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[自分の言葉に同意が返されると、うん、とうん、と頷いた。
考えても、力がない身ではわからないものは多いから。
結局は、自分が信じたいものを信じることしかできないんだろうと、思った。]
…おー、やってるねぇ…
[じっと視線を向け、振り下ろされる小斧を見つめる。
見ている限り、ほぼ確実に彼は斧から逃げられない。
けれど、万が一がもし有るとしても…]
その時は、アタシが殺せばいいもんね…?
[くすりと笑って、階下のヒューバートに視線を向ける。
この場には一匹の狼と、三人の人間が居る。
それなのに…]
・・・『人間』を殺すのは、『人間』なんだよね。
狼よりも、よっぽど怖い。
[小さく呟いた皮肉の言葉は、誰の耳にも届かない…]
[結果として一撃目は外れた。
けれど、落ちた身体は使用人が先程までいた場所――踊り場に酷く打ちつけられる。
追撃が来れば今度こそ避けられはしないだろう]
なん、で……っ
[それでも、痛みに痺れる身体を無理に動かそうともがいて。
掠れた声の問い掛けに、答えはあっただろうか]
[グレンが駆け、ヒューバートが冷静な分析を述べる。
動いてゆく場、そこに何かする事はできない、けれど。
目をそらさずに、じっと、見つめ続ける。
それでも、ほんの僅か。
繋いだ手に、力がこもるのだけは、どうにも押さえきれなかった、けれど]
、え?
[グレンがハーヴェイに向けた宣告に、思わず目を向ける。
視界に入ったのは、振りかざされた斧。]
…っひ…っ
[続くだろう光景に、喉から引きつった声が絞り出された。]
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