなら、答えておけばよかったっていう、後悔ね。
[ユーリーの言葉に、苦笑を浮かべて]
そう。
幸せそうだったのね。
……そこまで、マクシームを見ていなかったけど。
ユーリーが言うならそうなんでしょうね。
[少し、笑うような呼気がこぼれて。
それから、棺を運ぶのを、見送った]
[ロランの言葉に、カチューシャを見る]
うちに来ても、大丈夫だけれど。
[幼馴染の方が良いのでは、という視線が向かう。
カチューシャの希望に沿うつもりで]
[川辺の小屋に棺を運び込めば腰に手を遣り背を伸ばす]
此処なら落ち着けるかな。
助かったよ、ありがとう。
[共に歩んだ彼らに礼の言葉を向けた。
ふ、と小屋を見渡せば主を失い久しいような気配に気付く。
何か言おうと口を開くがイヴァンが帰ろうとするのが見えて
其方へと意識を奪われる]
イヴァン…!
[呼び止めようとするが思い直し]
後でそっちに寄るかも知れない。
[曖昧な言葉を向けて見送る態をみせた]
[それから視線は、キリルへ向かう。
昨日の様子を覚えているから、少し心配そうに。
キリルの言葉を聞きながら、そのあたりはすべてカチューシャの判断に任せる、というところだった]
……お茶を用意するわ。
[ふと、呟くように言う頃には、もう棺は見えなくなった頃。
その場の人に視線を向けて、誘いかける]
他に何かがないなら、うちにいらっしゃいな。
[イライダとキリルへ順に視線を向けて、
カチューシャの良いように、と、表情和らげて言う。
幼馴染が心安らかに少しでもいられれば、と思うのは
間違いない気持ちだった]
…ちょっと、寒いね。
[春先とはいえ、ふとした風が冷たく感じて。
花の香り届けるそれに一度ふると震えて辺りを見渡す。
暖かい陽光は昇り、その冷たさもまた和らいでいくのだろうけれど]
[レイスの応えにゆると目を細めた。
動いたせいか空腹を覚える。
血の匂いのせいで食欲がわくことはなかったが
昨夜貰った紅茶のクッキーが机の上に置かれたままなのを思い出した。
棺の中のマクシームはもう空腹を感じる事はないだろう。
幼馴染と酌み交わしたあの日が酷く懐かしい]
シーマ、
[呼び掛ける声はささやか]
カーチャを守ってやってくれ。
[見守れではなく、守れ、と無茶を言うのは
幼馴染という間柄と願いがそうさせた]
[イライダの言葉に、少しだけ逡巡の様子。
カチューシャとキリルへと視線を泳がせてから]
…えっと、
[おろりと棺が消えた先へ向ける。
ミハイルが居るならば、彼の方を見るのだけれど]
僕らも、戻ろうか。
血の匂いに狼が誘われたらかなわない。
[広場よりも森に近い川辺の小屋。
声を掛けてから扉を潜る。
微か聞こえる水音に誘われるように視線を遣ると
ロランの肘の怪我が頭を過ぎり微か柳眉を寄せた**]
寒いから、あったかいのをって、おもったんだけど。
[ロランの様子に、少し笑みを作る。
でも無理にすすめるつもりはないようで]
……あっちに、行く?
[視線は、棺の行った先へと向かう。
誰かがくるというのなら、先にお茶を淹れに戻り、家に招くことだろう。
そうでないなら、少し話を聞いたり、といったことが続く**]
[座る椅子はもう無かったから、壁に背を付けて床に座る。何とはなしに天井を見上げた。
此処を使っていたのは気の良い人だった。マクシームを置くことも、きっと赦してくれるだろう。]
……お願いします。
[ぽつと呟く。ユーリーの囁く声は聞こえなかった。
やがては促しに従って、其処を後にする。**]
…ん、
[幼馴染の、カチューシャとキリル、そしてオリガ。
女子の3人が固まって泊まったりという事が良くあって。
3人が集まる時にはなんとなく身を引く事が多かったから、
イライダの誘いに迷ったのだった]
いいの、かな
[キリルと目が合って。
少し頭を傾けて、やはり迷うように視線を泳がせた]
ボクは少し嬉しい、かも。
[カチューシャが未だその場にあるなら、首を傾げて彼女を見遣る。
同じく車椅子の幼馴染へも、問うように目を向けるのだけど]
…ハーブの香りは落ち着けるから。
[血の匂いが紛れるとは口にしない。
何にせよ、そうして少しの時を過ごせば礼を告げて自宅へと戻るのだった]
[勿論、幼馴染が阻害する気等無い事は判って居て
それが自分の気性に起因するという事は理解していた。
それでも刻まれた想いは少しだけ眉を下げて困った風に]
…ん、じゃあ…行く。
[告げると、イライダは先に戻って用意をするのだろう。
その背を見送るロランは、少し居心地悪そげに身動いだ。
キリルを見上げる。眉を片方だけあげて]
…変な顔。
[ぽつりと言ってやった]
〜〜〜、ひどい。
[イライダを見送って、人影が少なくなれば少し緊張も解ける。
ロランにまた変な顔と言われた。
むううと膨れれば、ぐいと口はへの字になる。
それと同時に、ぷくりと頬は膨らんだ]
ロランの、いじわる…!
[ぐっと手を握り締めて言い返す。
烏色の瞳が笑み浮かべれば、への字口はますます曲がった*]
─ 自宅:少し先 ─
……んー…、どこだろ。
落としたの、かなあ。せっかく…
[自室の寝台の下を覗き込んで、息をつく。
散々家中を探し回ったけれども、結局は見つからなかった。
探していたのは、昨日イライダに貰った白い小花の髪飾り。
カチューシャと分け合ったそのピンは、今は広場の片隅にある。
土埃と黒ずんだ血か何かの汚れに塗れ、
茂みから続く、遺体の移動の道筋に転がっている。
ボクは探索を諦めて、ガッカリと深い息を落とした。
小さな小花の、その在り処も行く末も分からない*まま*]
[キリルの言葉に、眉を下げて表情を和らげた。
カチューシャも居れば、顔を向けて。
少しだけ、何時もの空気が戻ってきた気がする]
…知らなかったの?
[いじわる、との言葉に首を傾けて見せる。
ヘの字口に、ほらそれ、と指差して、
落ちつくらしきハーブティへ想いを馳せた*]
―広場→川辺の小屋―
[棺にマクシームを納め、ユーリーの視線>>212にこくり、と頷いた。
レイスの案内に従い、マクシームを運ぶ。
密かに思いを寄せていた、イライダのブレスレットと共に。
川辺の小屋まで運び、棺を一度撫でた。]
(すまない。痛かったろ、苦しかったろ…。
近くにいたのに、気付けなかった…。)
[イヴァンを呼ぶユーリーの声を聞いて>>222、なんだ?と首を傾げる。
そう言えば、夜、彼の家に報せに行った時には返事が無かったな、と思い出したりして。
戻ろうか、との声に無言で小屋を出た。
広場までは戻らず、途中ふらりと皆と別れて自宅へ。**]
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