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[変な音がしたので振り返る。
しばし沈黙]
…死にかけてないか。
[一応、死なれては困ると思ったのか。
潰れ掛けた妖精王を指差した]
勝利だにゃ!
[えっへん、とか、胸張ってますが、この状態で、どうやって外に出してもらおうというのか、謎…というか、多分考えてないわけで]
うにゃ?妖精王は、死なないにゃ。
[ユリアンの疑問には、そう答えたものの…]
はにゃ………潰しちゃまずかったかもにゃ…
[今頃気付いた]
[メモに円を描き、ことばを口にする]
[エーリッヒの居場所を]
[片耳のピアスを引き換えに、魔法の力が飛んでゆく]
――林檎好きなんだね、エーリ君は
[彼には力が伝わったに違いない]
んん、行こうか。
ピアスちゃんともう一つつけてっと。
[部屋に戻り、新しいピアスを耳に]
[それから外に出ると、ヨハナもいた]
あれ、おばあちゃん。おはよう?
腰はだいじょうぶ?
[湯治という声に微かに笑って、ミリィに視線を戻す。
微かに目を伏せる様子を婆は静かな目で見ていた]
しかしなァ、限りあるからこそ人は精一杯生きるのさね。
いつ死ぬか判らんから、わたしゃ美味い菓子を作って食べたり食べさせたりしたいんじゃし。
果実にしろ何にしろ、何時でもあれば逆に作らないだろうなァ。
[妖精王のお陰で空になった籠を置いて、ゆっくりと腰を上げる。
前掛けのポケットの中で偽虹の天使が微かな音を立てて転がった]
まァ何にせよ当の本人ひっ捕まえんことにゃ話も出来ないさね。
わたしの頭が錆付いてるんじゃなきゃ、多分いつかはあそこに戻って来ると思うんじゃが、さて。
そうですね。
……限りあるからこそ、なのですよ、ね。
[ヨハナの言葉に小さく呟いて、こくん、と頷く]
そうですねぇ、まずは話をするためにも……あら。
[直後、小屋の扉が開いて、青年が姿を見せた]
あ、アーベルさん。
エーリ、見つかりましたかぁ?
[心配したらしい妖精さん、キーキーと妖精王に向かって騒ぎ立てますが、反応なし。
完璧に伸びてしまってるようです。
それを見て取って、どうするのかと言いたげな視線を送った。
妖精さんは妖精さんで、(自分は逃げたくせに)文句を垂れているようです]
ぜんぜん大丈夫そうに見えないよ
大事にしなきゃね。
ミリィちゃんが、ちゃんとあとで治療するでしょう?
[尋ねてから、指をさす。]
えっとね、エーリ君あっち。
林檎の方だよ
[見えない何かの近付く気配。
手を伸ばすと、ぱち、と弾けるような感覚]
……嫌いだって言ってるのに。
[指を舐める。
長めの金糸が目にかかり、頭を振って払った]
あァ…やっぱりそこか。
[溜息を付いて、二人を目だけで見上げる]
……たぶん、その林檎の樹が、坊さね。
初代の林檎の森番さん…アンネリーゼさんに連れて来られたと、そう言っとったから。
[籠をその場に置いたまま、迷いの無い足取りで歩き出す。だがその速度は遅く、薄茶猫がすぐに先導するように前に立った]
[治療する、という言葉には、しっかりと頷いた。
それから、指さされた方を、見て]
林檎の方、ですか。
それじゃあ、行ってみましょうかぁ?
[帽子を被りなおしながら、いつものよにのんびりとした口調で言って。
そちらへ向けて、歩き始める]
[人の身を借りた今、それは自分であって自分でないもの。
深い緑は安らぐけれど、遠い昔に居た土地とは異なる。
少し疲れを感じて、食事を取らず力を使っていた所為かと思う。
魔力の高まる夜を陽が暮れて月の昇る頃を待っていた]
……馬鹿、て言うだけで済めばよいのですけど。
[アーベルの言葉に、ぽそり、と呟き、林檎の樹を目指す。
木々の間を抜けて進んでゆく。
梢越しの空は少しずつ色を変える。
魔力の高まる夜は、魔に近しきものにとっても、好ましき時間]
―林檎の樹の側―
[歩き出したのは最初でも、歩みは遅いから若者達に前は譲って、着いたのは二人の後。
馬鹿と言う気満々の様子に小さく笑っていたが、樹にもたれる姿に笑みは引いた]
……坊。
[小さく呟き、辺りの様子を伺う。ツィムトが「ウ゛ナァゥ゛」と色とりどりの石を集めた輪に警戒の唸り声を上げた]
[あたりは、昼より暗い。]
[太陽が沈んでいるからだろう。]
[月がのぼるまでもう間も無く]
あ、見つけた。エーリ君
[大きな声で呼ぶと、ひらひらと手を振った。]
[紅の瞳を刹那、空へ向けた。
それから、林檎の樹の傍らの姿へ、視線をずらし]
……ああ、もぅ。
ちゃんと、休んでないですねぇ、エーリ?
