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[エーリッヒの言葉に、ふと腕の中の書物を見やれば、
あぁ、と小さく声を上げて]
や。それも考えたんだけど…俺の場合、基本知識から詰め込まないと
にーさんのレポート読んでも、多分半分以上理解出来ないだろーから。
[頑張って三冊読んだから、後でレポート見せて。とけらりと笑い。]
…っつーか、チラ見しただけで何の本って判るとか、さっすが。
・・・・こんばんは。
[入ってきた面々には会釈を返す。]
[女性の驚いたような声が掛かると、また其方を見た。]
あか・・・は、これは、
!
[どう言葉を返して良いか迷ったのか、足元を崩した女性への反応が遅れた。]
―――…、…?
[ふいに、違和感を感じて。
視線を周囲へと向けつつ。なんだ、と口唇が無意識に動く。
違和感の理由すら判らないまま、僅か眉を顰めれば
目の前のヘルガの身体が傾くのに、微かに反応が遅れ]
…っ、…!
[危ない、と上げようとした声は
ユリアンの腕へ収まった身体を見て、小さな息と共に消え]
[遅れてホール内へと入り一礼すれば、
丁度、職人の青年へと倒れ込む薔薇の艶女の姿。
一瞬、冷徹な観察の眼差しを向けたものの、
すぐに、焦りを滲ませた表情へと移り変わる]
どうなさいましたか?
[早足に、そちらへと向かおうと]
……頑張りは認めるが……その手間を省くための、レポートだったんだけどな?
基礎知識から抑えないと、レポートとしては役に立たないし。
[アーベルの笑う様子に笑みを返し]
まあ、仕事に絡むやつは、見慣れてるし使い慣れてるから。
[さらり、と言った直後に、ヘルガがユリアンの腕の中へと倒れ込む様子が目に入り]
……大丈夫ですか?
[唐突な事に戸惑いつつ、問いを投げ]
[入ってきた面々には目を向けず、こんばんは。と雑な挨拶をしつつ。
腕の中のヘルガを見る。
最初は酒にでも酔ったのかと思ったが、そういうわけでもなさそう。
人の温かみと、力仕事などをしている自分のように柔らかい体を腕で支えながらも……なぜかそれが脆く感じて……
神妙な顔つきのまま無言で近くの椅子を引き寄せてヘルガを座らせ]
大丈夫か
[と、相変わらず無愛想な声で、そうでもなさそうだがと思いつつもとりあえず聞いてみた。]
[受け止められて、初めて倒れた事に気付いたように女は瞬く。
紅い唇が動き、何かを言おうとして…けれど音にはならず消える]
………っ、あ…ありがとゥ…?
ァァン…いやだわァ、眩暈なんてェ…飲みすぎたのかしらァ…。
[ゆるゆると首を振って、少し凭れつつも身を起こして苦笑する。
それから、驚かせたらしい人々に曖昧な笑みで謝罪の意を示した]
[挨拶をすると、席へと着こうと思ったのだが…
イレーネの目が赤い?
ヘルガさんが倒れた?
…どうも、何かがあった様子で、目を瞬かせつつ…様子を見ていた]
[ホールへとやってくるとそこにはすでに数人の姿
チラリとその場に居たヘルガを見遣るが、すぐに視線を外すと]
では、ただいま夕食の方運ばせていただきます
お客様方には窮屈な思いをさせております分、こちらとしましても誠意を尽くし用意をさせていただきました
どうぞ、お寛ぎくださいませ
[そう言って深々と一礼。間もなく、食事会の時にも劣らない料理と酒が次々と運ばれてくるだろう]
[ホールに人が集いしを見ればふと笑んで]
やはり皆で居ると落ち着くのかの。
[そのうちの幾人かに別の思惑があるとは知らず。
赤を纏う女が目に入れば幾分身を硬くして。しかしその様子に不可思議なものを感じて。
その身が傾げば驚き、しかし気付いたように]
……魂を糧とするオルゴール、か。
だとすれば、近くに在り続けると言うのも危ないのかも知れぬの。
魂を寄せ惹かれるほどにそれに囚われて……そういう事なのかの。
[ヘルガの様子に気を取られたか、イレーネの異変には気付く事はなく]
[椅子へと座らされた客人を認めると一度厨房に赴き、
彼女の好むミルクティーを用意して、再びホールへと戻る]
アルコールの過剰摂取は危険です故、お気をつけて。
[紅茶を注ぎながら、いつものように微笑みかけた]
……それとも、別の要因でしょうか?
[声には含みがあったけれども]
[ヘルガに感謝の眼差しを送られながらも...は相変わらずな表情で、飲みすぎたなど嘘だなと思いつつも]
ほんっと。足元もおぼつかなくなるぐらい飲むのはやめてくださいよ。
[と、周りに聞こえるようにいいつつ、ヘルガの耳元へ口をよせ、ヘルガにしか聞こえぬ声量で]
そんなんじゃないでしょ。本当に大丈夫なんですか?
[なんて、酔ったなんて欠片も信用していない口調で聞く。]
…まぁ、小説しか読まない俺には貴重な経験デシタ。
丸一日費やしたお陰で、肩凝りと、極基本的な知識は手に入れたし。
[エーリッヒの言葉に、苦笑混じりの溜息を吐きつつ。
…つまり丸一日掛けて、基本的な部分しか判っていないことになるが]
折角だから、また読ませてー。
俺の努力がいかに無駄だったかを実感したいから。
[と、続く言葉に、腕の中に納まる数冊を再び見やる。
これを使い慣れてるのか、と感心するやらゲンナリするやら。
謎な表情を浮べ]
…エェン、大丈夫…ですわァ…。
少し…疲れているのかも知れませんわネェ?
[ユリアンへとそう答えて、新たにホールに遣ってきていた人々に気付いて艶やかな笑みを浮かべ…ようとして曖昧な笑みになってしまう。
イレーネの瞳についての追求は既に女の意識にはなく、自分の内を探るように柳眉が寄せられた]
…
[事態は収まったのだろうか?
良く分からない少女に、ユーディットの声。
なんとなく、釈然としないながらも席へと着き…料理を見ればすぐ忘れることだろう]
……はぁ
ま、無理せずに
[ヘルガの返答にあまり納得もしていないが、これ以上追求するものでもないだろうと、引き下がる。
そしてこんな状態ではイレーネのことを今聞くわけにもいかないな。と考え直し、イレーネを見遣る。
...は気づいてないだろうがイレーネを見る表情はいつもよりは若干険しい顔つきだったろう。
当人に聞いてみるべきか…どうか……そんなことをひっそりと考えこむ]
[酔った……と言われれば、確かにそうとも見えるのだが。
意識の奥深くで、何かがざわつくのが感じられれば、何故かそれだけとは思えず。
ともあれ、今は周囲とのやり取りを見守るに止めて]
貴重な体験……ねぇ。
それが日常の俺には、そう言われてもピンとはこないんだけど、な。
[ため息をつくアーベルにさらりとこう言って]
ん、後で取りに来るといい。
いつ、どうなるかわからん以上、予備知識はあるに越した事はないからな。
[続く言葉には、やや、真面目な面持ちで頷く。
本を見ながらの複雑な表情の意味には思い至らなかったらしい]
エェン…昨夜は飲みすぎましたものネェ。
気をつけますわァ。
[女は紅茶の香りに瞳を和ませつつ、素直な謝罪を口にする。
しかし執事の含みに気付けば、矜持が勝るのか瞳は冷える]
…サァァ?
あえて言えばァ、心労かしらネェ?
[慣れぬ土地での生活のせいとでも言うように、顎を上げて返す]
貴重も貴重。
小説読むよりスッゴイ疲れるし、所々意味がわかんないし。
[それは唯の学力不足だとも思えるけども。
エーリッヒの口からさらりと告げられる言葉に、むぅと唸りつつ]
んじゃ、後でお邪魔するー。
本当、事態を把握するだけで手一杯じゃ話になんないしさ。
[続く言葉に小さく頷けば、よろしく、とひらり手を振って。
執事の告げる、意味深な言葉に僅か首を傾げ。]
―――別の、よういん?
[つられる様に女性へと視線を向けるも、心労だと答えるばかりで。
しかし、何か違和感を感じれば僅か眉を顰める]
[イレーネを見遣る、その視界の端にて、並ばれる
……食事?