[第一声がそれというのも、どうなのか]
[気絶中に揺さぶっちゃダメなんではなかったか。
そう思って手を伸ばし掛けた次には、
…まあ人間じゃないし大丈夫だろう。
そんな思考回路が働いて、結局止めなかった。
妖精さんは妖精王の耳元でキーキー喚いているようです。
心配しているんでしょうが、きっと聞かされるほうは五月蠅いに違いありません。
自衛団長?誰でしたっk]
……御揃いで。
[ゆっくり、少し気怠けに、緑の瞳を瞬かせる。
体重を預けた状態から身を起こすと、葉が揺れて微かに音が立つ]
そこの二人は緊張感がないな。
シチュー食べろっていったのに、食べないから鍋こげちゃったよ。
一応つけておいたけど。
だっておばかなエーリ君のために、緊張感もってどうするの
大丈夫だよ、ツィムト。
……終わったら、人は後で、解放するから。
[警戒の唸りに宥めるように言うも、その内容は少しずれている]
気持ちばっかり張り詰めてても、仕方ないですもの。
[緊張感がない、という言葉にこう返して]
それに、疲れて見えるのは、確かですしねぇ。
……無理のしすぎじゃ、ないのです?
勝手に使うほうが悪い。
[まるで子供の喧嘩レベルの会話。
至って真顔なのが、可笑しくもある]
持たれても困るけどさ。
最初は祭りのつもりだったし。
楽しんでたのは、確か。
やれやれ、だから食べさせるよう言ったのになァ。
[気だるげな様子に溜息を吐いて、静かな目を向ける]
友達にそんな言い方するもんじゃないさね。
……それに置いてかれるのが嫌だからって、置いていくのも止めて欲しいさね。
[薄茶猫はエーッリヒの言葉に唸り声を潜めるが、目付きは悪い]
[妖精さんのキーキー声に刺激されたか、それともぶんぶん揺すられて脳みそ(あれば)シェイクされるのに飽きたのか、白目を剥いた妖精王が、いきなりひょこんと復活する]
あ!起きたにゃっ!
とっとと、おいら達をここから、出すにゃーっ!
[更に、ぶんぶん揺さぶろうとした猫妖精の手は、すかっと空を切った]
楽しんでたならなんでそんなことやり始めたのさ。
エーリ君はわかってない。
[むぅとしながら、一歩、二歩、近付いて]
おじいさんがなんて言ったかも、おれは知らないけど。
でもエーリ君はあいされてるじゃないか。
みんなから。それにおれもエーリ君好きだし。
[肩をすくめた]
楽しめばいいじゃない。
何やっててもさ。楽しいなら楽しんで良いんだよ。
エーリ君が何をやったにしろ、何を隠してるにしろね。
[腐っても妖精王、だったのか…むしろ分身が、乱暴されすぎて消えたのかもしれないが、いずれにせよ、猫妖精的には…]
ああーーーっ!!逃げられたにゃーーっっ!!
[じだんだじだんだ]
大人しくしてくれてたら無理もせずに済むよ?
[心配の言葉にも、悪びれた様子は見えない]
……そんなつもり、別に、ない。
[ヨハナへの否定は、両方に対して]
人間だって、悪戯されるのは困るだろ。
妖精だって、いつまでも守って、馬鹿みたいだ。
ばらばらでいいのに。
[妖精王が起きたのに気付いて、猫妖精の声に合わせて半眼で見ていたのだが。
消えたのに思わず瞬き。
理解が及んだ後には、疲れたように首を振る]
エーリ君はやっぱりおばかだ。
一緒にいたいから、一緒にいるんじゃない。
どうしてばらばらでいればいいなんて言うの。
エーリ君は、本当はどうしたいの?
悪戯も手伝いも、言い聞かせだって、持ちつ持たれつってやつさね。それに…バラバラだと寂しいもんだがなァ。
妖精と人間が関わりあって暮らす。こんな楽しい村ないと、わたしゃ思うんだがねェ。
[妖精さんは妖精さんで、急に消えた妖精王をきょろきょろと探し。
見つからないと分かると落胆したようで、へろへろと降りた地面で悲劇のポーズ]
でも、大人しくしてたら、もっと無茶しそうなんですもの。
[さらり、返して]
守りたいものを守ろうとするのは、馬鹿な事かしら。
一緒にいたい、という気持ちは、自然なものだと思うですよ?
それは、いつも一緒は疲れるし、たまに一人になりたい時もありますけど。
でも、つながりが全然ないのは、寂しいものです。
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