俺さっき軽食食べたばっかじゃん。とか一瞬冷や汗をかく。
微妙に平和な思考をもてるだけの余裕はあるらしい。
といっても...のこと、一人前は普通に食べれるだろうけど]
[艶女の様子に失礼致しましたと頭を下げるも、
執事の浮かべる微笑の温度も、彼女の瞳同様普段より低い]
心労、というと。
予定外の事態が起こりでも、したのでしょうか。
[意味するところはわかっているだろうに、
敢えて話を違え、揶揄するような物言い]
扱い切れない存在だったのですかね。
[続きは小声。それが何を指すかは、明白か]
……役者が揃いましたかの。
[ホールの片隅、ソファに座ったまま。
それは誰にも見える事はなく、声も誰にも聞こえなかったが]
さて、どのようになるやら。
既に口出しの叶わぬ身、せめて此処で見させて頂きましょうかの。
[集まる面々と、気勢を張る女…【魔】とを見比べて]
……やれ、ワシも茶が欲しい所だの。
[場にそぐわぬ呟きを一つ零し、そのまま様子を伺い続けて]
[…フォークで野菜を退けつつ、少女はちら、と辺りを見回す。
なんだか、空気が重い。
…昨日とは違う意味で…]
…
[むぅ、小さく唸ると、フォークを口へと運ぶ。
皆の話すことは聞いているのだが、イマイチ意図は捕らえられては居ないようで]
専門書いきなり読めば、暗号文書に見えるもんだって。
俺だって、最初からその手の読んでた訳じゃないぜ?
……ま、焦る気持ちはわかるよ。
正直、今日の事で……俺も、焦りは感じてる。
早めに何とかしないと、最悪の事態を招きかねん……。
[その『最悪の事態』を止める術は……恐らく、あるのだろうが。
問題は、その『術』がどう動くか、それが全くわからない、という事。
……ならば、『最悪』に至る前に止めたいと思うのが自然だろう。
そんな事を考えつつも、意識の一部は、執事と女性のやり取りに向けられて]
心労…なー
[実はヘルガさん精神的にまいっていたのかね。まあこんな状況だし。寝不足だったのかとか。
そんな風に、言われるままに考えていたのだが、でも腕の中にいたときに感じた、脆さというものがどうにも違うような。と言葉で説明できないものを感じながら。
オトフリートとのやり取りが何か違うことを指しているようで、ん〜?と首をかしげる]
[どうやら何事か知っている様子の執事の問いに答える前に、心を落ち着けようとミルクティーに手を伸ばし、唇を寄せる。
女にとっては僅かに熱いそれを一口飲んで、ほぅと息を吐いた]
…エェン、そゥ…何もかもがァ想定外ですわよォ…?
[そもそも、この邸宅に来たのもほんの気紛れ。
それほど期待せずに訪れたのだから嘘ではない。
しかし、続く言葉に――揶揄するような物言いはまだしも、扱いきれないとまで言われれば頬に朱が差す]
ッ! 何ですってェ!
[手にしたカップの中身を、執事にかけようと手首を閃かす]
『それにしても忙しい』
[ヘルガとオトフリートのやり取りも気にかかるが、...にとってはイレーネのことも気にかかる。
しかし、なんと聞いてよいものやら。
魔のものなどという言葉が幾度か出ているが、もしそうだとするならば…
それだけは信じたくはない
そして...もまた重い空気に耐えかねた部位もあるのだろう。
定例通り野菜を退けているブリジットを見れば、
なんというか微笑ましいのか。少し肩の力も抜けた気もする]
……申し訳御座いません。
[誠意の感じられない、謝罪の言葉]
こういった遣り方は私も好みではないのですが、
なにぶん、緊急事態ですが故に。
[トレイを下ろせば、現れる微笑みは艶を含む。
僅かに服にかかりはするも、耐え切れぬ程ではない]
このままでは、御自身までもが呑まれるのではないですか?
[もぐもぐ。
みんなも疲れているのかなぁ、と、空気が重い理由を違うように考えてみたり…
きっと、招待された人は、どうやって時間を過ごそうか、と言うので悩んでいるのだ。
そんな風に良いように考えてみたりする。
しかし]
…!
[ヘルガの荒げた声。
何かが弾けたような水音。
…一瞬、何が起こったのか分からなかった]
…?
[ヘルガの様子もおかしければ、オトフリートのも様子も…形容しがたいが、何かおかしい。
呆然と二人を見ている]
…その暗号文書を基礎まで読みきった俺って本当凄い。
[良く頑張った。と自画自賛しつつも、
続く「最悪の事態」、の言葉に小さく溜息を吐いて]
…ん。…なんつーか、何も知らないのってもどかしくてさ。
どーすれば良いのかわっかんねーし。
[僅かに、瞼を伏せる。自分の理解の範疇を超えているのだ。
オルゴールの事も、魂を失った人たちの事も、常人ならざる存在と言うものも。
―――最近に至っては、 自らの記憶すら。
書籍を抱きかかえた腕に僅か、力が籠もって。]
[と、女性が突如荒げる声にはっと顔を上げる。
執事とのやり取りに、訳がわからないという風に顔を見比べ]
[自分を見る険しい視線に気付いたのか、ちらとだけ青年に目を向ける。]
[迷うような素振りを見せ、何を思ったのか視線を逸らして小さく首を横に振った。]
・・・・・っ
[逸らした視線の先、丁度激昂する赤の女性が映り、驚いたようで大きく身を震わせた。]
……なんだ?
[突然の大声と、飛び散る紅茶。
明らかに尋常ではない様子に、きょとり、と瞬く。
次いで、執事が女性に投げた言葉。
それが意味する事は、容易に察する事ができて。
翠に険しさが宿る]
[何も知らないのがもどかしい。
アーベルの言う、その気持ちは理解できた。
それが……その思いが、彼をこの道へ、伝承研究家の道へ進ませた、と言っても過言ではないのだから]
知る意思があれば、道は開かれる……。
まあ、俺は上手く行ってないほうだけど、な。
[その言葉はどこか、独り言めいていただろうか]
[二人だけにわかるような会話がなされ、正直わかっていなかったからか、話を聞きながらも、意識は違うところに傾いていたのだが
はじめて聞く、ヘルガの荒げた声とはじけたような水音。
それを無視できるほど無神経ではなく
オトフリートがヘルガに向けて言う。呑まれるという言葉を聞けば、それは酒についてなどではなく、だんだんと掴めてきたようで
複雑な表情を浮かべる。]
おや、図星かの?
[執事の言葉に激高してカップのそれを巻く姿に半ば苦笑しながら]
扱いきれぬ、か。
ワシを襲ったは計算であろうが、今一人はそうではなかった、と言うことであろうかの。
[そして現在のヘルガの衰弱を見れば、それ自身も魂を奪われかけているのだろうかと思い至り]
身に添わぬ力は身を滅ぼす。
魔でありながら気付かなかったのかの。
それとも魔であるが故に力のみを求めたか、であろうかの。
[いずれにせよ自分が知った事ではない、と薄く笑って、己が魂を捕らえた魔に冷ややかな目を向ける]
好みかどうかなんてェ関係ありませんわァ。
要は貴方が…私の邪魔をするかしないかですものォ。
[心無い謝罪の言葉など、挑発と同じ。
女は――魔の矜持で立ち上がり、執事を深紅の瞳でねめつける]
…呑まれるですってェ? 私がァ…?
[例えそれが真実であろうと、認めることは矜持が許さない。
銀のトレイに弾かれた雫は、女の紅いドレスを濡らす事はなく、執事の艶やかな笑みと手にした薔薇を、忌々しげに見やった]
[いつもの艶っぽさはどこへ消えたのか。声を荒げたまま立ち上がるヘルガ
……そう、何が複雑かって、つい最近会ったばかりとはいえ親しんだ人間の魂を食われるのはそれは悲しいが…それと同じぐらい親しんだ人間がオルゴールとつかっているということが……
そんな考えを持ってしまっているからだろう。周りにまで目がいくのは
とりあえず安心させる意味もあったのか。ブリジットとイレーネの頭をやさしくなでた後、さりげなくヘルガ、オトフリートと彼女たちとの間に身を入れる]
おやおや、正体を現したか。
隠し切れぬということは、それだけあれも追い詰められておると言う事かも知れんの。
[対峙する二人と、それを見つめる周りの様子をそれぞれ見遣って]
さて、どのようにいたすのやら。
[そこまで言ってふと思う
オルゴールが魔の手に余るのであれば、オルゴール自身が魂を求めるならば
魔を見つけて、そこにオルゴールは在るだろうか?]
……これで終わるのであろうかの。
[その呟きにはどこか不安めいたものが潜むか]
[すぅ、と翠の瞳が細められる。
真白の妖精に微かに走る、震え。
しかし、それに構う事はなく]
……既に。囚われつつあるか。
[小さく小さく呟く口調は、常の彼とは異なろうか。
魔に属す者であれば、その刹那に『何か』を感じたやも知れないが]
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